「ピンチランナー」
「ピンチランナー」、早速見てきたべさ。CM、ホームページ、ひたちなか駅伝、テレビ、ポスター(JR池袋駅では世界初?警備員の監視つき、というのが凄いですね。しかも盗難続出だとか。ほんにまあ・・・)などで大々的に宣伝されてきたので、ずっとこの日を指折り数えて待ち望んできました。「モーニング刑事。」以来の映画出演ですが、今度はもっと本格的なものということで、モーニング娘。の女優魂を強く感じることが出来たと思います。「やるべし!」というなっち姉ちゃんの台詞は、これを特によく示しているのではないでしょうか。
ひたむきに走り続ける「峰岸あゆみ」ちゃんは、なっち姉ちゃんと結構重なる部分が多いような気がしました。見ていると時々どっちなのか分からなくなってしまいます。あゆみちゃんは絶対になっち姉ちゃんにしか出来ない役柄だと思います。「手話クラブ」、「駅伝同好会」出身というのも、この役を演ずる上で非常に有利だったのでは?
今年のモーニング娘。は、新曲出すわ、シャッフルユニットも生まれるわ、CMに出るわ、テレビのレギュラー新番組が2つも始まるわ、と物凄い活躍ぶりですが、そんななかで駅伝に出たり、長い台詞を憶えたり、というのも相当な苦労だったことでしょう。なっち姉ちゃんは台詞に加えて手話まであったり、倉庫では火事にあったりなどで、一番負担が大きかったのではないかと思います。この大変さにも拘らず、実に見事にこなしていましたね。火事のシーンなどはかなり危険な状況で見ていてとてもスリリングでしたが、火傷などはしなかったのでしょうか?
ちょっと心配です。
脇を固める出演者がまた味のある人たちでいいですね。北村総一朗さんや、光浦靖子さん、近藤芳正さんなどのコミカルで個性的な演技が、この映画の彩りを更に豊かにしていたように思います。真希ちゃんが投げたバナナが光浦さんの顔面を直撃したシーンなどは、一同爆笑、でありました。
「モーニング娘。を追いかけろ!」というこの映画のメイキング・ブックを読んでから見ると、より楽しめると思います(見てから読むのもいいかも知れません)。写真が豊富に載っていて、内容も充実しているのでおすすめです。