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知的財産
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- 調停
一般的な民事事件について、簡易裁判所がおこなう民事調停と、離婚などの事件について、家庭裁判所がおこなう家事調停があります。裁判官と一般市民から選ばれた調停委員とで構成される調停委員会が、双方の当事者の意見を聞き、当事者に合意による妥当な解決を促す制度です。調停は申立によって、裁判所が受理し開始します。
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調停前置主義
事件によっては、訴訟を提起する前に調停の申立をしなければならないものがあります。
離婚事件などがそうです。
訴訟が提起されてからも裁判所が適切と判断すれば、職権で調停にまわすことがあります。
- 陳述書
一般に自分の意見を述べ裁判所に提出する書面のことを陳述書といいますが、特に裁判の過程で、弁護士から「陳述書を書いてください」と言われることがあります。
「準備書面」と「陳述書」
準備書面は、口頭弁論に先立って、主張したいことをあらかじめ書いて裁判所に提出する書類です。通常、弁護士が依頼者から提供された事実にもとづき、かつ裁判に勝てるよう、経験と専門知識を駆使して作成します。
一方、陳述書は、原告や被告本人が、裁判に関連した事実や見解を、自分の言葉で述べる文書です。特に法律用語を用いる必要はありません。 この陳述書は、被告あるいは原告が提出する証拠として扱われます。
主観をまじえ、自由に書くことができる反面、自分の名前で出すものですから、書いた文面に責任が持てるよう、特に自分の知っている範囲で事実関係に間違いがないことを確認し、捺印します。
最近では、裁判の効率化のために、裁判官が尋問の前にあらかじめ陳述書を提出させ、その内容を確認するために証人尋問、本人尋問を行うなどの方法がとられています。
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