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階段を喘ぎつつとは言え登り続け、高度を上げていくと、今度は
北岳の尾根の向こうに
甲斐駒ヶ岳の姿が現れた。
雪を被ったように白い 甲斐駒ヶ岳の頂の右手には、
蓼科山と思われる山も見える。
ドンドン視界が開け、いよいよ日本第二位の山の本領発揮といったところである (まだまだ頂上は遠いが...)。
そして、9時15分、稜線到着。ホッとするところであるが、先を見れば更に階段は続き、
北岳頂上はまだまだ先である。 |
振り返れば、八本歯ノ頭、そしてその右には
富士山が見える。
本日は、全体に雲はやや多めであるものの、恵まれたコンディションである。
喘ぎつつ木の階段を登り、登り着いた高みにて もう一度休憩を取る。 |  |
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この八本歯ノコルに辿り着いた時のハイライトは、やはり何と言ってもパッと目の前に開ける視界であり、その主役は
間ノ岳である。
北岳から緩やかに下った (ように見える) 稜線は、北岳山荘のある場所をボトムとしてまた持ち上がり、
中白峰の盛り上がりを経て、緩やかに
間ノ岳へと登っていく。
素晴らしいスカイラインであり、本日ここを歩けないことが大変悔やまれる。 |
肝心の
北岳はと言うと、
目の前に台形の形をして待ちかまえている。
ここからまだ小 1時間はかかるようだが、時間はまだ 9時半。慌てることはない。
上から下りてこられた方々に、まだまだ遠くきついですよと脅かされる。 |  |
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休憩後、岩の積み重なった上を登っていくと、登り着いたところが北岳山荘への分岐点。
前回は、ここで完全にバテバテとなり、下に見える北岳山荘目指して下ったのであった。
今回は、このまま 北岳を目指すが、
何となく懐かしく、先程休憩をとったにも拘わらず、ここで再び大休憩を取ってしまった。
間ノ岳、
西農鳥岳、農鳥岳へと続く稜線の眺めは本当に素晴らしい。 |