97年3月のMac日記です

3月1日3月2日3月4日3月6日3月7日3月10日3月11日3月12日3月14日3月15日3月19日


3月1日

結局妻のホームページ完成は今日の午前三時ごろになってしまい、おかげで会社でもちょっと眠気が襲ってきて困った。
ところで妻のPerforma6410は、リッツコンピュートという会社で購入したものだったが、Jetsのホームページの情報によると、この会社が店を閉めたままになっていて、連絡がつかないのだという。今日は土曜なのでこっちでも連絡がとれない状態なのだが、とても気になる。
「MacFan」・「B Mac」・「MONO」と、今日はマック関連の雑誌をたくさん買った。ふだんはいちいち日記にかいたりはしていないのだが、たいてい「MacFan」と「MacWorld」、それから18日に出るぶ厚い三誌のうち一冊か二冊(たいていは「MacPower」)を買っている。私もずいぶん金持ちだ( ^ ^ ; まあ冗談はともかく、金もかかるし、部屋には古雑誌がいっぱいたまってしまうし、少し購読誌を減らそうと思っている。
この手の雑誌は、記事内容だけでなく、広告も購読の際の大きな目的になる。少しでも安く、よい品物を手に入れたいと思うと、一誌だけでは不安になるわけだ。そして、そういった衝動に常に付きまとわれるのが、マックに限らず、すべてのパソコンのユーザの定めだ。さもなければ、Win95の騒動などは説明できない。
もっともそういったメーカーやショップぐるみの扇動も、最近では空回りしている。実際、自作のマニアを除いたら、次から次へと新機種が登場し、買ったばかりの最新型のパソコンも、あっと言う間に陳腐化してしまう現状で、そのたびに本体を買い換える、なんてことはできっこないのだ。
その点、インテル486チップと同時代にあったモトローラ68040CPU、Win3.1と同じ頃に使われていた漢字Talk7.1を搭載していたMacintoshも、メモリを増設すれば、最新のOSを入れても十二分に使える。そこがDOS/V機種との大きな違いだとも思うんだが、逆に言うと、マックの場合新型が出ても、まだ旧機種が使えるものだから、既存のユーザがあまり買い換えというものをしなくなってしまう。特に最近の機種は、どれもCPUの交換が用意になっているせいで、この傾向に拍車がかかっているんじゃないかな。
私にしたって、今持っている7500がすでに140MHZで動くPPC604に入れ替えてあるし、近い将来、さらに高速のCPUに交換して使っていこうと考えている。してみると、「メーカーの論理より・・・」というアップルの標語は、自分で自分の首を絞めるような言葉かもしれないね。
「メーカーの論理(もっとハードを買ってくれ)よりもユーザの直感(いやCPUの交換で、なじんだマックをアップグレードした方がいい)の方がはるかに正しい」っていうんだもんなあ。

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3月2日

Wbbintoshというページを見ていて知ったのだが、MkLinux の新しいバージョンDR 2.1が出ている。MkLinuxは名前から分かるようにMacでLinuxを使うためのソフトで、NeXTの源流に触れるという意味でも、今後は利用者が増えるんじゃないかと思う。当初は一部のPowerMacにしか使えなかったものだが、今回出た前のバージョンからはPCIマックでも使えるようになっていた。いつかは試してみたいと思っているんだが、8MBのRAMと500MB 以上のハードディスクが必要だとか(^^; それにJetsの情報によると、ものすごく大きいらしくて、ダウンロードもたいへんだ。とりあえずハードディスクの増設が先だろうな、導入するにしても
子ども向けゲームオーサリングツールのcocoaのWinterContestで、10才の子どもが入賞し、商品にPerforma6400/200を手に入れたそうだ。その受賞作品はJessi'sWinterというもので、さっそくダウンロードしてみた。
cocoa本体がなくともプレイできる。けっこう楽しいソフトに仕上がっていた。
Wazのインタビューを見つけた。スピードを追い求めるパソコンユーザの風潮にたいするシニカルな意見があり、耳が痛い。
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3月4日

久しぶりにPowerBook520で通信をしようとおもいたったのはいいのだが、BBSはともかく、インターネットの方に全然接続できなくなっていた。
漢字Talk7.5.5にアップグレードしてから、しばらく使っていなかったからそのせいだろう。
MacTCPがなくなっていて、代わりにTCP/IPが入っていた。それはいいんだが、設定がまるでできない。
しょうがないのでMacTCPを入れようとすると、「不可視のファイルMacTCPが存在するので入れられない」というメッセージが出た。
ちょっとあせったけれど、たまたま入れてあったResEDITを使ってファイル属性を変更し、「ネットワークソフト選択」で古いネットワークソフトウエアを選択する、を選び、再起動した。これでうまくつながるようになった。

何か昨日からトラブルが続いているなあ。昨日は妻の6410がエラータイプ11で使いものにならなくなり、最後にはFinderがいかれてしまった。
それを結局、彼女は自力で直してしまったのだが、その方法には唖然としてしまった。というより、自分ではとうていしなかったような方法でFinderの入れ換えをおこなったのだった。
Performaの場合、いやたいていのマックの場合は、たとえFinderであってもシステムの一部かいかれてしまった場合は、システム全体を再インストールするしかない(もちろん、のーとんその他の復旧ソフトが効かなかった場合、という前提だが)。で、システムのインストーラはインストールする対象を、そのままの形ではもっていないから、そこから直にもってきて入れ換える、なんてことはできないはずなのだ。
それを妻はやってしまった。
しかも、それでFinderの調子がよくなったのだ。
とても他人には薦められない方法だけど、こういうのもありなんだなあ、と感心した次第だ。
ところで、そのときに気づいたことなのだが、Finderのバージョンは、いくつも種類があるものなのだろうかね?
というのは、妻のPerforma6410のFinderは「J1-7.5.5」なのだ。
同じCD-ROMを使ってバージョンアップした7500/132やPowerBook520の場合「J2-7.5.5」だ。この違いはどういうことなんだろうか? そもそも漢字Talk7.5.5にふたつのバージョンがあったなんて知らなかったよ。

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3月6日

SoftWindows4.0Jの件で問い合わせ窓口に電話した。聞きたかったのは二点。

1 アップグレードには二種類あって、どちらかを選ぶようになっているが、
 「すでにWindows95Jをお持ちの方」向けの10000円コースの場合、
 以前SoftWindows3.0を購入した時に薦められたアップグレードCDは
 使用できるのか?

2 もう一方のWindows95がセットになっている18000円のコースについ
 ているのは「最新の」Windows95か?

1の質問の方は、当然使えるはずだとは思っていたんだけど、アップグレードのお知らせの手紙の中には、どこにもアップグレードCD でも使えます、とは書いてなかったため、念のために聞きたかった。アップグレードCD だと、ハードディスクにWIN3.1が入っていないとインストールできないはずだから、そのへんはどうなっているのか、知りたかったのだ。
もうひとつの質問は、すでに最近出回っているWin95がも同じ名前ではあるものの、発売当初のものとはかなり違っているということを知っていたからだ。
最近改めて発売になったWin95は、MSIMEが97になっているだけじゃなく、本体そのものにずいぶんバグフィックスがなされているという。
しかもSoftWinのもともとの製造会社であるInsigniaのホームページには、最新版のWin95が付いてくる、と書いてあったからだ(そう思っていたのだが、実際はそうではなかった。早合点していた(^^;)。
電話して、もらった答えは下記の通り。
1については、確かに使える、とのこと。ただしけっこう面倒な手間がかかるみたいだだった。マニュアルにはインストールの次第が書いてあるそうだから、たぶん大丈夫だとは思うけれど。
また2については、発売当初のWin95がつく、との答え。そういうことなら、もう選択肢はひとつしかない。10000円の方のアップグレードだ。その方が金もかからずにすむ。何しろ今月は、Expoの余波で金がないうえに、MacOS7.6のアップグレードまで控えている(^^; 節約できるに越したことはない。まあ5月末までSoftWin4.0のアップグレードは有効だから、そんなに焦ることもないけれど。

そんなことをいっているそばから大枚をはたいてPlayStationを買ってしまった(^^;(二万でも、今の私には大枚なのだ)何しろここのところどこを探しても売っていなかったもんだから、店頭に見つけたとたん、30秒で買う気になってしまった。さっそく家で、正月以来眠っていた「パラッパラッパー」を楽しんだ。だが明日からのことを考えると、ちょっと後悔したりもしている。

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3月7日

今日はCNNのDownload.comからの情報でMaelstromというゲームをダウンロードした。ちょっと使い方がよく分からない。
もうひとつダウンロードしたのはフリーウエアのPowerCalc。こっちはEvangelistの情報からのものだ。
Evangelistとといえば、最近IEのセキュリティホールが話題になっているが、この件を私が最初に知ったのも、このMLからだった。
それがこんなに大きく話題になっているなんて思わなかった。ご存じない方はマイクロソフトのホームページにでも行けば詳細情報が入手できると思うが、要するにActiveXを使って遠隔操作ができてしまう、ということみたいだね、IEは。だからIEを使っている限り、悪意のある第三者に自分のハードディスクとかをいじられてしまう可能性もあるってことだ。これじゃ恐くて使っていられない。
マック版の方はどうなんだろう、それはちょっと気になるなあ。
さて、そのEvangelistでは最近のAppleのラジオCMの音声、WSJに掲載された広告のPdfファイルなどをホームページで公開しているようだ。現物はここにあるが、なかなか力が入っていて、好感がもてる。そういえば最近またMacの売れ行きが上向いているみたいだ。こういうささやかないい情報が、何かと大げさに危機を煽る記事や本の氾濫の中ではとっても大きな慰めになる。

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3月10日

最近ダウンロードしたファイルにはろくなものがなかったので、紹介はやめておこう。←実は更新が面倒だったからこんな風に書いているのだが、ダウンロードしたファイルを見てみると・・・本当にくだらないものばかりだ(^^; やはり紹介しない方がいい。
メモリの断片化の対策に興味がある。大きいソフトを起動して終了すると、解放されないメモリがあるらしく、どうもそのたびにメモリが減ってしまう。だからといっていちいち再起動するのも面倒なので、何かいい方法がないかと思っているところ。Mac OS Pergeという古いソフトを今のところは使っているんだけど、これはNetScapeには使えるものの、SoftWindowsには効き目がない。どうしたらいいものだろうか。
AppleJapanがりんごのロゴマークの使用許諾についてサイトなどで提示し始めたのはもうかなり前からになる。私のホームページにも、間接的にそうしたロゴを使ったbannerが使用されているのだが、それはみな、海外のサイトで見つけてリンクしたものだからと、今までは放置していた。
だが、どうもそうは問屋がおろさない、といった雰囲気なので、そろそろ表紙を改造しようと考えている。Appleマークを使わないbannerもあることにはあるのだけれど、ちょっとバランスが悪くなりそうで悩んでいる。
bannerといえば、マックユーザで自分のページにはるものを探しているひとは、一度ここにいってみるといいと思う。
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3月11日

昨日ダウンロードしたソフトの中にThe Mac Channel r1.0B1 というものがあって、これは今日使ってみたんだけど、どうもバギー(^^; 
ベータ版だからしょうがないのだけれど、やたら不安定で使い物にならない。

EvangelistにSteve Jobsが自分で買い取ることができるように、Appleの株価が下がるよう期待していて、その働きかけをしている、というような噂が紹介されていた。

InfoMACよりA Smaller GIF 1.01 (PowerPC)をダウンロード。小さい画像ファイルの作成に使えればと思っている。
Macお宝鑑定団で知った情報だが、ビル・ゲイツの秘密の日記というのがあって、色々と冗談が書いてあっておもしろい。
そのお宝鑑定団だけど、更新がはやく、またレアな情報が増えてきたのはいいんだけど、どんどん批判的な文章が増えているみたいな気がするなあ。あるいは技術的に未熟なひとたちからの質問などが多くて辟易しているのかも知れないが、最近は読んでいて疲れることもある。
もっとも私が読み始めたのはちょっと前からのことだから、もともとそういうスタンスで書かれていたのかも知れないけどね。
ところで、ここで書いてもしょうがないのかもしれないけれど「ホームページを拝見しました」という書き出しでDMを送ってくるのはやめてもらえないかなあ(^^;

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3月12日

最近電子メールのDMを多く受け取る。宛先一覧を見る限り、どうも朝日ネットのホームページ一覧を見て、いっぺんに送っているようだ。
送るのは手軽でコストもかからないだろうが、通常のDMとは違い、こっちとしてはただ読むだけで通信料を取られているのだということにどうして気づかないんだろうね。しょうがないので、NoSpam!と訴えるbannerを作って、表紙にでも貼ろうと思っている。

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3月14日

世間はIEのバグで何かと騒がしいが、プラグインのShockwaveにも問題があるらしい。
何でもユーザの電子メールを読んだり、それを勝手にサーバ側にアップロードすることのできるShockwaveムービーが作成可能だそうだ。
シェアウェアのレジストなどは、まず電子メールを使ってやりとりする場合が多いのだから、これもけっこう深刻な問題になりそう。しかもIE のバグはNTとMacでは発現しないが、こっちの方は95/NT/Macを問わないし、使っているプラウザがNetscapeだろうとIEだろうと関係ないそうだ。詳しくはここに情報が掲載されている。
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3月15日

Appleのリストラが正式に発表された。OpenDocの開発打ち切りはとても残念だ。
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3月19日

今日は時間をようやくつくることができたので、秋葉原に行って懸案のEG-BRIDGE8.0を買ってきた。
ソフマップカードでポイントを貯めたかったので、できればソフマップで買いたかったのだが、置いてなかった(^^;  それどころか、古いバージョンが棚に展示してあったりしたので、てっきりまた発売延期かと失望しかけた。
だがもう一度思い直してV2Cへ。すると、あったあった。定価9800円のところ、6900円の値段をつけていたので、すぐに買うことにした。
変換効率は、たぶんATOKよりかなりいいんじゃないかと思う。辞書をあんまり鍛えていなかったのもあるけど、それなら買ったばかりのこのEG-BRIDGEもおなじことだから、その点わりとATOKに有利な条件で比較しているわけだ。
それでこの差なら、買っただけのことはあるなあ、と思った。それに何より、ちゃんと7.5.5までのSystemにも対応している。
一番の売りの確定後の単語の再変換だが、これは本当に便利で、気に入った。
すげえなあ、と感心して、PeopleというBBSにもその旨書き込んだのだが、その後で気づいたことがある。
再変換は、対応するワープロがほとんどないみたいなのだ。
CD-ROMの中にある「お読みください」の文書によると、NisusやMSWordには対応していないらしいし、私の持っているクラリス4.0や一太郎でも、やはりこの再変換が使えない。
エディタなら使えるみたいで、ふだんYooEditを使っている自分としては、それだけで感動して、早まってBBSに書き込みをしてしまったようだ。
もともとEG-WORDとセットで使おうとも考えていたから、それなら問題にはならないんだけれど、OpenDocの将来が絶望的になった今となっては、あんまり購入意欲がなくなってしまっている。少し悩みそうだ。
それにしてもOpenDocの開発中止によって、せっかく出かかった色々なソフトがひどい目に遭うのは残念なことだ。

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随時続く・・・
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