97年2月後半のMac日記です(この月は私にしては珍しく書き込みが長くなったので、ふたつに分割しています)。

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2月17日

新型のマックがいよいよ国内でも発表され、明日発売のマック関連雑誌の中でも紹介されている。やっぱりあのタワー型の匡体はすばらしい。今までのシリーズとは雲泥の差といっていいだろう。メンテナンスがとにかくしやすそうなのだ。いいなあ。
Evangelistで紹介されていたページの中で、ちょっと面白いのがあった。タイトルが"You Don't Know Mac" Trivia Contestという。マックを使う有名人と、DOS/WINDOWS を使う意外なひとたちを紹介しているのだが、WINDOWSのユーザときたら、すごい(^^;
たとえばローマ皇帝のカリギュラはもともとよい子どもだったのだが、12才の時にティベリウスからDOSマシンをプレゼントされた。歴史家のみるところ、若いうちにDOSの環境にさらされ、その難解なコマンドに悩まされた結果、カリギュラは精神崩壊を起こし、暴君になってしまったのだという。また、サダム・フセインはWin95ユーザだという。大きな砲台をデザインするために95を使ったものの、その動作のあまりの遅さにフラストレーションをかきたてられ、それでクウエートを侵略したのだという。
もちろんきついブラックジョークなんだけど、こういうの冗談と思ってくれないひともいそうだよな、WINの世界では(^^;
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2月19日

今日からEXPOが始まった。私は明日出かけるつもりでいる。あちこちのホームページをチェックして、情報はちゃんと仕入れてある。こういう時は、インターネットの恩恵を感じるなあ。
また明日は、かねてから会いたいと思っていたユーザ・グループの仲間と初めて顔を合わせる日でもある。そもそもオフ会って初めてだからなあ。どうなるんだろうか。
今年は予算の都合もあって、ちょっと大きいソフトを一本買って、それだけで買い物はおしまいだ。ただ、実際に買えるかどうかは分からないので、その次第は明日にも書こうと思っている。
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2月20日

EXPO二日目が終わった。茫然としているのは、幸運が自分で実感できないからかも知れない。雑誌「MacWorld」のスタンプラリーでPiPiNが当たったのだ。それもネットワークセットという、モデムその他一式のついた、定価64800円のものだ。うーん、やっぱりうれしいなあ。日頃の行いがいいからかな(^^;もっともこれは妻が当てたのだが。
そもそも午前中にさっそく目当てのソフトが安く買えたのが良かった。Adobe Photoshop4.0jが7万3900円。定価の半額以下だった。それからBMUG の会員登録更新にCD-ROM付きの9000円を支払うと、もうこれで来た目的の半分は果たせたようなものだったので、後はゆっくりとあちこちのブースを見て回った。
案の定、Appleのブースは人だかりがすごくて、とても近くで見ることはできなかったのだが、スパルタカスのパンフをもらい、実物をショウケースごしにながめ、発表されたばかりのPB3400を見た。533Mhzのppc互換cpuを使うと、もうWintelとは比べ物にならない、すばらしいマシン環境が安く手に入る、とAppleのインストラクターらしき人物が熱弁をふるっていた。当日はあまり見なかったのだが、SoftWindowsも4.0のアナウンスがされていて、やはり互換CPUを使うとPentiumやPentium Proよりも高速でWin95を走らせることが可能だと言っていたそうだ。エミュレーションの方が本物より速いってのはすごいなあ(^^;
余談だが、intelの次期CPUは、開発が難航しているらしい。何でも、PPC並みの速さにするためには、液冷を考慮しないと熱暴走で安定した動きをしてくれないらしい。もっとも技術的なブレークスルーは、いつだって突然にやってくるものだから、今後はどうなるのかは分からないけれどね。
互換機は、今回ものすごく増えていて、とても興味深かった。個人的にはパイオニアのCHRPにがんばってもらいたいと思っている。アキアは絶対今年中にブック型を出す、といきまいていたけれど、どうもアメリオが今年いっぱいはライセンスを出さない、と明言したらしく、それでもIBMからライセンスをもらって強引に出すのかどうか、今後の動きに要注目だ。
互換機の中には、DOS/Vの組立PCのような低コスト・低価格のマシンも展示されていた。PowerToolsという会社は、日本での価格は忘れたけれど、604e/200で1499ドルという値段をつけていた。メモリもHDもなく、フロッピーディスクドライブだけの基本システムだが、たとえばこれにHDとメモリをふんだんに搭載しても、多分25万から30万ぐらいで最高速の互換機になるから、これはかなりお買い得じゃないかと思った。今の所ボードの様式はみなAppleのデザインからはずれてはいけないことになっているので、DOS/Vのボードのように相性を気にする必要も、そんなにないんじゃないかな。
昼食をはさんで、またブースめぐり。それでスタンプが完成したので、MacWorldのブースに行って、・・・そこでPiPiNが当たったのだ。TAとタブレット、それにPiPiNの中からひとつ選ぶようになっていた。ISDNは当分引く予定がないし、その時に選んだ方がもっといいものがみつかるかも知れない、という理由でパス。後のタブレットにはずいぶん悩んだのだが、最後は妻に決めてもらった。というより、これは妻の「当たり」なのだから、当然なのだが(^^;
その後、待ち合わせの場所でユーザグループの面々と初めて会った。そのうちのひとりが絵をずいぶん描いているひとで、タブレットは使いにくいから使っていない、と聞き、やはりさっきの選択は間違ってなかったなあ、と安心したのだった。このミニオフ会では、途中で失礼してしまって迷惑をかけたので、いずれ別の機会には償おうと思っている。
荷物があんまり多かったので、一部宅配便にして家に送った。また、帰宅してからはPhotoShopのインストールと機能の確認に終始したため、PiPiNやらBMUGのCD-ROMについてはまったくさわれなかった。そのあたりの話については、また後日記すことにしよう。
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2月21日

PiPiNは思っていたより面白そうだ。ただ、ネットワークにつながないと、その面白さも半減してしまう。まだつないでいないのにこんなことを言っているが、本当にちょっとした期待を持っている。
今日買ってきたソフトは「Tunin Glue」と「トロピックアイランド」前者は「パラッパラッパー」にもかかわったひとが作った音楽作成ソフトで、PowerMac互換だ。後者はPiPiN専用のピンボールゲーム。
まずは「Tunin Glue」。これはよくできた音楽ソフトだ。音楽的な知識がなくても楽しめる。PiPiNのパンフレットには「イチオシのソフト」と描いてあったが、それも納得できる作りだ。基調となる音楽を選び、そこにパーカッションや楽器演奏者を重ねていくのだが、この音楽ジャンルがMetalやrave、Bluesなど、けっこう幅広くあって、それぞれ演奏者もたとえばギターが三人いたり、オルガンがいたりドラムがいたりと、選択肢がとても多いのだ。
もっともインターフェイスはあんまり親切な作りになっているとはいいがたく、これは子供向けとはいえない。だからPowerMac互換なのかもしれないけど、それにしてはPowerMacでこのソフトの話題を聞いたことがないなあ。
PiPiNのソフトは、みんな同じ形のパッケージになっていて、たとえPoweMacで使えるものであっても、この外見だけでPiPiNのコーナーに並べられてしまい、それだけでPowerMacのユーザが見落としてしまう。これも問題なんじゃないかな。
もう一本のPiPiN専用のピンボールは、とてもだめ(^^; 画面が小さすぎて、テレビでやるにはきつい。
PiPiN本体には、PEASEというソフトも付属していて、これはPiPiNでMacのソフトを動かすことのできるソフトだ。
これとフロッピードックがあれば、小さいソフトならPiPiNで動かせる。これを利用して、雑誌「MacUser」は付属CD-ROMをPiPiNにも対応するように作っているが、今回それも試してみた。有名な「まきがめ」がテレビの中で動いたが、画面の下の方が切れてしまっていて、ちょっとわかりにくい。それにそれ以外のソフトは、メモリが足りない、ということで起動できなかった。標準では何といっても6MBしかないのだから、しょうがない。もっとも増設しても今の所は最大14MBにしかならないのだけど(^^;
ある雑誌の記事によると、PiPiNはSystem7.5.2で動いているそうだ。それが本当なら、メモリとハードディスクを何とかできさえすれば、PowerMacとして使うことだって不可能じゃないのに、ゲーム機という性格のせいで、色々な拡張が難しくなっている。専用の拡張セットがどんどん出てくれればいいんだけどね。
EXPOではそうした拡張性を増やしたものやPD-ROMにした試作器が登場していたというから、そっちの方面にも期待。そうそう、たまごっちのCD-ROMも出るらしいから、これがある程度売れたらPiPiNの将来もちょっとは期待がもてるんだけどなあ
BMUGのCD-ROMには驚いた。去年の内容と全然重複がない。少なくとも全く新しいソフトがいっぱい入っているみたいなのだ。特にうれしかったのが「PLUG IN」のCD-ROMで、ここには今まで使ったことどころか聞いたこともないようなMac専用Netscapeプラグインがいっぱい入っているようなのだ。試しているだけで一ヶ月ぐらいかかりそう。うれしい悲鳴(^^;
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2月22日

アメリオ会長が今年中はPowerBookのライセンスを他社に出さない、と明言した件に失望したのは、決して私だけではないと思うが、その件に関連しているのかどーだか、MacOS互換ラップトップの記事が出ていた。
それはImediaEngine MacOS laptop specsというページで、どうもCHRPの互換機らしい。だからアメリオとは関係なく、IBMからライセンスをとって発売できるんだろうかね。
性能は、まずとうとう604eが搭載された。200MHzか240MHzロジックボード直づけということで、カードによるアップグレードはできないが、ロジックボードそのものが引き出せる構造になっているらしく、安価にアップグレードできますよ、とか書いてある。本当かね、しかし(^^;
気になる値段の方は US $ 4987〜$ 7894(^^; 互換機としてはかなり高いね。
ついでに書くと、IBMのMac互換PowerBook通称Cometの方は、MacInTouchによるとThinkPad535をちょっと大きく、ちょっと薄くしたような形になるそうだ。180〜200MHZの603eを搭載して、ソニーのリチウム・イオンバッテリが搭載される。でもこっちも高そうだなあ。
EGBridgeが、また発売延期だそうだ。3月14日発売。期待してるのになあ・・・(^^;
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2月24日

雑誌「インターネットマニア」と雑誌「電脳市場」を買った。合計で1380円。
前者は白夜書房から出ている雑誌で、この会社の他の出版物同様、独特の表紙で、内容も際物っぽい部分が多い(私はそういう部分が嫌いではない、と一応フォロー)ため、あんまり一般受けしていないみたいだけど、この中の連載「奥様インターネット講座」が続く限り、この雑誌は買い続けていこうと思っている。文章がとてもじょうずなのだ。舌を巻くほどうまい文章には、今までひとりしか出会ったことがなく、彼女を越える文体にはたぶん今後も出会えないだろうとは思っているのだけれど、それでもこの作者もかなりの筆達者だ。
絵心がない自分がこうやって飾り気も何もないホームページを継続していられるのは、マックのことだけを取り上げる、というポリシーで日記を書く、という方法が自分に一番合っているからだと思っている(もっとも、少しは美しいページを作りたいなあ、とは思っているけれど<-思うだけだったりして(^^;)。マシンの種類で読者を限定してしまうのは、しょうがないと思う。文章がうまくて、誰が読んでも面白いHPなんて、いくらだってあるだろうしね。
ただ、自分に向いていないことを続けようったって、そうはいかないのだから、今から自分でもホームページを作りたい、と思っている方には、こうアドバイスしたい。

1書きたいことだけを書く(あるいは見せたいものだけを見せる)

2継続が困難になるような、無茶なテーマを選ばない

もっとも私も、BBSの書き込みとホームページの更新を両立させるのが、最近きつくなってきた(^^;このところマックに関するニュースが多すぎるから、というのもあるなあ。もう少ししたら、落ちついてくると思うけど。
脱線したが、話を戻してもう一冊の雑誌について書くと、「電脳市場」は中古パソコンに関する情報誌だ。今の所、こういった情報はあんまり必要としていないのだけれど、中古パソコンを扱うだけあって、メモリやHDの増設方法、古い機種のパワーアップの手段に関する記事が毎回載っていて、それもなぜか、マック関係である場合が多い。380円という値段も安いので、愛読している、というわけ。こっちは「奥様インターネット講座」のようなすばらしい連載はないけどね

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2月26日

SoftWindows4.0へのアップグレード通知が来た。一万円なら安いような気がするが、どうなんだろうね? PCコンパチカードの方が、やはり有用だろうか。もっとも、今低コストでWIN環境の向上を目指すのなら、他に道はないけどね(^^;
Macお宝鑑定団の今日の書き込みは、ずいぶん攻撃的になっていて目を見張った。
Wackey.comというあたらしいマック関連のページをEvangelistのメールで知った。これは先日の"You Don't Know Mac" Trivia Contestと同じようなジョークのページだが、これもけっこう面白い。自分とビル・ゲイツを比べて、どっちが勝ちだか投票を募っていたり、自分のいやなやつを別世界に吹き飛ばしてやろうというプログラムだとか。あとShockWaveを使ったゲームのページがあったが、メモリ不足とらでうまく再生されなかった。すると、そういう場合にはこうこうしてくれ、という注意書きまでページの中に書いてあった。親切だなあ。
そもそもShockWaveはやたらメモリを食うし、通信を不安定にする元凶のひとつだとにらんでいるから、ふだんは使わないようにしている。だが、こういう親切なトラブルシューティングを提示してくれるページがあると、いっぺん試してみようかな、という気分になるなあ。
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2月27日

MacWeekの日本語版のページ情報にもとづいてAPPLE PCI Power Mac Network Specというページを見た。PCIマックの中で、どうもボードが原因で起こる問題について書いてある。また、自分のボードが該当するかどうかを確かめるためのフリーソフトも置いてあったので、ダウンロードして試してみた。うれしいことに、この7500は問題のボードではなかったらしい。
JET'S News Jockeyの情報で、朝日新聞上にあるマイクロソフトに関する記事を読んだ。けっこう面白い。

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2月28日

やっと妻がホームページをアップした。リンクをつないでおかないとね
PiPiNのホームページをみつけた。
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随時続く・・・
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