96年11月のマック日記です。

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11月1日

Victorの230MO(メディア)を買った。FWBでフォーマットしてあるマック版で値段は1180円。あまり安くはないが、ちょっと秋葉原まで行っている暇がなかった。
最近は雑誌を買って眺めているばかりで、金も暇もなかなか手に入らず、いらいらすることも多い。
クラリスからアップグレード通知の手紙が来たが、これが色々と不満の残る内容だ。
まず、何といっても店頭価格より高価であるという点。しかも店頭に並ぶ方が先であるうえ、振り込みを使ったアップグレードでは、さらに時間がかかることを考えると、既存ユーザにたいして冷たい仕打ちをしている、と言われても仕方のない対応だ。
それにソフトの内容にも、一部で不満が聞こえている。カスタマーセンターで申し込むアップグレードCD-ROMには、店頭で購入できるアップグレード版に含まれている二枚の辞書CD-ROMが含まれていないらしい(これはまだ未確認情報だが)注*1。また、英語版クラリスワークス4.0で作成したファイルが、何と日本語版では読み出せないらしい。ということは、日本語版と英語版とでは、まったく別のソフトになってしまっているということだろうか。これはちょっとひどいんじゃないかな。何しろ4.0日本語版の発売があまりに遅いというので、しびれを切らせて英語版を購入したひともけっこういるらしいし。

注*1この記述は誤解でした。くわしくは11月6日の記述を参照のこと
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11月2日

久しぶりにデータのバックアップとファイルの整理をした。ちょっとHDに余裕ができた。
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11月3日

InfoMACよりNavigator Button Editor 1.1.2とPowerMenu 1.1Jをダウンロード。どちらも日本語版。銀行振り込みで入金できるようになっていて、とても便利だ。もっともソフトそのものに関しては、まだ使っていない(^^;
AdobeのページからAdobe Pagemill2.0の日本語版ベータをダウンロード。大きいのでかなり時間がかかった。で、使ってみたのだが、このページなどがちゃんと表示されていないのであせった。動作もうまく機能していない。いったいどういうことなんだろうか。色々設定をいじってみたけれど、改善されない。おかしいなあ。IEでもネスケでも、ちゃんと出るはずなのに。
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11月4日

昨日ダウンロードしたPowerMenu 1.1Jを試してみてさんざんな目にあった。まず、使用するアプリを登録しているうちに爆弾が出た。それにいろいろと面倒くさい設定が必要なので、削除しようとした。ところが初期設定ファイルの削除ができない。移動してゴミ箱に入れても、また作られてしまうのだ。こいつはやっかいなソフトだなあ、と思った。結局機能拡張が生きているうちは削除すらおぼつかないことが分かり、まず「機能拡張マネジャー」で該当するPowerMenu設定だか何だかを使用停止にして、それから再起動し、あらためて全ファイルを削除できた。シェアウェアなんだから、もっと削除が簡単であってほしいと思うなあ。それに使用方法もちょっと面倒だ。
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11月5日

InternetExplorerの3.0ベータをダウンロード。まだ試していないが、何でもJavaとActiveXに対応しているらしい。キャッシュのクリアもブラウザから行えるみたいだし、ちょっと期待している。
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11月6日

InternetExplorer3.0ベータを使用してみた感じだが、今の所かなり改善されているとは思うけれど、まだまだのところもある。たとえばあちこち動いているうちにGifアニメーションが動かなくなったり。いずれもう少し詳しいことをここに書こうと思っている。

今日は銀行に行って、先日個人輸入したアクセラレータの国内消費税とユーザグループの会費を振り込んできた。アップグレードカードの到着が遅れた話については、この日記でも以前記したけれど、あらためてそのでたらめな住所や名前を眺めた。本来「Kotaro ITO」であるべきところが「Kototoro 140」となっているのには笑った。面白いから、この名前をどこかで使ってみようか。

今日知り合いがメールでクラリスワークス4.0に関する情報を寄せてくれた。彼はカスタマーセンター申し込みで購入したそうで、やはりちゃんと辞書CD-ROMが二枚ついていたとのこと。それに申し込んでから品物が到着するまでの時間も、それほど長くはかからなかったそうだ。
店頭販売のものの方が安い理由も教えてもらった。どうもカスタマーセンターで申し込むアップグレード版は、ハードディスクに旧バージョンが入っていなくてもインストールできる仕様になっているらしい。それが数千円の価格差となって現れているのかも(これは私の感想)。ともあれ、販売形態などにかんする議論はそろそろ収まりつつあるような兆しがあり、代わって機能面に関する意見がぽつぽつと現れはじめている。この件にかんしても毀誉褒貶あい半ばという感じだが、そもそも最初からこうした純粋なソフトそのものに関する批評や意見が出るのが自然な形だろうとは思うな。その点、ちょっと残念な気もする。店頭販売/カスタマーセンター申し込みの差別化やWin版との価格面での差別化に失望して、結局4.0の実際の機能を試すことなく離れていったひともいるだろうし(おっとっと、こんな書き方では、まるでクラリスの回し者のようだ)。とにかく、いただいた情報には感謝します。
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11月7日

ExplorerでJavaを見るのに必要だというのでMac OS Runtime for Javaをダウンロードした。これは単体でも動くJavaのアプリで、いくつかサンプルファイルがついている。それがけっこう面白かった。まだExplorerとあわせて使用してはいないけれど。
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11月9日

InfoMACよりDrop・Preview 1.0をダウンロード。フリーウエアだ。最初使い方がよく分からなかったが、ようするに画像のプレヴューを作成してくれるソフトだ。ただこれがないとプレヴューも見られないので、どういう時に使えるのか、ちょっと分かりかねる。アイデア次第というところだろうか。
今日のmacInTouchの書き込みでHopperの情報があった。新しいPCI-PowerBookのことだ。クロック周波数は200MHZ。世界最速のラップトップをめざすという。ソフトウエアだけでフルスクリーンのMPEG画像を再生する能力を持ち、12インチのスクリーンと4つのスピーカーを備えている。標準で六倍速のCD-ROMを内蔵するが、最上位機種には12倍速のものが装備される、というプランもある。24bitカラーは再生できない、などなど。すべて未確認情報(つまりAppleは認めていない)だが、もし本当ならすごい。これでは1400シリーズの売れ行きにも影響しそうだ。
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11月12日

MacWeekOnlineによると、Performa6410という機種が年内に発売されるそうだ。匡体は6420と同じでPPCだけ603e/180となるが、一番の目玉はモニタが選べるという点だ。15インチものなら値段も安いし、置場所に困ることもない。これはいよいよ買うことになりそうだ(といっても妻のものになるのだが)
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11月13日

PowerBookと7500をつなぐケーブルを買った。けっこう高価で4500円ぐらい。そこまでして何がしたかったのかというと、7.5.3をPowerBookにも入れてやりたかったのだ。こういう類のアップデートディスクを複数の機種に使用していいものか、ちょっと微妙なところではあるが、そもそも4枚も同じ内容のアップデータの入ったディスクをもっているから、どちらにしても問題はないと判断したのだった。
だが、やはり甘かったみたい(^^; インストール終了して、プラグをはずして起動すると、「このソフトウエアはこの機種では使用できません」とダイアログが。しかもボタンが「再起動」しかない。かなり焦ったが、7.5のユーティリティーディスクで起動し、無事終了させた。
やはりPPCネイティヴのシステムがインストールされてしまったようだ。しょうがないので、明日Performa575を使用して、もう一度試みてみようと思っている。
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11月14日

PowerBook520のシステムアップグレードに成功した。といっても何のことはない、昨日と同じ作業を、performa575でもってやっただけだ。ケーブルを外し、再起動するとめでたくマックのウエルカムアイコンが出た。
同じことをするひとがいるかも知れないので、一応注意事項を。

1 ケーブルは特殊なものである。
PowerBookを別の本体のHDとして使用するには、通常のPowerBookSCSIケーブルではつなげない。たぶん「起動ディスクがわかんないよー」といった意味の「?」印のついたアイコンが点滅し続けるだけで、起動できないと思う。PowerBookのSCSIケーブルのピンは、右下の一本が欠けているが、このピンがあるのが特別なケーブルで、これを使って接続すれば、PowerBookのモニタには今まで見たことのない、SCSIとその番号を図示する大きなアイコンがあらわれ、左右に動きつづける。これが出れば、まあ接続には成功している。
2 PowerBookのSCSIケーブルは入れるのがむずかしい。
何か、中途半端に止まっているみたいにしかはさまらない場合があるが、気にしないで接続するといい。上記1で書いたアイコンがでれば、とにかくつながっている。
3 接続終了にはコツがある。
7500の接続時にはうまくいったのだが、Performaとつないだ時には、インストールが終了して、本体の電源を落とした後も、PowerBookの電源が落ちなかった。ふたを閉じてもスリープにならない。しょうがないので「esc」キーを押したら、とたんに電源が落ちた。こんなことは、もちろんマニュアルにも載っていなかった(と思う)。
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11月15日

インターネットの接続料金がちょっと馬鹿にならない額になってしまった。妻が仕事で使用するようになって、いぜんの倍ぐらいの金額がかかっている。これではたまらないので、完全定額料金制のプロバイダを探そうとプロバイダ情報というページを見た。市外局番に応じて、地域のプロバイダを検索することができ、またアンケートによる不満度/満足度も書かれている。
地域密着型のプロバイダというのもあって、自分の住んでいる町の様子が克明に描かれているプロバイダを発見し、ちょっと新鮮な気分になった。
とはいえそこも、回線の太さが気になるもので、結局いいのはみつからず。
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11月16日

今日はMac In Touchにて、ちょっと恐い情報を入手した。それは"Ping of Death"というもので、相手のIPアドレスさえ分かれば、たやすくそのマックをクラッシュさせることができる、という情報だった。こりゃどうしようもない。特にチャットなんか、恐くてとてもできないじゃないか。まったく・・・
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11月17日

仕事で日曜だというのに国立競技場へ。まあそのことはどうでもいいのだが、実に初めてアップルの本社を近くで見た。
といってもすでに新宿に移転していて、正確には旧社屋なのだが。半円型の小さな高いビルで、入り口には白いアップルマークのレリーフがあった。
ユーザグループにも入っているというのに、これが初めてとは。しかも移転後に、だからね(^^;
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11月18日

PeopleというBBS に漢字Talk7.5.5が掲載されていたのでダウンロードして、さっそくインストールした。使用感は7.5.3と変わりない。FINDER の「このMacintoshについて」で、J-1 7.5.5と表示されるだけしか違いは分からない。
でもタイプ-11のエラーが減っているというし、PPCがらみのエラーやトラブルがかなり改善されているという。まだまだ分からないけれど、本当なら助かる。
それから、やはりMac In Touchから得た情報でjuiceというネスケのプラグインをダウンロードした。これはjavaのようなソフトらしい。が、まだ試していないので、感想は明日以降に。
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11月19日

昨夜はこの書き込みをしてからちょっとしたトラブルに巻き込まれた。マックが終了できなくなってしまったのだった。「アプリケーション”名称不明”が終了できませんでした」とかで、そのせいでシステム終了も何度やってもうまくいかなかった。これにはちょっとあせった。以前ダウンロードしたMemMapper 1.3というフリーウエアを使い、メモリのアプリ別占有状況を確かめると、このところずうーっと使っていなかった、あるソフトの名前がそこにはあった。Decor。こいつが原因だった。
これを外して再起動し、それからシステム終了を選ぶと、何ごともなく終了に成功。やれやれ。まあ古いバージョンだから仕方ないのかもしれないが。
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11月20日

一昨日あたりから、SoftWindowsの調子が悪かった。「ターボスタートに失敗した」というメッセージが出て、起動すらできないのだった。ちょうどfj.sys.macであやしげなバイナリファイルをダウンロードして以来、この調子だったんで、もしやウィルスか、と危惧したが、どうもそうではなかったようだ。
結局この問題にかんしては、正規マニュアルはまるで役立たず、ソフトバンクから出ている「入門SoftWindows」という本の助けを借りた。
これは高価だがなかなかいい本だと思う。私の体験した症状にたいしてはResEditを使用して解決する方法が掲載されていたので、その手順通りにしてみたら、簡単に直ってしまった。速さの問題があるので、PCコンパチカードを買おうか、などと考えていたのだが、これならその必要もなさそうだ。
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11月21日

知り合いがLightWayTextの新バージョンをフロッピーに入れて送ってくれた。使用感については、機会があればいずれここに書く。
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11月22日

秋葉原に行った。目当ては6410の15インチサイズだったが、そんな思いも吹っ飛ぶほどのチラシを見た。6420が34万円! もうこれは買うしかないな、と思った。
いずれにしてもまだ品物が店頭に出ていないので、予約販売になっている。まだ金がないので予約すらできない。残念。12月初頭まで、この価格と在庫が続いているといいんだけど。
店頭でPowerBook1400も見た。ちょっと触った。キーボードの感覚はずいぶん改善されている。が、これもかつての100シリーズには及ばない、との辛辣な意見もある。
店頭でBeBOXを見た。ちょっと触った。動画がぐるぐる。同時にいくつものウインドウの中で動いていて、たいしたもんだと思った。
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11月24日

Performa6400シリーズを買う決意を堅くした妻のため、今まで使用していた575を売りに出すことにした。いちおうユーザグループの中に声をかけてみたところ、けっこう好意的な意見があって、うれしかった。たぶんこれなら誰かに買ってもらえそうだ。
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11月25日

InfoMACでAnti Windoze Screen 1.1をダウンロード。ちょっとふざけたスタートアップスクリーン。
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11月26日

FaxSTFとNortonUtilitiesのバージョンアップの料金を銀行及び郵便局から振り込んだ。どっちも失望していて、あまりバージョンアップしたいという熱意はなかったのだけれど、もしかしたら、ひょっとして大幅に改善されているかも知れない、という万に一つの可能性に賭けた。どうしてこんなにシニカルになっているのかについては、書けば長くなるのでここには書かないけれど、もしこれを読んで下さっているひとの要望があれば書いてもいいかな(^^;
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11月27日

LightWayTextを送ってくれた友人が、今度は68K用のバージョンを送ってくれた。先日メールで「妻のマシンは68Kなので、残念ながら使えません」と失礼なメールを出してしまったのだった(^^; ありがとうございます。
さて、私は実はサラリーマンで、会社が東京の人形町にあるのだが、そこの東京穀物取引所が、無料でインターネットサロンを開いている。ちょっと前から知ってはいたのだが、実に威圧的な建物のため、なかなか入れずにいた。そこに今日、とうとう入ってみた。
平日の昼間ということのあり、がらがら状態。IBMのデスクトップとPB5300が数台ずつ無造作におかれていた。試すのはもちろん無料。まあインターネットカフェのようにお茶やコーヒーのサービスはないけれど、ISDNの快適な回線で、思う存分ネットサーフを楽しむことができる。けっこう穴場なんではないだろうか。そこで検索して手に入れたマック関連の情報は、ブックマークをコピーしておいて、さっそく自分の機械にいれておいた。
その手に入れた情報というのが誠和システムの倒産問題にかんする情報で、何でも誠和の販売していたソフトは、下記の通りけっこうな数に昇っている。

o WebArranger日本語版 for Macintosh

o DOS Mounter95日本語版 for Macintosh

o Hard Disk ToolKit Personal Editoin 1.7.6 (日本語版 ) for Macintosh

o HARD DISK TOOLKIT 1.8 英語版 for Macintosh

o Color Qcam for Macintosh

o スマートスケッチ日本語版 for Macintosh and Windows

o ナウユーティリティ Ver.5.0