96年7月分のマック日記です。
7月1日
Apple Color One Scannerを買った。昼休みに秋葉原のラオックス・マック館で買ったのだが、送料を入れて62,000円ぐらい。まあまあ相場の金額だと思う。金曜日には届くそうで、楽しみ。スキャナがあれば、WWWのデザインも、もっと充実するだろう。妻も「スキャナがあればホームページを作る」といっているし。持ち帰りもいいが、たまにはこうやって待つ楽しみを長引かせるのもいいと思う。
Desktop Mania for Mac!というホームページを発見したが、これがなかなか面白い。ここからWindows Everywhere!とPsychedelic 1.0 b1、それにSexplosionというフリーウエアをダウンロードした。みなかなり面白い。
7月2日
インターネット(infomac)よりChinese Tilesというゲームをダウンロードする。これはシェアウエアなのだが、あの上海そのものといっていい内容で、これで金を取ろうというのだから、ちょっと言うべき言葉がない。すぐに削除。
7月5日
Apple Color One Scannerが届いた。接続は簡単、画質は写真以外はまあまあ、読み込み・保存の速度もまあまあで、いい買い物をしたなと思っている。さっそく色々なものをスキャンしたが、こういうものは著作権に気を付けないといけない。いちおうホームページの画像に使用しているのだが、もちろんスキャンしたそのままの画像をアップするわけにはいかないだろうが、加工して、元の画像と違うものになれば使用できると思うので、そういった形で使っていきたいと思っている。
7月6日
残念なしらせ。一年ごしぐらいにマックを買いたいといっていた友人H君がDOS/V機を購入してしまった。それも韓国製のショップブランド。初心者である彼が、いきなり使いこなすには骨の折れる機械だと思うんだが、いったいどういうわけだろう。何でも知り合いが強く勧めた、ということだが、その男は、何かとマックの悪口を言うひとでもあったらしい。
そういえば、この間もSoft Windowsの使い勝手をよくしようと思い、W95の解説書を本屋で探していると、いきなり前書きでマックの悪口を書いているものがあった。例の最低の雑誌「WINDOWS WORLD」の事件以来、こういうひとが増えているんだろうか。別にマックでもW95でもNTでもOS/2でもUNIXでもPLAN9(笑)でもいいじゃない。互いに悪口をいいあうのは愚かなことだと思う。H君にDOS/Vを売りつけたというその男も、願わくばアフターフォローを十分にしてやって、H君が十分その機械を使いこなせるように責任をもって指導してやってほしいもんだ。しかしこの一件で、彼までマックの悪口を言うようになったら、やだなあ・・・(^^;
引き続きスキャナで遊ぶ。付属のOCRソフトはほとんど判別できないような文字認識率でびっくり。学習機能もあるので、それを使っていけばいいのかもしれないが。画像でハードディスクが一杯になってしまったので、少しMOに落とした。HDからの削除はこれから。
今日買った「MacWorld」によると、インタウエアのブースターの他にウイニングランという会社も、もっと速いアクセラレータを発売するようだ。180MHZ! うーん、迷うなあ。未確認だが、インタウエアのブースターも150MHZのものが10万を切ったというから、それも気になるし、さらに安くなっているメモリも気になる(だってDIMM64MBが6万を切ってるんだから!)
7月9日
映画「12monkies」を見た。ちょっと謎解きが単純だが、一般向けとしてはなかなかよい映画だと思う。この映画のホームページは映画と同じストーリーを追う形のゲームになっている。画面では見逃していた情報もいくつか含まれていて、興味深い。
7月10日
オードリー・ヘップバーンの写真集CD-ROMと話題のCD-ROM絵本LULUを買う。ヘップバーンは母へのプレゼントなので、まだ開封していない。LULUは評判通り、あちこちに仕掛けがあって飽きさせない作りになっている。値段も安いし、「買い」じゃないだろうか。
7月14日
実家に帰り、母の98ノートにCD-ROMドライブを接続。けっこうな時間がかかり、いらいらした。プラグ・アンド・プレイなどといいながら、そう簡単には接続できないのがWin95の弱味だろうか。だからそもそも純正NECのドライブベイのドライブを購入したかったのだ。何とか接続に成功するまで二時間ぐらいかかったが、こういう苦労をはじめてコンピュータに触った素人に要求するのは無理だろう。まったく「簡単、簡単」と騒ぎすぎだと思う。
とはいえいったんつながってみると、本体NECの環境のためだろう、とても快適にCD-ROMが楽しめた。かねて買っておいたPLUS!もインストール。ピンボールもけっこう楽しめた。ついでに先日買ったLULUを使ってみる。それなりに快適な速度。だが、ハイブリッドのソフトを使ってみるとよく分かるのだが、やはりマックの方がさくさく動くようだ。CPUの差もあり、一概には言えないが、少なくともPPC601/100MHZ、メモリ80MBのPM7500/100の内蔵4倍速CD-ROMドライブと、Pentium75MHZでメモリ8MBのNEC9821Nb7/5にとりつけた6.7倍速ドライブとでは、マックの方に軍配があがる、ということ。だがプライスパフォーマンスで見れば、98の方がずっとずっとお得ではある(^^;
7月18日
雑誌「MacPower」を買う。BOOSTERとは別のアップグレード情報が載っていた。何と7500に積んだ場合でも、二次キャッシュは無駄にならないそうだ。で、値段は持ち込み交換費用含めて約12万円・・・・うーむ、とっても悩む。手の届きそうな値段ではあるし。
なぜそんなに604にこだわるのかというと、SoftWindowsをもうちっとでも早く走らせてみたいからだ。601チップでは遅すぎる。でも、今後Appleがアップグレードのアナウンスをするのは確実だしなあ。その時期が分かれば決意を固められるんだが。困った。
7月19日
雑誌「MacLife」を買う。付属CD-ROMの中からいくつか試してみたが、どれもつまらない。
7月24日
QuickTime2.5が出たというので、ダウンロード。だが失敗。91%まで読み込んだところで、電話がかかってきたのだ。キャッチホン2にしているというのに、何ということか。それから何度か再接続を試みたが、重くなっていて、失敗。徒労感に包まれた。
7月25日
昨日の失敗が腹立たしかったので、今度は昼間にダウンロード。見事成功。ただし時間は40分ぐらいかかった。ついでにNetscapeの3.0もダウンロード。こっちは1時間ちかくかかった。固定料金のプロバイダを使ったので、かかったのは電話代だけで、それが唯一の慰めか。
QuickTime2.5はアイコンがカラフルになった他は、まだありがたみがよくわからないが、それでもSympleTextで画像ファイルが開けるようになったのはさすがだと思った。Photoshopのファイルでも易々と開けてしまうのには感心した。まあそれなりにメモリは食うけれど、これは便利だと思う。