「おなか健康!不老の秘訣!?」
 こんなに有るよ!【腸内細菌関係の情報】Back No.9


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2008/12/23
乳酸菌研究発表会:免疫力アップなど高まる期待
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2008/12/20081211ddm010040130000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2008/12/11 
 人の腸内細菌の中で「善玉菌」の代表格とされ、注目度の高い「乳酸菌」の最新の研究成果などを報告する「乳酸菌研究発表会」(信和薬品=富山市=主催)が11月17日に東京都内であった。乳酸菌は広く健康飲料などで使われているが、発表会では「人が摂取する乳酸菌は生菌である必要はあるのか」など、最先端の研究成果が披露された。

◇特別講演「バイオジェニックスの時代へ」
    「生きた菌」に限定せず働きを研究−−東京大学名誉教授・光岡知足さん

1958年東大大学院修了。同農学部教授を経て名誉教授。フラクトオリゴ糖の腸内フローラ改善効果を発表。バイオジェニックス連絡協議会特別顧問。農学博士。専攻は細菌分類学、微生物生態学。2003年安藤百福賞大賞、07年メチニコフ賞。78年刊行の「腸内細菌の話」(岩波新書)はロングセラー。

 光岡氏は1997年に「バイオジェニックス」を提唱した。それまでは、腸内の細菌叢(フローラ=群生)によって体に良い効果をもたらす「プロバイオティックス」と、腸内の有用菌の増殖や活性化を促す「プレバイオティックス」という考え方が一般的だった。
 これに対し、氏のバイオジェニックスは「腸内細菌叢の助けを借りる」「細菌叢を介して」という考えではなく、整腸作用やコレステロール低下作用などの生体調節・防御、疾病予防・回復などに「ダイレクトに働く」という着眼に立つものである。

 免疫の先駆的な研究で1908年ノーベル生理学医学賞を受賞したメチニコフ博士は、ブルガリアに長寿者が多いという事実に着目し、乳酸菌を多く含むヨーグルトの「長命効果」を示唆したことは有名だが、乳酸菌・飲料の研究では「生きた菌」こそが有用という考え方が根強く、プロバイオティックスは「生きた細菌・微生物」に限定した方向で研究・開発が進められているが、さまざまな働きは菌体成分そのものに由来するから、菌が生きているか死んでいるかは関係ない点は、メチニコフも「死んだ菌でもいい働きがある」と書き残している。

 例えば、殺菌乳製品では、乳酸菌は生きていない。乳製品は必ずしも、乳酸菌の生死に制約されていない。死んだ菌の方が腸内の免疫機能を高める力が強いという見解もある。90年代に入って「機能性食品」が登場し脚光を浴び、腸内のバランス改善を図る「プロバイオティックス」や、腸内細菌叢の調節や強化を狙う「プレバイオティックス」に注目が集まった。

 「バイオジェニック」スには、前二者にはない機能・働きが期待でき、例えば、腸内の免疫機能の強化、あるいは発がん性物質の吸着、生活習慣病の予防などが研究されている。現代生活はストレスが多く、ストレスはアドレナリンを多く出して、交感神経を刺激する結果、免疫力が弱まる。バイオジェニックスは、こうした分野でも力を発揮するだろうが、同時に機能がプラスに働くのに必要な菌の量はどれほどか、安全性の問題はクリアできているか、なども大きな課題になると考えられる。

◆ナノ型ラブレ菌の可能性−−NPO法人日本サプリメント臨床研究会代表理事・長谷川秀夫さん

 1988年京大大学院修了。バイオジェニックス連絡協議会議長、明海大歯学部客員准教授、理化学研究所客員研究員などを兼務。薬学博士。2001年和漢医薬学会奨励賞、03年韓国薬学大賞。

 「ラブレ菌」は、財団法人・京都パストゥール研究所(現ルイ・パストゥール医学研究センター)の故岸田綱太郎博士が、京都の酸茎漬(すぐきづけ)から分離・発見した植物性乳酸菌で、このラブレ菌の「ナノ化」に成功した。

 体に侵入したウイルスが細胞を刺激すると、ウイルスの増殖を抑えるために「インターフェロン」が「産生」される。ラブレ菌は、このうちインターフェロンαの「産生能」を高める働きがある。また、リンパ球の免疫に携わる細胞の活動を活性化する働きがある。
 ただ、ラブレ菌の粒子の大きさが8〜10ミクロンを超えると免疫力が弱まる。体内のインターフェロンαも、ラブレ菌が小さいほど、その産生能が高まっていくので、このラブレ菌体を1ミクロン以下に小さくする「ナノ化」に成功した。この結果、新型のラブレ菌は数ミクロンの従来菌に比べ、インターフェロンαの産生能を5.6倍に高めることができた。このナノ型ラブレ菌の働きは、生きていても死んでいても同程度であることも分かってきた。

◆複雑な腸内作用を追って−−NPO法人日本サプリメント臨床研究会理事・菅辰彦さん

バイオジェニックス連絡協議会議員を兼務。農学博士。

 ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は、消化器内で出る胃酸や胆汁で死ぬ。これに対し、氏がずっと研究を続けてきた乳酸菌飲料は、特殊な、胃酸や胆汁では死なない乳酸菌が基になっている。

 乳酸菌はいわば、食物を「腐敗」から「発酵」へと移行させる働きを持ち、整腸効果もそこに由来する。腸内で増殖し、多くの量の有機酸を出すことで有害菌の増殖を抑え、腸内を正常化して、ひいては腸管の動きを活発化させる、と言われてきたが、乳酸菌が腸内で生き続け、増殖するという証拠はいまだに報告されていない。これらを踏まえると、

  1. 生きた乳酸菌を腸内に入れても増殖しない
  2. 生菌にも死菌にも整腸効果がある
  3. 生菌の中に混ざっている死菌が整腸効果に寄与している可能性が高い
  −−ことなどが推測される。

2008/10/05
「排せつ」の大切さを子どもたちに教える「うんち教室」開催
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2008/09/20080908org00m100026000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2008/09/08 
 健康のバロメーターの一つの「排せつ」は、健康を保つための大切な行為。

小さい頃、恥ずかしくてトイレに行くのを我慢……。大人になっても、つい我慢という経験をお持ちの方も多いのでは・・・。このようなことのないように、「排せつ」の大切さを伝えたいと、日本トイレ協会と王子ネピアは「いいうんち研究所」という活動を2007年に開始。

 同団体は、07年に公募に応じた首都圏約90校の中から選ばれた5校の小学校で“排せつは自分の健康状態を教える大切な営みで、健康や環境を考える上でとても大切である”ことを教える学習プログラム「うんち教室」を実施した結果、参加した子どもの保護者からは、「我慢せずトイレに行くようになった」「子どもの便を知ることで健康状態が分かって助かる」など、思っていた以上の反響が寄せられたという。

 08年も首都圏7校の小学校で開催が決まりました。(7月に1校実施。9月に5校、10月に1校開催予定。)

日本トイレ協会・いいうんち研究所
  http://www.toilet.or.jp/iiunchi-labo/
    腸内常在菌研究で有名な鞭野義巳先生の「うんち研究室」がメインコンテンツに入ってます。

    うんち研究室 - あなたの「腸」は何歳?

       腸もまた、加齢とともに老化します。加齢に伴う生理的な老化が、腸の中の老廃物を出す力(腸管運動)にも大きな影響を与え、腸内に有害な腐敗物質がたまりやすくなる結果、便のにおいがきつく、出る量も少なくなり、いわゆる「老人性さい便」といわれる細かい便になってきます。排便後、いつも残存感があって、すっきりしないのも腸の老化に伴う現象の一つ。
       さらに、加齢に伴って、腸内細菌の状態も変わってくる。一般に、腸内細菌の10%は悪玉菌、20%がビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌。残りが善玉菌としても悪玉菌としても働く日和見菌です。加齢によりこのバランスが崩れ、善玉菌が急激に減少し悪玉菌が増加してくる。
       このような「腸年齢の老化」により、さまざまな生理機能が低下し、腸内腐敗によってつくられた有害物質が腸管から吸収され、老化がさらに加速するという悪循環が生まれてくる。


2008/08/23
ビフィズス菌BE80の整腸効果を日本人対象の初の臨床試験で確認 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200808/507565.html
     Nikkei Medical Online HOT NEWS 2008/08/20
 ビフィズス菌は、腸内細菌叢の中で最も優勢な菌の一つで、整腸作用があるとされているが、ヒトを対象に腸管への作用を検証したデータがほとんど無かったが、ダノンジャパンが日本人女性50人(平均年齢19.43歳)を対象に、ビフィズス菌BE80入りヨーグルトを用いた、プラセボ対照の無作為割付二重盲検クロスオーバー試験を実施し腸管通過時間や排便頻度・排便量が増加することを確認し、今年の米国消化器病週間(DDW)で報告された。

 試験は、50人を25人ずつA・B二つのグループに分け、2週間の観察期間の後、A群はBE80入りヨーグルト170gを2週間毎日摂取し、B 群はプラセボのヨーグルト170gを2週間摂取した後、6週間の休止期間をはさんで、A群がプラセボ、B群がBE80を2週間摂取し、その間の腸管通過時間、便通の状態、腸内フローラなどを評価した。(対象平均年齢は19.43歳、身長1.59m、体重51.32kg、BMIは20.33)

 その結果、BE80を摂取中の腸管通過時間は、観察期間中に比べ、有意に短縮し、特に観察期間中に腸管通過時間が40時間以上だった「通過遅延グループ」では、平均81.16時間から34.17時間へと大きく短縮した(有意差あり)。また、排便の頻度も、通過遅延グループでは、観察期間の5.8回/週から8.0回/週へと増加(有意差あり)、便通量も同グループでは著明に増加した。  BE80については、既に英国・マンチェスターのWythenshaw病院が、過敏性腸症候群(IBS)の便秘型の女性患者を対象にした、プラセボ対照の無作為割付二重盲検群間平行試験を行い、腹部膨満感やIBS症状を定量化した上で、その改善効果を確認している。


2008/06/29
ヘルシーリポート:ビフィズス菌 善玉パワーで腸を元気に
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2008/06/20080623ddm010100030000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2008/06/23 
 腸内環境を整えることが健康維持に大切なことが、最近の研究により判ってきているなかで、どうすれば腸内環境がよくなるのか、理化学研究所バイオリソースセンター(埼玉県和光市)の辨野(べんの)義己・微生物材料開発室長への、インタビュー記事。

便秘解消など−−ヨーグルトが効果的

■ビフィズス菌は、常在菌の一種

     腸内には約1000種類以上の微生物(常在菌)が住んでおり、その量は便1g当たりあたり1兆個近く。常在菌は人への影響によって、善玉、悪玉、どちらとも言えない中間の三つに分けられる。この無数にいる常在菌の一種で、嫌気性の微生物で善玉菌の一種で、人や動物の腸内に住むのがビフィズス菌で、自然界に幅広くいる乳酸菌とは全く異なる。 腸内環境と健康を考えるうえで鍵を握るのはビフィズス菌。
■ビフィズス菌のために、腸内を酸性に
     ビフィズス菌は、健康な人だと腸内細菌の約2〜3割を占めるが、食物繊維が少なかったり、ストレスが強かったり、肉類の多い食生活で、善玉菌であるビフィズス菌が少なくなり、ウエルシュ菌などの悪玉菌が増える。 悪玉菌が増えると腐敗物質が増え、大腸の疾患や免疫力の低下などが起こる。

     ビフィズス菌は、酢酸や乳酸などの有機酸を作り出し、腸内を酸性にして、腸のぜん動を促す。その結果、便秘の解消や、悪玉コレステロールの低下や病原菌の感染防止などの働きが増すので、ビフィズス菌を増やすことが腸内環境の改善に必要だ。

■ビフィズス菌は、年齢とともに減少
     残念ながら、ビフィズス菌は年とともに減っていく。お年寄りの便は臭いといわれる原因の一つがビフィズス菌の減少と悪玉菌の増加だ。 その背景は、食生活の劇的な変化がある。1960年代に比べ、肉類の消費量は14倍以上に増え、脂肪の摂取量も4〜5倍に増えた。 では、どうすべきか。辨野さんは「ビフィズス菌を含むヨーグルトを食べるのが一番手軽です」と語る。
■辨野氏のヨーグルト健康法
     毎日、ビフィズス菌の入ったヨーグルト約500gを妻と2人で食べる。
    ヨーグルトに豆乳やバナナ、抹茶、ハチミツを加えたものをミキサーにかけて飲んでいる。

     豆乳は大豆イソフラボン、バナナはビフィズス菌のえさとなるオリゴ糖、抹茶は抗酸化作用を期待したもの。

     勿論、ヨーグルトだけを食べれば良いというものではなく、基本は「バランスのよい食事と運動」で、そのうえにヨーグルトを加えると効果的という意味。

     効果の目安の一つは便の形。黄色か黄褐色のバナナ状の便が抵抗なく出れば成功。

◆ビフィズス菌を取ることの、さまざまな有用例
(0)お腹の調子を整える
(1)インフルエンザの感染予防
(2)花粉症の改善
(3)悪玉コレステロールの低下
(4)大腸がんの予防(ラットの実験)
(5)カルシウムの吸収を促進させ、骨の密度を高める

2008/03/30
腸内環境を人工的に再現、乳酸菌の働き解明へ…キリンなど
  http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080326-OYT1T00406.htm?from=goo
     YOMIURI ONLINE > マネー・経済 > 経済ニュース 2008/03/26 
 キリンホールディングスは、広島大、東京農工大と共同で、人間の腸内の環境を人工的に再現し、大腸内部の細菌の働きなどを調べる実験装置を日本で初めて開発したという。
 実験装置は、三つのガラス製フラスコを連結して作られており、細菌を入れ、内部の酸性度を人間と同じになるよう調整しながら培養する。フラスコ内部は体温とほぼ同じ37℃に保ち、腸内の場所や時間の経過によって細菌の種類や働きがどう変化するかを検証する。
 キリンは、ビール酵母からできた食物繊維が、腸内に悪影響を及ぼすとされる細菌を減らすことが実証できたという。日本農芸化学会で27日に装置を発表した。

 ▼キリン研究開発人間の腸内細菌叢を解明するための大腸モデルを構築(2008年3月27日)


2008/02/23
乳酸菌LGG菌の効果 アトピー、ぜんそく、花粉症…症状軽減に期待
  http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2008/02/20080223ddm010100178000c.html
     毎日新聞  ライフスタイル > 健康 > アーカイブ  2008/02/23 
 ヨーグルトに含まれる乳酸菌の一つ、LGG菌が花粉症やアトピー性皮膚炎等のアレルギー症状の軽減に効くという話題についての記事。

 最近使われるようになった、「プロバイオティクス」という言葉で、生きたまま腸に届いて健康に良い働きをする微生物のことで、一部の乳酸菌もプロバイオティクスだ。
 フィンランド、ツルク大学のセポ・サルミネン教授(食品化学)、エリカ・イソラウリ教授(小児科)らが、01年春にイギリスの医学雑誌「ランセット」に、乳酸菌LGG菌がアトピー性皮膚炎に効果がある可能性を示す研究報告を発表した。

 サルミネン教授らは、アトピー性皮膚炎の症状のある妊産婦132人に、出産予定日2〜4週間前から出産後半年間にわたってLGG菌と偽薬を投与した。その結果、生まれてきた子どものアトピー性皮膚炎の発症率は、LGG菌を取った妊産婦の方が偽薬と比較し約半分と低くかった。
 4歳の時点でも、LGG菌を投与した群ではアトピー性皮膚炎の発症頻度が低く、7歳時点で投与したLGG菌によるアトピー性皮膚炎発症の総合リスクの低減も継続的に観察された。
 アトピー性皮膚炎に対するLGG菌の予防効果のメカニズムは、完全には解明されていないが、LGG菌によって腸内のバリアー機能が強くなり、アレルギーの原因となるアレルゲンが体内に吸収され難くくなるとためと推測される。

 乳酸菌のLGG菌は、1985年、アメリカのタフツ大のゴルディン教授、ゴルバッハ教授が人の腸内から発見し、フィンランドの会社が事業化し、世界40カ国以上でヨーグルトや乳酸菌飲料として商品化されている。
 その特徴は、胃酸や胆汁酸に強いため、 生きたまま腸に届き、腸管への粘着性が高く、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす−−などが挙げられる。
 最近の研究では、母親の腸内細菌が子どもの腸内細菌に大きな影響を与えることも明らかにされ、妊娠した母親の腸内環境が良好だと、子どもがアレルギー体質を受け継がない可能性が高くなるという。

 普段の食生活で大切なのは、LGG菌を継続して取ること。 フィンランドではジュースのほかに、チーズや牛乳の中にもLGG菌を入れているという。 特に風邪などをひいて抗生物質を投与された時や、環境が大きく変わる海外旅行時などは積極的に取ることが必要だ。


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