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  → ■ ブログ: 「おなか健康!不老の秘訣?」
       http://health-info.asablo.jp/blog


2006/08/03
日本人の平均寿命 右肩上がり、何歳まで? 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/07/20060728dde001040002000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/07/28 
日本人の平均寿命の推移を示す インフルエンザの流行で05年の日本人の平均寿命が6年ぶりに前年を下回ったとはいえ、女性は21年連続の1位(85.49歳)、男性も世界4位(78.53歳)と長寿。 では、日本人はどこまで長生きできるようになるのだろうか?。

◇2300年国連予測、男女とも100歳超

 国立社会保障・人口問題研究所が、国勢調査のデータなどを基にして’02年に出した、2050年の日本人の平均寿命は、男性 80.95歳、女性は89.22歳。
 国連が04年に発表したリポートでは、1950年〜2050年までの人口リポートを基に寿命が延び続けるとして、はじき出した2300年の日本人の平均寿命は、女性108歳、男性104歳。
 国立長寿医療センター研究所(愛知県)によると、寿命の限界は120歳ほどだというが、実際の限界は分からない。衰えた器官などを再生することが出来るようになれば、平均寿命はさらに延びるかもしれない。

◇「予防医療重視に転換を」

 女子栄養大(埼玉県坂戸市)の香川靖雄副学長によれば、現在の日本人の長寿は、高額な医療費に支えられているもので、財政破たんで医療制度が維持不能になれば下がるという。食生活の欧米化で肥満や糖尿病の生活習慣病により、平均寿命を押し下げる要因になりかねていると指摘している。
 長生きをしても、寝たきりで意味がないので、いかに老化を抑えるかが重要であり、男性79.0歳=世界1位、女性84.7歳=同2位の香港では病気予防に主眼を置いているという。

ローヤルゼリーが骨粗しょう症予防に有望  
 http://nh.nikkeibp.co.jp/nh/supli/2006/060725_01.shtml
    日経ヘルス  「サプリ&機能性食品」ニュース 2005/07/25
 山田養蜂場は、静岡県立大学、福岡医療短期大学と共同で、国際学術誌「eCAM」に発表したところによれば、ローヤルゼリーが骨密度の減少を抑え、骨中のカルシウム量を増やすことをラットの試験で確認したという。

 ローヤルゼリーは疲労回復や抗老化を目的に、古くから服用されているミツバチの分泌物で、海外の論文誌への論文掲載は国内外で初めてという。
 山田養蜂場によれば、更年期症状を持つ女性において、一日700mg〜1200mgのローヤルゼリーが更年期症状などの改善効果を持つことも確認しているという。


2006/07/23
加齢臭:本人気付かず周囲困惑 においの元、40過ぎから増えストレスで加速
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/07/20060715ddm013100114000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/07/15 
 脂臭いような青臭いような加齢臭特有のにおいの元は「ノネナール」という物質、1999年、資生堂と高砂香料工業が共同研究で発見したものだが、男女問わずノネナールは40歳過ぎから増えるが「加齢臭=おじさん臭」と言われがちなのは、男性は皮脂の分泌が多く、においの元の量も多いからだ。

◇予防の基本は食事

自宅で作れる殺菌・消臭・制汗剤もある。
硬度が高いミネラルウオーター2L に、粉末ミョウバン50gを溶かした「ミネラルミョウバン水」を、スプレーで体に吹きかける。
加齢臭予防の基本は食事であり、肉類を控え、和食を中心に抗酸化物を多く含む緑茶やごま、納豆や豆腐などを食べると効果的という。
臭いは、健康のバロメーター。加齢臭の強い人は大概、高血圧や動脈硬化の危険性が高いメタボリックシンドロームの予備軍。

 この記事には、具体的には表現されていないが、加齢と共に善玉菌が少なくなって、悪玉菌が多くなった腸内環境の影響があることを、意識する必要ありです。

血液検査でアルツハイマー病を早期発見 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060713hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/07/13
 オランダ、エラスムスErasmusメディカルセンター(ロッテルダム)神経疫学教授 Monique M. B. Breteler氏らが、医学誌「The Lancet Neurology」オンライン版7月6日号に発表したところによれば、アルツハイマー病を血液検査により早期発見できる可能性があるという。
 Monique M. B. Breteler氏らの研究によると、アルツハイマー病患者の脳にみられる異常分子であるアミロイド-β蛋白(Aβ)のうち、 Aβ1-40の血中濃度が高く、Aβ1-42濃度が低い場合に、アルツハイマー病のリスクが高いという。(40、42は、Aβを形成するアミノ酸の数を示す。)

▼原文
 :Research Points to Alzheimer's Blood Test


2006/07/09
体細胞を“若返り” 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/ext/200607/500868.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/07/06 
 京都大再生医科学研究所は、4日、人間の体細胞を、胚性幹細胞(ES細胞)と融合させることで、若返らせ、分化する能力を持たせる研究の実施を、文部科学省の専門委員会に申請した。

 ▽ 京都大再生医科学研究所 >  ヒトES細胞プロジェクト

定年うつ:会社人間ほど危険です 心の準備し、社会的な役割みつけよう
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/07/20060706ddm013100146000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/07/06 
 仕事以外に楽しみの少ない「会社人間」だった人が定年退職をきっかけになり易く、最悪の場合、自殺に至ることもある「定年うつ」が注目されている。
 最近の傾向として、定年退職だけでなく、役職を離れる「役職定年」や、退職後の転職先に適応できないことをきっかけにした「うつ」が増えているという。

◇見分け方

     (1)何をしていても楽しそうでない
      例:熱烈な阪神ファンだったが、TVの野球中継さえ見なくなった。
     (2)睡眠障害がある
      例:「昼間に何もしていないのだから、夜寝られないのは当たり前」と家族も見過ごしがちになる。
        早朝に目が覚めて疲れが取れていなかったり、夜間何度も目が覚めるのは要注意。
     (3)焦燥感やイライラ感が強い
      例:「こんな生活では駄目だ」と思い、家族にあたったり、怒りっぽく、不機嫌になる。アルコールの量が増えたりする。
以上のような症状が2週間続けば、うつ病の恐れがある。

◇予防法

     ▽定年前から一度、定年後の自分の生活を想像し、心の準備をする
     ▽仕事以外の世界を見つけて人間関係を作る
     ▽ボランティアなど自分が存在する社会的な役割を持つ−−など
「愛のホルモン」で夫婦間ストレスが減少 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060703hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/06/29
 米エモリー大学(ジョージア州)精神学行動科学のBeate Ditzen氏らが、ピッツバーグで開催された国際神経内分泌学会で報告したところによれば、「love hormone(愛のホルモン)」と呼ばれるオキシトシンに、夫婦げんかを鎮める効果があるという。

 オキシトシンは、脳で産生され下垂体から分泌されるホルモンで、人を信じる能力や互いをいたわる能力に関わりがあるとされているが、緊迫した状況でのストレスを軽減させるはたらきもあることが示された。

▼原文
 :Spray Away That Marital Stress, Researcher Suggests


2006/07/02
クルミ:食べて健康に/メラトニンで抗加齢(その1・2)
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/06/20060628ddm013100002000c.html
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/06/20060628ddm013100125000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/06/28 
 クルミは、そのまま食べることはあまりないが、最近動脈硬化など生活習慣病の予防効果が科学的な研究で分かり、注目されている。
◇「頭、よくなる油」豊富
 他のナッツ類に比べて、α(アルファ)−リノレン酸という不飽和脂肪酸が豊富
◇血液サラサラ
 クルミには動脈硬化を防いだり、悪玉コレステロールを減らす効果のあることが分かってきた。現代人の食生活で不足しがちなn−3系油の補充にクルミが役立つ。
◇コレステロール低下
 米国FDA(食品医薬品局)は、2年前、「42g/日(殻付きで7〜8個分)のクルミの摂取で心臓疾患のリスクを減らす」との健康強調表示を認ている。

◇ペーストあれば便利−−「ユリス麻布十番」総料理長・多田鐸介さんに聞く
 クルミにはホルモンの一種で抗酸化作用をもつメラトニンも含まれる。
 家庭料理でクルミを使う場合は、ペーストを作っておくと便利。
 「クルミのペーストは介護食にも向く。

専門展「サプリ&機能性食品2006」で名古屋大学大学院教授の大澤俊彦氏が講演
    植物由来の抗酸化・解毒成分のエビデンスを紹介
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/426830
   ----日経ヘルス  サプリ&機能性食品 2006/06/24 
 「サプリ&機能性食品2006」の専門フォーラムで名古屋大学大学院生命農学研究科教授の大澤俊彦氏が「植物素材による解毒と抗酸化」と題した講演を行った。

 重金属の排出を促すような解毒ルートだけでなく、肝臓のグルタチオンSトランスフェラーゼ(GST)などの解毒酵素による“毒を消す”解毒ルートが体内で重要だと述べた。
 この解毒酵素を強く誘導するポリフェノールの配糖体などの植物性成分として、「ゴマ由来のセサミノール配糖体」、「ウコン由来のクルクミン」、「アブラナ科野菜抽出物」、「パパイヤ、アボガド、かんきつ類、リンゴなどの果実」などによるGST活性化データを示した。
 同じカロリーで「肉や乳製品中心の食事」から、「野菜・果物中心の食事」へと食事内容を変えた場合に、尿中に排出される遺伝子酸化分解物8-OHdGが1/3に減った例を示した。
 老化、生活習慣病、炎症などを防ぐために、活性酸素やフリーラジカルを消去する体内のレドックス系を維持することが重要。
 抗酸化物質、抗酸化ビタミンなどを、複数摂取してレドックス系を維持することが重要で、そのためには、解毒・抗酸化ともに、野菜や果実などの植物性成分が注目されるようだ。

【臨床講座】中高年女性を診る・連載第11回「女性に多い“健康オタク”」
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/tanaka/200606/500721.html
     日経メディカル オンライン連載 2006/06/19 
 特に、みのもんた氏がゲスト医師と健康法を伝授するお昼の番組は人気があり、女性に多い“健康オタク”への影響力が大きい。
コレステロール値による食事療法は女性には不向き
 この4月に出版されたこの番組本にも紹介されている「コレステロールの多い食材を健康食に変える食べ方」で、「最近の研究で、卵を1日1〜2個食べるとコレステロール値の上昇が抑えられ、動脈硬化、高脂血症、脂肪肝の予防になる。」と書かれている。
 一方で、臨床の現場行われている「卵はコレステロールを多く含むので、値が高めの人は、朝、卵を1個食べたら、その後は卵や内臓を含む食品(ししゃも、うに、しらすなど)などのコレステロールの多い食品は極力避けるように」という食事指導は、本当に有益なのだろうか?

 コレステロール値を目安にした食事療法は、女性には不向きであるという。その理由は、女性の高コレステロール血症の多くが、急激なエストロゲンの低下によるものだから。

食事指導で心筋梗塞の発症が増える?
 高コレステロール血症について約5000人を6年間追跡調査した結果、調査開始時に食事指導をしていた群が、しなかった群に比べて2.87倍も心筋梗塞の発症が増えたことがあった.。その理由は、バターをやめてマーガリンにすることを勧めたため、リノール酸やトランス酸摂取が増えたことや、強力なコレステロール制限により卵を食べた人は魚を食べなかったことという事実があり、このような事例から、コレステロール制限の食事指導は、EPAやDHAの豊富な魚の摂取を減らすことになるため、逆効果になる可能性があることを示している。

 中高年女性には“健康オタク”が多いことを念頭に置き、血液検査などで大きな変化が見られた時は、特に食材の過剰や行き過ぎた制限について、問診すると共に、バランスのよい食生活の重要性を繰り返し伝える必要があるが、そのためには、医師自身も正しい食生活の知識をもっていなければならないと結んでいる。


2006/06/18
健やかに老いる:広がるアンチエイジング/下
   カギは適度な運動 食事バランスよく 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/06/20060612ddm013100051000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/06/11 
 ◇高齢者対象の筋トレ、医療費上昇率を抑制
 「健康で長寿」のカギの一つが適度な運動だ。
 筑波大の久野譜也助教授(スポーツ医学)らの研究グループによれば、高齢者約150人を対象に継続的なトレーニング(ウオーキングや、筋力トレーニングを2回/週、約1時間/日のペース)を続けてもらい、筋トレを 2回/週 続けたグループ(平均年齢65.2歳)は、腰の筋肉(大腰筋)量が平均で9.5%増加した。
 その結果、年間医療費の上昇率において、トレーニングをしなかった村民(平均年齢68.4歳)は63%も上昇したが、トレーニングを続けたグループ(平均年齢65.2歳)の上昇率は、97年から2年間で17%だったという。

 ◇動物性脂肪取り過ぎ、血管老化加速の恐れ
 『人は血管とともに老いる』という言葉があり、健康長寿には、血管をしなやかに若く保つことが不可欠だが、食生活も重要。ある食品が良いと聞くとそれだけ食べ続けるなど、情報に踊らされている人が多いので、動物性脂肪を摂り過ぎないようにバランスよい食事を心がける必要がある。

 ◇暮らしぶり変わり、揺らぐ長寿県・沖縄
 「全国一の長寿県」の沖縄県の地位が揺らいでいる。02年発表の都道府県別の平均寿命の順位で男性は26位となり、全国平均からも下回った原因は、若い世代において料理の手間を嫌い、外食に頼り、油の使用量も増え、ゴーヤが嫌いな子どもが多くなった。またかつては農作業が良い運動になったが、都市化で、仕事で体を動かすことが減った。地域の人々が互いの健康を気遣う風習も薄れてしまったという。

ファイトケミカル:「第7の栄養素」 がん予防、アレルギー改善の力秘め
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/06/20060615ddm013100164000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/06/15 
 野菜や果物に含まれる植物性化学物質「ファイトケミカル」は、最近の研究からがん予防やアレルギーの改善にも役立つことが確認されており、「第7の栄養素」と言われるている。 そのファイトケミカルのパワーと食生活への上手な取り入れ方についての解説記事。

◇淡色野菜や果物に約1万種
 従来、栄養素といえばタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの五つを指したが、食物繊維に続く7番目の栄養素として「ファイトケミカル」が浮上している。

 キャベツ、タマネギ、ダイコンなどの淡色野菜やバナナ、パイナップルなどの果物に多く含まれ、代表的なものはアントシアニン、カテキン、大豆イソフラボンなどで、約1万種類あるといわれ、病気そのものを予防したり改善する力が有ることが判ってきている。

◇白血球を増やし活性化
抗がん剤と同じ効果を示す野菜  白血球は、体内に侵入した異物やがん細胞、ウイルスなどを殺したり弱める働きがある。植物の中には、この白血球の動きを高める成分が含まれていることが判ってきた。

 野菜としては、ニンニクやシソ、タマネギ、ショウガ、キャベツ、長ネギ、果物としては、リンゴ、キウイ、パイナップル、レモンなどが白血球数を増やす。
 キャベツやナス、ダイコン、ホウレンソウなどの野菜は、白血球に含まれるTNF(腫瘍壊死因子)を増やし、その濃度は抗がん剤やインターフェロンよりも高くなることが判明した。

 果物もバナナ、スイカ、パイナップル、ブドウなどが白血球を活性化する力がある。
 要は、野菜・果物を沢山食べることで、白血球を活性化して「がん」は勿論、高脂血症や動脈硬化、糖尿病等の生活習慣病や肝臓病、アレルギー疾患にも効果が期待できるということのようだ。

 ◇摂取に便利な常備菜を
 ファイトケミカルを十分に摂るには、淡色野菜をゆでたり炒めたりして食べ易くし、摂取量を増やすことが大切。また量だけでなく食べる種類を増やすことも重要だ。


 上記の記事にも紹介されている「ファイトケミカル」を、毎日確実に沢山摂るための秘訣が紹介されています。
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中高年もフィットネス
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20060611ik04.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/06/11 
 かつて若者が主流だったフィットネスクラブの利用者は、最近は60歳以上の会員が増加しており中高年向けに変身中という話題。
 「セントラルウェルネスクラブ東十条」(東京)でも、長く体を動かしていない熟年でも楽しめるような、体への負担が少ない「オリエンタル系」のプログラムを開発したとのこと。
  介護予防や生活習慣病予防に取り組むフィットネスクラブも多くなっており、  「東急スポーツオアシス」(東京)では、介護予防プログラムを早稲田大学と共同開発した。初心者向けの「いきいき太極拳」と、椅子に座りながらの運動を中心にした「らくらく体操」の2種類で、介護予防に取り組む。
 「コナミスポーツ&ライフ」(東京)でも、生活習慣病予防プログラム「シックスウィークス」を提供している。

2006/06/03
ホヤにアルツハイマー予防効果
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060601ik0d.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/06/01 
 海に生息するホヤなどに含まれる脂質「プラズマローゲン」がアルツハイマー病を防ぐ効果を持つことことを、東北大大学院農学研究科の宮沢陽夫教授(食品学)らが、ラットを使った動物実験で突き止めた。来年にも錠剤の健康食品として発売されるという。
 アルツハイマー病患者の脳内ではプラズマローゲンが通常より3割程度減少していることがわかっていた。宮沢教授らは、細胞の培養実験の結果、プラズマローゲンに神経細胞死を防ぐ効果があることを突き止めたもの。
仕事と家庭を両立させている女性は健康  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/426720
   ----日経ヘルス Topics 2006/05/31 
 英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの「疫学・公衆衛生学科」のアンネ・マクマン博士らが、1646年生まれの女性1171人について、20歳代の時から10年ごとに、健康・仕事・結婚・育児について情報を集め、54歳になった時点に健康状態をまとめた結果、母親、妻、勤務をこなした女性が、他の道を歩んだ女性よりも、もっとも健康だったという調査結果を、雑誌「疫学と地域医療」(Journal of Epidemiology and Community Health)2006年6月号に発表した。

2006/05/27
歩行テストで寿命を予測 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060525hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/25
 米フロリダ大学加齢研究所のMarcoPahor氏らが、米国医師会誌「JAMA」5月3日号に発表したところによれば、高齢者の歩行能力が、将来の健康状態および寿命まで予測する重要な指標となることが判ったという。
 今回の研究は米国の複数機関によるもので、健康な70〜79歳の約3,000人に対し、6カ月毎に歩行テストを実施し、5年未満の平均を定期的に算定した結果、歩行速度上位25%のGrに比べ、最下位のGrでは死亡リスクが3倍高かったほか、心疾患、運動制限および障害を生じるリスクも高かったという。
 約400mを短時間で歩き切ることができる人は、長生きする確率が高く、心血管疾患および身体障害を来す確率が大幅に低いという。

▼原文
 :Walking Test Helps Predict Lifespan

「和食はヘルシー」実証 東北大、ネズミで実験 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200605230391.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/05/24 
 東北大の宮澤陽夫教授(食品学)らがネズミを使った実験で、健康に良いのは洋食より日本食という通説を科学的に立証した。
 日米の国民栄養調査を基に、最近の両国の代表的な1週間のメニュー各21食分(日本食はさしみや雑炊、オムライスなどで、米国食はハンバーガーやフライドチキンなど)を選び、凍結乾燥し粉末にして3週間食べさせた。
 ネズミの肝臓で計1万種類の遺伝子の働きを比べたところ、日本食のネズミではコレステロールや脂肪を分解する複数の遺伝子が、米国食の1.5倍以上に活性化し、肝臓内にたまったコレステロール量は、米国食の方が1割以上多かった。
抗加齢ドック:あなたの老化度、調べます 東海大学医学部付属東京病院に来月開業 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/05/20060523ddm013100129000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/05/23 
 高齢社会を迎え、年齢を重ねても病気や衰えを極力少なくして元気に暮らすための「抗加齢医学(アンチエイジング)」が注目されているなか、大学病院としては全国初に、東海大学医学部は血管の老化度などを検査し、生活習慣の改善や食事などについてアドバイスする「抗加齢ドック」を医学部付属東京病院(東京都渋谷区、桑平一郎院長)に6月20日開業するという。

2006/05/14
メラトニンの催眠効果は昼間に飲んでこそ効く  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/426622
   ----日経ヘルス Topics 2006/05/09 
 ボストンにある「ブリガム女性病院」(Brigham and Womens's Hospital )のチャールズ・ツァイスラー博士らが、雑誌「睡眠」(Sleep )2006年5月1日号に発表したところによれば、メラトニンの催眠効果は、昼間に飲ませた場合に有効であることがわかったという。
内臓脂肪症候群、40歳超男性の半数危険 脳梗塞の原因 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200605080242.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/05/08 
 厚生労働省が国民健康・栄養調査の一環として’04年11月、無作為に選んだ20歳以上の男性1549人、女性2383人を対象に身体計測や血液検査などを実施した調査結果を発表した。
 その結果によれば、心筋梗塞や脳卒中など生活習慣病の引き金となる「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の疑いが強いか、その予備軍となる人が40歳を過ぎると急増し、40〜74歳の男性の約半数に上るという。

 メタボリック症候群の判定は、内臓脂肪の蓄積を示す目安としてウエストが男性で85cm以上、女性で90cm以上を必須条件として、更に血中脂質、血圧、血糖の2項目以上で基準値を超えると「疑いの強い人(有病者)」、1項目で基準値を超える人を「予備群」としている。

コレステロールや中性脂肪、納豆が効果的 佐賀県有田町住民を調査 
  http://www.asahi.com/health/news/OSK200605020051.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/05/02 
 国立循環器病センターの北風政史・臨床研究開発部長らと、佐賀県有田町などが共同で住民を対象に実施した調査結果によれば、血中のコレステロールや中性脂肪が多い人には納豆が効果的なことが判った。

 血圧、脂質、血糖、肥満のいずれかの指標が高い47〜81歳の男女52人に約1カ月間、朝食に30gの納豆を日常的に食べてもらった結果、高コレステロール群では平均7.7%、高中性脂肪群では平均12.9%、血中濃度が低下した。

前立腺癌を予測するツール 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060427hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/04/27
 医学誌「Journal of theNational Cancer Institute」4月18日号によれば、米テキサス大学保健科学センター泌尿器科教授のIan M. Thompson博士らが、前立腺特異抗原(PSA)の検査結果より正確に前立腺癌の発症リスクが予測できるという「リスク計算ツール」を開発したという。

 このツールは、PSA値のほか、年齢、人種、家族歴、過去の生検所見、直腸指診(DRE)所見からリスクを評価するもので、オンラインで利用できる。

▼前立腺癌リスク計算ツール(英文) (※日本人の場合は、人種の項目で「Others」を選択)
 :http://www.compass.fhcrc.org/edrnnci/bin/calculator/main.asp


2006/04/23
1日1箱以上の喫煙でEDリスクは4割増 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200604/500185.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/04/12 
 オーストラリアのシドニー西南地域ヘルスサービスのChris Millett氏らが、Tobacco Control誌2006年4月号に報告したところによれば、平均年齢37歳のオーストラリア人男性約8000人を対象とした大規模調査の結果、喫煙本数が1日20本を超える男性の勃起不全(ED)リスクは非喫煙者の1.39倍になるという。

 日本たばこ(JT)の2005年の調査によると、日本人男性の喫煙率は45.8%、うち「毎日吸う」と回答した人の平均喫煙本数は22.3本/日であり、他国に比べ潜在的なED患者が多いことを示唆するという。

▼論文の原題:「Smoking and erectile dysfunction: findings from a representative sample of Australian men


2006/04/15
ビタミンCが老化を抑制 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/ext/200604/500091.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/04/04 
 東京医科歯科大や東京都老人総合研究所が、米科学アカデミー紀要(電子版)に4日発表したところによれば、ビタミンCに、生物の老化の進行を抑える可能性があることを確認したという。ビタミンCが加齢に関係することを科学的に証明したのは初めてだと発表。
ビタミンC:老化防ぐ? 不足のマウス、老い4倍加速−−東京医歯大など研究チーム 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/04/20060404ddm041100092000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/04/04 
 東京医科歯科大と東京都老人総合研究所などの研究チームが、4日付の米科学アカデミー紀要の電子版に発表したところによれば、ビタミンCが不足したマウスは通常のマウスに比べ、4倍以上老化が速く進むという。
ビタミンC不足で老化促進 都の研究員ら解明 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200604030355.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/03/23 
 東京都老人総合研究所の石神昭人・主任研究員と東京医科歯科大大学院の下門顕太郎教授らの研究グループがマウスを使った実験で、ビタミンCが不足すると老化が進みやすくなることを明らかにし、米科学アカデミー紀要(電子版)に4日発表した。

東京都老人総合研究所> 「ビタミンCが老化予防に有効である可能性を示す手掛かり

メロドラマやトークショーは高齢者の脳を鈍らせる 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060330hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/30
 米ニューヨーク市立大学ブルックリンカレッジ行動科学助教授のJoshua Fogel博士が、「Southern Medical Journal」3月号に発表したところによると、昼間、メロドラマやトークショーをよく見る高齢女性は認知障害を生じやすいという。
 高齢者が頭を使わないようなテレビの見方をすると、認知力の低下につながることが窺える。

2006/04/02
一人でのランニングは効果半減? 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060323hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/23
 米プリンストン大学(ニュージャージー州)心理学教授Elizabeth Gould氏が、医学誌「Nature Neuroscience」オンライン版3月12日号に発表したところによれば、ラットを用いた最新の研究では、社会的に孤立した状態で走ることにはあまり利点がなく、むしろ健康によくないという。
 ただし、この結果が一人暮らしの人間にとっても意味をもつとはいい難く、社会的交流が健康的なものであり、ストレスの悪影響を緩和することがわかるとGould氏は述べている。
運動の効果は高齢者ほど著しい−−細胞レベルで解明  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/425497
   ----日経ヘルス ニュース 2006/03/23 
 ワシントン大学のスージー・ウー博士らが「米心臓病学会誌」で発表したところによれば、エクササイズを行う前と後で、細胞レベルでの酸素の効率を調べた結果、その変化の割合は、お年寄りの方が、若い人よりはるかに大きく、お年寄りの方が運動により機能が向上することがわかったという。
ビタミンDとカルシウムでお年寄りの転倒防止 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/425367
   ----日経ヘルス ニュース 2006/03/21 
 米内科学雑誌」2006年2月27日号に掲載された研究によれば、サプリメントで年寄りの転倒を防ぐことはできないかを調べた3年間の研究で、ビタミンDとカルシウムを飲んだ女性では、転倒率が46%も少なかったという。

2006/03/19
良い腸相が、若さと長寿をもたらす---35年間、日米の30万人の症例から解明 
  http://www.jafra.gr.jp/shinya.html
     日本食品機能研究会(JAFRA)ヘルシーインタビュー  新谷 弘実 
 アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授/ベス・イスラエル病院内視鏡部長/新谷 弘実博士へのインタビュー記事

 米国に長く住み、過去35年間に日米で30万人の胃腸内視鏡検査を行ってきた経験より、、そして食と腸相との係わりを通して、「食」と「病気」との係わりに関する博士の考えが述べられている。

▼食歴を聞いて、病気の原因を取り去ると、病気や未病から正常に戻る

▼遺伝子的に似ている動物が食べているかを見て、人間も自然に学ぼうという謙虚さも大切

     動物食は胃腸内で十分消化できず様々な毒素を発生します。それが、120歳まで生きられない原因。
▼赤ちゃんのような良い腸相を持てば、120歳まで生きられる
     一番良い腸相は、生まれたての赤ちゃんから10才まで位の腸相です。肉も食べない、悪い食事をしないと良い胃相、腸相を持つことができ、120歳までは確実に生きられるはず。
▼腸を見なくても腸相が良いか悪いか判る方法は?
     腸相が良くないと、腹を触った時、圧痛点があったり、緊張が強くて腸がキューとしたり、触るとコロコロしたり、ガスや便がたまり易く膨満感もある。おならや便のにおいが強かったり、便が黒いとか、水に沈むとか、血が混じていたりもする。

     一番良いのは、内視鏡で腸の中を見ることで、動物食の食べ過ぎとか、植物食が足りないのが判る。
     新谷博士は、30万人の腸相を見てきた経験から、どういうものを食べたり飲んだりしていると、どのような腸相になるか判り、食歴を聞いて、病気との相関を示せるという。

▼年齢より若くみえる人は腸相が良い

▼住んでいる国や場所で、土壌の栄養成分の含有量が異なる

     サプリメントを摂るのも大切なこと。例えば、今のほうれん草は昔と比べて、1/8しか鉄分が入っていない。カルシウムも同様に少なくなっている。
     土壌のミネラルの含有量は国や場所によって違う。抗酸化物質とかセレンとか、ビタミンA、E、Cとか亜鉛とか、土壌から入ってくるものは、場所によって全然違う。
▼日本の栄養学はアメリカと比べて相当遅れている
     腸の中でどの程度消化吸収されたかが問題であり、カロリー計算では無意味なのです。どのようにして食べるか、いつ食べるか、何十回噛むか、誰と食べるか、といった精神的肉体的条件によって、栄養成分の吸収率が違う。
▼「食」に関して、日頃どのようなことに心掛ければ良いか?
     今の植物の抗酸化ビタミンも非常に少ないため、健康を保つレベルが非常に落ちている。また、交感神経ばかりが高まるような生活を送っていると、自律神経失調症になる。免疫力を発揮するためには色々な体内酵素がもの沢山使われる。
     免疫力をつけるためにも、いろいろなサプリメントを摂ることが必要。
▼免疫力のある体を作るためには、土壌からきちんとしなければダメ
     本来、免疫力のある体を作るには土壌からきちんとしなければダメ。農業と医学というのは切り離せない。ちゃんとしたものを作ってそれを食べなければ、健康とか、免疫とか、抵抗力とかを論じても無意味。
     浄水器でちゃんとした水を飲み、サプリメントも良いものを摂れば、抵抗力がつき、病気にもならないし、腸内細菌も良くなり、良い腸相、腸内環境を作ることが健康のカギ。
     食事と水と排泄と運動、そして精神面も大切。心の充実感は健康であるための重要な要素。
平均寿命:先進国では「30年までに」100歳 米国学者が予測 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/03/20060313ddm013100105000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/03/13 
 米スタンフォード大のシュリパド・トゥルジャパーカー教授(生物学)の予測によれば、がん治療などの医療や老化防止研究が現在のペースで進みめば、人間の平均寿命が2030年までに100歳前後になる可能性が高いというが、高価な先端医療を受けられる先進国に限ってのこと。

2006/03/12
どんなに年をとってもエクササイズには効果がある 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/424280
   ----日経ヘルス ニュース 2006/03/09 
 南フロリダ大学の老化研究所のロス・アンデル助教授(老人科)らが、雑誌「加鈴と健康」(Journal of Agingand Health)2月号に発表したところによれば、80〜90歳代であっても、ウオーキングなどのジムのエクササイズを2回/週行うことで、血圧が下がり、体のバランス感覚が改善するという。
夫婦で触れ合っていると、ショックが和らぐ 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/424042
   ----日経ヘルス ニュース 2006/03/08 
 ウイスコンシン大学やバージニア大学の心理学者、神経科学者による研究チームの発表によると、極度の不安な気持ちをなだめてくれるのは、親密な連れ合いが差し伸べる「手」に触れたときであるというMRI(磁気共鳴映像法)を使った試験で明らかになったという。

2006/03/04
認知障害、緑茶1日2杯以上で効果あり…東北大調査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060302ik03.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/03/02 
 東北大大学院医学系研究科の栗山進一講師(公衆衛生学)らが、2002年7〜8月、仙台市在住の70〜96歳の男女約1000人を対象に 、緑茶を飲む頻度などの食生活を調べたうえで、記憶力や図形を描く力など認知機能についてのテストを行った結果、緑茶を2杯/日以上飲む人は、3杯/週以下の人に比べて認知障害になり難い傾向にあることが、わかったという。
週3回以上の運動で認知症リスクが3割減 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/423265
     MedWaveニュース一覧 2006/02/27 
 米Washington大学のEric B. Larson氏らの研究成果tが、Annals of Internal Medicine誌2006年1月号に報告されたところによれば、60代以上の高齢者1740人を平均6年間追跡して、運動の習慣と認知症発症の関連を調べた結果、3回/週 以上定期的に運動する人はそうでない人に比べ、認知症全体とアルツハイマー病の発症リスクが約3割減少することが確かめられという。

 今回の調査は、運動の頻度のみを指標とし、運動の強度や時間は分析に加えていないが、得られた結果は、定期的な運動が認知症及びアルツハイマー病の発症を遅らせることを示した。

 ▼本論文の原題:
  ・「Exercise Is Associated with Reduced Risk for Incident Dementia among Persons 65 Years of Age and Older


2006/02/26
高学歴の人ほど、認知症にかかると進行が早い 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/422994
   ----日経ヘルス ニュース 2006/02/23 
 コロンビア大学の研究グループが、雑誌「神経学・神経外科・精神医学」(Journal of Neurology,Neurosurgery,Psychiatry)で報告したところによれば、ニューヨークに住む65歳以上で、アルツハイマー病と診断された男女312人の精神機能や脳の働きを、5年以上にわたって調べた結果、教育水準が高い人は、一旦認知症が始まると普通の人より、病状の進行が早いことがわかった。
カルシウムとビタミンDで老人の腰骨骨折を予防 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/422866
   ----日経ヘルス ニュース 2006/02/21 
 50〜79歳までの女性 36,282人を対象にした「Women Health Initiative」と言う全米規模のサプリメント(補助栄養食品)に関する、かつてない大がかりな調査研究結果が、カルシウムとビタミンDの組合せで、高齢女性が腰骨を骨折する割合が約3割減少し、予防効果があることがわかっと、2006年2月16日発売の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に発表された。

2006/02/18
野菜とフルーツをたっぷりで、脳卒中になり難い 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/422053
   ----日経ヘルス ニュース 2006/02/13 
 これまでに発表された、食事と脳卒中発症との関係を調べた8編の研究論文を再検討してまとめ調査結果が、医学誌「ランセット」2006年1月28日号に報告されたところによれば、野菜とフルーツをまあまあよく食べる人はあまり食べない人より、脳卒中を起こした割合が11%小さく、毎日ふんだんに野菜とフルーツを食べている人は、その割合が26%も低いという。
少しの運動でも、脳の健康を保てる 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/421118
   ----日経ヘルス ニュース 2006/02/02 
 米シアトルにある健康組合「Group Health Cooperative」が行った研究が、2006年1月発行の「米内科学紀要」(Annals of Internal Medicine )に発表されたところによれば、3回/週 ウオーキングをするなど、軽い運動をするだけで、お年寄りが認知症になるリスクを減らす効果があるという。

2006/02/05
運転免許更新時 認知症を検査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20060202ik06.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/02/02 
 警察庁は、高齢者による深刻な交通事故が目立つことを受け、運転免許証を更新する際、高齢者の認知症の有無や認知機能の低下を判定する「簡易検査」を義務付ける方針を明らかにした。

 簡易検査は、日付や自分のいる場所など、認識能力や記憶力を確認する程度の内容になる見込み。「認知症の疑い」が判断された時は、専門医の診断に移行する。

定期的な運動がアルツハイマー病発症を遅らせる 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060126hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/27
 「健康に関する共同研究センター(Group Health Cooperative's Center for Health Studies:シアトル)」所長のEric B. Larson博士らが、、医学誌「Annals of Internal Medicine」1月17日号に発表したところによれば、少なくとも3日/週 軽度の運動を続ければ、高齢者に見られるアルツハイマー病や他の認知症の発症リスクが30〜40%低下するという。

 同博士らは、定期的な運動はアルツハイマー病や他の認知症の発症を阻止することはできないものの、長期にわたり発症を遅延させる可能性があると述べている。


2006/01/29
ヘルシーリポート:ほどほど飲酒で、ますます長寿に ストレス緩和、美白効果にも 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/01/20060128ddm010100109000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/01/28 
 生活習慣病を予防するコツは、食事・運動とも“ほどほどに”するということだが、アルコールも同じで、適度な飲酒は寿命を延ばす。
 アルコールの中でも特にウイスキーには、尿酸の排出や美白効果など意外な成分が含まれることが分かってきたという。

 ▼糖尿、痛風−−熟成ウイスキーでストップ!

    日本酒にして1日平均3合(純アルコール分で60g/日)以上の飲酒は肝障害、痛風、脳卒中、がんなどのリスクになる。
 ○適量は1日約20g
    日本酒なら1日1合ほど、ビールなら1日に中瓶1本程度
 ○Jカーブ
     節度ある飲酒は逆に糖尿病の発症を抑える。これがJカーブといわれるリスクと効果の関係がある。
    ウイスキーに含まれるポリフェノールの一種、エラグ酸が糖尿病の合併症(網膜症、腎障害など)の進行にかかわる酵素(アルドース還元酵素)の働きを抑えることが福山大や静岡県立大、京都府立医科大などの共同研究で分かった。この抑制作用は熟成期間の長いウイスキーほど強い。
 ○尿酸の抑制
     痛風の原因といわれる尿酸は酵素の働きでプリン体からつくられるが、ウイスキーに含まれるポリフェノールの一種が酵素の働きを阻害して尿酸の生成を抑えるという。同様の成分は焼酎にはなく、この成分はオークの樽で熟成する中で生じる。
 ○尿酸にもメリット
    悪者扱いの尿酸だが、最近の研究では動脈硬化を引き起こすフリーラジカルの作用を弱める働きが分かってきた。ウイスキーには、肌のシミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑える成分も含まれる。動物実験では香り成分がストレスの緩和にもなることが分かった。

2006/01/22
【やさしい介護学】年老いた親 呼び寄せるなら 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20060115ik01.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/01/15 
 老いた親が夫婦二人での生活や一人暮らしが難しくなった時、子供のもとへ呼び寄せる時の注意点についての記事。

 親にとっては、住み慣れた土地や友人と離れることになり、かえって元気をなくしてしまう場合もあるので、

  • 頻繁に「行き来」から
  • 新しい土地への順応能力が高いのも元気なうちなので、早い段階で呼び寄せるのも一つの方法
  • 方言で会話 元気も復活
  • 特に親が認知症の場合、接し方などを学んでおくことが必要
  • “スープ冷めない距離”で気楽に
  • 訪ねて行けない時には、電話だけでも
  • 町内会の行事に出たり、老人クラブに入ってみたりするのもいい
魚180gを毎日食べると週1回に比べて心筋梗塞リスクが半減 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/419793
     MedWaveニュース一覧 2006/01/18 
 大阪大学の磯博康氏らが Circulation誌電子版に2006年1月9日に報告したところによれば、 40〜59歳の日本人男女4万人超を対象に、魚介類の摂取と冠疾患リスクの関係を調べ、平均23g/日を摂食している群に比べ、平均180g/日を摂っている群では、全心筋梗塞リスクは53%低く、非致死的冠イベント・リスクは57%低いことが明らかになった。

 西欧での研究では、魚を週に1〜2回(1日30〜60g)食べると、冠動脈疾患と心臓突然死のリスクが減少すると報告されていたが、日本人のように、魚を高頻度、大量に食べる集団を対象に、初回冠疾患イベントのリスクと魚摂取量の関係を調べた研究はほとんどなかった。

 2003年の厚労省調査では、日本人の魚介類摂取量は、40〜49歳で平均93.2g/日、50〜59歳では105.5g/日だった。これは、今回の集団では第2/5群に相当する。この群では、統計学的有意なリスク減少が見られなかった。刺身1切れが約15g、魚の切り身1切れは約80g、となれば、夕食以外にもう1食、魚料理を食べることで最高5/5位群入りが可能になるが、魚に含まれる水銀やダイオキシン、調味に用いられる塩分などの摂取増には注意した方がよさそうだという。

Circulation誌Webサイト:原題は「Intake of Fish and n3 Fatty Acids and Risk of Coronary Heart Disease Among Japanese. The Japan Public Health Center-Based (JPHC) Study Cohort I」

魚を週8食、心筋梗塞の発症60%減…厚労省調査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060117ik08.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/01/17 
 アジ、イワシ、サンマ、サバなど脂肪の多い青魚に豊富に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸は、血管を詰まり難くする効果がある。厚生労働省研究班が岩手、秋田、長野、沖縄県内に住む40〜59歳の男女約4万人を対象に、1990年から約11年間追跡調査した結果、魚を週に8食食べる人は、1食しか食べない人と比べ、心筋梗塞を発症する危険度が60%近くも低いことが、分かったという。
植物性たんぱく質の摂取量と血圧は逆相関する、日中英米の国際研究で明らかに 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/419727
     MedWaveニュース一覧 2006/01/17 
 英ロンドン大学のPaul Elliott氏らがArchives of Internal Medicine誌2006年1月9日号に報告したところによれば、4カ国の17集団(日本4、中国-3、英国-2、米国--8)に属する40〜59歳の男性2359人と女性2321人、計4680人を対象に、植物性たんぱく質、動物性たんぱく質、総たんぱく質の摂取量と血圧の関係を調べる横断的疫学研究を実施した結果、植物性たんぱく質の摂取が血圧と逆相関することを示し、植物性たんぱく質の豊富な食事は、高血圧および高血圧関連疾患の予防に有効であることをさらに確認したといえる。
 これまでに行われた疫学研究や実験の結果は、たんぱく質の摂取量と血圧が逆相関することを示唆していた。

 植物性たんぱく質の摂取と高い相関を示したのは、総繊維摂取量とマグネシウム摂取量。動物性たんぱく質と高い相関を示したのは、コレステロール摂取量だった。たんぱく質の総摂取量と血圧の関係について、女性には有意な関係は見られず、男性では身長・体重で調整した後でのみ関係は有意だった。
  過去に行われた研究の結果と一致しなかった理由は、研究方法や対象集団が違うためと考えている。

▼原題:「Association Between Protein Intake and Blood Pressure

魚食は脳にいい−高齢者の記憶力が保たれる
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/419190
   ----日経ヘルス ニュース 2006/01/10 
   65歳以上の高齢者3718人の食事と医療記録を分析し、魚を平均1回/週食べている人では、魚を食べていない人と比べると、脳の衰えの進行が10%遅く、2回/週以上食べている人では、記憶力の低下が13%遅かったという記憶力テストの結果が、「神経科学雑誌」(Archives of Neurology )2005年12月号に掲載された。

2006/01/15
勃起不全は心血管疾患発症の警告サイン 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060106hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/06
 米テキサス大学健康科学センター(サンアントニオ)のIan M. Thompson博士らは、前立腺癌(がん)予防に関する臨床試験に参加した男性9000例以上の、1994〜2003年にかけて、3カ月毎に勃起不全および心血管疾患に関する評価結果を米医学誌「JAMA」12月21日号に発表したところによれば、勃起不全が心臓発作(心筋梗塞)や脳卒中、その他の心血管疾患の発症を警告する主要な徴候であるという。
ビフィズス菌 インフルエンザ予防に効く!? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060104ik0d.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/01/04 
 森永乳業栄養科学研究所(神奈川県座間市)によれば、茨城県内の介護老人保健施設に入所している高齢者27人(平均年齢86歳)を対象に、2004年11月からインフルエンザ流行のピークが過ぎる2005年3月末まで、ビフィズス菌の一種「BB536」を1000億個含む粉末(2g)を飲み続けたグループ(13人)と1ヶ月半で飲むのを止めたグループを比較した。  飲み続けたグループでは白血球の殺菌機能が高まる傾向が見られ、インフルエンザ発症者がいなかったが、1ヶ月半で飲むのを止めたグループでは5/14人が発症したという報告を、今年3月に開かれる日本農芸化学会大会で発表するという。
抗加齢に効果のアミノ酸サプリ、1月発売
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/418761
     MedWaveニュース一覧 2005/12/27 
 ドクターシーラボは、基礎代謝を助け若さと健康を維持するのに役立つと考えられているアミノ酸、オルニチンとアルギニンを含むサプリメント「オルニチン&アルギニン」を2006 年1月23日より、Webサイトで販売する。アミノ酸のオルニチン1000mgとアルギニン400mg、クレアチンを配合したもの。3月にはドラッグストアなどでも発売する予定。

ドクターシーラボIR・企業情報> 2005/12/26 新製品に関するお知らせ (PDF)


2005/12/30
老人の高血圧にはやっぱりご注意! 精神機能の衰えが早まりやすい  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/418316
   ----日経ヘルス ニュース 2005/12/20 
   雑誌「神経心理学」に発表された研究によれば、年を取るとともに、神経心理学テストの成績が年々下がるが、血圧が高い人程、その下がり方が大きく、高齢者の精神機能の衰えは、高血圧との関係が深いという。
乳製品は中高年男性のメタボリック症候群リスクを下げる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/414293
     MedWaveニュース一覧 2005/11/17 
  フランスToulouse大学医学部疫学科のVanina Bongard氏らが、AHA200のポスターセッションで1月16日報告したところによれば、フランスにおける断面調査の結果、乳製品を多く摂る中高年男性はあまり摂らない人に比べ、メタボリックシンドロームになるリスクが6割も低いことが分かった。

 しかもBMIが25kg/m2を超える人や過体重の人では、よりリスクの減少幅が大きいことが判明した。カロリー過多に注意して乳製品を多めに摂るのは健康法の一つとして期待がもてそうだという。

早期退職者は早死する?!−−米国研究 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/405382
     MedWaveニュース一覧 2005/10/27 
 British Medical Journal誌電子版に2005年10月21日に報告された米シェル石油 Shell Health ServicesのShan P Tsai氏らが調べた同社の従業員を対象にした、55歳または60歳での早期退職者と65歳定年退職者の生存率を比較した調査結果によると、一般に、早期退職はストレスを減らし、長生きにつながると考えられるが、むしろ65歳まで勤めた人の方が死亡リスクが低く、55歳退職者の調整済み死亡リスクは65 歳退職者より約4割高いという。

▼本論文の原題 :「Age at retirement and long term survival of an industrial population: prospective cohort study

魚をよく食べると脳の老化を遅らせることができる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/405643
   ----日経ヘルス ニュース 2005/10/26 
 「神経学紀要」に掲載された研究報告によれば、65歳以上のお年寄り3718人を対象にした調査結果、魚をよく食べている人ほど記憶力や言語能力などの面で、脳の健全な状態を長続きさせていることが判ったという。

2005/10/23
脳波を調べれば、認知症の前兆がつかまえられる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/403737
   ----日経ヘルス ニュース 2005/10/17 
 ニューヨーク大学(NYU)医学部のレスリー・プリチェップ博士らが、雑誌「加齢の神経生物学」 (Neurobiology of Aging )のオンライン版に発表したところによれば、60〜70歳代に脳波を調べると、7〜10年後に認知症(痴呆症)になるかどうかが確立90%程度で予測できるという。

2005/10/16
かんで健康:/下 高齢者編 義歯でも、しっかりと
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/10/20051015ddm013100032000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/10/15 
▼寝たきりや認知症も改善へ−−脳全般の機能が活性

 NPO法人「健康情報推進機構」の理事長、斎藤滋さんらの研究グループが、若者と高齢者に2分間ガムを噛んで、かむ前と後の脳の様子をfMRI(機能的磁気共鳴画像化装置)で比較する実験を行った結果、記憶力と深い係わりのある海馬の活性化が確認され、高齢者に明らかな変化があり、特に、海馬だけでなく、情緒、感性、独創性などと密接な関係のある右脳の前頭前野も活発になったという。

 高齢者にとって、よく噛むことは脳の活性化につながり、健康的な生活を送るためにも、大きな意義を持っているという。義歯の不具合から、ふさぎがちだった80代の女性が、口内ケアで何でも食べることができるようになり、活動的な日々を取り戻したケースもある。
 年をとったからといって、お粥や軟らかいメニューにせず、普通の食事を時間をかけて、ゆっくり噛んで食べる気力と工夫が大切であり、寝たきりや認知症の高齢者でも、口の中をケアし、義歯やかみ合わせの状態を調整することで食べることができるようになり、症状が改善することがあるという。

歯の多い高齢者は健康
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20051004ik0e.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/10/04 
 兵庫県国民健康保険団体連合会が保有する同県内全域の医科と歯科のレセプト(診療報酬明細書)をもとに調査分析した結果、自分の歯が20本以上残っている70歳以上のお年寄りは、歯が4本以下の人と比べ、身体の病気で費やす医療費が平均約9000円/月も少ないことが分かったという。

2005/10/02
スローな筋トレ 意外にも効果
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050926ik07.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/09/26 
 手軽に行える割に、筋力アップやダイエット効果も大きいと注目される「スロートレーニング」について。
東大教授の石井直方さん(身体運動科学)によると、運動後に分泌される成長ホルモンが鍵を握る。

 スロトレの利点は、従来の方法より、軽い重量で出来るので、関節を痛め難いこと。また、血圧の上昇が少ない分、脳や心臓に負担がかからず事故防止にもつながる。更に成長ホルモンの効果で、新陳代謝が活発になり、長期的に行えば、肌つやにも効果が出てくるという。

 減量したい人は、ウオーキングなどの有酸素運動との組合わせが効果的で、コツは先にスロトレを行い、分泌された成長ホルモンの効果で、脂肪分解が進み、その後、有酸素運動に移った際に脂肪燃焼効果が大きくなるという。

お年寄り転倒予防 歩くより自転車こぎ効く…東北大が研究
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20050925ik08.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/09/25 
 岡山県倉敷市で開会された日本体力医学会で、東北大の伊藤正敏教授、藤本敏彦講師らの研究発表によれば、年寄りが寝たきりになる主な原因が転倒による骨折であり、この予防には大腿部や腰周辺の筋肉の鍛錬が必要と言われているが、それにはウオーキングよりも自転車こぎの方が有効だという。

2005/09/25
「医」再考:長野モデル/4 終生現役
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050924ddm012100176000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/24 
 人のつながり大切に

 「長野モデル」には、見逃すことのできない特徴があり、それはお年寄りが元気で働いていることだ。「終生現役」の生きている間は元気で、寝たきりなどにならずコロリと死ぬ−−という長寿の終え方の理想のPPK(ピン・ピン・コロリ)である。高齢者就業率の全国平均は22.2%だが、長野県は31.7%(’00年国勢調査)で「就業」は農業が中心、30%を超す都道府県は長野だけ。

 「健康で長寿」が実現したのは、医師や保健師、保健補導員、行政組織などの活動だけではなく、健康とは無縁のような組織も大きな影響を与えているという。

「医」再考:長野モデル/3 網の目
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050923ddm012100113000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/23 
 重層的に健康カバー

 「長野モデル」を分析した研究の多くが指摘するものに、保健補導員の存在がある。現在は県内全市町村で計約13,000人が活動している。元々は農家に嫁いだ女性が、厳しい農作業、家事労働の中で、出産し、子育てをするために「自分たちの体について知ろう」と始まり、学習活動が中心だだったが、地域の集団健康診断の手伝いをしたりするなかで、住民の健康を気遣う「地域の健康の担い手」になった背景や、
 長野県では保健補導員、保健師、医師などいろいろな医療関係の立場の人が、「網の目」を張り巡らし、重層的に住民の健康をカバーしている構造がある。

「医」再考:長野モデル/2 予防
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050922ddm012100144000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/22 
 JA長野厚生連佐久総合病院は、「農村医学の拠点」と呼ばれることが多い。

▼八千穂村全村健康管理システム:
 1959年に佐久病院が「病気を治すだけではだめだ。病気をなくす仕事もしなくてはならぬ」(若月俊一氏)と始めた健康管理のシステムは、15歳以上の全村民を対象に年1回の健康診断を実施するだけでなく、一人一人の健康台帳を作成、健診結果だけでなく生活・環境要因も記入した。
 また村民に健康への意識をもたせるため、各自が記入する健康手帳も取り入れた。この「早期発見、早期治療、予防重視」を目指した健康管理は同村の医療費を激減させ、国民健康保険会計を黒字にしたこの方式は、健康集団スクリーニングとして長野県全体に広がり、さらに全国的にもモデルになった。

「医」再考:長野モデル/1 長寿の里
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050921ddm012100058000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/21 
 長野県は低い医療費で県民の長寿を達成している。なぜ長野県が「優等生」なのか?。この「長野モデル」を通じて医療や医療費の問題を考える。

▼病院行かないと表彰
 浅間山や八ケ岳を望む長野県佐久市にはユニークな表彰制度がある。1年間医療機関にかからなかった70歳以上のお年寄りを対象にした、高齢健康優良者表彰だ。
 三浦市長によれば、「健康長寿」の背景は「豊かな自然に囲まれて何でも食べ、体を動かすこと」という。だからそうした生活が維持できるように、保健、医療、福祉が連携した「生活支援」を目指す。子育てから介護まで生活丸ごとの支援だという。

暮らしWORLD:声に出して読む老人 主役で生き生き、機能回復も
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050921dde012100027000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/21 
 老人ホームで入所者に物語などを音読して聞かせる「読み聞かせボランティア」。その語り手と聞き手を逆にしたユニークな取り組みを 10年以上続けてきた横浜市の特別養護老人ホーム「さくら苑」の取り組みが、注目されている。

 斎藤孝・明治大文学部教授の「声に出して読みたい日本語」(草思社)がベストセラーになり、東北大未来科学技術共同研究センターの川島隆太教授が「音読や簡単な計算を繰り返すことで脳の前頭前野を活性化させる」と科学的に立証したことなどから、最近は音読がブームになっている。

認知症:脳を活性化、CDで予防 和歌山県医大・板倉教授ら制作
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050919ddm013100165000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/19 
 和歌山県立医大の板倉徹教授(脳神経外科)とテイチクエンタテインメントが制作した脳を活性化させ、認知症(痴呆)防止に効果が期待できるという CD:「脳知(のうち)改革」 が注目されている。

 このCDは、音と言葉という限られた情報のラジオでは、想像力が膨らみ、脳全体が活性化されるという説を、地元ラジオ局の番組や、各地の講演会で、分かりやすく説明していた同教授の講演を聞いたテイチクの担当者が企画を持ちかけ製作されたもの。

脳知改革〜聴くだけ簡単!脳の話〜  (テイチクエンタテインメント)

    和歌山県立医科大学の現役医師、板倉徹による、「脳」をテーマにしたトークCD。
    最近解明されてきた脳の働きや能力を、身近な話題からわかりやすく説明する。

2005/09/18
“女性の味方”大豆イソフラボンに美肌効果/ キッコーマンがシワ改善効果をヒトで確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/398264
     MedWaveトピックス 2005/09/07 
 大豆イソフラボンは、骨粗しょう症やのぼせ、月経前症候群(PMS)など、女性ホルモンのバランスの崩れに伴う不調を予防、改善する成分として知られており、肌への影響については、試験管や動物実験で、メラニン生成抑制やコラーゲン生成促進などの効果が確認されていた。

 今回、キッコーマンは、腸や胃での吸収が良い「アグリコン型」と呼ばれる大豆イソフラボンを使って、女性ホルモンの分泌の低下が原因で起こる皮膚のシワや弾力の低下を予防、改善する効果があることをヒトでの臨床試験で確認した。

今後は、大豆イソフラボンが更年期が原因の肌老化の対策成分としても注目を集めそうだという。

女性ホルモン、肺がんとも関連性…厚労省研究班
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050914i515.htm
     Yomiuri-Online 科学 2005/09/15 
 女性ホルモンは乳がんの危険因子の一つだが、たばこを吸わない人にも多い肺の腺がんは、女性ホルモンと関連する可能性が指摘されていた。厚生労働省研究班が、大規模な追跡調査で肺がんの危険因子でもあることを突き止め、14日発表した。

 子宮や卵巣の手術で閉経し、ホルモン剤を使用している女性の場合、自然閉経した女性に比べて、肺がんの危険性が約2倍高い。


2005/09/11
80歳以上で自分の歯を20本以上持つ人が5年で5割増 / 東京都が歯科保健目標の達成度を中間報告
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/396064
     MedWaveトピックス 2005/09/07 
 東京都福祉保健局が9月2日に発表した「西暦2010年の歯科保健目標」の達成度中間評価報告書によれば、80歳以上の東京都民のうち、自分の歯を20本以上持つ人の割合が、5年前の27%から41%へと約1.5倍に改善していることが明らかになった。
  「西暦2010年の歯科保健目標」は、健康寿命を伸ばせるように、80歳になっても20本以上自分の歯を保つという8020(ハチマル・ニイマル)の実現を目指しているもの。

▼東京都福祉保健局の中間評価報告書


2005/09/04
介護予防サービスの支払い、定額と成功報酬の仕組みを導入
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050830ik05.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/08/30 
 厚生労働省は、介護保険制度改革により来年4月から導入される介護予防サービスで、事業者に支払われる報酬に、1か月単位などの定額払い方式と、利用者の状態改善に応じた成功報酬の仕組みを導入する方針を固めた。
抗加齢医学:華麗に加齢 予防医学の最新研究事情を追う−−京漬物も対象
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/08/20050822ddm013100143000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/22 
「病気を治す」のではなく、「病気にならないようにする」予防医学・「抗加齢(アンチエイジング)医学」の最新事情

今秋からは、抗加齢医学会の専門医が、バイオマーカー、骨密度、血管年齢などを検査し詳細な指導をする新しいタイプの人間ドック・「アンチエイジング・ドック」が全国約100カ所の医療機関で始まるという。

▼病気と老化の元凶

人体を老化させ、病気を引き起こす原因の一つが、物質を酸化させる不安定な分子の「フリーラジカル」。
呼吸によって体内で生まれ細胞やDNAを傷つけるが、体内には元々フリーラジカルを消滅させる「抗酸化酵素」がある。でも加齢と共に減っていく。
それを補うのが、ビタミンCやE、CoQ10等の抗酸化物質。抗加齢医学の基本は、抗酸化物質を摂取し、適度な運動をすることだという。
▼マーカーを探せ
フリーラジカルによる細胞の損傷は、病気になる前や発症のごく初期に起き、この時の体の中の変化を「バイオマーカー」と呼ぶ。このマーカーを見つければ、病気を発症前に防ぐことが可能になるので、さまざまなマーカーが世界中で探されている。
▼薬膳料理などを解析
食品のさまざまな効能の解明も進められており、がん予防効果があるとされる漬物、コレステロールを下げるとされる中国茶、脂肪を分解するという薬膳料理など。
▼代替医療の評価にも
これらの研究は、健康食品や漢方、鍼灸、温泉療法等の代替医療の効果を科学的に評価するシステムづくりにも繋がることが期待される。
▼βグルカンの臨床試験を開始
ヨガが中年層の減量に有効 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050812hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/08/12
 米Fred Hutchinson癌研究センター(シアトル)が、ヨガが単に筋力や柔軟性を高めるだけではなく、中年層の減量に有用であることを、初めて評価し、その結果は医学誌「Alternative Therapies in Health and Medicine」7/8月号に掲載された。

 今回の調査結果は、ヨガのタイプによる身体的強度の差が考慮されていないほか、個人の記憶に基づく自己報告によるものであるため、今後の観察試験で不足部分を補うことができれば、大規模な無作為化試験を実施することができると期待されるという。


2005/07/31
【やさしい介護学】おなか出て、中性脂肪、血糖値など高めなら・・・メタボリックシンドロームの芽
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050725ik07.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/07/25 
 メタボリック(代謝)とは、脂質や血糖など体に必要な成分を調整する機能のことです。
 「メタボリックシンドローム」とは、肥満とまではいかないが、おなかが出てきた、中性脂肪や血圧、血糖の値が少し高め。これらの条件が重なった状態で、病気とまでは言えないが、数値がやや高い項目が、3〜4項目が重複すると、動脈硬化の危険が一気に高まる状態のこと。

 日本高血圧学会などが、日本人用の診断基準を発表しました。この肥満の基準が、身長と体重から算出するBMIではなく、腹囲になっているのが特徴。

 メタボリックシンドロームから脱するには、内臓脂肪を減らせばいいのですが、どうしたら減らせるか?。減量するには、摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やすこと。ダイエットの王道ですが、横浜市大医学部教授の栃久保修さんは無理なく続けられる「体重計ダイエット」を提唱する。
 朝起きて、体重を測ってグラフにつけ、夕食後か寝る前に、もう一度測ってグラフにつける。
ポイントは50g単位で測れる体重計を使うことで、少しの変化が目に見えて励みになる。逆に50g/日以上の減量は、急激過ぎてリバウンドのもとだという。  「50g/日で1か月に1.5Kg。4〜5Kg減れば、体調の良さを実感出来るので、最低3ヵ月を目標に頑張ってみてこと。

▼メタボリックシンドロームの診断基準
  下記の腹囲の条件を含む他の3項目以上が該当したらメタボリックシンドローム

  1. 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
  2. 中性脂肪が150mg/dL以上、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dL未満
  3. 最高血圧が130以上、または最低血圧が85以上
  4. 空腹時血糖値が110ミmg/dL以上
IQの高い人が晩年幸福であるとは限らない 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050721hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/07/21
 英エジンバラ大学のAlan J. Gow博士らが,1921年生まれのスコットランド人550人を追跡調査し、英国医師会誌「BMJ」7月16日号に発表したところによれば、80歳時点での人生への満足度と,11歳あるいは79歳でのIQ(知能指数)の相関関係は統計的に有意でなく,知能が幸福とは関係しないことが示された。

 現代社会では精神的能力が高く評価される中で,この研究結果は驚きかもしれないが,Gow博士は、「人生を乗り切るのに十分な知能さえあれば,それ以上は重要ではないのかもしれない」と述べている。


2005/07/16
発酵乳の継続飲用で高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)が向上、カルピスが発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383808
     MedWaveトピックス 2005/07/04 
 カルピス社の基礎研究フロンティアラボラトリーが、乳酸菌「Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)CM4株」発酵乳の継続飲用が、健康な高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)を改善する効果があることを確認したと発表した。
 カルピスは、大阪大学保健センター、大阪大学医学研究科精神医学教室の杉田義郎氏と実施したヒトでの飲用効果に関する共同研究成果を、日本睡眠学会で6月30日に発表した。

カルピスプレスリリース 2005/06
 乳酸菌Lactobacillus helveticus CM4株発酵乳の 継続飲用による睡眠・生活の質の改善効果を確認− 発酵乳の継続飲用効果をヒト試験で科学的に解明 −

運動するお年寄りには前立腺ガンが少ない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/383126
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/29 
 医療に従事している男性47,620人の医療記録を14年間分調べた結果、65歳以上よく運動する人(週に少なくとも3時間はかなり激しい運動をする人)は、運動をあまりやらない人より、進行前立腺ガンになった割合と死亡した割合の合計が67%低かったという疫学研究結果が「米内科学雑誌」に報告された。 運動が、なぜ前立腺ガンのリスクを減らすのかは、まだわかっていない。

2005/06/25
1日1箱40年間の喫煙で女性の身体は7.4年余分に老化する/ 肥満と喫煙はテロメア長の短縮を加速――英国の研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/382143
     MedWaveトピックス 2005/06/23 
 英国St. Thomas病院のAna Valdes氏らが、Lancet誌電子版に2005年6月14日に報告したところによれば、白人女性を対象にした白血球細胞のテロメア長の短縮に肥満と喫煙が細胞レベルの老化を加速していることが示された。

 染色体の末端に存在するテロメアは、染色体の分解や末端どうしの融合の阻止に役割を果たし、テロメア長は、細胞分裂が起こるたびに短縮する。

 BMIに対しては、30歳以上の女性が最も短く、20〜30の女性はそれより長く、20以下の女性はさらに長かった(傾向のp値=0.026)。肥満女性のテロメア長は、痩せた女性に比べ240bp短かったことより、テロメア長を指標とする細胞レベルの老化が8.8年分も早まっていることを意味する。

喫煙については、「喫煙歴無し」・「過去に喫煙」・「現在も喫煙」という順序でテロメア長は短くなり(p=0.02)。1箱・年当たり5bp(18%)余分に短縮することから、1日1箱を40年間吸い続けると、喫煙経験のない人に比べ、細胞レベルの老化は7.4年分進む計算になる。


2005/06/19
CoQ10は、冠動脈の血流速度をアップ /日大医学部が実験で明らかに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381227
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 日本大学医学部循環機能検査室の笠巻祐二氏らが、6月10日の第5回日本抗加齢医学会総会で発表したところによれば、コエンザイムQ10(CoQ10)投与により、心臓の冠状動脈の血流速度が上昇することがわかったという。
   これにより、CoQ10は心臓の細胞に酸素や栄養を送る冠動脈の循環を改善し、心臓を保護する作用がある可能性が示唆されたといえる。
高麗ニンジンは皮膚再生を促進、パフィアは肌老化を抑える
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381228
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 第5回日本抗加齢医学会総会(6月 10〜11日)で発表されたところによれば、愛媛大学医学部分子細胞生命科学講座講師の木村善行氏らは、各種サポニンの火傷に対する皮膚再生について、また松浦薬業(名古屋市中区)課長の深谷幸隆氏らは、加齢による老化と、紫外線による光老化に対するパフィアの効果を調べた。

 その結果、高麗ニンジン(紅参=こうじん)のサポニンを火傷をした皮膚に塗ると、低濃度でも皮膚の再生が促進されることがラットの実験で明らかになった。また、南米に自生するヒユ科の植物パフィア(ブラジルニンジン)を服用することで、皮膚中のコラーゲンの合成が促進され、紫外線下で生じる皮膚の肥厚も抑えられることが、ラットやマウスの実験でわかったという。

シイタケ由来成分に抗アレルギー効果を確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381139
     MedWaveトピックス 2005/06/16 
 第5回日本抗加齢医学会総会において、明治鍼灸大学眼科の山田潤氏が発表したところによれば、シイタケから抽出される「レンチナン」という高分子多糖体のβ-1,3-グルカンは、以前より免疫応答を修復する働きがあるとして、がん免疫療法などに使用されいたが、高分子量なので腸管から吸収され難かったが、レンチナンを微粒子化した経口摂取でも抗アレルギー効果を発揮することが分かったという。
ライオン、女性の薄毛の原因を解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/380445
     MedWaveトピックス 2005/06/14 
 ライオンは6月13日、女性の薄毛を引き起こす原因のひとつとして、発毛を促進するたんぱく質「BMP」(Bone Morphogenetic Protein:骨形成因子)の遺伝子発現の低下が女性ホルモン減少により引き起こされることを発見したと発表した。研究成果は、今年6月15日に東京国際フォーラムで開催される「日本基礎老化学会 第28回大会」で発表される予定。

▼ライオンのプレスリリース(2005.06.13)
 「“女性ホルモン”の減少も「女性の薄毛」の引き金に!〜“女性ホルモン”が減少すると発毛促進シグナル「BMP」の生成が抑制される〜

盆踊りで、筋力維持ができる!
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/380459
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/14 
 第5回日本抗加齢医学会総会(6月10〜11日)で、早稲田大学スポーツ科学学術院の福永教授は、楽しく筋力を鍛えるため、踊りを利用するアイデアを提案した。
温州ミカンで肝機能障害を予防? 静岡の産地で疫学調査 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506090262.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/09 
 果樹研究所(本部・茨城県つくば市)が発表したところによれば、ミカンの産地・静岡県三ケ日町の住民約900人を対象に、町などと合同で03年度に行った疫学調査で、温州ミカンの成分の血中濃度が高いほど肝機能の数値がよく、動脈硬化のリスクも低いというデータを発表した。

 温州ミカンにはβ-クリプトキサンチンと呼ばれる成分が、オレンジの10倍以上含まれるという。


2005/06/12
瞑想してストレスをほぐすと長生きする   
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/379373
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/08 
 「米心臓学会誌」(American Jouurnal of Cardiology )5月1日号に発表された研究結果によれば、平均年齢72歳で、高血圧気味のお年寄り202人を2グループに分け、健康に役に立つ情報を常時与えて健康に注意するよう指導したグループよりも、超越瞑想(TM)など、ストレスを緩和し血圧を下げるという瞑想法を18年間実行させたグループのほうが、心臓病で死亡した割合が30%も少なく、心臓病以外の原因で死亡した割合も23%少なかった。
5人に1人は65歳以上、ますます高齢化   
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050603ik05.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/06/03 
 2005年版「高齢社会白書」が6/3に発表された。65歳以上の高齢者人口は2004年10月1日現在、2488万人で、総人口に占める比率(高齢化率)は19.5%となり、ともに過去最高を更新した。
 高齢化率は2015年に26.0%、2040年には33.2%に達すると見込まれている。

内閣府平成17年版「高齢社会白書」閣議決定 > 平成17年版高齢社会白書

テアニンに抗ストレス作用を確認・ 太陽化学と名大が成果を発表  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378769
     MedWaveトピックス 2005/06/03 
 太陽化学と名古屋大学大学院環境学研究科助教授の大平英樹氏が共同で、5月28日の第23回日本生理心理学会大会で発表した研究成果によれば、緑茶に含まれるうまみ成分で、リラックス効果のあるテアニンに、ストレスを和らげる抗ストレス作用があるということを、人間を対象にした実験で確認した。
ぼけないためには、多様な日常活動をどんどんやろう  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378612
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/03 
 お年寄りがぼけないためには、 「せんたく、皿洗い、そうじ」「庭いじり」「良く外に出て歩く」等、毎日いろいろなことをやって、体を動かすのが一番であると「米疫学雑誌」(American Journal of Epidemiology)4月号に掲載された研究論文が勧めている。

中年男性の64%がカロリー過多を自覚、3カ月以上運動ゼロも62%、花王の調査で判明  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378446
     MedWaveトピックス 2005/06/02 
 花王が実施した調査は2004年11〜12月、首都圏在住の30〜50歳代既婚男性サラリーマンを対象に行われ、連続する7日間の日常行動や生活意識について、323人から有効回答を得たもの。

 その結果、全体の60%が食生活や運動習慣から考えて、「太りやすい生活」を自覚。自覚がある人の43%は、最近5年間に体重が増加している。
 食生活については、全体の64%が、カロリーオーバーを認識し、特に太り易い生活を自覚している人では、79%がカロリーオーバーだと考えているが、適正カロリー量を知るのは全体の10%に過ぎない。
 その他、「早食い」を自覚する人が72%、「食事が不規則」が54%、「寝る直前に食べる」が59%に達している。

 運動については、62%は直近3カ月に全く運動をしていない。運動不足を自覚している人は全体の69%に達する。休日も多忙や疲労を口実に、全体の57%が「家でごろごろ」している。

 ▼花王のプレスリリース(2005.5.30)
   『現代サラリーマンの太りやすい生活行動』調査

コレステロールを下げるにはもっと野菜を食べなさい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378351
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/02 
 コレステロール値が高いと、心臓血管系の病気になり易くなるが、野菜など植物性の食物を多く含んだ食事次第でコレステロール値が下がるというデータが「米内科学雑誌(Annals of Internal Medicine )」5月3日号に報告された。
中年太りは、後年、認知症になりやすい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378102
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/01 
 NIH(米国立衛生研究所)の資金により「カイザー・バーマネンテ医学基金の研究者がブリティシュ・メディカル・ジャーナルのオンイン版に発表したところによれば、カリフォルニアの住人たちを、30年近く追跡調査した結果から、40代ごろに肥満、ないし体重オーバーだった人は、年を取ってからアルツハイマー病などの認知症にかかる割合が高いことがわかっという。

2005/05/21
日本抗加齢医学会、雑誌「アンチ・エイジング医学」創刊
  専門医・指導士の試験は6月に実施へ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/376158
     MedWaveトピックス 2005/05/20 
 医師や薬剤師、看護師などの会員約2200人を抱える「抗加齢医学会」が、 2005年5月、雑誌「アンチ・エイジング医学」を創刊した。創刊号は約8000部で、年4回発行する予定。

 また、第1回抗加齢医学専門医・指導士の認定試験を6月12日に行われる。

抗加齢医学会 > 学会雑誌「アンチ・エイジング医学」創刊について  > 創刊号

加齢黄斑変性症は抗酸化ビタミンで減らせる  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374989
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/16 
抗酸化サプリメントに、加齢黄斑変性症の予防効果があるという基礎データは、既に2001年に発表されており、米国ボルティモアにあるジョンズホプキンス大学の研究者らが、 65歳を過ぎたら、ビタミンA、 D、E、それに亜鉛など、抗酸化作用のあるサプリメントを積極的にとれば、加齢黄斑変性症の発病が予防できると提唱している。
禁煙による体重増加が肺機能に悪影響  
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050515hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/15
 英キングス大学公衆衛生学上級講師のDeborah Jarvis博士らが医学誌「Lancet」5月7日号に発表したところによれば、禁煙後の体重増加によって肺機能が阻害される恐れがあるため、禁煙したのち体重が増加しないようにさらに努力する必要があるという。

 禁煙により体重が増えたとしても、そのわずかな悪影響よりも禁煙によって得られるさまざまな有益性の方が明らかに大きいということ理解が必要。


2005/05/15
眠れないお年寄りは、静かな音楽を聴くといい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374207
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/11 
 『Journal of Advanced Nursing』に掲載された報告によると、年を取ると朝早く眼が覚めて、じっくり眠れない人が多くなるろが、ベッドに入った時に、気持ちが静まる音楽を45分程度聴くことで、眠りの質が良くなることがわかったという。

2005/05/08
老化防止に専門医制度 日本抗加齢医学会 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200505030079.html
     Asahi.com 健康 福祉・高齢 2005/05/03 
 科学的根拠に基づく抗加齢医療を提供しようと、日本抗加齢医学会が専門医の認定制度を発足させる。6月に第1回の認定試験を実施する。 試験は他の学会の「専門医」「認定医」資格を持つ医師や歯科医師らを対象に、加齢による心身の変化の仕組み、予防や治療法など、基礎的な知識を問う。

 ▼日本抗加齢医学会

お年寄りの認知症薬に警告の表示を求める−−米FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/372765
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/28 
 FDA(米食品医薬品局)は、4月11日、認知症のお年寄りに投与される抗精神病薬が、死を早めている可能性があるとして、抗精神病薬7種に警告を表示するよう指示した。
 認知症のある高齢者に対する偽薬との比較試験の結果、死亡する割合が、1.6〜1.7倍であることが判ったという。
皮膚の老化にアセチルヒドロキシプロリンが有効
 常磐薬品と岡山大、協和発酵の共同研究で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/372292
     MedWaveトピックス 2005/04/26 
 第30回日本研究皮膚科学会に発表された、岡山大学皮膚科と協和発酵工業との共同研究によれば、アセチルヒドロキシプロリン配合クリームが、細胞の増殖に関わる遺伝子や腫瘍抑制遺伝子などを増加させ、皮膚の老化防止に有用であるという。

 ヒドロキシプロリンは、自然界に存在するアミノ酸で、コラーゲンの形成に必要な成分であり、保湿効果が高いため、化粧品原料として利用されている。

協和発酵工業 > 研究開発 > ニュース&トピックス > ヒドロキシプロリン


2005/04/24
メラトニンはやっぱり若返りの秘薬?!
  肝臓のアポトーシス(細胞の自殺)を減らす――ラットで確認 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371661
     MedWaveトピックス 2005/04/22 
 メラトニンのサプリメントは、主に睡眠の質の改善や時差ボケ改善に利用されている。 欧州肝臓学会(4月13〜17日)でスペインのレオン大学の研究者たちは、老いたラットにメラトニンを経口摂取させたときの肝臓の若返り効果を発表した。
老人性のシミや肝斑に飲んで効くトラネキサム酸配合薬、第一製薬が開発
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371326
     MedWaveトピックス 2005/04/21 
 第一製薬は、市販されている美白剤にトラネキサム酸を加えた製剤(開発コード:DH-4243)を開発し、臨床試験を実施した結果、2カ月間の投与で、肝斑や老人性のシミ(老人性色素斑)、炎症後色素沈着に効果があるという臨床結果を得たので、この研究成果を、日本皮膚科学会総会で4月23日に発表する。

第一製薬プレスリリース[2005/04/19]>「経口投与によるトラネキサム酸配合「しみ」改善薬を開発」>詳細資料 ( PDF)


2005/04/17
暮らしWORLD:生活習慣病の予防サプリ「L−カルニチン」
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050413dde012070055000c.html
     毎日新聞 暮らし健康 2005/04/13 
 評判の「コエンザイムQ10」と同様、体内の脂肪燃焼に係わり、加齢と共に不足がちになるという、「L−カルニチン」という栄養素が注目されている。その「L−カルニチン」についての解説記事。

●羊肉に豊富
 L−カルニチンは、特殊なアミノ酸の一種。肝臓でも作られるが量は少なく、ほとんどを食品から摂取される。肉類に多く含まれる。特に羊肉に豊富。他に赤貝やイカなどにも含まれる。

●脂肪を運搬
L−カルニチンは、脂肪燃焼の“仕掛け人”として分解した脂肪を運搬する役目を持っており、L−カルニチンが不足すると、脂肪は分解されないまま、皮下や内臓に蓄積されてしまう。この分解された脂肪をエネルギーに転換する手助けをするのがコエンザイムQ110。

●100歳以上には多い
 厚生労働省の国民栄養調査(03年)によると、日本人の脂肪摂取量は1950年の約3倍になるが、体内のL−カルニチンは20歳代をピークに減少する。一般的に年を取ると肉類を食べる機会が減るので、200〜300mg/日を目安に意識的なL−カルニチンの摂取が求められるという。
 100歳以上の高齢者の体内には、L−カルニチンが多いというデータがある。


2005/04/03
高地の住民は心臓病が少なく長生き−−ギリシヤで調査 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/366864
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/28 
 雑誌「疫学と地域健康」(Journal of Epidemiology and Community Health)4月号に掲載されたアテネ大学衛生疫学学部の研究によれば、標高の高いところに住んでいる人の方が、心臓病が少なく、心臓病以外の原因による死亡率も低いという。しかし、血圧、総コレステロール値、中性脂肪値は、いずれも高地の住民の方が高いという。
カキの性欲促進作用に科学的根拠 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050325hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/25
 米サンディエゴで開かれた米国化学会(ACS)年次集会において、米バリー大学(フロリダ州マイアミショアーズ)化学教授のGeorge Fisher氏らが発表したところによれば、生カキやハマグリ、アサリ、イシガイに限っていえば、テストステロンおよびエストロゲンなど性ホルモンの分泌促進をもたらす物質であるD-アスパラギン酸およびNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)が含まれいて、性欲を促す食物としての特性を裏づける科学的根拠があることを明らかにした。

2005/03/26
子供の非行は、中1の時の親の接し方次第──米で研究 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/365761
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/22 
 雑誌「発達心理学」(Developmental Psychology)最新号に発表された、ミシガン大学社会科学研究所の心理学者、パメラ・デービビスキーン博士らの中高生1300人を対象とした4年間の研究結果によれば、ハイスクール(高校)になって子どもがぐれるかどうかは、7年生(中1)の時の親と子の関係が大 きく影響していることがわかったという。

 中1の時に、親と子の絆が離れていると、高校生になって、麻薬・盗み・物を破壊する・セックスをする等の傾向が現れるが、一方、中1の時に、親がかまい過ぎると、独立心・自立心に欠け・責任感を持たない子どもになり易く、あとになって、自分で何もできなくなるような問題児にもなり易いという。

難聴は耳でなく脳に問題がある 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/365364
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/18 
 年を取ると耳が遠くなるため、耳自体の治療をする人が多いが、耳ではなく脳に問題があるケースが多いので、脳を治療すべきだという見解を、ロチェスター大学医学センターのロバート・フリシナ博士らが、最近開かれた米国の耳鼻咽喉科研究学会の会合で発表した。
 脳の理解力が衰えて、音の信号を処理するのに時間を要するようになるから、事実上、聞こえないのと同じというもの。
歯治すと難聴改善? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050307so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/07 
 東京歯科大(千葉市)などの調査によれば、難聴の傾向のある人が、歯の治療を受けてかみ合わせを整えると、聴力が回復するケースのあることが分かったという。

 患者数が少なく断定的ではないが、相手の話が聞き取りづらいなど中等度難聴だった19人中、歯の治療後に約6割の患者の聴力が生活に支障のないレベルに改善。歯の片側だけで食物をかむ習慣がある人は、かむ側の耳の聴力が低下し易いことも分かった。

笑いで血流が増えるを実証 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/364438
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/14 
 「笑う門には福来る」という諺を実証した結果が、米心臓学会 (American College of Cardiology)の会合で報告された。
 20人の成人を対象とし、コメディの笑いを呼ぶ部分だけを集めたビデオと戦争の戦闘部分を見た時の前後で血管がどう変化したかを比較したところ、コメディを見た後では、血流が平均22%アップ、戦争映画を見た後では、血流が平均 35%減少していた。
よく体を動かす人はパーキンソン病になり難い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/363557
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/09 
 米ハーバード大学公衆衛生学部のホンレイ・チェン博士らが、雑誌「神経学」(Neurology )最新号で発表したところによれば、パーキンソン病の発症には、若いころからの運動不足が関係していることが、4万800人の男性の調査結果より判った。
 成人してからも「よく体を動かしてきた人」は、「あまり体を動かさなかった人」と比べると、後年パーキンソン病に罹る割合が半分だった。
善玉コレステロールを増やす薬で動脈硬化が改善 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/364082
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/11 
「米内科学雑誌」(Annals of Internal Medicie)2005年1月18日号に高脂血症に対する動脈硬化改善の臨床結果が発表された。
 「ジェムフィブロジル」(gemfibrozil )、「ナイアシン」、「コレスチラミン」の3種の物質を混ぜ合わせた、善玉コレステロールと呼ばれる「HDL」だけを上げる薬剤が開発され、動脈硬化の改善に成果を上げているというもの。
 この試験に参加した全てのお年寄りが、2.5年の間に体重を落としたという。

2005/02/26
コレステロール やや高めが長生き? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050220so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/20 
 コレステロールが高いと心筋梗塞になりやすいとされ、数値を気にするが、やや高めの方が脳卒中などが少なく、かえって長生きできることを示すデータが相次いでいる。

 現在の基準値は、米国での調査においてコレステロール値220以上の場合に心筋梗塞が多かった、との結果が基になっている。だが、これは30〜40歳代の男性のデータで、女性や50歳以上の男性では、心筋梗塞が増えるのは数値が280程度以上の場合だった。

 東海大医学部の大櫛(おおぐし)陽一教授は、全国の健診受診者約70万人のデータから、健康的な集団の95%の人が収まる範囲の上限値を算出し、これを高コレステロールの基準値とすると、「中高年の場合、男性は260台、女性では280台とすることが妥当」だという。  米国は、国民の平均コレステロール値の低下によって心筋梗塞が減っている。日本は逆に数値が上昇傾向にあり、基準値を同一にする必要はないという。
 高コレステロールに特に注意が必要なのは30〜40歳代の男性で、心筋梗塞の要因とされる中性脂肪が高い人や、善玉コレステロールとも呼ばれるHDLコレステロールが低い人が多い。糖尿病、高血圧など様々な要素を総合判断して治療する必要があるという。


2005/02/20
運転免許保有者、65歳以上の保有率4割に迫る、100歳以上も全国で5人に
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/359471
     MedWaveトピックス 2005/02/15 
 警察庁がこのほど発表した、2004年末時点の運転免許保有者数の状況に拠ると、65歳以上の高齢者が約11.8%を占め、絶対数では昨年初めて65歳以上が24歳以下を上回り、今年はさらに格差が開いたという。

 100歳以上は全国で5人おり、最高齢は105 歳。動体視力が衰え、反射神経が鈍った高齢ドライバーがますます増えていく状況にあり、交通安全を確保が年々難しくなってきている。

 警視庁の発表資料「平成16 年末の運転免許保有者数の状況等について」


2005/02/05
抗酸化食事と運動で、老化しても脳の機能をキープ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/357667
   ----日経ヘルス ニュース 2005/02/04 
 雑誌「加齢の神経生物学」(Neurobiology of Aging )1月号に掲載された、カナダのトロント大学とカリフォルニア大学アーバイン校の研究者 たちのイヌを使った研究によれば、加齢で低下する頭の働きを若く保つために、「抗酸化物質がたっぷりの健康的な食事と運動、そして脳への適当な刺激が効果を持つ」という。
お年寄りの体重が減り始めたら、痴呆症の予兆かも 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/356667
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/31 
 英国ロンドンの精神医学研究所(Institute of Psychiatry )のローバート・スチュアート博士らが、「神経学雑誌」(Archives of Neurology )最新号で発表した研究によれば、アルツハイマー病などの痴呆症になりはじめたお年寄りには、70歳を過ぎて起きた体重の減少は何年か後に痴呆症を発症する予兆であることがわかった、という。 体重減の程度は、痴呆症になった人たちの半数以上で5.4Kg以上に達していた。

2005/01/30
3月に「女性の健康週間」 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050124so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/24 
 日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は、女性が自分の健康について考える機会にしてもらおうと、3月1日〜8日までを「女性の健康週間」と定めると発表した。

 ▼詳細はホームページ(http://www.jsog.or.jp/healthweek.html)で!

毎日ビールやワインを飲むおばあちゃんは頭がシャープ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/355245
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/24 
 医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に報告されたハーバード大学と同大学関連のブリガム女性病院の研究者らが、70〜81歳の女性約12,500人を対象にした研究によれば、毎日、ビールあるいはワインを適量(ビールは約360ml、ワインは約180ml程度)飲んでいる高齢女性は記憶力、思考力が飲まない同年の女性より頭の働きが「1.5年若い」ことが判ったという。

2005/01/22
微量元素: 鉄や亜鉛、不足しがちな高齢者 合併症の予防、床擦れ治療に 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050113dde012100079000c.html
     毎日新聞 > 暮らし >  健康 2005/01/17
 鉄や亜鉛などの微量元素は、健康に欠かせない。特に高齢者の場合、不足すると床擦れ、湿しんなど皮膚のトラブルや貧血につながり易い。高齢者は食べる量が少なく、管理栄養士が計算した病院食でも微量元素は不足しがち。
 亜鉛が不足すると、味覚障害が起こる。細胞分裂に必要な元素なので、皮膚炎や免疫力の低下を引き起こし、傷も治り難くなる。また、銅の不足は鉄と同様、貧血を起こす。

 床擦れなど何らかの症状が見られた場合は、微量元素の不足を疑い、担当医とサプリメントを加えた方がよいかどうか、また何を補うのがよいか検討したほうが良い。
 床擦れ治療のポイントは、下記の三つ。 どれが欠けても治癒は難しい。
    1. 皮膚が圧迫されないように体位を頻繁に替える。
    2. 栄養バランスを保つ。
    3. 入浴を頻繁にするなどスキンケア。

2005/01/05
「痴呆」の呼称「認知症」に、厚労省が決定 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041225so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2004/12/25 
 厚生労働省は24日、「痴呆(ちほう)」の呼称を「認知症」に改めることを決定した。

≪参考≫
厚生労働省「痴呆」に替わる用語に関する検討会(第3回)「痴呆」に替わる用語に関する意見募集結果

総入れ歯の高齢者: 歯茎磨けば肺炎防止に 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041220so17.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2004/12/20 
 東北大医学部の佐々木英忠教授(老年・呼吸器内科)らが、国内8か所の養護老人ホームに入所している366人を調べた研究によれば、歯のある人の場合、口腔ケアをすると発熱回数が少なく、食欲も上がり、肺炎の発症率は、口腔ケアをしない人に比べ57%減少した。入れ歯の人も同様で、肺炎の発症率を55%も減らせることがでわかったという。


●Back No. 8 7 6 5 4 3 2 1

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