「おなか健康!不老の秘訣!?」
 こんなに有るよ!【腸内細菌関係の情報】Back No.4


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 オーナーが「おなか健康」を実践する切っ掛けとなり、20年以上も愛用している乳酸菌「ニブロン」は、左記の所で購入できます。
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2003/12/13
【専門記者の目】花粉症対策品の記者発表で気になったこと
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/281317
     MedWaveトピックス 2003/12/12 
 花粉症対策の食品として、2003年12月〜2004年1月に全国発売される有力5商品群の記者発表に出席して気づいたこと。
  1. 薬事法などの影響により、食品がもつ健康効果を消費者に直接、訴えてはいけないとする解釈が、記者発表の場にも及び、正しい情報が報道関係者に伝わり難くなっている。
  2. 食品の健康効果を示す“エビデンス”の伝え方に、厳密さを欠いているものがある。
【解説】花粉症に効く機能性食品・注目の5社5商品群が登場へ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/281316
     MedWaveトピックス 2003/12/12 
カゼを早く治すには、マスクを! のどの痛みが半減
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/281318
     MedWaveトピックス 2003/12/12 
 関西医科大学耳鼻咽喉科助教授の久保伸夫氏の臨床試験結果によると、咽頭痛の症状が出てから3日以内の患者約40人を対象に、「抗生物質をのむ」「消炎鎮痛剤をのむ」「1日中マスクをする」といった対策法をランダムに組み合わせ、咽頭痛の持続時間を検討した結果、マスクをした人は、何もしない人に比べて痛みの持続時間が半減したという。一方、抗生物質や消炎鎮痛剤をのんだ人は、何もしない場合とほとんど変わらなかった。
 これは、マスクで喉を保湿しておくと、薬よりものどの痛みを早く改善するからと、久保助教授は解説している。

 又、抗生物質の副作用を最小限に抑えるには、同時に通常の2倍位の乳酸菌製剤をのむと良い。と、腸内細菌に詳しい東京大学名誉教授の光岡知足氏はアドバイスする。


2003/10/19
花粉症に効くヨーグルトや乳酸菌飲料が続々登場か
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271909
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/17 
 乳酸菌による花粉症軽減効果の強さは、乳酸菌の種類や株によって異なるため、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が高い株を選び出し、それをヒト試験で効果を検証する研究が盛んになっており、この冬は、花粉症対策の食品に注目が集まりそうだ。
 というのもシーズン到来前から多めに食べておけば体質を改善でき、花粉症の症状が軽くなるということで、キリンやカルピスがヒトでの効果を検証し、アレルギー学会で発表するためだ。

▼キリンは、KW乳酸菌の効果をダブルブラインドで確認

▼カルピス、L-92株の花粉症や通年性アレルギー鼻炎への効果を確認

≪関連情報≫
 ▼カルピスのL-92菌を含む乳酸菌飲料「インターバランスL−92」
    http://www.nikki.ne.jp/news/113718.html
キリンビール、アレルギーを抑制する乳酸菌を発見
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271844
     MedWaveトピックス 2003/10/16 
 キリンビールは、10月15日、アレルギー改善効果が高い乳酸菌「KW3110株」を発見し、動物実験とヒトに対する臨床試験の結果、アレルギー改善効果を示唆する成果が得られたと発表した。この研究は、キリンビール基盤技術研究所と小岩井乳業、昭和女子大学との共同研究によるもの。同社ではこの乳酸菌KW3110株を「KW乳酸菌」と命名し、関連製品の商品化を進めるという。このアレルギー改善の研究成果は、岐阜県で開催される日本アレルギー学会(10月23日〜25日)で報告される予定。

▼キリンビールのKW乳酸菌の情報提供ページ


2003/10/05
喫煙者に乳酸菌が“薬効” 免疫機能担う細胞の働き強化−−ヤクルト研と阪大調査
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/30e/024.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/30
 ヤクルト中央研究所と大阪大医学部の研究グループが、日本免疫毒性学会で発表したところによれば、免疫機能を担いがん細胞やウイルス感染細胞などを攻撃する「ナチュラルキラー(NK)細胞」の働きが乳酸菌によって強まることが、喫煙者を対象にした飲用試験で分かった。  NK細胞はリンパ球の一種で、喫煙のほか、ストレスや睡眠不足などの影響で働きが低下することが知られている。
  http://www.lc1.jp/general/index.html
     乳酸菌応用研究会 
 乳酸菌応用研究会とは、乳酸菌研究の助成及びネスレジャパングループとの共同研究を推進して、健康に寄与する食生活を通じて生活の質の向上に貢献するところだそうです。

≪研究報告≫

  • 乳酸菌の新たな可能性と最新研究に対する展望
  • LC1乳酸菌に免疫賦活効果を確認
      LC1乳酸菌入ヨーグルト(120g)を2週間摂取することにより

        1.貪食細胞は加齢や健康状態により、活性状態にある細胞の割合が少なくなり、半数以上が活性状態にないことがよく見受けられる。LC1乳酸菌を摂取することで、全貪食細胞のうち活性化された貪食細胞の割合が全例で75%程度まで上昇し、有意差が確認された。

        2.代表的な抗体であるIgAの量に上昇傾向が認められた。

        3.ビフィズス菌(いわゆる善玉菌)が有意に増加し、腸内フローラが改善された。

        4.免疫賦活のマイナス面として炎症の促進が指摘されているが、LC1乳酸菌の摂取により炎症の指標となる因子に変化が起こらないことを確認した。

      つまりLC1乳酸菌の摂取が、自然免疫と獲得免疫双方の免疫系を刺激し、生体防御力の向上に寄与すると考えられる。
  • LC1 Scientific Dossier(日本語版)

    ≪からだを守る乳酸菌≫

  • 乳酸菌とヨーグルト
  • プロバイオティクス乳酸菌
  • 乳酸菌の機能
  • 新たに判った乳酸菌の機能
  • Q&A おしえて乳酸菌
  • 乳酸菌応用研究の最新の報告

  • 2003/06/29
    筆者コメントマーク
     今回は、プロバイオティクスとヨーグルトについて、ちょっと詳しい情報を纏めてみました。特に最近種類の多くなったヨーグルトについての選び方の情報も必見です。
    機能性ヨーグルトが増えてきた!
      http://allabout.co.jp/health/medicine/closeup/CU20020908A/index2.htm
          All About Japan >> 健康・医療 >> 薬について >> ガイド記事一覧 >> ガイド記事
     最近の雑誌などの特集では「機能性ヨーグルト」という言葉も使われており、プロバイオティクスという機能を持った製品という意味。
     プロバイオティクスとは、「消化管内の細菌叢を改善し、宿主(人間)に有益な作用をもたらしうる有用な微生物と、それらの増殖促進物質」のこと。

    「生きたまま腸に届く」というのがキーワードのようで、胃を通過できるには酸性の条件でもある程度耐えられる必要があり、各社この問題をクリアしていることをアピールしている。

     1991年に厚生省(現厚生労働省)は、効果や安全性に対する医学的・栄養学的な厳しい審査をパスした機能性食品を、「特定保健用食品 (トクホ)」と認めることにした。こうした製品は食品に分類されているので、○○という症状に効果がある!とか○○の病気を治す!といった効能効果に相当する働きはアピールできないが、特定保健用食品特有の疾病の予防などの効果に限ってはアピール(PR)することが出来るので、プロバイオティクスという機能を持った製品ということで、注目されることになってきている。

    症状別 乳酸菌の選び方  
      http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/arunyusankin/nsk_3.html
          発掘!あるある大事典 第295回『乳酸菌』
    ▼あるある流、症状別乳酸菌のススメ!
      胃痛:
      [LG21] 胃の中でも、活躍し、生きたまま胃に留まり、ピロリ菌を撃退!
      [LC1] 胃酸に強く、胃の中でも働きピロリ菌を撃退する。

      アトピー、食中毒、ガン
      [GG] 免疫細胞を刺激し、アトピーの発症率をほぼ半分にまで軽減。
      [LC1] 身体の外から入ってくる様々な異物を撃退するマクロファージの活性を高める効果。
      [L.ガゼイ.シロタ] NK細胞を始め、身体の様々な免疫力を高め、ガンの予防、再発抑制に効果的。

      歯周病、口臭
      [LS1] 殺菌物質をだすことで歯周病菌の繁殖を防ぐ。

      便秘、下痢、肌荒れ
      [L.ロイテリ] 母乳から発見された。乳酸の他に抗菌物質”ロイテリン”を出すため、積極的に悪玉菌を撃退。
      [ガゼリSP] 世界ではじめて腸に定着することが確認された乳酸菌。長期間腸内に留まることで、継続して悪玉菌を攻撃する。
      [BB536] 乳酸の他に酢酸を出し、悪玉菌を撃退!腸内の乳酸菌を増加させる強い働きが!
      [BE80] 腸の活動を刺激し、悪玉菌の餌となる食べ物が腸を通過する時間を短縮する働き。

    ▼自分にあった乳酸菌を選ぶ方法
     毎日100g〜200g以上、1週間続けてみて自分の便をチェック!
     身体に合っている場合は、次第に便の色が黄色っぽくなり、臭いも少なく、程よい固さのバナナ状の便となる。
      http://www.nona.dti.ne.jp/~zoro/yoguru0.htm
          おやつ合衆国 
     販売者・味の傾向、食べて思ったコト:実際に食べてみて思ったコト、感じたコトのコメントが掲載されており、評価も五段階になされており、買う前に参考にされては如何でしょうか。

      総合評価:評価を星の数で表しています、当然5個が最高評価になります。
      ★★★★★ 5つ星 抜群の美味しさ♪毎日朝昼晩に食べたいヨーグルト
      ★★★★☆ 4つ星 非常に美味しくて、また食べたいと思ったヨーグルト
      ★★★☆☆ 3つ星 美味しいので今度も食べたいが、記憶に残らないヨーグルト
      ★★☆☆☆ 2つ星 とても美味しいけど、酸っぱすぎor何か足りないヨーグルト
      ★☆☆☆☆ 1つ星 今後二度と食べたくないと思ったヨーグルト
    最新のヨーグルト 121-130のヨーグルト 111-120のヨーグルト
     101-110のヨーグルト 091-100のヨーグルト 081-090のヨーグルト
     071-080のヨーグルト 061-070のヨーグルト 051-060のヨーグルト
     041-050のヨーグルト 031-040のヨーグルト 021-030のヨーグルト
     011-020のヨーグルト 001-010のヨーグルト  
      http://www5a.biglobe.ne.jp/~sandp/maker.html 
     こちらは、メーカー別(アイウエオ順) に分類された、ヨーグルトの批評のページ。

    ▼おもなメーカー:
    ダノン日本ルナグリコ乳業小岩井乳業ジャパンミルクネットチチヤス乳業日清ヨークオハヨー乳業北海道乳業明治乳業森永乳業協同乳業雪印乳業全農協直販

    ヨーグルトに関する疑問に、お答えします
      http://www.ohayo-milk.co.jp/faq/faq_yogurt/faq_yogurt.html
         オハヨー乳業 > 商品Q&A > ヨーグルト商品Q&A
    q1:ヨーグルトの上部にたまっている水のようなものは何?
    q2:日本以外ではどんなヨーグルトが食べられているの?
    q3:ヨーグルトは実際にはどのくらい日持ちがするの?
    q4:ヨーグルトは一日にどのくらい食べると体に良い?
    q5:ヨーグルトを食べると虫歯になりにくいって本当?
    q6:ビフィズス菌ってどんな細菌?乳酸菌とどう違う?
    q7:ヨーグルトに使われている乳酸菌は生きたまま腸までたどりつく?
    q8:凍らせても乳酸菌は死なない?ヨーグルトは冷凍庫で凍らせて食べても大丈夫?
    q9:腸内菌そうのバランスがいいってどういう状態のこと?
    q10:牛乳に比べ、ヨーグルトの方が日持ちするのはなぜ?
    q11:乳酸菌が体にいいことを最初に発見したのは誰?
    q12:乳酸菌を利用してつくられる食べ物にはどんなものがある?
    q13:プロバイオティクスってヨーグルトのこと?
    q14:『RO膜濃縮乳』でつくったヨーグルトと普通のヨーグルトとはどう違う?
      http://www.d-kintetsu.co.jp/abenonews/box/advice/index29.html
          近鉄・阿倍野 > 情報BOX > くらしの便利張 > Backnumber vol.29 <2003年5月>
    ▼マイ・ヨーグルトをみつけませんか
     ヨーグルトと呼んでいる乳製品が日本で作られたのは1908年のこと。現在、日本では約750種類のヨーグルト製品が販売されていますが、消費が目立って伸びはじめたのは10年程前からです。特に最近は多くの商品が「特定保健用食品」に指定されたことやテレビなどで健康効果が取り上げられたりしたことが影響していると思われます。

    ▼いろいろ試してみよう
     腸内細菌の状態は人によって異なりますので、合うヨーグルトも人によって違います。大切なのは毎日食べることです。自分に合ったヨーグルトなら、便の状態が明らかに良くなります。1日にバナナ3本程度の、あまり臭わない黄色い便がスムーズに出るようになれば、改善されています。

     購入時は、「特定保健用食品」に指定されているかを目安にして選びましょう。「特定保健用食品」に指定されているヨーグルトは、乳酸菌やビフィズス菌などの株の種類が特定され、医学的・栄養学的に健康への効果が立証されています。でも、毎日の食事にヨーグルトを加えると、その分摂取カロリーが増えます。ヨーグルトはお腹にたまりませんのでついつい食べ過ぎてしまいがちですので、カロリーの取りすぎには注意しましょう。

      http://community.dinos.co.jp/special/20021002/s04.html
      http://community.dinos.co.jp/special/20021002/s03.html
         Ricco リッコ 〜キレイと元気を作る情報サイト > 特集 >Vol. 3 ヨーグルトで便秘知らず 
    ▼ヨーグルトを効果的に食べるコツ
     一般的に200g/日。食事と一緒に摂る。ビタミン、食物繊維の豊富な抹茶や、オリゴ糖を含むきな粉、カルシウムが豊富なゴマなどは、ヨーグルトとも組み合わせ易く、手軽に効果があるのでおすすめ。

     ヨーグルトの整腸効果は、毎日続けなければ意味がありません。 3日に一度は、違った種類の菌を含むものを摂った方が良いと、「日経ヘルス」2003/6月号の「ヨーグルトでキレイに!」に書いてあった。

    ▼腸内環境を改善するヨーグルト選び
     最近では各メーカーがプロバイオティクスの名のもと、独自の乳酸菌を含んだ機能性ヨーグルトを発売している。そのパッケージには、さまざまな乳酸菌の名前があり、いずれも健康への効用を持っているので、自分の目的に合わせて賢く選ぼう。

     BB536株
     ラクトフェリン プロバイオティクス(BB536)に加え、母乳に含まれる健康成分ラクトフェリンを加え、パワーアップしたヨーグルト。胃の中で消化されると、直接悪玉菌を減少させる働きを持ち、整腸効果がある。
    ラクトフェリンヨーグルト/森永乳業
    120円(希望小売価格)/120g入り
     ガセリSP
     雪印ナチュレPRO-GB 雪印が独自で開発した善玉菌の「ガセリSP株」と「ビフィズス菌SP株」を組みあわせたヨーグルト。SPは、、「Snow Probiotics(スノー・プロバイオティクス)」の略だそう。2つの菌の効果で整腸作用がさらにアップ。
    200g入り130円(希望小売価格)の商品も。
    雪印ナチュレPRO-GB/雪印乳業
    240円(希望小売価格)/500g入り
     BE80
     ダノンビオ BIO ビフィズス菌・BE80種には、腸に働きかけ、食物が腸内をスムーズに通過するようにする効果が。なめらかな食感もポイント。
    ダノンビオ BIO/カルピス味の素ダノン
    120円(希望小売価格)/110g入り
     LG21
     明治プロビオヨーグルトLG21 LG21には胃と腸の調子を整える効果があり。胃かいようの原因のひとつとされるピロリ菌を減少させたり、感染を防ぐ食品として特許も取得している。
    胃の粘膜の荒れを整える効果もあり。
    明治プロビオヨーグルトLG21/明治乳業
    120円(希望小売価格)/120g
     LC1
     LC1ヨーグルトプレーン ヨーロッパでも高い評価を得ているプロバイオティクスLC1を使用。こちらも胃かいようや胃炎の原因とされるピロリ菌を減少させる効果があり、特許も取得。腸内環境を整え、免疫力も強化。
    LC1ヨーグルトプレーン/ネスレ・スノー
    120円(希望小売価格)/120g
     GG
     ヨーグルトおなかへGG! GG株には、腸内でウェルシュ菌やアンモニアの量を抑える働きが。
    おなかの中の老廃物をきれいにクリーニングすることで、美肌効果もあり。
    ヨーグルトおなかへGG!/タカナシ乳業
    80円(希望小売価格)/100g
     GG
     カスピ海ヨーグルト  テレビや雑誌で注目されている「カスピ海ヨーグルト」は、店頭販売はせず、クチコミだけで広まったヨーグルト。もともとは、京都大学名誉教授・家森幸男教授がコーカサス地方のグルジアから20年ほど前に持ち帰ったヨーグルトがはじまりのよう。
     そのくせのない味わいと家庭でも簡単に増やせる気軽さから全国に広まり、「便秘が治った」「肌がきれいになった」など、各地で評判に。ほかのヨーグルトにはない、特徴ある粘り気はクレモリス菌によるもので、腫瘍を抑制したり、免疫力を高める効果があるのだそう。
     最近ではネット販売などによる、入手方法もあるようですが、生モノだけに知りあいのツテなどで顔見知りの人から手に入れるほうが安全のようです。

     このとろみが特徴。きな粉や抹茶などと組みあわせると効果がさらにパワーアップ。

      http://www.healthist.jp/index.html
     ヘルシストとは、(株)ヤクルト本社が発行している健康情報誌です。 乳酸菌とかプロバイオティクスとかの情報が一杯です。

    ヘルシストニュース

    大腸がん予防には乳酸菌が有効
    人はなぜ死ぬのでしょうか 〜寿命の限界を探る〜
    免疫力を高める食生活
    淡色野菜の力を見直そう
    特集:プロバイオティクス
      http://www.lc1.jp/general/index.html
         乳酸菌応用研究会 

    2003/06/15
    「抗生物質大国ニッポン」が問われている
      http://www.be.asahi.com/20030614/W13/0040.html
         Asahi.combe Report 2003/06/10
     家畜の病気を予防し、成長を促すために、エサに混ぜられる「抗生物質」が、いま問われている。  家畜の体内にいる菌が抗生物質に抵抗力を持つようになり、それを食べた人間に悪影響を及ぼすとの懸念が広がっているからだ。まだ因果関係は実証されていないが、欧州連合(EU)は2006年までに、飼料への使用を禁止する方針を決めたが、米国はまだ続ける構えだ。医薬品も、家畜への投与量が人間への2倍近い「抗生物質大国ニッポン」はどうか? と、いうレポート記事。

    ▼「抗生物質大国ニッポン」が問われている / 家畜へ大量投与が続く
     国内の鶏生産の現場では、病原体駆逐と生産の効率化を抗生物質に頼っており、法律も家畜のエサに29種の抗生物質の使用を認めている。消費者の「食の安全」への関心が高まっており、この7〜8年で、出荷する鶏の約5割は、抗生物質を使わなくなっているという。

    ▼「耐性菌」に不安
     「最後の抗生物質」と呼ばれるバンコマイシンでも死なないVREが90年代から出現し、90年代半ばに欧州では、バンコマイシンによく似た抗生物質を20年以上エサに使ってきた養鶏、養豚場の糞からVREが見つかり、VREの出現が医療現場での抗生物質の乱用によるものではなく、畜産現場が関係しているとの見方が広がった。日本でも96年の養鶏場の調査で、バンコマイシンの耐性菌が確認された中で、耐性菌の付いた肉に触れたり、食べたりしたら、人間にも薬の効かない「耐性菌」を取り込んでしまうのではないか、と不安は募っている。

    ▼飼料への抗生物質の使用は、EUは禁止、米は継続
     80年代に比べれば、6割は減ったと、関係者はいうが、治療用も含めれば、今も家畜への大量投与が続く中、農林水産省は昨年10月、抗生物質の家畜のエサへの添加を見直す議論をようやく始めた。
     エサに抗生物質を混ぜることは、法律で養殖魚では禁じられ、家畜では認められている。国が指定した物質なら、出荷前7日間の「休薬期間」を守れば、安全だと国がお墨付きを与えていた。
     欧州では、スウェーデンが86年から、デンマークが99年から、家畜に成長促進目的の抗生物質を与えるのを止めたが、現実には、家畜の病気が増え、治療用の抗生物質が増えているという皮肉な結果を招いているという。

     国内で生産する抗生物質の約40%を家畜用に使う「抗生物質超大国・米国」は、「現状は適切」であり、人間の薬への耐性には影響を及ぼしていないとの立場である。

    筆者コメントマーク
    ▼ 「ポスト抗生物質」は、「プロバイオティクス」による天然の機能性飼料か?
     「ポスト抗生物質」の動きも加速しており、抗生物質メーカー大手も、オリゴ糖など腸内細菌を用いた「プロバイオティクス」などの、天然の機能性飼料原料の開発・普及に力を入れているというから、家畜においても「おなか健康!」で、免疫力を強化するという時代の流れを感じる記事でした。

    2003/06/01
    うんちを調べる 腸内細菌のバランスがわかる
      http://www.asahi.com/health/life/TKY200305260114.html
         Asahi.com健康 2003/05/26
     うんちは、体の状態を知らせてくれる大切なバロメーターです。健康管理に『観便(かんべん)』は欠かせません。腸内環境を整えるためには、ヨーグルトを毎日200gずつ食べると、1本につながったバナナ状の理想便に近づくとのことだが、市販のヨーグルトを選ぶにしても、自分のおなかに合う菌を探すことだ。腸内には、よく知られている善玉菌と悪玉菌だけでなく、500種以上の細菌が住んでいることが分かってきた。腸管免疫機能が解析されると、難病治療の手がかりになるかもしれない。
     理想のうんちの色と形は、黄色(やや茶色がかった黄土色)で1本が長く、するりと出て便器の中で水に浮くもの。
     便が水に浮くのは、良い腸内細菌が活発に働き、臭わないガスが便の中に広がっている証拠。体にとって悪いものを摂ると防御機能が働いて下痢になる。肉を食べ過ぎると、悪い腐敗菌が増え、黒っぽい便になる。理想的なうんちとの違いを知り、食べる物に気をつけることが大切。

     ヨーグルトを毎日200gずつ食べると、善玉菌が増え悪玉菌を駆逐するから、1本につながった理想便に近づくという。市販されているヨーグルトの乳酸菌はメーカーにより菌の種類が違うので、自分に合うものを探すことも大切。
     理化学研究所(埼玉県和光市)の微生物機能解析室長の辨野義己さんは、腸内環境データベースを作るため、昨年から、1万人のうんちを集める計画を始めた。腸内細菌のバランスが崩れると、便秘や抵抗力の低下に繋がると考えているからで、増加する大腸がんの原因と関係するのではと、医師との共同研究も始めた。細菌のDNAを分析する最近の研究で、腸内には、これまで知られている菌だけでなく、500種以上の細菌が住んでいることが分かってきたが、培養できないため、働きは未だ解明されていない。

     名前がよく知られた乳酸菌の働きにも、未知の部分があり、大腸や小腸などの消化器に複雑な潰瘍を起こす難病・クローン病にも乳酸菌は効果があり、腸内細菌と免疫の関係が分かれば、このような難病治療の手がかりになることも期待されている。

     コロコロ状の便の場合、便秘が疑われ、水分を取ると同時に、海草やこんにゃくなど水溶性繊維質が効果がある。
     善玉菌を増やすには、ヨーグルトや漬物、キムチなどの発酵食品が有効。乳酸菌の餌となるオリゴ糖入り食品もお勧めで、タマネギ、バナナ、ハチミツなどだ。


    2003/04/20
    ピロリ菌抗体含む乳製品「食べると胃痛改善」―ファーマフーズ研究所
      http://health.nikkei.co.jp/news/med/medCh.cfm?id=20030413e3m1301a13
         NikkeiNet いきいき健康 医療ニュース 2003/04/14
    機能性食品材料を開発しているファーマフーズ研究所(京都市)が開発したピロリ菌を攻撃する抗体を添加したヨーグルトを用いた実証実験で、胃痛などが改善されることを確認した。同抗体のピロリ菌の胃の粘膜への接着を阻害する働きによる効果とみている。

    ファーマフーズ研究所



    2003/03/31
    キリンなど、抗アレルギー効果の高い乳酸菌を選抜 
      http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/238383
         BizTech 医療・介護・バイオ 2003/03/26
     キリンビール基盤技術研究所と小岩井乳業開発センターは、乳酸菌の中で最も抗アレルギー活性が高い菌株として、小岩井乳業が保有するLactobacillusparacasei KW3110株を選び出した。又、昭和女子大学大学院生活機構研究科教授の飯野久和氏との共同研究により、このKW3110株を含む餌をアレルギーモデル・マウスに与え、アレルギー抑制効果を確認した成果は、日本農芸化学会で2003年4月1日に発表される。

    関連記事:カルピス、キリン、花粉症やアレルギーに対する乳酸菌効果を相次ぎ農芸化学会で発表(2003/03/03)

      http://biotech.nikkeibp.co.jp/news/detail.jsp?newsid=SPC2003022821364

    2003/03/17
    「腸イキイキ! 乳酸菌新研究 〜?にお答えします〜」 
      http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2003q1/20030312.html
       ----NHK ためしてガッテン 2003/03/12 
    ▼プロバイオティクスって何ですか?
     市販のヨーグルトの容器に「プロバイオティクス」と書かれたものと、書かれていないヨーグルトとで整腸作用に違いがあるのか? を調査。5人ずつに分かれ、それぞれのヨーグルトを200g、2週間毎日食べ続け、お腹の中のビフィズス菌(善玉菌代表)の増減を調べました。

     結果は、プロバイオティクスの表示の有無に関わらず整腸作用には、大きな違いは無し。

     プロバイオティクスとは、抗生物質(アンチバイオティクス)に対して作られた造語。ラテン語でプロとは「前の」という意味から、病気になる前に効果があるということから、予防効果のある共生微生物のことであり、「プロフェッショナル」のプロではなくて、「人の体に良い働きをする生菌そのもの、もしくはそれを含む食品」のことです。

     よって、「整腸作用」という意味ではプロバイオティクスと表示されているものも、表示されてないものも、乳酸菌を含むヨーグルトは、全て基本的にプロバイオティクスなのです。

    ▼「どうなる?ご腸内の皆様」
     抗生物質は、悪玉菌・善玉菌の区別無く、腸内細菌を殺してしまう。代表的な12種類の抗生物質をビフィズス菌の培地に付けて実験したら、程度の差はあるが、どれもビフィズス菌を殺してしまった。
     抗生物質を使用したときは、ヨーグルトを食べるのがお勧め。

     抗生物質を飲み続け善玉菌が減った患者に、市販のビフィズス菌の入ったヨーグルトを食べてもらうと、抗生物質を服用中にも関わらず善玉菌が正常なレベルまで快復した。 → グラフ

    筆者コメントマーク
     病院の食事に、ヨーグルトが付いてくるのは、このためです。 抗生物質に限らず、薬類は善玉菌を減らすものと思っておいて下さい。薬を飲んだら、乳酸菌を補給することが、免疫力回復のポイントです。


    ▼これがヨーグルトの食べ時!「こんな時こそヨーグルト!」
     1. ストレス(不規則な生活等も含みます)が有る時。
     2. 加齢と共に善玉菌が少なくなってくる。
     3. 抗生物質を摂ったとき。
       → 薬として抗生物質と共に乳酸菌製剤をもらった場合は別ですが、そうでなければ「抗生物質をもらった時はヨーグルト」を食べた方が良い。
       注意点:同時にとらない方がのぞましい抗生物質が一部あるので、医師の指示に従うこと。

    ≪ヨーグルトの見分け方≫

       容器に表示されている種類がポイント。
        ・「はっ酵乳」がヨーグルト。
          1000万個/ml以上の乳酸菌がいる。飲むヨーグルトなども、はっ酵乳と書いてあればこの種類に入る。
        ・「乳製品乳酸菌飲料」は、「はっ酵乳」をベースに糖や香料を加えたもの。
          1000万個/ml以上の乳酸菌がいる。
        ・「乳酸菌飲料」は、100万個/ml以上の乳酸菌がいる。

       →「特定保健用食品」と表示されているものは、「お腹の調子を整える」整腸作用が実験で確かめられ、その効果を厚生労働省が認めている食品。

    筆者コメントマーク

    ▼「腸うれしい?大実験」
     善玉菌を増やす食べ物は、ヨーグルトだけなのか? キムチ、ぬか漬け、納豆、サツマイモで実験。
    5人ずつ4チームに分かれ、夫々の食材を200g、2週間食べ続けて、実験前後でビフィズス菌の増減を調べた。

      実験結果:
      「ビフィズス菌の増減」→ 全てのグループで、善玉菌が増えた。
        キムチ:6%増加、ぬか漬け:8%増加、納豆 12%増加、サツマイモ 3%増加。

      「一週間のお通じの回数」→ 全グループ、ほぼ毎日一回に改善!。
        キムチ:3.5回→7.8回、ぬか漬け:5.0回→6.8回、納豆は:2.5回→6.5回、サツマイモ:3.3回→5.6回

      善玉菌が増えた理由:
       ・キムチ、ぬか漬け → 乳酸菌そのものが働いたと考えらる。
       ・納豆→ まだメカニズムはわかりませんが、納豆菌が善玉菌を増やす何らかの働きをしたと考えられる。
         また、原料の大豆にはビフィズス菌の餌になるオリゴ糖が豊富に含まれているのでビフィズス菌が増えたと考えられる。
       ・サツマイモ→ 食物繊維でお通じが良くなり、その結果、腸内の環境が改善され善玉菌が住み易い環境となり増えたと考えられる。

    ▼腸名人のレシピ
     腸内に住むビフィズス菌が同年代の7倍という「腸名人」であり腸内細菌研究の第一人者の光岡知足博士が実践するヨーグルトレシピは、 ヨーグルト200gに、黄粉(きなこ)を大さじ3杯入れて食べること。よくかき混ぜるのがポイントだとか。

    筆者コメントマーク
     私が注目したいのは、光岡博士が何歳まで長生きするのかを知りたいと思っています。私はヨーグルトではなく、或る種の乳酸菌を、1000億個〜4000億個を毎日補給しつづけて15年継続中で、どちらが長生きするか競争しようと思っています。気の長い話ですが・・・(^_-)


    2003/03/10
    カルピスやキリン、花粉症等に対する乳酸菌効果を相次ぎ発表 
      http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/233860
         BizTech 医療・介護・バイオ 2003/03/03
     花粉症対策で売り上げが急増したプレバイオティクス・ヨーグルトの効果を検証する成果の発表が活発になってきた。カルピスは、花粉症対策の乳酸菌飲料として1月に発売した「インターバランスL-92」の機能性を評価した研究成果を、日本農芸化学会で4月1日に発表する。又、同学会では、キリンビールと小岩井乳業のグループも、抗アレルギー効果のある乳酸菌として選抜したLactobacillusparacasei KW3110株の動物モデルにおける効果を発表する。

    ▼カルピス、花粉症に効くプロバイオティクス飲料「インターバランスL-92」


    2003/01/20
    ビフィズス菌に中性脂肪など減らす働き−−神戸学院大学・戸谷永生助教授ら発表
      http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Bio/200301/20-1.html
         毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/01/20 
     神戸学院大学の戸谷永生助教授らは、ラットを使った実験でビフィズス菌に血中の中性脂肪や総コレステロールを減らす働きがあると、日本成人病(生活習慣病)学会で発表した。

     実験は、高コレステロールの餌を5週間与えたラットと、3週目からビフィズス菌を10%混ぜた餌を与えられたラットとを比較した結果、ビフィズス菌を与えた方は、平均で血中の中性脂肪は20%、肝臓で30%少なく、総コレステロールは血中と肝臓それぞれで40%少なかったという。


    2003/01/13
    老化に関する研究の最前線と、腸内細菌が老化に関与する可能性 
      http://www.nyusankin.or.jp/new/isobe1.html
           (社)全国発酵乳乳酸菌飲料協会最近の乳酸菌情報>長寿医療研究センター・老化機構研究部の磯部健一
    ■DNAがラジカルや紫外線などによって傷害されることが老化につながる
    ▼老化とはどのようなものか、なぜ老化は起こるのか?
      老化のメカニズムにはさまざまな説がある。有力視されているストレス説は、次の3つに分けて考えることができる。

      @活性酸素などの“ラジカル”と言われる物質が関係するもの。
        このラジカルがたんぱく質や脂肪、遺伝子を傷つけて、老化の原因となる。普通は、このような物質が多量に出ると細胞は死んでしまうが、これに対して身体は様々な防御システムを持っていて、SOD(superoxide dismutase)やカタラーゼと言われる物質の防御システムがうまく働いて、身体は維持されている。
      A紫外線や放射線といった外部からのストレス。
        紫外線はDNAを傷害するが、これに対しても、身体はDNAを修復する酵素などの防御システムを持っている。
      B微生物の感染
        微生物の感染でも、身体はラジカルを出すが、外敵である微生物を攻撃するためにも出す。ラジカルは身体にとって害をなすだけでなく、一種の免疫でもあり、出し過ぎてしまうとDNAを傷つけてしまわないようにSODが防御システムとして出てくる。つまり、身体は一方でバクテリアを殺そうとしながら、一方では行き過ぎを抑えている。
    ▼ラジカルという物質がクセモノなのか?
       ラジカルだけが老化の原因では無い。

       紫外線や放射線などはDNAを直接傷害し、これに対する防御システムは、がん抑制遺伝子のp53というのが有名だが、この遺伝子からつくられるたんぱく質が傷害されたDNAの修復を助けている。がんの抑制もし、老化の防御もする。

       その他に、p21というたんぱく質が働くと傷害された細胞が分裂を中止し、その間に遺伝子が修復されるということが起こる。又、細胞が余りに強く傷害されると細胞の修復が不可能になる時は、細胞が自殺(アポトーシス)する。この自殺を助けるのもp53。その他、GADDと呼ばれるたんぱく質や“ヒートショックたんぱく質”なども重要な働きをしていると考えられているが、その機能はまだ完全には解明されていない。

       このように、DNAなどの損傷が次第に溜まって増えてくるのが老化のメカニズムの一つだと言えるから、老化を遅らせたり抑えたりするためには、身体の防御システムをどのように活性化するか重要になる
    ■カロリー摂取が少ないことが長寿につながる
    ▼年をとると免疫力が衰えるのは?
       哺乳類のような高等動物の免疫系には「細胞性免疫」という、リンパ球(T細胞やB細胞など)が関係している免疫系がある。加齢と共にこのT細胞の機能が落ちる。

      「T細胞」は、感染などで外から抗原が入ってきたときに反応して増え、「B細胞」が抗体をつくるのを助けたり、「T細胞」自体が感染細胞を攻撃したり、腫瘍ができたときにその腫瘍をやっつけたりする細胞だ。

       加齢と共に、この「T細胞」の中の、抗原にまださらされていない未熟T細胞の比率が落ちてしまうから、新しい抗原が入ってくると、それに十分に対応できなくなってしまう。

       例えば、インフルエンザ等は頻繁に新しい型が出現するが、新しいインフルエンザの感染が起こると、高齢者の身体はうまくそれを攻撃することができなくなってしまう。
    ▼T細胞そのものが老化する
       免疫の老化とは、主として「T細胞」自体の老化だと言えるが、もう一つは、自己免疫が増えるという現象も生じる。
       自己免疫とは、慢性関節リウマチやSLE(全身性エリテマトーデス)、慢性の甲状腺機能低下症である橋本病などの、自分の身体を抗原と見なして攻撃してしまう病気。これらの自己免疫は、免疫の老化と考えられている。
       ところが、橋本病のように甲状腺の機能が低下すると長生きするかもしれない。つまり、甲状腺の機能が低下するとエネルギー代謝が低くなるからで、マウスの実験ではエネルギー代謝が低下すると長生きすることがわかっている。その理由としては、あまりカロリーを摂取しないとラジカルが少なくなってDNAへの傷害が減るのではないかと考えられているが、それが正しいかどうかは未だ明らかではない。
    ▼たんぱく質の摂取は老化を遅らせるのに有効なのか?
       高たんぱくが良いか、低たんぱくが良いかは、寿命に関しては関係無いないことが実験で判っている。

       要は、カロリーの摂取が少ないことが大切だということ。但し、人間の活動や栄養のバランスの点から見れば、もちろんたんぱく質の摂取は重要だ。
       今、言えることは、微量元素を含めていろいろな栄養を適度に摂ることだ。そして老化を遅らせるためには紫外線や放射線にあまり当たらないこと。
       ラジカルは微生物感染によっても作られるが、全ての細菌などから遠ざかればいいかというと、これは逆だ。つまり、免疫は、感染によって鍛えられていないと力を発揮しないから、あまりクリーンな環境で育つのも問題があるということにある。
    ■腸内細菌に対する抗体が、自己免疫の原因になっているかもしれない
    ▼腸内細菌のバランスが健康には大切
       腸内にはいろいろな細菌があり、それに対して、身体は様々な抗体をつくり出している。
      腸管の表面には上皮細胞があるから、これがバリアになり通常は細菌そのものは細胞内に入れないようになっているが、加齢により、このディフェンスシステムが正常でなくなると、細菌が中に入る危険性が増加する。その他にも、生体ではIgA(免疫グロブリンの一種)という抗体が出て、細菌の過剰増殖を抑えている。
       一方で、腸内細菌によって便がつくられている様に、身体と細菌は共存している。また、加齢と共に自然抗体が増加する。これは、ある種の腸内細菌の糖鎖に対する抗体と言われており、何が原因かはよくわかっていないが、老化とともにこの抗体が増えてくる。
       この抗体が、前述の「自己免疫」に関係していると考える研究者もいる。  また、前述の防御システムの一つであるヒートショックたんぱく質のHSP60やHSP65に「T細胞」が反応して抗体ができるのも、腸内の細菌が関係していると云われている。
       腸内のバリアが弱くなって抗体ができ易い状況になった場合に、その抗体が自己に反応するようになり、自己免疫に関係してくる可能性が考えられている。動脈硬化もある種の自己免疫が原因の一つと考えられており、これにも腸内細菌が関与しているかもしれない。
       いずれにしても、腸内細菌のバランスは大切だとは思うが、どのような状況が身体にとって本当に良いかは、未だ十分に判っていないのが現状だ。

    筆者コメントマーク
     ここまで老化に関する解析が進んでいるのならば、それを可能な範囲で実践することで積極的に老化防止を行おうというのが、現在筆者の立場です。その実践内容を下記します。
    1.腸内細菌の善玉菌となる乳酸菌の一種を意識的に多量に摂取しています。

      乳酸菌TH-69 1000〜4000億個/日を摂取し続けてまる14年。
      お蔭で、免疫力が維持できているのか、風邪も引き難く、例えひいてもこじらせることが無く、慢性便秘症を克服し、毎日が快調・快腸です。
    2.ラジカルの発生を抑制するために、野菜果物ベースの複数の酵素を含有するサプリメントの摂取。
      11種類の果物と、13種類の野菜を丸ごとジュース粉末にしたサプリメント「フレッシェンモア」は、製造工程において一切加熱処理を施していない製造方法とすることで、酵素が破壊されていないために抗酸化力が強いのでラジカルの発生を抑える力が強いという、このサプリメントを目下 3カプセル/日 摂取し続けている。
     果たしてこの健康法の効果が出るのは、後10年以上は掛かるでしょうが、疑うよりも先ずは実践することでは無いでしょうか。お蔭で現在の年齢51歳よりかは、5歳程度は若く見えているという周囲の意見ですので、まったく効果が無いわけではないようです。持論は、35歳を過ぎたら老化を意識するべきで、対策は早ければ早いほうが良いと思います。
     この種の情報が皆様の健康のために役立つことを願っています。 その他に、この老化防止策よりももっと良いサプリメント等の情報が御座いましたならば、ご教授いただければ幸いです。

    2003/01/03
    プロバイオティクス 
      http://www.nikkansports.com/news2/health/27/he27_menu.html
         日刊スポーツ>特集>健康病気はどこまで防げるか (医療ジャーナリスト・小野隆司)
     <第12回>▼研究進む“腸内細菌カルテ”づくり
       プロバイオティクス研究が盛んなEU(欧州共同体)では、スーパーなどにプロバイオティクスコーナーが設けられ、乳酸菌を入れた飲料やヨーグルトが並べられているという。
       乳酸菌の機能は、免疫の活性化、発がんリスクの軽減、高血圧予防、コレステロールの低下、アレルギー低減などの作用がある。
       生きたまま腸内に届き、腸内バランスの改善が科学的に実証されるような乳酸菌が見つかれば、究極のプロバイオティクスといえるかもしれないが、今のところ具体的なメカニズムを含めた検証は十分ではない。
       大腸は人の臓器の中でも病気の種類が多い。分子生物学的手法を用いた“腸内細菌カルテ”づくりが進んでおり、将来、腸内細菌カルテによって病気を予見できる可能性もある。

      乳酸発酵野菜
       漬物、キムチ、ザーサイなどアジアの食文化は、「乳酸発酵野菜」と呼ばれる食品を生んでいる。乳製品ではなく植物(発酵野菜)に由来する乳酸菌(ラクトバチルス・プランターナム)も免疫を活性化するとの報告が最近なされている。
     <第11回>▼若い人ほど老化 腸内年齢
       プロバイオティクス(共生微生物)は、アンチバイオティクス(抗生物質)の対語としてつくられたことからも、薬として使う抗生物質は腸内細菌にとって大敵。
       投与された抗生物質は、腸内フローラを死滅させる。その分、外からの菌が腸内に住みつき易くなって感染に対する抵抗力が弱まる危険性が高まる。
       年老いてくると腸内細菌の構成が著しく変化し、悪玉菌が増加し、善玉菌のビフィズス菌が減少する。この現象を腸年齢の老化という。
       老化に伴うビフィズス菌の減少、悪玉菌の増加は、加齢による便秘傾向によって導かれる。最近では、この腸年齢が若い人ほど老化している現象がみられ、実年齢と腸年齢が反比例しているところに大きな問題がある。
       この腸年齢の老化も、10日間に亘って1日3回、市販のヨーグルトを1カップ(約130g)食べることで改善する。
       一般的に大腸内細菌のバランスを崩す「ライフスタイル」は、高脂肪食、野菜の摂取不足、運動不足、ストレス過多、飲酒・喫煙といわれる。
     <第10回>▼食生活管理で悪玉菌の増殖防ぐ
       腐敗型細菌(悪玉菌)が増えると病気へのリスクが高まる。
       悪玉菌の体への悪影響は、アンモニア、アミン、発がん物質といわれるトリプトファン代謝物などを生成することから起きる。
       腸内細菌がつくるアンモニアは、通常、腸管から吸収され肝臓で尿素に変わり、尿として排出されるが、プロテウス菌や緑膿菌は尿素を再度、アンモニアに変えてしまうために肝臓の負担を増してしまう。
       大腸菌やウェルシュ菌は、アミノ酸をアミンという物質に変える。かゆみを起こすヒスタミンや血圧を上げる作用のあるチラミンもアミンの仲間であり、体にとっては望ましくないもの。
       動物性タンパク質に含まれるトリプトファン(必須アミノ酸)も悪玉菌によりアミンやトリプトファン代謝物(発ガン性のあるインドール、スカトールなど)に分解される。
       動物性タンパク質や脂肪を取り過ぎると悪玉菌が増える。一方、善玉菌であるビフィズス菌の好物はオリゴ糖。食生活のバランスが腸内細菌バランスに大いに関係する。 善玉菌は、悪玉菌の増殖を抑える。理想的な腸内細菌バランスこそプロバイオティクスに繋がるが、そのバランスを崩す環境が多いことが問題なのだ。

      オリゴ糖
       ビフィズス菌のエサといえるのがオリゴ糖。ゴボウ、タマネギ、ニンニク、大豆、ミソ、しょうゆ、母乳などに含まれる。

     <第 9回>▼乳酸菌で有害物質の増殖抑える
       プロバイオティクスの基本となる腸内細菌でポイントとなるのが、善玉菌と呼ばれるものの働き。善玉菌の代表が乳酸菌。そのなかの代表がビフィズス菌も乳酸菌の一種。 ビフィズス菌も20種類以上あり、人の腸内にすみつけるのは8種類位。
       善玉菌がつくる乳酸(ビフィズス菌は酢酸もつくる。)は、有害菌や病原菌の増殖を抑える作用があるので、便の中に含まれる有害物質(アンモニア、インドールなど)の生成も抑えることが実証されている。
       もう1つ注目されるのが腸の免疫機構(腸管免疫)との関係。腸管はIgAと呼ばれる抗体を分泌し、病原菌やウイルスに対抗するシステムを持つ。ビフィズス菌には、IgAの分泌を促進させる働きがある。また乳酸菌の中には、白血球の一種である免疫担当細胞を活性化させる。
       ビフィズス菌は、加齢と共に減少する。授乳期に大腸内フローラの90%を占めたものが高齢者では1ケタ台へ。成人の場合、大腸内フローラの15〜20%をビフィズス菌が占め、健康のバロメーターにもなる。

      善玉菌のすみ分け
       菌によって腸にすみつく場所が違う。乳酸桿(かん)菌は、小腸下部にいて口から入る有害菌の増殖を抑えて、
       ビフィズス菌は、大腸で腐敗型細菌(悪玉菌)を増えるのを抑制するとともに、悪玉菌がつくる有害物質を吸着して体外に排出する働きがある。

     <第 8回>▼想像を超える腸内細菌の働き
       プロバイオティクスの鍵を握るのが大腸内細菌の働きだというのは、1万人を対象に腸内細菌の構成をデータベース化する作業に取り組んでいる辨野義己・理化学研究所微生物機能解析室長。
       パプアニューギニアの高地に住む人たちは、主食はイモ類。大人で平均1Kg以上食べているにも関わらず、筋肉隆々で高地をかっ歩している。普通低タンパクで炭水化物が多い食生活だと、普通は窒素バランスが崩れて健康を損うが、その秘密は、アンモニア中の窒素をアミノ酸として取り込む腸内細菌に有るという。彼らの腸内には、尿素が分解してできるアンモニアを利用してアミノ酸を合成する嫌気性のらせん状細菌や乳酸菌が数多く住んでいる。環境に適応した腸内フローラを持っているというわけだ。
       大腸内フローラは食習慣の違いなど環境によって左右される。人により腸内細菌の種類も違えば構成比率も違う。
       腸内細菌の働きとバランスの関係は、健康と結びついており、病気を予防し、体を自分で守るプロバイオティクスにつながっている。
     <第 7回>▼腸内細菌を制御し抵抗力つける
      プロバイオティクス
       遺伝子診断とともに21世紀の予防医学を担うといわれているのがプロバイオティクス。
       抗生物質(アンチバイオティクス)に対して作られた造語。ラテン語でプロとは「前の」という意味から、病気になる前に効果があるということから、予防効果のある共生微生物のことである。
       EU(欧州共同体)では、補助金を出してプロバイオティクスの研究プロジェクトを推進するなど、世界的に注目されている。

      辨野義己・理化学研究所微生物機能解析室長 談:
       「人の腸内にすみつく腸内細菌は、健康と深い関係があることが分かってきた。この腸内細菌をコントロールして病気を予防しようというのがプロバイオティクスの考え方」
       「善玉菌といわれる乳酸菌やビフィズス菌は、免疫機構の調整、有害物質の吸着などの働きをしている。」
       免疫機能は、アレルギーや感染症に対する抵抗力と深い関係があり、善玉菌は乳酸・酢酸をつくることで、「病原菌の増殖を抑えると共に腸の運動を活発にして栄養素の消化・吸収を良くしている。」
       大腸に最も多く腸内細菌が住み着いており、大腸内でフローラ(花畑の意味)と呼ばれる住み分けをしていて、個人差がある。同じ人でも年齢、環境とともにその構成は変化する。  腸内細菌のバランスが、病気に対する抵抗力の差になっていると考えられるようになってきた。プロバイオティクスが予防医学のキーポイントになるといわれる理由が、ここにある。

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