共感した本

「脳と心を考える」 伊藤正男 1993
...間違いをつかまえてきては、それをもとにして修正を繰り返しながら働くのが小脳の働き方の特徴であろうと考えられます。
「脳の不思議」 伊藤正男 1998
...思考についても顕在性の部分と潜在性の部分があり、繰り返し学習すると思考モデルの小脳モデルが形成されて、それを使って思考が自動的に無意識に遂行されるようになる...。
「男になるのだ」 橋本治 1997
「できない」を認めるということは、同時に、「いつかできるようになりたい」という希望を胸にしまいこむことでもあります。
「悪党」 ロバート・B・パーカー 1997
自分が怒っていることが判っているし、その理由がわかっていて、それについて自分を欺かない。
「生きるよすがとしての神話」 ジョーゼフ・キャンベル 1972
人間が信じなければならぬものはなにもありません。しなければならぬこともなにひとつありません。
「イシ、北米最後の野生インディアン」 シオドーラ・クローバー 1961
彼の生き方は安心立命の道、中庸の道であって、少し働き、少し遊び、親しい友に囲まれてしずかに歩んでいくという風であった。
「悪童日記」 アゴタ・クリストフ 1991
僕たちの側としては、この商品と引きかえに、あなたのために何らかの労働を遂行する用意があります。
「木に学べ」 西岡常一 1988
形だけまねしておっては、自分のものというのはできません。
...本当のものを作ろうということが先で、お金のことは二番目三番目ですわ。
「Fish Or Die」 奥田民生 1996
あの詞をそのまんま鵜呑みにしたら、本当になんでもない曲だからね。
「カンジ、言葉を持った天才ザル」 スー・サベージ-ランボー 1993
このような行動が突如として現れたのは、...カンジの行動が彼の知識ではなく動機の反映だったからである。
「創造する無意識」 カール・G・ユング
まじめに受け取るとは、言葉通りに受け取ることではない。
「影との戦い」 アーシュラ・ル・グウィン 1968
すべてをひっくるめて、自分自身の本当の姿を知る者は自分以外のどんな力にも利用されたり支配されたりすることはない。
「臨床の知とは何か」 中村雄二郎 1992 岩波新書
...科学の知と技術文明が前提としてきた単純な<能動>の立場が...人間の知の重要なもうひとつの半面、あるいは側面、を生かしていない、ということが次第に明らかになった。
「ボランティア」 金子郁容 1992 岩波新書
人が何に価値を見いだすかは、その人が自分で決めるものである。
「脳の中の美術館」 布施英利 1996
現実の世界をいくら正確に写しても、それでは「」は描けない。
「精神疾患とパーソナリティ」 ミシェル・フーコー 1954
現代の教育学の発展の歴史を貫いているのは、子供の生と現実の人間の生を隔てる距離を拡大しようとする営みである。
「ねじまき鳥クロニクル(1〜3)」 村上春樹 1994/1995
たっぷりと何かに時間をかけることは、ある意味ではいちばん洗練されたかたちでの復讐なんだ。
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」 河合隼雄、村上春樹 1996
...小説にとってバランスというのは非常に大事である。でも、統合性は必要ないし、整合性、順序も主要ではない...。

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