競馬最強の法則

競馬で立派に妻子を養う男 木下健の方法

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木下健&タツローの
「新聞で簡単にできるラップ理論」
      必勝法B

"芝の短距離”で炸裂する
     「ラップタイプ」の秘密      

ローズS、秋華賞は
        ガッツリ的中?

「好走ラップタイプ別馬リスト
       /短距離編」特別掲載!

 

        ローズS、秋華賞はガッツリ的中!      

 2ヶ月連続で、『簡単お手軽ラップ風3分クッキング馬券術』を公開しましたところ、誰にでも簡単に使えるってことで、読者の方々にも好評やと聞きました(^^)。
 簡単に使えて当たり前。なんせコンセプトは【お父さんにもやさしい、競馬新聞で実践できるアナログ馬券術】ですからね(^0^)/。
 簡単ついでに、その成果のほども簡単にお伝えしたいと思います。
 先月号の締め切り直後の9月23日札幌9R積丹特別。このレースは9頭立ての少頭数。9頭中、約半分の4頭が緩い流れが合う[LO]タイプ。[EX]タイプが1頭。残りの4頭は、芝中長距離経験がないか、経験があっても結果が伴わず、タイプの判別不能の馬でした。
 実は私は、携帯向けサイトとパソコン向けサイトを運営しているんですが、そこの会員さん向けに
「ワンポイントチェック」なる、めったに役に立つことのない(^^:情報を発信してます。
 このレースのワンポイントチェックは、《LOは@ABD EXCスローペース必至のメンバー構成と思います》という非常に簡素なものでした(10月号ではページの関係上1000万以上の馬タイプしか掲載してませんが、サイトでは500万クラスも含めたリストを公開しています。ちなみに本誌でも11月号では500万クラスまでのリストを掲載しました)
 レースはやはり推測通り5F62.6秒のユル〜いスローペースで流れ、B@ADの順で入線。なんと[LO]タイプの馬が上位4着までを独占(^.^)。しかも勝ったのは9番人気の馬で、なんと3連複複は
12万6120円!会員の方々もけっこう取られたみたいで、ホッとしましてん(^^)。
 でも私はというと、D番ハンシンテイオーが3着以内に絡んできそうな変な自信が湧きよりまして、 
すべてD番絡みで購入。ゴール手前ではB@Dで出来上がって1700倍ゲットー!!と思ったのもつかの間、寸前で交わされて4着・・・(-_-;)。阪神嫌いの大阪人やのに、なんでこんな時だけ阪神買おとんのかなぁ(-_-;)クッソォー。
 さらにわかりやすいところでは、先月号(11月号)直後に行われた秋華賞。1着カワカミプリンスこそペースを問わない[EX]タイプでしたが、2着アサヒライジングから7着サンドリオンまですべて[FA]タイプ(3連単2万5630円)。ちなみに前哨戦のローズSも上位3着すべてが[FA]タイプで決まっていましたから(3連単1万9990円)、このふたつのレースは[FA]タイプの流れという関連性があったという訳です。
 とまあ例はいろいろあるにしても、この馬券術の最大の長所と魅力は【出目感覚】やさかいに、あんまり深く考えんと適当に、たまたまあたってればラッキー。当てたい当てたい思って手広く構えるより、できるだけ買い目を減らして、少ない投資で手軽に気長に高配当狙ってくれればと思いますねん(^^)。自分でいうのもなんですが、そのうち結果はでますからね(^^)。担当さんみたいに(~~;

         今回はいよいよ「芝の短距離」編!

 さて今回は『お手軽ラップ風3分間クッキング馬券術B』として、「芝短距離編」(1000〜1400m)
をお送りしたいと思います。
 ただ、私が芝短距離を予想する際には、以前公開した「ドカンラップ理論」使ってるんで、本来この方法の芝短距離はないんです。
 しかし読者の皆さんが簡単に使えるようにと、ドカンラップ理論を3分間クッキング風にアレンジして作ってみました。つまり簡素化されたモノなんで、同じように【出目感覚】で、あまり深く考えんとバンバンテキトーに使ってくださいね(^^)。
 前回までの「芝中長距離編」ではラップタイムを5種類に分けてましたけど、「芝短距離」では、便宜的に次の4つに分けます。
[H]・ハイペースで好走タイプ
[A]・平均ペースで好走タイプ
[S]・スローペースで好走タイプ
[E]・タイプ分類困難
 また[n][k][s]の記号を後ろにつけて、逃げ(n)・好位(k)・差し(s)などの脚質タイプを区別しました。例えば[Hk]ならハイペースの好位追走で能力発揮するタイプ、[An]なら平均ペースの逃げで能力を発揮するタイプ、[Ss]ならスローペースで差し脚発揮されるタイプというわけです。
 「同じタイプ同士の馬が馬券を構成する」って考え方は基本的にこれまでと同じです。
 しかし中長距離に比べると、スピードがあってテンの速い馬が多いので、ひとつのレースでも逃げ馬(=ペースを握る可能性のある馬)の出走比率が明らかに高くなります。
 となると、「ペースを握る可能性のある馬」が多く出走して来れば来るほど、オーバーペースになり、先行勢総崩れになったりしますよね。何しろどれも逃げ先行したいわけですから。そうなるとタイプの関係なしに、スピードに対応できんかっただけの後方待機馬が上位に来ることも珍しくないんで、ペースにあわせて前から順に馬を拾っていかんとあかん部分もあるのが現実ですわ。
 というわけで、ペースを握る馬と同じタイプの馬だけで単純に馬券を構成するんやなくて、「ペースを握る馬の数」によって、狙い所をスライドさせて考える必要が生まれてきます。
 かといって、【お父さんにもやさしい、競馬新聞で実践できるアナログ馬券術】がコンセプトやのに、狙いどころは「自分で頭使って考えましょう」じゃ、ただのめんどくさい馬券術になってしまいますよね(^^;)。そこで「ペース別、狙いどころマニュアル」なるものを作ってみました。表@の通りです。
 芝短距離の場合は、これを使って狙いどころを弾き出してください。

            逃げ先行馬の頭数に注意!

 では使い方です。
@次項の「好走ラップタイプ別馬リスト」から、各馬のタイプを探し出して新聞に書き込みます。
A次に、[Hn][An][Sn]と後ろに「n」のついた馬をピックアップします。これはつまり
 「ペースを握る 馬」=逃げ馬候補
Bピックアップした[●n]馬を表@【ペース別、狙いどころマニュアル】の「ペースを握る馬」の項目に
 照らし合わせます。
 例えば@でチェックした[●n]馬が[Hn]タイプ1頭、[An]タイプが3頭で、[Anタイプが多かったとしても、見るべきは“[Hn]1〜2頭”の項目。
 ここでのポイントは、頭数の多いほうではなく、[Sn]よりも[An]、[An]よりも[Hn]というふうに、「より速いタイプの逃げ馬」がいるほうを選んでください。当たり前ですが、より速い馬が全体のペースを作ることになるからです。
C「ペースを握る馬」が決まれば、その右側に記載されている「買い目に加える馬」に該当するタイプの馬たちを買うだけです。この時の@でタイプ掲載のなかった馬は自分でタイプを決め付けるなりして、臨機応変に馬券に取り組んでくれたらエエと思います。
 どうでしょうか?これやったら頭を使わんでも、短時間で簡単に予想してもらうことができると思うんですけどね・・・・(^^)。ま、エエか悪いかは別としてですけどね(^^;。
 最後に的中事例を簡単に紹介します(新聞A)。9月24日中山12R。このレースでタイプがハッキリと分析できていたのは8頭。詳細はHnFJ、HsDLM、AnB、AsCIその他はタイプ分類困難Eですわ。後ろに「n」の付く馬がBFJの3頭いてますが、2頭がHタイプで、1頭はAタイプ。したがって表@のマニュアルでは、[Hn]1〜2頭に該当します。
 なのでそこの「買い目に加える馬」を見ると、AsとHタイプすべてなんで、馬券の対象はAsCIHnFJHsDLMの7頭ということになります(ちょっと多すぎましたね)。
 結果は1着から、IMD。今回の[Hn]1〜2頭は、選択すべきタイプが多い項目なんで、18頭から7頭までしか減らすことができませんでしたけど、レースによってはもっと減ることもあるんで、狙いはグッと絞れます。
 ちなみに私は、Hタイプの差し馬であるMに的を絞って画像Bのように買いました。全額複勝に投入してても払い戻しにさほど変わりがないのがお恥ずかしい限りですが・・・(^^;。
 とにかく気軽に試してみてくださいな。

   「簡単お手軽ラップ風3分クッキング馬券術B
              /芝短距離バージョン」の実践方法

●用意するもの
 
競馬新聞と本誌掲載の「好走ラップタイプ別馬リスト」「ペース別、狙いどころマニュアル」と赤ペン
●基本コンセプト
 
木下の友人で、03年3月号で「2億4000千万の男のラップ理論」で本誌初登場したタツロー氏の
「ラップ理論」 がベース。「ラップ理論」のキモは、《各馬には各馬の、己が能力を発揮できるペース(=ラップ)がある。自分にあったペースなら好走するし、合わないと凡走する》というもの。なので予想の前には、各馬の「合うラップ、合わないラップ」を分析し、予想の際には「今回はどんなラップになるか」を予想して馬券を買う。手間はかかるが精度は極上。これを簡単にアレンジして、新聞とリストだけで実践できるようにしたのがこの「簡単お手軽ラップ風3分クッキング馬券術」。
 これまでの「芝中長距離編」ではラップタイムを5種類に分けたが、今回の「芝短距離編」では、4種類に分類。
[H]・ハイペースで好走タイプ/[A]・平均ペースで好走タイプ
[S]・スローペースで好走タイプ/[E]・タイプ分類困難
 さらにタイプ記号のあとに「n」「k」「s」の記号をつけて脚質も表示。逃げ(n)・好位(k)・差し(s)タイプの3種類。例えば[Hk]ならハイペースの好位追走で能力発揮するタイプ、[An]なら平均ペースの逃げて能力発揮するタイプ、[Ss]ならスローペースで差し脚発揮するタイプという意味。
 以上のタイプをP109〜「好走ラップタイプ別馬リスト/芝短距離編」に掲載。これは「10月15日以前に芝1000〜1200に出走し3着以内に入線して傾向がつかめた、500万以上の馬」が対象。これに該当しない馬のタイプの表記はないので、テキトーに自分でアタリをつけるなり無視するなりの対応をしてください。
●予想の手順
@馬券を買うレースの出走馬の「ラップタイプ」を次項のリストで調べて、新聞に書き込む(その際リストにない馬は、しょうがないのですっ飛ばすか、自分でテキトーにタイプを決め付ける)。
Aその中で、脚質タイプ「n」のタイプと頭数をチェック。「n」=「今回ペースを握ると思われる馬」である。
B「n」の頭数とタイプを表@「ペース別、狙いどころマニュアル」で参照すると、「買い目に加える馬」が分かる。もちろんこれが馬券で買うタイプ。
 たとえば、[H]タイプの逃げ馬(n)が2頭で[A]タイプの逃げ馬(n)が2頭なら、表@でみるのは
「[H]1〜2頭」の行。より速いペースの逃げ馬が「ペースを作る」ことになるからだ。そしてこの行の「買い目に加える馬」のタイプはAs,Hn,Hk,Hsの4種類で、これらが最終的ば馬券の対象になる。あと軸馬、買い方などは臨機応変に。

 

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