競馬最強の法則 競馬で立派に妻子を養う男 木下健の方法 |
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「ドカンラップ理論」で 小倉&中京1200の もの凄い関連性 発見しましてん (^0^)ブヒャハヒャ
前号《芝1200の「テン」と「上がり」だけで 先月号では知らんうちに袋とじになってました。 |
で、リアルタイムな話題ということで探してみました。例年の流れ通りやと次の号くらいで「ゼニ馬」を書くことになるんで、今回はちょっと軽い話にしときましょうか。って担当さんにいわれてます。どーせカラーとちゃうんやし、それもええかもね。(^0^)ブヒャハヒャ。 ところで、発売日以降にこれを読む読者の皆さんにとっては小倉開催は終わってるはずですが、先月の「小倉1200・ドカンラップ理論」はどうでした?なんぼか役に立ったでんしょうか?この原稿を1月中旬に書いている私からすると、まさに今週から小倉が始まる状況なんで、今この時点ではなんとも書きようがないんでギャップが大きいですね(^^;。 ま、そこそこ役立ったってことで話を進めさせてもらいますが、実はあの袋とじ原稿を書いているときにも中京競馬で一開催行われてることになってます。ってことは小倉から中京へ転戦するローカル担当馬が非常に多いはずですんで、例年以上に似たような顔ぶれでの番組構成が多くなって、そのぶん馬券も当てやすいんちゃうかって希望的推測が持てます(^^)。 ということは、これまでの小倉競馬場から中京競馬場へ転戦して戦った馬たちを調べてやれば、おのずと中京競馬場ではどういったタイプの馬が活躍しやすいかがわかるかもしれません。 さらにいうと、小倉でどんな内容でいい成績を残した馬が中京で惨敗するのか、逆に小倉でどんなふうに敗けた馬が中京で激走するのかがわかるかもしれません(^^) ということで今回は、「ドカン理論・小倉〜中京転戦の法則」と題し書いてみます。前回の袋とじの半分以下のページ数しかないので詳しいことまでは書けんかもしれませんが、まあできるだけのことはやってみたいと思います。 事前に断っておくと、前回も今回もすべて「芝1200の条件戦」に的を絞った話です。なんでそんなピンポイントかって?そりゃもちろん「簡単確実に儲けられるから」でんがな〜(^0^)。さらにいうと、これは前号で掲載した「基準タイム表」と、テンと上がりが表記されている競馬新聞さえあれば誰でもできますんで、興味のある方はダッシュで前号バックナンバーを取り寄せるべし!(^0^)。 |
コース特性の違いが勝敗を分ける 先月号では「小倉1200mの“基準タイム”を満たしている馬」を狙って馬券を取った話をしましたね。読んでない人はダッシュでバックナンバーを取り寄せるべし!(^0^) 「基準タイムを満たしている馬」は馬券になりましたけど、基準タイムにちょっと足りん馬はきっちり飛んだって話をしました。 というわけで、馬券になった馬たちの中から「昨年末の中京開催に出走経験のある馬」だけをピックアップしました。それが資料@です。 |
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太字が前回掲載した「基準タイムを満たす馬」と数値です。 9月3日12Rの勝ち馬シークレットルームは前走同様このレースも基準を上回る33.1秒で行って、上がり35.1秒でまとめ、後続をまったく寄せつけん内容で完勝しました。その後の同馬は12月3日中京8Rの芝1200m戦に出走し、そこでも勝ち馬と同タイムの3着と安定した成績を見せています。 また9月4日8Rの3着馬テイエムロマンスは32.7秒という、この馬の大きな特徴であるテンのスピードを活かして3着に粘りこみました。その後の同馬は、シークレットルームと同じ12月3日の中京8Rに出走し、1着馬からわずか0.2秒差の4着と好走しています。なおこのレースの勝ち馬プライムアクトレスは現時点で未出走です。 さてここからが、今回の原稿の第一ポイントです。資料Aをご覧ください。 |
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右側に表記の12月3日中京8Rでは、先の資料@に名前のあった3頭が対戦していますが、小倉で3戦して一度も基準を満たすことが出来んかったテンシノダンスが、シークレットやテイエムを差し抑えて2着入線を果たしてます。まあ調子の良し悪しもあるんで、ことさら注目するようなことではないこもしれませんが・・・・。 また小倉では後方から差し届かなかったタイキミューズが、中京に変わったとたん勝ち上がってしまいました。ですがまぁ、これも偶然と思いながら次の資料Bをご覧ください(^^)。 |
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ここでは資料Aをバラバラにして、小倉と中京とでのテンと上がりの3Fタイムに注目できるように作ってみました。 小倉で逃げ/先行策で好成績を収めたシークレットとテイエムが、同じ1200でも中京に変わると、走破タイムが約1秒かかるようになりました。このときのテンと上がりの関係に注目してみると、テンがかかっているのに上がりは小倉とほぼ同じ時計で走っていて、面白いことにテンの時計がかかって走破時計全体が遅くなっているということがわかります。 次に差し馬を見てみますと、こちらもテンの時計が約1秒ほどかかっているのがわかります。 上がりに注目すると、テンシノダンスの初戦とシアトルビューティーの初戦は小倉で走った時とほぼ同じ上がり3Fタイムを示していますんで、ここでもテンの時計が かかって走破時計全体が遅くなっているということが確認できます。(※注1) ここまでの話で重要なポイントは、『中京の芝1200mのコース特性は前半に集中して時計がかかる馬場状態もしくはコース形体であり、後半は小倉と同等の時計が出る。その結果、小倉の時と同じように走れば自然と差し届いてしまう』って部分です(-_★)キラーン。 というわけで中京の1200mは、「逃げ先行馬には非常に厳しいコース」といえちゃうんですね。けど直線も短い下り坂になってるし、そんな印象がなかったので不思議な感じです(^^)。 それともう一点、いろいろ調べていて目についたんですが、1000万クラスで逃げたり先行したりして連絡みするような馬は、他の競馬場に変わっても十分通用するようです。中には1600万オープンとトントン拍子に勝ちあがっている馬もいましたんで、これもひとつのチェックポイントかもしれませんね(^^)。 |
「基準タイム冬バージョン」を作ってみました それではここからが、次の中京開催に向けての狙いの話になります。このためだけに資料C「小倉競馬場基準タイム・冬バージョン」を作ってみました(^0^)パチパチパチ。 |
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ただ今回は、前回のように単純にはできんのでちょっと大変やったデス。前回も書きましたが夏場は『土中灌水装置』=ドカンのおかげで、開催を通して馬場状態に変化がなく時計が安定してるんで、単純に平均値を採用すりゃよかったわけですけど、冬場は他の競馬場と同じで、開催が進むにつれて芝の傷みが進行し、時計のかかる馬場に変化していきます。 「テンと上がりの基準ラップタイム」とは、前回同様、逃げ馬がこれ以上で行くと潰れてしまうって時計。差し馬が差し切るためにはこれ以上離されては厳しいとされる時計を時間をかけて算出しました。基準タイムの設定方法に感心がある方は先月号の説明をご覧ください(^^)。 これを見ると、冬の小倉は夏場のように良好な芝の育成状態をキープすることは出来ず、走破タイムで約1秒ほど時計がかかる馬場状態に変化することがわかります。先の資料Bでの説明が間違っていなかったことが証明できますね(^^)。 各馬の「テン3F基準ラップタイム」や「上がり3F基準ラップタイム」の時計のかかり方を見ても、同じように芝の育成度合いに比類して時計が掛かっています。 また、逃げ/先行馬の「テン3F基準タイム」を見ますと、先月号で書いたテンの特徴が同じように現れているんで、「1コーナーのからくり」は芝の状態に関係なく確かに存在していることがわかりますね(^^)。 この「基準タイム表」に照らし合わせて、走破タイムが基準以上でかつ、差し馬のテン3F基準タイム(ボーダー)と上がり3F基準タイム(単勝圏)をクリアできている馬を狙うとええんちゃうかというのがここまでの結論なんですが、現実には時計の出やすかった馬場、逆に時計が出にくかった馬場が混在するので、そのへんは各自で調整してやってもらわんとあきません。それと開幕週は時計が速すぎる可能性があるので見送ったほうがええかもしれませんね。 というわけで今回はこんな感じで、今後は中京競馬からの分析をさらに進めて4月の福島や5月の新潟で使えそうな作戦を見つけ出したいと思いますので、期待していてください(^^)。なお、今回の作戦で内容が伴わなかった場合も責任は持てませんのでよろしくどうぞ(^^;アセアセ。 【担当より追記】 ここまでの原稿は小倉開催前の締め切り分。その後1月21日の小倉開催初日の夕方、木下から「私の出馬表の会員さんがドカン理論を利用して58万馬券を獲られました」とのメールが。小倉10R巌流島特別です。慣れないちょっと複雑かもしれない「ドカン理論」ですが、うまく活用して超高配当に成功している方はけっこういるようです。 (※注1)テンシノダンスの2走目とタイキミューズの初戦は同じ12月17日のレースでした。この2頭は先月に紹介した夏の小倉の高速馬場でさえ1分8秒後半しか出せんかった馬なんで、その2頭が時計の掛かる中京で1分8秒後半というような時計をマークしてるって現実は、この日は時計の出やすい馬場状態にあったと言っていいわけで、2頭がマークした‐0.6や‐1.1という上がり3Fタイムは前半のスローの影響が大きいといえるんで参考外といえますね。 |
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