競馬最強の法則

競馬で立派に妻子を養う男 木下健の方法

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秘伝
裏血統馬券術
新馬選なのに驚異の
的中率&回収率ですねん 
(^^)

 新馬戦の季節が始まりましたね〜 (^^)

 今年もまた多くの若駒たちが、人々の夢と希望を乗せて
デビューする季節がやってきました(^^)。
 それにあわせて私も新馬戦で役立つオリジナル馬券術、
『新馬戦裏血統馬券術』を紹介したいと思います。
 今までにも何度か登場させてますんで、いまさら目新しい
馬券術ではありませんけども、
「新馬戦やのに、えらい的中率高いんやおまへんか?
しかも穴も獲れますし」 という担当さんの指摘と、今のシーズン
から年明けまで、長期にわたって役立つ馬券術ということで
改めて紹介したいと思います。
 その前にひとつだけ断っておきますが、この方法はパソコン
(データベースソフト。TARGET)がないとハッキリゆうて厳しいです・・・(^^;。

 競馬というのは「ブラッド・スポーツ」といわれるように、サンデーサイレンスのような優秀な血が引き継がれ、さらに優秀な血を後世に残していくという構図があります。でも、「サンデーの仔は全部が走る」という保証なんかどこにもないわけで・・・。例えば昨年デビューしたサンデー産駒は141頭(5月9日現在)なんですが、そのうちいまだ未勝利の仔が約半数の65頭もおるのが現実で、優れた血からは、極めて能力の高い仔が生まれる可能性もありますが、その血に見合わない仔ないが生まれる可能性も非常に高いわけですわ・・・。
 昔から「血統って父親だけかぁ?」って疑問を感じていた私は、通常の血統論とは反対の「母馬の血統も大事ちゃうの?」って馬券術を思いついたわけです。まあこんなの、血統好きなら常識かもしれませんけど、私の知識は「血統って種馬のこと?」ってレベルだったんで、”清水の舞台から飛び降りる”
ような試みのつもりでして(^^;。 といっても、統計を調べ出したわけでもなく、長年の自分の経験の「なんとなくそう思うねん・・・」って部分がメインの科学的根拠のまったくない方法ですけどね(^^;アセアセ。
 「この血統やったらクラシックも狙えるで」ってスケールの話じゃなくて、「この新馬戦で馬券になりそうな馬はコレちゃうかなぁ・・・」程度のちっちゃなスケールの話です(^^;。
 まずこの馬券術の基本コンセプトは「兄弟にはよく似た傾向が出る」って部分でして、それを母馬から見ていくわけです。例えば、新馬戦というのは芝・ダートに関わらず、マイルまでの短い距離のレースが大半を占めるわけで、それらが新馬戦で役立つのって、「母方から受け継いだ血やないかな?」って思えてきたんですわー。 どういうことかとiうと、「○○○○の弟妹」ってのは、良血ってだけで人気になる傾向が強いですが、その割にブッ飛ぶことも多かったりします。そこできっちり馬券になった馬と、ならんかった馬を比較して簡単に調べてみたところ、兄姉がやはり同じように新馬戦で連対してたとか、連対せずとも初戦から積極的なレースができる脚質を持った馬やったとか、総合的な能力だけではない、単純にゴールに向かって走る素直な気性とかいう部分が目につきました。そのへんの基礎的な能力は母親から。それ以上、もっと上へ昇っていくための爆発力を必要とする能力は父親からって気がしてきて、そこから生まれたのが、新馬戦は母馬の血が与える影響を狙ったほうが儲かる!という結論でした(^^)。
 こう説明してもピンとこないと思いますんで、ここからは具体例を挙げていきたいと思います。


      「母馬」「兄弟馬」がポイントでっせ(^^;

 まずは、なるべくわかりやすい例で、昨年10月18日京都4R芝1200m 11頭立てを。このレースは先日のNHKマイルにも出走したビッグファルコンや重賞2勝のマル外、エイシンキャメロンの全妹のキャメロンガール、それにイソノウイナーの弟のイソノサクセス、そしてG3 3勝のテイエムオオアラシの弟マルブツフォーティなど、いわゆる良血と呼ばれる馬が多数出走した新馬戦(下表@)でした。

                  
 このレースを予想する場合の裏血統的ポイントは《芝1200m》で、この条件下で馬券になりそうな武器を持つ血統を見つけ出すわけですわ。新馬の短距離の場合、小細工はあまり必要とせず、「逃げ・先行」など、前でレースしてそのまま行ききれる脚質を持っているか否かが重要になってきます。いくら能力があっても後方脚質じゃぁ、軸にするのは危険ですからね。とはいえ、新馬戦で脚質を知るなんて芸当は不可能な話で、結局は自分なりに推測するしか方法がないわけですが、その方法として『兄姉馬のデビューから何戦かの脚質や内容に注目する』ことを思いついたわけなんです。
 まずこのレースの1番人気馬Fビッグファルコンの兄弟ですが、ひとつ上の兄にも、ふたつ上の姉にも勝ち鞍はなく、「裏血統」的にはこの時点で馬券対象外ですけど、念のために母親プレミアムショールの成績も見てみます。結局母親もデビュー戦敗退のみで登録抹消された未勝利馬なんで、やはり「裏血統」的に同馬は馬券対象外です。
 次に2番人気馬Jスナークタイガーですが、同馬はマル外で兄弟は日本に入ってきておらず、当然母親の成績もわからんので、この時点で馬券対象外です。
 ここまでの例でわかってもらえると思いますが、この馬券術は細かいことは気にしません。推測する道が絶たれたその時点で馬券対象外です。細かいことを気にしてたら狙い馬なんて見つからんし、世の中には適当な方がエエ場合かてありますしね(^^)。
 3番人気馬Dイソノサクセスは、ひとつ上とふたつ上の姉は未勝利ですけど、その上の3頭はイソノウイナーを筆頭に早い時期からよく走ってます。これら3頭の兄弟を手掛かりに、この仔がここで馬券になりそうがどうかを推測したところ、兄弟のどれもがデビューから何戦かを短距離を経験し、積極的な脚質(通過順位)でそれなりの成績を残してます。このことから同馬の血(母方)はデビュー当初から比較的先行できる脚質と推測できるんで、イソノサクセスは対象馬となってきます。ただひとつ不安点を挙げるとすれば、兄弟が多くちょっと血が古いというか、仔出しという面において母親がくたびれ気味かも、というのが気掛かりやったりしますが・・・。
 4番人気のHキャメロンガールは、すぐ上の1頭を除いてデビュー戦から逃げを打てる、非常に積極的なレースが出来る血統やというのがわかります(表AB)。
                   
                   
 とくにこの母の初仔で、父も同じエイシンキャメロンに関しては、そのスピードを武器にデビューから3連勝でデイリー杯3歳Sを制しました(表C)。
           
このようなスピードは「裏血統」的には非常に意味が大きいです。
 他の馬についても同様に検索しましたが、今回の条件下で、《スタートから積極的なレース》をして馬券になる可能性はHキャメロンガールが一番高いと判断し、同馬を買いました。
 結果、見事その期待に応えてくれて1着。複勝170円(単勝は870円)をプレゼントしてくれました(^^)。ただし、将来的なことを考えた場合、2着のビッグファルコンのほうが明らかに内容のあるレースをしてましたし、今回裏血統で馬券になる可能性と、将来性はまったく別物ということはお間違いなく(^^)。
      「良血」「調教」なんてカンケーなし!


 次はまだ記憶に新しい今年の2月28日中山4Rダ1800m 10頭立てから(表D)、かなり強烈に儲かった例をひとつ。
 このレースは、先の例とは違って中距離なんですが、ダートという性質を考えると、先と同じように前で積極的な競馬ができる脚質が重要になってくるのに変わりありません。そしてこのレースは、いわゆる良血と呼ばれるような血統の馬は出走してなくて、調教時計の善し悪しが人気の基準になってたんやろうと思います。
 人気など度外視して自分なりに裏血統から探してみましたけど、キャメロンガールのように自信満々に「コレ!」っていえる馬はいませんでした。けど逆に「コレはアカンやろ・・・」って思う馬はワンサカいてましたんで、消去法でマシな馬を絞り込んでみたところ、@ヴィクトリーバトル、Bシルクアグレッシヴ、Fチョウカイカイザーの3頭に絞れました。
 続いて1頭づつ見ていくと、Bシルクはひとつ上の姉がデビュー2戦目で勝ち上がっててよさそうですけど、、その後の成績と指数(にこちゃん指数)をみたら、勝ちあがったレースだけ”なんかカマしたんかいな”みたいな内容で(真相はしりません(^^; アハハ…)ような感じがあって、とても信頼できません。
 おまけにその上の兄までは8歳も離れてて、その間には地方で走ってる兄弟とかが一杯いてて母馬がくたびれてそうやし・・・。買う気が湧いてこず対象外。
  Fチョウカイは1番人気と、たぶん調教がよかったんでしょうが、「裏血統」的にみた場合、2頭の兄も同馬と同じ高価なサンデーをつけてるのに元はとれていない馬主泣かせな感じで、この仔もおそらく同じような人気先行タイプやないかなと思ったので対象外にしました。
 最後に@ヴィクトリーバトルですが、「裏血統」で見た場合、必ずしもピッタンコくるってわけではありませんでした。けど、ふたつ上の姉ゴールドバニーを見た場合(表E)、ダート未経験も明らかに中距離適正の母方の血と断言できますし、比較的に前々で積極的なレースができる血や考えてもいいと思います。未勝利から連勝した500万の指数を見ても、基本的な能力はある血統というのも判断できました。さらに一番上の姉タイランツフェイムはデビュー戦のダート1600mで勝ってるし(表F)、「この母の仔の適正はダートの中距離系」とこじつけることも可能でした。
 このレースでは、他にこれ以上に適正を感じれる馬がいてなかったんで、単勝50倍台と人気がなく自信も持てませんでしたが、期待値が高いんで狙ってみました。
 驚いたことに結果は1着で複勝も1060円(単勝5660円、馬単4万3760円、3連複7万4170円)と超高配当を得ることができ、わずか2コロでこの日の予定終了となりました(^^)。


      複勝平均330円はオイシイですねん(^^;

 昨年6月からの1年間で、「裏血統馬券術」を使って13回馬券を購入しましたが、的中は8回でその的中率は60%でした。驚いたのは8回の平均複勝配当額でして、なんと330円でした。先の1060円の高配を省いても225円もありました。60%の的中率は「複コロ」としては少し寂しい値ですが、平均配当額が225円というのは戦略として十分に使えると思います。
 それと担当さんの言葉。
 「新馬戦って、予想の材料が血統と調教くらいしかないから、怪しい人気になる馬が多いですよね?その中で的中率60%は驚異的。しかも複勝の平均配当は330円ということは、1着ならまず単勝4ケタ配当、馬単や3連複に絡めば、万馬券もあるということ。木下さんの場合は複コロだけど、それ以外の買い方でもかなりいい思いできるのでは?」
 なんやくすぐったいですけど、まあ興味のある方は、これだけを研究してもどうにかなる方法かと思いますわ。
 あと、年間わずか13回しか使ってない理由ですが、この方法で検索するには時間がかかるので、たまたま時間が余ったときや、思いついたときに検索する程度のオマケ的にしか使ってないからというのと、博打的な要素多い方法なんで、外してもダメージの少ない複コロの一コロ目か二コロ目の、金額の小さい時じゃないと使いにくいということを付け加えておきます。なので、もっと回数を使うと的中率が下がる可能性があるとは思います(^^;アセアセ。でもこれも、かなりアバウトにやっての結果ですから、工夫したらどうにかなるかも?いずれにしても平均配当額はそんなに下がることはないと思いますわ〜(^^)/。
      
        
        

 

    

 

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