競馬最強の法則

競馬で立派に妻子を養う男 木下健の方法

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「1コーナー」には

大穴場が

行列つくってましたわ・・・(~_~;)

 

 おかげさまで単行本

    またまた増刷しました (_ _)

 

 おかげさまで単行本の売れ行きが順調らしく、
というか地味ぃ〜に、地味ぃ〜に、いつまでも売れてるらしくて(^^;
 またもや増刷されることが決定しました(^^)。
これもひとえに皆さまの応援のお陰と心から感謝しております。
 原稿用紙一枚の作文すら仕上げたことのないド素人が書いた本を、
これほどまでに支援していただきましたことは本当に感無量で
ございます(TT)ウルウル…。
 引き続き、これからもご支援のほど、
どうかよろしくお願いいたしますm(_)m ペコリ

       「UT」はごっつゼニになりまっせ〜(^^;

 今回はその単行本の中で紹介した【UT馬】とゆうモンについて、ちょっと込み入ってやって見たいと思います。もしかしたら、今後何回かの続きモン企画になるかもしれませんので、ご了承ください。
 ではまず、単行本を読んでない方のために【UT馬】について単行本から抜粋して簡単に説明したいと思います。

 なにが「UT」なんかというと、これは「U=馬・T=単位」=「馬単位」でチェックしてる馬、っていうことです。ちなみにこれとは別に、「RT」っていうのがあるんですけど、そちらは「R=レース・T=単位」の意味。これは結局どの馬が走るかわからんので、「レース単位」でチェックしておきましょってことなんですわ(^^;  でこの「UT馬」は、ある意味「レースの見方」、つまり「走馬眼」を鍛える基本といえます。「レース全体」をいきなり見れるようになるのは難しくても、とりあえず「馬1頭1頭見る」のは、誰でもできますからね〜(^^;。
 まぁ、簡単にいうとレースを見て自分でチェックしてある馬のことですわ(^^;。
 さて、このUT馬ですけど、ホームページのほうで載せていて、その結果も随時更新しています。そんなことをシコシコとやっていて、最近ちょっと気になることがありました。というのは、「UT馬」にはいろんなパターン(直線での不利やロス、騎手のミス、アクシデント)がありますが、そのなかでもとくに「1〜2コーナーまででロスや不利等があった」等のコメントを残した馬が、意外と激走度がたかく、儲かるんかも…ってことなんです(-☆)キラリ。
 【1コーナー進入のロス】とゆうのは単行本の中のSTAGE3(P107)で真っ先に紹介させてもろた、レースを見る上で最も重要なポイントのひとつです。ついでに1コーナーまでに発生したロスを「補正」(注@)して、指数に換算する手法等を紹介しました。以下、単行本からその部分についての抜粋です。
 この1〜2コーナーの場面での「補正」ですけど、ひとことで「補正」いうても方法はいろいろ。正直、あの手この手を駆使して、思いつく限りの「補正」をしてやるんですけど、実はこのケースはスゴォ〜く難しいんですわ(~~;)。いきなり例外的な事例で恐縮ですが、今回みたいに、「前に行って、序盤で無理して、垂れて潰れてゆく馬」の補正は、ナンボ一生懸命やっても、「シックリ来るモンにはならん(~~;)」のですわ…。カタくいえば「正確な補正は不可能」っちゅうことです…(^^;。
 なんでか…? これは、まあいってみれば「馬は動物やから」ってことになるんでしょうか…つまり「前半で無理したら、その無理した分は、倍以上になって返ってくる」んですわ…。
 このような【1コーナー進入のロス】は、レースでは頻繁に起こっておりまして、一例を挙げてみましょか。最近、わかりやすい結果の出たモノでは3月29日中京8R・1700ダート出走のカフェジュピター(にこちゃん指数60/注A)があります。中舘騎手を鞍上に配した同馬は、16頭立ての12番枠から強引に先手を奪いに行きました。内枠のほうにも先行馬が揃ってたことで、1コーナーへ進入するころには完全なオーバースピードとなり、スピードロスと距離ロスから余分な体力を消費する展開上の不利が発生。このときは3番人気でしたが、結果は勝馬からは1.9秒も離された14着と惨敗でしした。(指60)。
 それから3週後の4月19日、カフェジュピターは福島のダート1700に4番人気で出走。ここでは最内の2番枠から楽々と先手を奪い3着入線(指71)。そのまた3週間後の5月10日には新潟のダート1800に出走し、500万クラスを勝ち上がることに成功しました(指73)。私はこの事例で14着に惨敗したときのにこちゃん指数を60に設定しました。これはもちろん『スピードロスと距離ロスから余分な体力を消費する、展開上の不利が発生』した分を補正した後の指数ですわ。ちなみに補正したポイントはわずか3ポイントだけでした。この60とゆう補正値は、同馬の一連の指数(画@)からみると凹みすぎであり、きちんと補正できてたとは言い切れんモンかも知れませんけど、同馬のレースを見た中で、私に施せる補正は、ええとこ3ポイントが限界やったんです。正味の話、【1コーナー進入のロス】に関しては、単行本に書いたように「正確な補正は不可能」なんですわ(~~;)。その理由も先に説明した通りなんです…(*_*)。


        なぜか大穴あけまくりなんです(*_*)


 とまあ【1コーナー進入のロス】自体はこんな感じのもんでして、今回の本題はというと、ホームページ上で公開している「UT馬リスト」の中から「1〜2コーナーまででロスや不利が発生した馬」を抜粋し、これらの馬の激走の度合いを見て行き、最終的には激走の原因までも考えてみよかってことなんです。なお、HPの「UT馬リスト」には、オッズ確保のため、私がチェックしているすべてのUT馬を公開しているわけではないんで了承ねがいます。ちなみに、このカフェジュピターの3月29日のチェック内容も未公開でした(-☆)キラリ。
 さて、リスト(表A)にまとめた「1〜2コーナーまででロスや不利が発生した馬」は38頭いてました。そのうち、未出走馬は5頭。そして5走内に馬券に繋がった馬は22頭と、実に6割強の馬が馬券に繋がる結果となりました。この数字が多いか少ないかは意見の分かれる所やと思いますけど、私はごっつ多いと思いますねん。なぜならこの数字はあくまでも「1〜2コーナーまででロスや不利が発生した馬」であって、結果に直接関わる勝負どころや直線で不利やロスがあった馬やないからです。馬券的期待値の観点から見ても、勝負どころや直線で不利やロスがあった馬は印象に残りやすく、専門紙紙上でも取りざたされてますんでオッズに影響をもたらしますけど、1〜2コーナーまでで発生したロスや不利は勝負に直接関係ないとして、見過ごされることがほとんどで、オッズに影響もすくないです。要するに、「こんなところチェックしてる人間は少ないから、馬券的にオイシイ」ってことですねん。どれくらいオイシイか?配当で見ますと、馬券になった22頭の複勝払戻金の合計金額は10610円。複勝の平均払い戻し額は約482円と相当な好配当となってます。この中には1000円以上の高配当がついた馬が3頭もいましたしね(^^)。また、未出走馬を除く38頭全頭の複勝を馬券になるまで購入し続けていても、120%近い回収率が単純にマークできてた計算になります。
 とはいうものの、いつ馬券になるかワカランし、あまりにも不確定要素が多いファクターなので、私みたいに複勝コロガシで馬券を買ってる人間には使いにくい方法です。でも普通に馬券を買う方や穴狙いの方々には十分に役立ちそうなんで、連載のネタにしようかと思ってました。そんなこんなでデータで検証してみたら・・・当初の思惑とは違って、使いようによっちゃー私らにもごっつ役立ちそうやと思えてきましたわ(-☆)キラリ。正直なところ、「1〜2コーナーまででロスや不利が発生した馬」は目新しいファクターというてもエエんちゃうかな(-☆)キラリ、って思ってますねん(^^)。
 その他の傾向として、このリストを見て単純に感じたのは、「1〜2コーナーまででロスや不利が発生した馬」は勝馬から1秒以上離されて、大きく惨敗してしまうケースが目立ちますけど、1秒以内に食い下がった馬の場合は、次走でイキナリ馬券に繋がるケースが多いようです。
 この理由について考えてみましたところ、あくまで仮定ですが、ロスがあったわりに精一杯食い下がって渋太いレースをした、すなわち「ストレスの高いレースを経験した」という経験値的な要素が大きいのかもしれません。そして1秒以上離されて惨敗した馬は「ストレスの高いレースを経験した」ことよりも、そのレース中に受けた「ロスから発生する人間の目には見えん疲労」の方が大きかったからなのかもしれません。だから、すぐに馬券になったかならなかったかの違いは、【ストレスの高いレース中に受けた、人間の目からは判断出来ない疲労度の違い】なのかもしれません。もしかするとその分岐点が「勝馬から1秒の差」あたりにあるのかも・・・(^^)。このあたりの仮説については、いろいろ思うところもあるんで、次号でじっくりやってみたいと思います。
 まぁ馬券的には、現時点ではそんな分岐点までもをハッキリと結論付ける必要なんかいらんし、頭の中で大雑把に捉えてるだけでエエと思いますけど、どの馬を「いつ」「どう狙う」って意味では結構役立つんちゃうかなって思いました(^^)。
 最後になりましたが、表の「配当」が空ランの馬は、6月9日時点で未出走の「1〜2コーナーまででロスや不利が発生したUT馬」となりますので、ぜひ狙ってみてください。その際は5走程度は追いかけてみてください(-☆)キラリ。
 

画面@

これが「にこちゃん指数」