競馬最強の法則

競馬で立派に妻子を養う男 木下健の方法

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定番

 「レベルの高いレース」

  威力いまだ衰えなし!

 

 「レベルの高いレース」を

     ゼニにする方法を確認

 

 先月号で紹介しましたラップ理論の立朗氏ですけども、
これから徐々にベールが明かされていきます。
間違いなく役立つ方法なんで期待しといてください(^-^)。
 さて、今回の私のページですが、『ちょっとここらで
「レベルの高いレース」再確認』とゆうお題を戴いたんで、
 まずそれからやってみようと思います。これは企画としては
アリなんですけども、本誌で紹介させてもろてる
「レベルの高いレース」(以下RT)は、どうしても1ヶ月近い
タイムラグが発生します・・・(‥;)。
 例えば先月号で紹介した1月5日のケイエスブリザードの勝ったレース
(京都8R500万)なんかも、出走する馬する馬が凄い勢いで馬券に
繋がったレースなんですけども、紙面に掲載された時点ではすでに
5週が経過してましたんで、出がらし状態やったかもしれませんね(^^;。
 単純に結果だけを検証してここで報告しても、タイムラグの上塗りになるだけなんで、
「《RT》をどのようにゼニに繋げるか」について、以下のように三つの項目を立てて再確認してみたいと思います。

        @連闘馬を狙い打つ

 まずこれをご覧下さい。
※1/5ケイエスブリザード組→1/11フラッグシェーバーF人気3着。
※1/19ハウズトリックス組→1/26ポートランドスワンB人気2着。
※1/25ビッグドン組→2/8エイユーエンパイア@人気3着。2/9ケージーボーイ@人気1着。
※2/1マイネルアルバ組→2/9スパイクB人気3着。
※2/2ブラストサンデー組→2/9アイファータムタムC人気3着。2/9タマモゲットF人気2着。

 今年になって《RT》と判断したレース名(2月9日現在)と、そのレースから連闘で出走した馬の成績を挙げてみました。当然全部が全部馬券になったわけじゃなく、馬券にならんかった馬も、少数ながらいてます。 《RT》が馬にとって体力的、もしくは精神的にタフなレースであると仮定したならば、次回出走にこぎ着けるために、ある程度の休養を挟む必要が、少なからずあると考えられます。事実、《RT》に出走して一年くらいの休養を余儀なくされる馬はザラです。なのでひとつの考え方として、そんなレースを経験してまでも連闘や中一週で出走できるとゆうことは、馬がそれだけ充実してるということができるかもしれません。充実してるがゆえに馬券に繋がる馬が多いのかも知れんので、連闘や中一週で出走してくる馬は積極的に狙っていくのがイイかと思います。ただしこれは、私が本誌で公開してる分では無理な話なんで、私のHPでリアルタイムに確認できる方は頭に入れておいてもろて損はないってことと、自分でレースを観察して《RT》を設定してはる方などは、こんな基準で狙ってみてはどうかとゆう提案です(^-^)。
 
 
        A通過順位から絞り込む

 《RT》が馬にとって体力的、もしくは精神的にタフなレースであると仮定したならば、そのレース中で競り合い、揉まれるような競馬を経験した馬の方が、より大きな「経験値」を得たんちゃうかなと想像できますよね。この視点で見た場合、逃げ・先行馬がこれに該当してきよります。なので基本的な考え方としては、《RT》で、逃げ・先行して厳しい「経験値」を得た馬を中心に狙っていきます(-☆)キラリ。
 と、以前はこのように考えて《RT》と組み合ってきました。この考え方は間違いではありません。おそらく正論やろうとは思ってます。
 話は飛びますが、私の単行本で紹介したモノに『RTローテーション』とゆう考え方があります。このコラムを読んでる読者の方は全員単行本を読破してくれたと仮定して進めていきます(まだ読んでない方は本屋さんで直ぐにご予約を(^^;)。で『RTローテーション』ですが、 昨年末の11月30日中京500万ダート特別戦に『沓掛特別』というレースがありまして、単行本で『RTローテーション』の可能性に興味を示して下さった方は、きっとこのレースで大爆発をしたんやないかと思います (^0^)。このレースは2月9日現在、勝率36.4%・連対率54.5%・複勝率81.8%を誇る、明らかに『レベルが高いレース』です。
 話もどって『通過順位』ですが、この『沓掛特別』の出身馬を、《RT》の狙い方の基本である『逃げ、先行馬』から狙っていった場合、ほとんどスカを喰らうことになります。このレースから1ヶ月の間に9頭の馬が出走し、その内の8頭が馬券になりました。8頭中2頭は先行策の積極的なレースをした馬でしたけど、6頭は後方から雪崩れ込むようなレースをした馬なんで、この結果をみる限り、《RT》で得るモンは決して先行して揉まれた経験値だけやないみたいですわ。
 脚質的にこれだけハッキリと傾向が出る《RT》もあるんで、通過順位から狙う場合は、馬券になった何頭かの通過順位を十分に検討して狙いを立てていくことも有効な方法になってきます。実際にこのレースで私は、後方からレースをした馬を中心に狙っていって、かなり美味しい思いをしましたからね(^-^)。

        B勝ち馬の昇級戦にも注意!

 普通、《RT》の勝ち馬は馬券の対象外です。毎回このページにある『初心者向け解説』にもある通り、『負けた馬を同クラスで狙う』とゆうのが《RT》の大原則なんで、昇級していく馬は対象外。ただし、別の興味を持って注目するとゆうこともあります。
 本誌2月号で紹介した《RT》に12月15日中京ダート1700mに、スズノミヤビオーが勝ったレースがあります。勝ったスズノミヤビオーは約1ヵ月後、昇級した先の1000万クラスのレースに出走しました。そして2馬身1/2の差をつけて見事に連勝しました。今までの経験上、《RT》の勝ち馬が上のクラスで即通用する場合、その《RT》はかなりのレベルの高さを秘める可能性があります。そやからそこで負けた馬達はガンガン狙っていった方がええと思います。この《RT》でもスズノミヤビオーが勝った後、7頭が出走してきたんで積極的に狙っていたところ、地方勝ちを含めて6頭が馬券に繋がり、勝率42.9%・複勝率88.9%(2月9日現在)とゆう結果が出ました。また、先に紹介した大爆発《RT》のケイエスブリザードが勝ったレースの場合も、勝ち馬は昇級初戦に4着、2走目には2着と好走してます。
 このように、《RT》の勝ち馬が、昇級して直ぐに通用した場合、残された馬たちは積極的に狙っていく事をオススメしますわ。
    「ゼニになる3歳馬」はまだまだこれからが本番!

 話変わって、先月号で掲載した『ゼニになる3歳馬リスト』について。それにしても、間違ってもろたら困るのは、あのリストに掲載してる馬だけがゼニになる馬のすべてやないって事です。
 あのリストは今年1月5日時点で、デビューもしくは能力の高さを示した馬の中から、私なりに『ゼニを生んでくれそうなヤツ』を見繕ってあります。なのであの日以降にデビューした馬や高いパフォーマンスを示した馬は、リストに入ってないってことだけは承知しといてもらいたいです。
 先月号ではクラシックについて、牡馬は混戦、牝馬はピースオブワールド(その後戦線離脱)中心と書きました。2月16日の時点で見ると、まだまだ出揃ってないんでしょうが、文中で「もっと上にいける素材」と紹介したB《牡馬・芝路線で人気次第で狙いたい馬、またはゼニになりそうな馬》で紹介したネオユニヴァースが@《牡馬・芝クラシック路線期待馬》に名前を挙げたマッキーマックスを抑えて、きさらぎ賞を制しました。
 先月号のラストで「・・・Bランクの馬が多いピラミッド型の世代やからです。ただこの中からAランクに属することの出来る成長力のある馬が多数出てきたら、なかなか層の分厚い世代になるんやないかと思いました」と書きましたけど、ネオユニヴァースのきさらぎ賞制覇は層の分厚い世代になる前兆を物語ってるかも知れません。いずれにしても、どうも牡馬クラシック路線は混戦の色を隠せんようなんで、人気はあまり気にせんと、自分が強いって感じる馬を狙ってみる方がオモロイんちゃいますかね。
 あとは、牝馬でピースオブワールドを脅かすような馬が何頭か出現してきたらこの世代はけっこう層が分厚つなるんちゃいますかね。
       必殺「RTR」も使い方次第で大爆発 

 最後に、前途の『RTローテーション』(以下RTR)についてちょっと触れときたいと思います。これはこの先いつでも役立つ可能性を残したモンやさかいに、臨機応変に使いこなしてくれれば、けっこうな 儲けを生んでくれるはずですわ。 単行本でも『1000万クラスにもRTRが存在してるはずと想定して、今後は何かの形で検証しつづけていきたい』というようなことを書きました。そしてHPではRTRを証明すべく検証を続けております。
 事実、1000万クラスダートの特別戦というのは、500万クラスに比べてかなりレース数が多く、なかなか真相が見えてこないんですけど、絶対にRTRは存在するはずと信じることで、うまく儲けに繋がったケースがありました。この予想は2月15.16日両日に実際に私が行った予想です。図@をご覧下さい。この図は1000万クラス中長距離ダートレース(1600m〜)の単勝率・連対率・複勝率を書き出したものです(共に2月9日最終更新)。

          
 単行本の中でRTRの基準を『単勝率40%・連対率50%・複勝率60%』と設定しました。なのでこの「ローテ@年明け」表を見る限り、ここにはRTRと呼べるレースが存在してない事がひと目でわかります。
 元々1000万クラスにRTRは存在しないのかもしれません・・・。ただし、必ずRTRが存在するとゆう考え方を通すなら、和布刈特別・節分賞・北総特別のどれかが該当してくるとヤマを張ることが出来ます。でも私は、節分賞はRTRになる可能性は無いと思いました。その理由は連闘で出走した3頭がことごとく惨敗をしてるからです。これは先のRTの検証でとりあげた視点と同じモンですね。 そうなると、未だ出走馬がない和布刈特別と北総特別に可能性が残ってきましたんで、この日出走してくる和布刈特別組が馬券になる可能性がありそうやったら狙たろうと目論んでました。
 そして迎えた2月15日。1頭目は京都8R出走のスリーフェローでした。この馬はメンバー的にも実力的にもちょっと厳しそうやったんで、とりあえずは様子を見てみることに。結果は10着惨敗とエエところナシでした。 同日、中山10R北総特別。ここには3頭の和布刈特別組が出走してました。その中から和布刈特別で先行していたマイネルプロスパーとアサカユージンの2頭の4歳馬から、能力のありそうな、同じく4歳馬ケイアイダンサーとタイキコジャックの2頭へワイドを購入してみました。
 結果は2着にマイネルプロスパーが入り、3着にケイアイダンサーが入ってワイド\2,720が的中。(3連複7260円)。レース後の感想ですけど、このレースはなかなか厳しい流れに感じたんで、こっちがRTになってくるかも知れんって思いました。
 そして翌日の2月16日。この日は3頭の出走がありました。まず最初は京都10Rのトップジャンボ。同馬は和布刈特別の勝ち馬です。なので馬券的興味としては対象外で、ここでどんなレースをするかとゆう部分にだけ興味を注いでました。同馬は終始先行争いをし、直線でもうひと伸びするも大きくバテて惨敗でした。ただし、『にこちゃん指数』(木下のオリジナル指数。単行本に詳細)的にも到底敵うことのない相手関係やったし、レース内容は厳しすぎるもんやったんで、惨敗も仕方ない感じです。
 なので逆にこれだけのレースが出来るんなら、同馬に負けた馬も同クラスでは狙えんこともないかな・・・って感じを受けました。
 最後は京都の12R。ここにはコンドルシチーとスリーイダテンが出走してきました。馬券は『にこちゃん指数』的に断然の能力を誇るトヨサンランボーから、この2頭へのワイドを購入。ゴール番寸前、最後方からコンドルシチーが3着に追い込んでワイド\3,760が的中(3連複1万5590円)。
 と、こんな風に、ちょっとだけ頭を柔らかくして臨機応変に考えるだけで、思った以上の成果があがったりします。結論としては、この和布刈特別がRTRか否かってのは、実際にはどうでもエエと思うんです、正味の話。最終的に『ゼニにする』ってことが重要なんですからね。RTRは、そのためのひとつのアプローチってことですわ。いずれにしても、これだけ儲かったとゆう事実は自分の中に残るし、これが経験になり、自信に繋がり、これでまた『柔らか頭』でおれるんやと思いましたよ。

  

 

 

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