五日目
営業・販売とは。
マーケティングを理解しての営業・販売と理解できていない時の営業・販売はどこがどう違うのでしょうか? あなたはこの違いが理解できますか。
例を上げて説明しましょう。
ドラッグストアで気になることが幾つかある。
最近とても気になるのが、商品名の意味が判らない物が多いという事です。
意味不明すぎて、お客さんに伝えるのが大変だということ。
メーカーも良い名前をつけると、勝手に売れると思うのにな〜
現在、推奨品の『フリープラス』っていうのには苦戦しています。
何の商品か判りますか
自分は全く不明でした
ということで、商品名は売り手にも買い手にも大事です。
お願いだから、消費者が手に取るような名前にしてください。
そしたら、説明もしやすいですので
最後に、実感なのですが消費者がこの商品で『何を求めているのか』を
先に話してあげると非常にリアクションがいいですね。
とりあえず話してみるだけのつもりが、結局お買い求めいただくことが多いのです
(ただ商品の魅力を判りやすく話してるだけなのですが・・・)
いかに物が良くても名前が良くないとダメだという事ですね
このように、○○さんはマーケティングがある程度理解できているから、ネーミングの大切さに気が付くのです。マーケティングを知らない販売員は気がつくことができるでしょうか?
あなたはどう感じますか? 自分自身で自問自答をしてみてください、あなたは売場に陳列されている商品の消費者ニーズや消費者ベネフィットを理解できていますか。
メーカーの営業マンも気がついていないか、若しくは指示命令でただ売るだけの営業マンで意見具申ができない硬直した組織であれば難しいけれど、とにかくこのようにマーケティングが理解できていないと売上を上げる事はできないという事例でした。
それではどうしましょうか? マーケティング思考を自分に身につけるしか方法はありません。マーケティング思考が身についていれば、発売前から売れるネーミングにしての売込みを営業としてやっているはずです。
売れる商品であれば棚割りのときに売れる場所が、もらえるはずです。また、バイヤーとの交渉の時にでも、自分自身でプレゼンテーション用のチラシやカタログを売れる根拠を明確に提示できるはずですからバイヤー説得も楽になります。楽になるということは商談がスムーズ進むと言う事になります、要は説得力ある営業・販売ができると言うことになります。