Power of Marketing
マーケティングの力

 はじめに

  私のマーケティング概念は、師である梅澤伸嘉先生から総じて薫陶を頂いたものです、門下生の一人として、ここに謝辞申し上げます。

  マーケティングの肝心要とは?

 これから一週間でマーケティングの手法や技術を学ばれるのですから、頭に詰め込んだり、実践したりとかなりハードだと思います。しかし、楽しく・熱心にやりましょう.

 私は、鰍竄ワやに途中入社で就職しましたが入社時の売上金額は約40億円後半でした。営業利益は約2億円ぐらいを出していました。足掛け7年間企画開発でマーケターとして在社しましたが、退職時の会社規模は売上金額140億円後半ぐらい、営業利益は約7億円ぐらいを出していました。
このY食品会社は私が入社と同時に企画部が創設されました。カテゴリーにおける生産量・販売量で日本で一番に貢献しました。

 その後、父親の病気の看病のために郷里に帰りました、就職先は霧島酒造鰍ノ途中入社で就職しました。入社時の売上金額は約85億円ぐらいで、営業利益は6億円後半ぐらい出していました。足掛け5年間マーケターとして在社しました。
退職時には130億円
を売上、3年後には売上金額で約200億円、営業利益で約40億円を出すにいたりました。

このように、マーケティングを上手に運営すると、ビックリするような売上や利益を

中小企業が出す事ができます。ちなみにこの霧島酒造鰍ノはマーケティングの専門家はい
ませんでした。ここでもカテゴリーにおける生産量・販売量で日本で一番に貢献しました。

  あなたの会社に企画部やマーケティングという名の部署が存在していれば必ずカテゴリで一番になります。もし一番に成らないとしたら、マーケティングが有効に機能していない会社という事になります。と言うわけで、その他にも失敗体験や成功体験を豊富に持っていますので、失敗する確率を少しでも少なくすることを主眼にみなさんにご案内していきますのでよろしくお願いします。

マーケティングは会社の大小は問いません、ビジネス(商売)の原理原則です。
   

 さて、マーケティングのキモは何でしょうか? それは、生活者(消費者)の意識をあ
なたが理解する事につきます。これが売れる売れないの分れ目と成ります。

 消費者の事を本当によく理解できているから、消費者が欲しがるモノが解るのです。消費者が欲しいと思わない商品やサービスをいくら開発しても売れません。という事は始めに消費者が欲しいものはモノ(商品)では無いという事を理解しなくては成らないと言う事です。
 いま、マーケティングのキモをいきなり説明しています。消費者はモノの後ろ側にひそ
んでいるニーズ(広義の欲求)を満たしたいから商品を購入するのです。ここまでは理解されましたか?

   なぜ商品や製品ではないのか?

   消費者が消費するのはモノだろうと考えているあなた???

   胃が痛いから胃薬を買うよね、飲みたいから焼酎やビールを買うよね?

   この考え方は間違っているよ………? と、

   しかし、間違っているのは あなた なのです。

   胃薬は胃が痛いという状況を直したいから胃薬を買うのです。
(不安からの脱出ニーズ)

   いい気分に成りたいからビールや焼酎を購入するのです。 
(愉快にすごしたいニーズ)

  このようにニーズ(欲求、潜在的な欲求も含む)が先に来て、それを満たすであろう商品が後についてくるのです。これがマーケティングのキモなのです。という訳で消費者の意識・常識・固定観念を良く知ることが大切なのです。
考えながら読んでください。


 

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@小売り業(販売)へ  Aメーカーへ  Bインターネット販売業へ
目次
はじめに
  @販売店舗(小売店舗)の場合
   Aメーカーの場合
   Bインターネット販売の場合
1日目
 売れるものが無いところからはじめる。
2日目
 商品(店舗)が売れる『意味・理由』を知る。
3日目
 コンセプトを開発する。(売れる商品を。)
4日目
 売れる仕掛けをする。
5日目
 営業・販売とは。
6日目
 消費者満足を知る。
7日目
 実践マーケティング
おわりに