四日目
売れる仕掛けをする。
メーカーの場合
メーカーの規模に応じてに対応が分かれますが、小さな企業を取り上げてみましょう。
先ず、未充足ニーズに対応した商品を開発したと想定して、どの位の広告費が掛けられるかによって仕掛け方が違います。テレビ広告が掛けられるのであれば掛けたほうが良い、しかし、札幌、仙台、東京(関東圏)、名古屋、大阪(関西圏)、広島、福岡の都市ではテレビはお金が掛かりすぎるので無理です。
福岡県でシュミレーションして見ましょう。
●予算1,900万円
●出稿GRPは2000GRP(%コスト 7000円×2000=1400万円)
●CF代が一本 V使用 ( 500万円)
●出稿本数 約400回 (平均視聴率5%として)
●到達率 95.6%
●累積到達回数 10回以上到達 62.8%
●人口 505万人 世帯数203万世帯
●62.8%×505万人=317万人は10回以上みていると思われる
●一人当たりの到達コストは6円で確かに安い
●消費者ベネフィットを明確に伝えられたら売れる確率は高い
このようにコンストは掛かるが一人当たりのコストは安いのがテレビです、販売金額はデータを取らないと一回では出てきません。しかし、言える事は明確に消費者利益が伝えられたら十分に元は取れるはずです。
テレビ出稿が無理であれば、チラシで店頭配荷率を考えながら対応するほうが得策でしょう、コツコツと積み上げて行きながら福岡市内から北九州市と伸ばしていけば次に占拠する場所(他の府県)では始めから一気にテレビで市場を得る事ができます。ですからこそ、消費者ベネフィットを明確に作り上げることが大切なのです。