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大阪/阪急梅田編

ナカガワクロージング(セレクトショップ、阪急三番街)

 このお店はかねてからセレクトショップ回顧録などで その存在を知っていた のですが、敷居が高そうな記述だったので長らく敬遠していました。
 で、きっかけは確か、2002年6月のことです。私は2002年の1月にジョンロブを神戸の銀座堂で買って本格革靴の魅力につかれてしまったのですが、その日、どうしても2足目の本格革靴として、茶色のエドワードグリーン ( EDWARD GREEN )が欲しくなり、銀座堂まで足を運んだのでした。
 ところが、銀座堂では残念ながらエドワードグリーンが品切れとのことで、とりあえず、ジョンロブのシューツリーだけ購入し阪急電車に乗って梅田まで帰ってきて、ふと、このお店のことを思い出し、「ダメ元」で足を運んでみたのでした。

 店の構えは、予想通り高級な雰囲気ぷんぷんで、正直、入りにくかったですね。客は誰もいなくてシーンとしています。でもなんとかふんばって入室。 入ってみると厳選された商品が整然と陳列されていてゆったりとした空気が流れています。 店内はそんなに広くありませんが、細部までお店の趣味のよさを感じさせる品揃えでした。おもむろに靴の棚を見ると茶色の エドワードグリーンが靴のコーナーに鎮座していたんですね。
 で、手には銀座堂で買ったシューツリーの入ったショッピングバックを持っていたのですが、店員の方はそれをちらりと見ただけで、「あ、銀座堂さんに行って来られたんですね」と、店の名前を 言い当ててしまわれました。銀座堂が結構、有名なお店だということ、そしてこのお店も年季を積んだお店だということが分かってしまいました。
 また、私の履いていたジョンロブをひと目みただけで「あ、ジョンロブですね」と靴のメーカーを見事、言い当ててしまわれました。こういうのは催眠効果がありますね。なかなかシューズメーカーを一目見て当てるのは並大抵ではないように も思えたのです。こういうのは専門の靴店か、あるいは熟練のセレクト・ショップの店員ならではのワザではないでしょうか。百貨店ではどれほど一流といわれるところでも靴メーカーを一目見てあててしまう店員にお目にかかったこと はありません。

 で、靴の購入のエピソードですが、最初はこげ茶色を所望していたのですが残念ながらこのお店にあったのはやや黄色よりの明るい茶色でした。 でもまぁ、欲しかったということ、サイズはなんとか7 1/2があったということ、で購入しました。このエドワードグリーンはその後も活躍しております。

 このお店、やはり平時は高価でして、なかなか手が届かないお店という感じが漂っています。この日はボレッリの白シャツのほか、ベルトも買ったのですが、その後はSALEの時しか足を運んでいません。SALE時にはルイジ・ボレッリやバルバのワイシャツが結構 、プライスダウンをしてくれて何枚かゲットさせていただきました。SALE時の割引は大手セレクトショップを上回る思い切りの良さです。しかもワイシャツはほとんどの場合、箱入りで立派 です(大手セレクトショップでは箱入りではない)。 カジュアルなシャツの品揃えもいいですね。ただ、SALE時だとさすが白シャツは ほとんど出ないです。


エドワード・グリーン「ハーロゥ」

 そういうわけで私にとってすっかり、「SALE時だけ足を運ぶお店」になりつつあったナカガワクロージングだったのですが、2003年7月のSALEの時に行ってみるとそこにエドワードグリーンのローファー「ハーロゥ」が鎮座してい て、それは当然SALE対象外だったんですが、半年近く探していた靴だけについつい買ってしまいました。
 で、購入時に残念な知らせを聞きました。このお店ではもうエドワードグリーンは取り扱わなくなるというのですね。 今ある在庫でオシマイとのこと。関西では、今後エドワードグリーンは銀座堂さん以外でそこそこ品揃えのあるお店だと、ストラスブルゴやエディフィスあたりになってしまうのでしょうか。

 で、お勘定を済まそうともう一度、靴の棚を見るとそこにはなんと、この店に最初にきたとき、欲しかったこげ茶のエドワードグリーンが目に入ったのです。とはいえ、 まさかその場で「もう一足買う」とは決断できず、そこを後にしました。

 後に知ったのですが、このお店、日本にはじめてラルフローレンポールスミスを入れたお店らしいです。(2003〜2004執筆)

〒530-0012 大阪市北区芝田1-1-3阪急三番街北館B1F TEL.06-6372-0438

 

阪急百貨店 大阪うめだ本店(百貨店、梅田)

 阪急百貨店は小学生の頃からよく通っていました。親がプロ野球の阪急ブレーブスのファンで、西宮球場に観戦に行くときは必ずここの地下街で弁当(ホームラン弁当とかあったなぁ)を買ってから阪急電車に乗って西宮北口に向かってました。大の阪急好きの親はブレーブスのファンクラブにも入っていましたし、私も子ども会に入らされていました。西宮球場が人工芝になったときにはグランド公開にかけつけたものです。毎日放送のブレーブスファン向けのラジオ放送も聴いていました。
 で、親は阪急百貨店の外商カードも持っていたため、ファッション関係も早くから阪急百貨店の品物を購入していたことになります。
 で、1989年に就職活動をしてまわった一つがこの阪急百貨店だったんです。東京の数寄屋橋や大井町の事務所で面接させていただきました。そのとき人事担当の方がクチにされていた「ウチは西の伊勢丹と言われています」という言葉を今でも覚えています。

 で、ここ数年、紳士洋品への興味が俄然高まってから改めて再認識させられたのが阪急百貨店の関西の百貨店業界における紳士物衣料に占める位置の高さなんですね。
 東京・新宿の伊勢丹に行かれた方ならお分かりのとおり、紳士物に関して他の百貨店の追随を許さない凄みが伊勢丹にはあるんですけど、この阪急百貨店の志向もこの伊勢丹に似ているのです。
 こんなことがありました。東京の伊勢丹で別注のアクアスキュータムのカシミア製のコートを買ったとき、伊勢丹にしかない品物だと思って買ったにもかかわらず、最後に店員さんが「この商品はウチと大阪の阪急百貨店だけで手に入ります」と強調されてちょっとガクッと来たのを覚えています。で、他でも何回か同じようなことがあったんですね。
 で思うのは確かに就職活動のときの人事担当の社員さんが自ら「ウチは西の伊勢丹と言われる」と強調されたとおり、伊勢丹と似た志向が根底に流れているんでしょうね。


フォックスの傘

 阪急百貨店のすごみを感じるのは雑誌に載ったモノを欲しくなったときだったりします。紹介された雑誌に載っている問い合わせ先に電話し「関西ではどこで手に入りますか? 」と聞くと返ってくる答えで一番多いのが「阪急百貨店」なんですね。今年のはじめにもフォックスの傘が欲しくて電話したら、またしても「大阪では阪急百貨店」という回答でした。 (その後フォックスは急に各店で販売されるようになりましたけど)

 梅田の阪急百貨店の5階の紳士ものフロアを見渡すと、鞄ではフェリージエッティンガーチェッレリーニが並んでいたり、傘では前述のフォックスが平然と揃っていたり、靴は花形がなくてやや寂しいのですがアルフレッド・サージェントクロケット&ジョーンズなどさながらセレクトショップに匹敵する品揃えを誇っています。
 ネクタイについてはフェアファックスマーガレットハウエルバーバリーなど の小紋柄、ストライプ柄、ペイズリー柄など定番の柄がキチンと揃えられていて、このあたりは高島屋や近鉄百貨店も学んでほしいところなのですが、あえて欲をいえば海外 から直接インポートしたネクタイ、例えばイタリアの小規模なファクトリーものの品揃えがもう少し充実してほしい気がしています。(ただ最近ネクタイ売場もテコ入れされている印象を受けます のでどんどん良くなっている気もします)。

 こうして西の百貨店では独走態勢ともいえる阪急百貨店ですが、「海外の有名ブランド 」に関してはエルメス、ヴィトンが入る高島屋やブリオーニなどが入る大丸・心斎橋などと伯仲しているかな、と思うことがあります。阪急百貨店5階にはワールドコレクションズという一角 がありいわゆる「有名ブランド」としてフェラガモゼニアなどが並んでいます。このほか、時計売場についても関西の百貨店では大丸・心斎橋と伯仲した品揃え ・修理体制を誇っているように思います。
 まぁこのように阪急百貨店は関西の百貨店ではトップクラスの健闘ぶりを印象づけられていますが、現状では紳士もの専用の別館を持っている新宿・伊勢丹にはまだまだ 及ばない 面があります。ただこの点も、数年後増床するということですのでそのとき、伊勢丹と伯仲するような紳士ものの殿堂が誕生することが期待 できるかも知れません。それまでに改善してほしいのは、まず靴売場で新宿伊勢丹におけるエドワード・グリーンのような花形が欲しいところでしょうか。あと、ネクタイ売場でライセンスものではないオリジナルのインポートものの充実もお願いしたい気がします。


エッティンガー MARSTON

 さてもうひとつ、商品の品揃えでは他の関西の百貨店の追随を許さない阪急百貨店ですが敢えて弱点を指摘するとすれば、「店員さんの対応」 あたりはセレクトショップにかなわない点かも知れませんね。ただこれも他の百貨店より劣ることは決してなくて、一般的な百貨店の店員さんの水準 は十分にクリアされているように思います。ただ商品の品揃えが関西の百貨店の中ではあまりにもイイのでハイライト効果で気になるだけかも知れません。例えば、セレクトショップの店員だと何度か通ってちょっとした物を買ったりするだけで顔を覚えてくれますが阪急百貨店では何度買い物をしても店員が顔を覚えてくれることはなさそうです。ま、顔を覚えられるのは煩わしいときもあるんで別にいんですけど(笑)、混雑しているせいかネクタイ売場などでのレジの処理が手間取ることも結構多くてこのあたりに改善の余地はありそうですね。時計売場でも安物のクォーツ式時計をオーバーホールに出そうとするとなんとなく居心地の悪さを感じてしまうことがあります。ま、これはこっちの気後れしたキモチがあるので気のせいかも知れません(笑)
 そして、な、なんと阪急百貨店が今年の秋、私の住む場所に近い、大阪・堺に進出してきます。どんな店舗構成になるのか、今から楽しみにしています。というわけでなんだかんだとイイながら 親の影響もあって今では私自身が阪急百貨店から目が離せない、阪急百貨店のファンになっているように痛感することがあります。(2004.06.27執筆)

 相変わらず逸品が並んでいて安心して買い物ができますね。この2月にはエッティンガーのMARSTONという革製バッグを購入しましたが逸品ですね。欲をいえばエッティンガーにしろフェリージにしろ、定番でない意外な型番があればいいですね。「お、こんなものも作ってたんだ」と思わせるようなものが欲しい気もいたします。ま、これは欲といえば欲です。ここまで揃っていれば十分だとは思います。(2005.03.13執筆)

大阪市北区角田町8-7 TEL.06-6361-1381


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