2020年の種付情報

ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)より、白毛が誕生する可能性が高い白毛の繁殖牝馬たちの種付け情報をまとめました。

繁殖牝馬名 種牡馬名 出産予定日
ユキチャン ヘニーヒューズ 2021-01-18
ハクバノイデンシ 種付せず -
マダムブランシェ 種付せず -
ハクホウリリー 種付せず -
マシュマロ ラブリーデイ 2021-04-14
ブラマンジェ ニューイヤーズデイ 2021-03-11
マーブルケーキ ニューイヤーズデイ 2021-02-02
ブチコ モーリス 2021-02-03
シロインジャー スワーヴリチャード 2021-04-23
カスタディーヴァ サトノダイヤモンド 2021-01-21
サトノジャスミン オルフェーヴル 2021-02-09

(2020-12-30)

快挙! ソダシが白毛馬初のG1制覇

12月13日の阪神ジュベナイルフィリーズ・GI(阪神・芝1600m)でソダシが無敗のまま制覇し、白毛馬初のG1ウィナーになりました。

もう、すばらしいの一言しかありません。1995年にアメリカでPatchen Beautyが誕生した時から白毛に興味を持ち、白毛が珍しくない普通の毛色として広く認知されることを期待しながら、白毛をこれまでずっとウォッチしていました。その程度の望みでしたので、白毛によるG1勝利なんて夢のまた夢で、当時は想像すらできませんでした。それが現実になってしまうと、もういろいろとやり遂げた感があります。しかし来年はクラシックがありますし、もうしばらくは楽しませていただきたいです。

(2020-12-13)

ソダシ 重賞を連勝

10月31日のアルテミスステークス・GIII(東京・芝1600m)でソダシが快勝し、札幌2歳ステークスに続き重賞を連勝しました。終始2番手でレースを進め、直線で力強く抜け出すと、そのまま後続を寄せ付けませんでした。これで12月の阪神ジュベナイルフィリーズの有力馬の1頭に名乗り出ましたし、来年のクラシックも本当に視野に入ってきたと思います。

(2020-11-01)

ハヤヤッコ ブラジルカップを快勝

10月25日のブラジルカップ(東京・ダート2100m)で、ハヤヤッコが4勝目を挙げました。最後方からの競馬から、直線だけで全馬をごぼう抜きし、さらに2馬身の差を付ける快勝でした。

(2020-10-26)

デルマイダテンもデビュー

10月 4日のメイクデビュー中山(中山・芝1200m)で、デルマイダテンがデビューしました。

先にデビューしたソダシや、ダノンハーロックに続く勝利を期待しましたが、15頭中の10番人気で、先頭から2.0秒差の11着という結果でした。結果よりも、この時期に無事にデビューできたことが何よりです。

(2020-10-05)

ソダシ 重賞をレコード勝ち

9月 5日の札幌2歳ステークス・GIII(札幌・芝1800m)で、ソダシが白毛初の芝での重賞をレコードで制しました。レース前から話題になっていたようで、正直半信半疑なところもあったのですが、そんな心配とはまったく関係なく、レコードのおまけ付きの見事な勝利でした。自由なローテーションが選択できる立場になりましたので、来年のクラシックに向けて順調に力を付けていってほしいです。

ついでに、シロインジャー産駒のメイケイエールも、9月 6日の小倉2歳ステークス・GIII(小倉・芝1200m)を制しています。

(2020-09-06)

ダノンハーロックもデビュー戦を圧勝

8月22日のメイクデビュー小倉(小倉・ダート1700m)で、ダノンハーロックがデビュー戦を圧勝しました。終始1,2番手でレースを進め、直線に入ると後続との差を徐々に開いていき、結果的に2着とは5馬身差の圧勝劇でした。先月デビュー戦を快勝したソダシに続き、今年の白毛の2歳馬たちはひと味違います。

またダノンハーロックとは直接関係はありませんが、このレースの直前に行われたメイクデビュー小倉(小倉・芝1200m)では、のシロインジャーの初仔であるメイケイエールが、同じく5馬身差で圧勝しています。こちらは残念ながら白毛ではなく、ウォッチの対象ではありませんが、ひそかに注目したいと思います。

(2020-08-23)

マダムブランシェの白毛牡馬の馬名は「デルマイダテン」

ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)によると、マダムブランシェの2018年産の白毛牡馬の馬名が、デルマイダテン(Derma Idaten)に決定しました。馬名の意味は「冠名+韋駄天」です。

昨年の大河ドラマを想像させる馬名ですが、名前のとおり快速馬であることを期待しましょう。

(2020-08-10)

ハクタイヨーが死亡

ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)によると、日本初の白毛馬であるハクタイユーの産駒で、白毛の種牡馬として登録されていたハクタイヨーが、死亡により6月17日付けで種牡馬としての供用を停止していました。

2007年のハクホウクンの種牡馬引退後、ハクタイヨーは日本で唯一の白毛の種牡馬であったため、後継となる白毛馬の誕生を待ちわびていたのですが、残念ながら生涯を通じて種付けされることがありませんでした。ハクタイユー由来の白毛としては、現時点ではハクバノイデンシハクホウリリーの2頭の牝馬が繁殖登録されていますが、両馬とも5年以上種付けされておりません。

(2020-08-10)

ソダシ デビュー戦を快勝

7月12日のメイクデビュー函館(函館・芝1800m)でソダシがデビューし、3番人気にもかかわらず2馬身半差で快勝しました。

白毛のデビュー勝ちは、マシュマロマイヨブランブッチーニに続く4頭目です。

(2020-07-13)

ウアラネージュ デビュー、引退、そして繁殖牝馬へ

ウアラネージュが 6月28日の阪神競馬で待望のデビューを果たしました。しかし、そのレース中に骨折を発症していたことが判明し、残念ながら 7月 1日付で中央競馬の登録を抹消されていました。そのわずか8日後の7月 9日には、なんとサラブレッドオークション繁殖牝馬として上場され、1,668万円で落札されていました。

白毛牝馬が引退すると、いつもであれば「繁殖牝馬になることを期待します」などと書くことが多いのですが、今回については登録抹消の紹介と同時に、繁殖牝馬になることが決定していました。おそらく今年は空胎のまま来春の交配になると思いますが、ありきたりですが、再来年の白毛誕生の報告が待ち遠しいです。

(2020-07-13)

2020年は2頭の白毛馬誕生

ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)からの、白毛の繁殖牝馬たちの繁殖成績の情報です。2020年については、既報のとおりカスタディーヴァの白毛牡馬と、マシュマロの白毛牝馬の合わせて2頭の白毛馬が誕生しています。

繁殖牝馬名 誕生日 毛色 性別 種牡馬名
ユキチャン 不受胎 - - ダノンレジェンド
ハクバノイデンシ 種付せず - - -
マダムブランシェ 種付せず - - -
ハクホウリリー 種付せず - - -
マシュマロ 2020-04-06 白毛 ラブリーデイ
ブラマンジェ 流産 - - ルーラーシップ
マーブルケーキ 2020-02-09 鹿毛 ドレフォン
ブチコ 不受胎 - - モーリス
シロインジャー 不受胎 - - リアルインパクト
カスタディーヴァ 2020-02-12 白毛 ゴールドシップ

(2020-06-13)

ブラマンジェの白毛牡馬の馬名は「ダノンハーロック」

ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)によると、ブラマンジェの2018年産の白毛牡馬の馬名が、ダノンハーロック(Danon Hurlock)に決定しました。馬名の意味は「冠名+人名より」です。

ハーロックと言えば、「黒い」マントを身にまとった宇宙海賊キャプテンハーロックをイメージしてしまうため、「白毛」とのギャップを感じました。しかしハーロック(Herlock または Harlock)のスペルが異なるため、キャプテンハーロックとは切り離して考えたほうがよさそうです。

(2020-06-09)

2015年にニュージーランドで突然変異の白毛が誕生していた

少し古いネタですが、netkeiba.comに次のような記事がありました。

2019年 9月からニュージーランドに遠征している小崎綾也騎手の勝利を伝える記事ですが、Luminousという白毛馬に騎乗していたとのことです。ニュージーランドということで、カスタディーヴァの弟や妹の白毛馬のことだろうと思いましたが、まさかの突然変異による白毛馬でした。白毛の情報に関しては海外にもアンテナを張っていたつもりでしたが、すでに競走馬として活躍中で、しかも小崎綾也騎手が騎乗していなければこの記事にも出会えなかったことを考えると、まだまだ情報収集力が足りません。

このLuminousについて説明します。Luminousは2015年10月 7日生まれのニュージーランド産の白毛牝馬で、父は芦毛(gr)のReliable Man (GB)、母は鹿毛のKeenly (NZ)であり、Luminousは母の初仔になります。小崎綾也騎手の騎乗による3月14日時点で9戦2勝ですが、2019年のValachi Downs Royal Stakes (Group 2)で3着という結果も残しています。小崎綾也騎手はすでに帰国しており、Luminousに騎乗することはないと思いますが、Luminousについては今後も注目しておきます。

(2020-05-06)

ブチコの白毛牝馬の馬名は「ソダシ」

ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)によると、ブチコの2018年産の白毛牝馬の馬名が、ソダシ(Sodashi)に決定しました。馬名の意味は「純粋、輝き(サンスクリット)」です。

(2020-03-15)

カスタディーヴァに白毛の牡馬が誕生

日刊スポーツによると、2月12日にカスタディーヴァに白毛の牡馬が誕生したそうです。近年はシラユキヒメ系に白毛馬が誕生してもスポーツ紙の記事になることはありません。しかしカスタディーヴァという馬名を募集するなど、デビュー前からサポートしていた日刊スポーツで白毛の誕生が記事になったことは、大変喜ばしいことです。記事によると、今年はサトノダイヤモンドと交配する予定とのことで、シラユキヒメに続く新しい白毛の系統ができることを期待します。

(2020-02-14)

2019年の種付情報

今さらですが、ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)より、白毛が誕生する可能性が高い白毛の繁殖牝馬たちの種付け情報をまとめました。マダムブランシェの情報が更新されず、2019年の種付けはなかったと思われます。

繁殖牝馬名 種牡馬名 出産予定日
ユキチャン ダノンレジェンド 2020-05-01
ハクバノイデンシ 種付せず -
マダムブランシェ 種付せず -
ハクホウリリー 種付せず -
マシュマロ ラブリーデイ 2020-03-30
ブラマンジェ ルーラーシップ 2020-02-13
マーブルケーキ ドレフォン 2020-02-12
ブチコ モーリス 2020-04-17
シロインジャー リアルインパクト 2020-05-03
カスタディーヴァ ゴールドシップ 2020-02-02

(2020-02-11)