ここではカメラを初めて使う人を想定して最も基本的なことから説明していきたいと思います。
・カメラの構え方
・手ぶれとピンボケ
・ピントをしっかり合わそう
・撮影の手順
・明るさを調整しよう
・フラッシュ(ストロボ)を使いこなそう1
・フラッシュ(ストロボ)を使いこなそう2
・手ぶれするのはどんな時?
・画像を縮小する(リサイズ)方法
・夜景を撮影しよう
・ステージ撮影のポイント
・背景をぼかす!
・ピアノの発表会撮影のコツ
・夜景撮影に向いたカメラは?
・ステージ撮影のポイント応用編
 
写真用語の詳しい解説はこちらへ
 

オリンパスのデジカメC-2 Zoomの使いこなし方はこちら

 

カメラの構え方 (10/28/02)

 撮影の基本中の基本。特に小型で軽いカメラは手ぶれしやすい。明るい日中は比較的ぶれにくいが、暗い所での撮影時は要注意。またズームして大きく撮るとき(望遠と呼ぶ)も手ぶれに気を付けよう。

 ファインダを見ながらの撮影と液晶モニタを見ながらの撮影では構え方が異なる。
ファインダを使う撮影の方がぶれにくいので、慣れないうちはこの方が良いだろう。

 【ファインダを使う撮影】

写真1、2:ファインダを使用した撮影の構え方
 

ポイントは

@両手でしっかり持つ。その際、左手は写真2のように人差し指と親指でカメラの下側をはさむように持つ。
A脇をしめる。
Bカメラを顔(額)に押しつける。
Cシャッターは指先の腹でそっと押す。
D縦向きではフラッシュが上にくる向きにする(写真3)。

写真3(左):縦向きの構え方、写真4(右):悪い構え方
 

写真4では脇が開いていることと左手をカメラの下に添えていない点が悪い。

また、近くに木や壁があれば体をそこに押しつけたり、机があれば肘をついたりして撮影すると、より安定する。

 この他の注意点は

レンズとフラッシュが、指、ストラップ、帽子のひさしなどで隠れないようにする。

 【液晶モニターを使う撮影】

 基本的な点はファインダ撮影と同じ。ただ、顔から離して撮るので手ぶれを起こしやすい。
上記ポイントの@ACに特に注意してカメラをしっかり構えよう。

手ぶれとピンボケ (10/28/02)
 失敗で多いのが手ぶれとピンボケだ。
 手ぶれは撮影した瞬間カメラが動いたため写真全体が流れるようにぶれること。

手ぶれ写真の例。(クリックで拡大します)
夕方に望遠で撮ったため、ぶれた。

 ピンボケは目的の被写体にピントが合わず、背景などにピントが合ってしまったこと。

ピンボケ写真の例。(クリックで拡大します)
後ろのコンクリートの床にピントが合っている。

 失敗したときは、その写真をよく見て原因を把握しておこう。手ぶれならカメラの構え方、ピンボケならピント合わせを注意すれば次回からの失敗が減るだろう。

 追記(11/20/02)

 被写体ぶれ
撮影中に被写体が動いたために被写体だけがぶれて写ること。

被写体ぶれの例。(クリックで拡大します)
背景はきれいに写っているが子供達がぶれている。

 被写体ぶれは、暗い場所や被写体の動きが速いときに起こりやすい。
 (暗いときはシャッター速度が遅くなるためです。)

 
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