ここではカメラを初めて使う人を想定して最も基本的なことから説明していきたいと思います。

 

デジカメ講座目次 前ページ 写真用語解説 次ページ
フラッシュ(ストロボ)を使いこなそう1 (12/2/02)
 C-2 Zoomは感度が低めに設定されており、フラッシュが発光する機会が多い。オート発光に設定すれば自動で発光するのでカメラに任せておけばよいと考えがちだが、正しく使わないと失敗の原因となる。フラッシュの正しい使い方をマスターして、うまく使いこなそう。

 なお、フラッシュのことをメーカーによっては「ストロボ」、「スピードライト」と呼んでいます。

 【フラッシュの有効距離】

 フラッシュを使う上でまず頭に入れておかなければならないのは、フラッシュの光が届く距離だ。カメラによって異なるがC-2 Zoomでは約2.5mだ。他の機種でも同じ程度と考えればよいだろう。この距離より離れるとフラッシュ光が届かないので、暗く写るか、場合によっては全く写らない。

 下の例左では5m以上離れて撮影したためフラッシュの光が届かず、ほとんど写ってない。右では、近づいたためうまく撮影できた。

フラッシュ撮影の例1
左:5m以上離れて撮影、右:2m以内まで接近して撮影。
 

 重要なのはフラッシュを使うときは2.5m以下に近づくこと。もしそれ以上離れた被写体を撮るなら発光禁止にして手ぶれに気を付けて撮影しよう。三脚を使うのがベストだが、無いときは、近くの手すりや柱を利用してカメラを固定しよう。

フラッシュ撮影の例2
左:オート発光、右:発光禁止で撮影。
右の写真は三脚を使用してセルフタイマーで撮影。
 

  【フラッシュの設定】

C-2 Zoomの場合:

@撮影モードで[右十字ボタン]を押すと現在のフラッシュ設定が表示されるので、目的の設定(例えば「発光禁止」)が表示されるまで[右十字ボタン]を押す。
A撮影。

 このようにフラッシュの設定は簡単な操作で行えるので、必要に応じてまめに切り替えよう。

他機種:

多くのデジカメでフラッシュ設定の切換が簡単に行えます。付属の取扱説明書で確認してみよう。

 【フラッシュ撮影の応用】

 フラッシュは暗いところでの撮影に使うばかりではない。明るい昼間も便利な使い方がある。それは被写体の背後に太陽がある場合(逆光)だ。逆光の時人物を撮影すると顔が暗く写ってしまう。(下左写真)

フラッシュ撮影の例3
左:逆光でフラッシュOFFで撮影、右:フラッシュONで撮影。
 

 このような場合、フラッシュを強制発光にして撮影しよう。(この場合も撮影距離は2.5m以内にする。)フラッシュを使えば顔が明るく撮れる。晴天以外の時も撮影画像を再生して顔が暗いと思えば、フラッシュを強制発光にしてみよう。

 
前ページ 次ページ