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PENTACLES 〔五芒星〕 ◆悪徳商人トード ■作成者名 ライザード公爵さん ■作成者サイト ベルトリア公国 ■作者コメント 夜な夜なランプの明りの下で金勘定する至福の時間。 莫大な富と利益を得て、満足の喜びに地上の楽園を感じその反面、 金銭で物事を解決する強欲な守銭奴トード。 大量のお金に囲まれて、ほくそ笑むトード 正逆ともに併せ持つトードはペンタクルにハマりました。 あと五芒星と言うことで装飾にはそれを用いました。 |
■ 正位置と逆位置 〔ウェイト版より The Rider Waite Talot Deck〕 |
このアルカナのテーマは、富と繁栄です。 正位置では、物質的な基礎と、その上に立つ精神的な喜びを意味し、逆位置では物質的な繁栄だけを意味する。 しかし、必ずしも精神的に不幸になるということではない。 正位置は「ワールド」と並ぶ良いカード。 ●正位置のキーワード 莫大な富、利益、成就、繁栄、幸福、満足、喜び、完全、完成、美、地上の楽園、物質的繁栄 ●逆位置のキーワード 守銭奴、物質主義者、強欲、金銭で物事を解決する、金銭による堕落、浪費、失敗、退廃、富、 物質的満足 |
■ タロットの解説 〔ウェイト版より The Rider Waite Tarot Deck〕 |
![]() 例を挙げると、財産、物質、資本、肉体、経験、経歴などが挙げられます。 これらを育てる能力、例えば管理能力や運営能力なども地の力です。 地の力は、理想や願望を具体化する能力や力を象徴しているのです。 地のアルカナでは、植物の蔦や、石造りの建物がよく出てきます。 これは、地の力の働きが、植物を育てることや、石造りの建物を建てるのに似ているからです。 地の力のもたらすものは、地上の楽園と呼ばれます。 それは、理想、愛、正義がこの世にしっかりと実現された姿を意味するからです。 |
■ 光と闇の神話 〔古代ペルシア神話より〕 |
その時、宿屋の女将が金貨について尋ねた。 「地が金貨だというのは、なぜだか教えて下さいな。」 女将は、なかなかの人物で、この界隈では成功した人物として知られていた。 ザラシュストラが答えた。 「地は物質を表しているんだ。物質とは、食べ物、家具、衣装、家、土地、馬車など全てのもののことを言うんだ。これらは、全てお金で買えるだろう? だから、金貨で象徴するんだ。」 「お金は悪いものなんでしょう?」とマリアが言った。 彼女はお金のことで苦労したことがあったのだ。彼女は、お金は悪いものだから、たくさん集めてはいけないと言いたかったようだった。 ザラシュストラは、そのことを察して言った。 「そうとh言えない。」 マリアは、少しがっかりした。 「マリアは、お金というものは、元々は他人の仕事に感謝の気持ちを表すためのものなんだ。その人がした行為や、その人がくれたものに対して、誰もが認め、納得する形で、感謝をする方法なのさ。感謝を表す方法はいくらでもあるが、相手の自由を尊重した形で示すには、これが最も良い方法だと思わないかね。」 「全てのものやサービスに値段があるのは、この世の実用的な活動には、それぞれに相応しい価値があることを意味しているんだ。」 「では、愛や理想や正義にも値段があるのですか?」宿屋の少女が言った。 「それは違う。この世の実用的なものと言っただろう? 愛や理想や正義は実用的なもの、つまり生きる上での手段ではないだろう? それは生きる上での本質だ。そういうものは神が与えてくれた神聖なものだから、値段はつけられないのさ。」 マリアが別の質問をした。 「地は人生を表すこともあるのではありませんか?」 「そうとも、マリア。大地の上を伸びる道は人生を表し、人はみな旅人だ。あなたも私も、ここにいるみんなもだ。」 「旅に疲れたら、良い宿屋にお泊まりなさいな。旅を続ける元気が出るというものですよ。」と宿屋の女将が言った。 こうして話しているうちに夜はふけていった。 話題は尽きなかった。それぞれが、人生という旅について思い出を語っているのだった。 この晩、ザラシュストラはマリアにイエスの誕生を予言していた。 夜空には、大きな星がひときわ明るく輝いて、まるで灯台の灯のように地上を照らし出していた。 |