紳士のお店>横浜/元町編 TOP

大阪 阪急梅田 梅田 西梅田 堂島 天満 天満橋 北浜 心斎橋 なんば・日本橋 玉造

桃谷 あべの  泉南 神戸 元町 三宮 新神戸 六甲アイランド 芦屋 西宮

京都 北山通 三条通 四条通 京都駅周辺 横浜 元町 みなとみらい

東京 銀座 丸の内 日本橋 アメ横 新宿 赤坂 青山 原宿 渋谷 中目黒 品川

その他 北海道 宮城 富山 山梨 静岡 三重 高知 福岡 通販


横浜/元町編


横浜・元町通り

フクゾー洋品店 元町店 (洋品店、元町通り)


フクゾー洋品店 元町店

 いわゆる「ハマトラ」のはしりのお店だったらしいですね。関西の者にとっては今どき「ハマトラ」と言われてもピンとこないわけで「横浜に住むトラキチ(タイガースファン)=ハマトラ」と誤解する人もいそうなぐらい。最近、みなとみらい線が開通し東京・渋谷から直通で元町まで来ることが可能となり横浜が心理的に身近な存在になったためか、再びハマトラファッションがマスコミ媒体を中心に静かに盛り上がっているようです。

 さて、このお店ですが、1階はレディスでして2階がメンズ。2階のメンズのフロアもゆったりしていて、商品も低い棚に整然と並び、通路も広く、奥には縫製している方々が ガラス張りで見えるようになっていてこの中で直接、商品も作られていることが分かる仕組みになっています。
 「BRIO」2005年4月号によるとカーコートが定番だそうで、いずれこれも手にとってみたいのですが、今回は季節柄、カーコートは並んでいませんでした。代わりに 、お!と気に入ったのがスタンドカラージャケット。もうこの季節にはちょっと暑いかも知れませんが、とても感じがいいんですね。余計な飾りがなく 無駄がなく落ち着いた雰囲気が漂ってとてもいい感じ。ま、1枚ぐらい持っていてもいいかな、と思って購入しました。色は最初、赤を所望しましたが、合うサイズがなくしかも赤は 追加の製造予定が今のところないとのことで断念しオフホワイト色のものにしました。さらにカジュアルなベルトの手持ちが少なく布製のベルトも購入。2千円台は安いですな。そうそう、応対して下さった菊川怜似の店員さん、丁寧でかつテキパキとしていてなんとなくハマトラ風でよかったです(笑)


フクゾーのスタンドカラージャケット

 このお店は1946年、復員してきた森本福蔵氏(故人)が開いた婦人向けの洋服店がスタートだそう。1963年以降、商品にタツノオトシゴのマークが入るようになり知る人が見ればフクゾーの服だと誰でも分かるようにな り、1970年代後半のハマトラブームのときにはこのマークの付いたスウェットが爆発的にブームになったそうです。
 お店の最大の特徴は、並んでいる商品がすべてこちらのオリジナルだということ。いただいた最新のカタログにはフクゾーの商品が整然と並んでいて非常におとなしい色合い、フォルムなんですね。横浜と神戸ってよく比較されることが多いですが、こういう目立たない色合いに徹しながら、一定の地位を築いていくというポジションのお店は横浜ならではで、神戸にはあまりない傾向のような気が致します。
 カタログに載っている写真の中には最新版だというのに、古さを感じさせるモデルさんの写真も含まれており、ひとつの商品が長く製造・販売されていることがうかがえます。このカタログから漂ってくる雰囲気ってどこかで見たな、と思ったら何のことはない、ブルックスブラザーズのカタログの雰囲気なんですね。やはりアメリカのトラッドの雰囲気が流入してハマトラが成立している、ということがここから感じられました。
 次の機会には冬場に来て、定番といわれるカーコートを見てみたい気がします。通販でも手に入るんでしょうけどやはり直接店頭で手に取りたいですからね。(2005.06.05)

〒231-0861 横浜市中区元町3-127 TEL.045-651-2801

 

トゥモローランド 元町店 (TOMORROW LAND、セレクトショップ、元町通り)

 トゥモローランドといえばご存知のとおり大手のセレクトショップで私も神戸や丸の内のお店にはたまに立ち寄る機会もあるのですが、横浜・元町のこちらのお店はそういう最近拡張されたお店の雰囲気とはちょっと違い、このお店独特のロケーションと適度な狭さがイイ方向に働いているようです。オーバーシャツとかベルスタッフの白のジャケットなどいい感じの商品が並んでいたので試着してみたのですが残念ながらサイズが合わず今回は断念しましたがまたこちらに足が向いたときには立ち寄ってみようと思います。(2005.6.5)

横浜市中区元町3-129-1 TEL.045-681-5180

 

信濃屋 元町店(服、元町通り)


地下鉄開通前の 横浜・元町通り。
今と比べやや閑散としていました。

 このお店、実はこうして紹介しているもののまだ入ったことがないのです。僕もかなり度胸がついてきて今ではエルメスだってストラスブルゴだってへっちゃらで入ることが出来るのですが、ここだけは入れないですね。ま、横浜に行くときってどうしても服装がカジュアルだから、という事情もありますけどね。いざ、入ろうとするとお店の中にパリッとしたスーツに身を固めた店員さんが見えるとカジュアルな服装では入れません。それでもこのお店、横浜の紳士服の世界では老舗中の老舗。落合正勝さんだってイチオシのお店だし店主さんも「メンズエクストラ」をはじめとしたメディアへの露出も少なくない。まずこのお店では買い物よりもまず、いつかは、入りたい、それだけが願いですね(笑)

 で、私がこのお店の品で唯一、保有しているのはネクタイ一つだけです。斜めの格子状の線模様が入ったブルー地の地味なネクタイですが信濃屋オリジナルのネームが入っていて2年経った今でもお気に入りです。このネクタイ、どこで買ったかというと放送ライブラリーに行ったとき、ライブラリーが入っている横浜情報文化センターのビルの2階にちょっとした文具・衣料品のスペースがあってそこで買ったものなんです。 お店の名前は、有隣堂ニュースパークミュージアムショップ。横浜市内の意外な ところに信濃屋オリジナルの品が納品されているようですね。(2004.7.13)

 久々に元町に行ってみると信濃屋さんの1階のドアが開放されていて中が外から見通せる感じになっていて入りやすい。予定が詰まっていて入らずに通り過ぎましたけど、まさか当サイトを読んで気にされたわけではないでしょう(笑)。紳士服、とりわけ重衣料に関しては元町店よりも馬車道店のほうが充実しているとの情報も寄せられていますのでそちらにもいずれ行ってみたい気がしています。(2005.6.5)

横浜市中区元町3-130 TEL 045-664-4708

 

ザ・ポピー 元町店(THE POPPY、洋服、元町通り)


ザ・ポピー 元町店

 このお店も老舗ですが、信濃屋さんほど入りにくくなく、わりとさらっと入っていけるところがいいです。こちらのオリジナルのワイシャツはお店の二階で作っているようで、やや70年代ごろの日本で一般的だった雰囲気のいい感じのものが揃っています。私が行ったときはワイドスプレッドがなかったような記憶がありますがたまたまなのかどうか分かりません。値段的にもわりとリーズナブルで丁寧な品質のものが手に入ります。
 最近、自動車評論家で高名な徳大寺有恒氏のファッションに関する書物を読んだら、このお店のことが触れられていて驚きました。このお店を同氏はお気に入りのようで、このお店のシャツやネクタイなどを絶賛されています。ネクタイもオリジナルのものが沢山あり、いずれも高品質です。縫製はイタリア製というネクタイも結構、並んでいます。いずれにせよ、元町に行ったら出来る限り立ち寄りたいお店 なのです。(2004.7.14)


ポピーの麻の白いシャツ

 久々に元町に来たので立ち寄りました。今回はイタリア生地の麻製の白のポピー・オリジナルのシャツを購入。ショーウィンドーで私が熱心にこのシャツを見ていたら店内からこちらに視線を送っている人が。。。入るとその方が案内して下さりました。応対して下さったのはこのお店の社長様。白髪の上品な雰囲気の漂う紳士で、そういえば最初にこちらに来てシャツを買ったときも応対して下さりました。まさか覚えているわけではないですよね(笑)。ザ・ポピーさんは、三島由紀夫氏や吉川英治氏もお気に入りだったそうで三島由紀夫氏の小説「午後の曳航」で主人公の母親が経営する高級洋品店のモデルになったそう。資料によると1881年の創業だそうで、もともとは金沢で陶器を輸出する会社だったとのこと。長い歴史のあるお店ですね。(2005.6.5)

横浜市中区元町2-86 TEL.045-641-0373

 

 

 

バーニーズニューヨーク 横浜店 (地下鉄みなとみらい線 「元町・中華街駅」すぐ)

 ここ数年の中で僕自身が最も頻繁にスーツを買ったお店はバーニーズニューヨークだったりします。東京の方でファッションに興味をお持ちの諸兄なら伊勢丹系列のお店 だということも御存知でしょうし、店舗が新宿と横浜にあるってことも御存知でしょう。(今秋、銀座にも出店予定)新宿と横浜、どちらもいいお店ですが、ゆったりと見て回れるという点では 僕は横浜店に軍配があがるような気がします。


バーニーズニューヨーク横浜店

 僕が最初に横浜店に行ったのはほんの2年ほど前。横浜にある放送ライブラリーへの取材が終了してふと足を向けて見ました。で、それ以来、すっかりお気に入りです。
 当時はこのお店への交通の便がちょっと不便で桜木町駅からバスで向かうか、JR根岸線の石川町駅から元町商店街をとぼとぼ歩いて向かうかしかありませんでした。2004年2月に地下鉄みなとみらい線が開通し地下鉄出入口がお店のすぐそばに出来たので今は大変、便利になったようです 。

 入り口にはドアの開閉をするクラークが待っていて入ろうとするとウヤウヤしくドアを開閉して下さります。妙にゴージャスです。けれど店内がだだっ広い感じでそこに厳選された品々がゆったりと配列されているせいか、あまり入りにくい雰囲気もなく、すっと入ってゆったりと欧米の逸品を見て回れるのがいいところだったりします。
 横浜店では、スーツを冬物2着、夏物1着購入しましたが、いずれもベルベスト。品揃えは大変充実しておりワードロープに並べたいスーツが理想的に揃っています。また「この靴に合う服が欲しい」とか「グレイフランネルのスーツが欲しい」とか、気ままな僕のリクエストにも実に丁寧に対応して下さり、必ずといっていいほどそれなりの逸品を出してきて下さるのが大変イイです。

 ベルベストはクラシックな中に色気を感じさせるフォルムが素晴らしいです。関西にはこのバーニーズニューヨークほどベルベストが揃っているお店はないのが残念です。
 ただベルベストは結構、お腹のところを絞り込むデザインが多く、サイズ的にやや肥満気味の私が着るとズボンで最大限の修正が必要だったり、上着に関してはお腹がきつくなっているのが玉に瑕だったりしますね。ま、太らなければいんですけど(笑)

 もう一つ、このお店はフィッティング技術も冴えています。直しの入れ方がてきぱきとポイントどおりの合わせ方をしてくださるのです。また一緒に小物を選ぶのを手伝ってもらうと非常に参考になります。複数の品物を買うときの色合わせ、素材あわせのアドバイスも的確にしていただけそうです。ただやっていただいたことはありません。実際には売り場ごとに分かれているのでなかなかお願いしにくいかも知れませんけどね。
 このほか、このお店ではSALE時にチーニーのラバーソウルの靴も買ったことがあります。雨の日の靴はやはり革底ではなくラバーソウルのほうが精神的にも落ち着きます。ところがラバーソウルの靴って革底の靴と比べ、大抵、厚底なんですよね。そのため清楚な雰囲気が著しく阻害されてしまいがちなのですが、このお店に並んでいる靴にはちゃんと底の薄いラバーソウルも並んでいて、私が買ったチーニーだけでなくバーニーズニューヨーク製のものも用意されています。このように靴のコーナーもかなり充実しています。とくにSALE時にはなかなか掘り出しものの英国靴・イタリア靴が出てきたりしているようでオススメだったりします。
 あ、そうそう。このバーニーズニューヨークで買い物をして顧客登録すると会員カードがもらえます。すると次から次へとダイレクトメールが送られてくるようになります。このあたりは米国風のビジネス手法が使われているような感じです。

 これからも私は東京に行くと時折、このバーニーズニューヨーク横浜店に足を伸ばすことでしょう。ホンネを言うと関西にもぜひ1店、出して欲しいほどです。お店の人にもそう言ったら「そういう声も出ているんですけどねー」とまんざらでもない様子です。ぜひ関西の人も横浜に行ったらこのお店に立ち寄って見ましょう。関西にはない「紳士のお店の総本山」といった荘厳な雰囲気が漂っていますので(笑)
 なお、半年ごとのSALEシーズンの後半に京都・伊勢丹でも「バーニーズニューヨークセール」のようなものが行われているようです。(2004.5.26)


バーニーズニューヨーク
オリジナルの薄いアタッシェケース

 さて夏です、再びセールのシーズンに横浜に足を運ぶ用事が出来ましたので元町からみなとみらいまで散策した一環で立ち寄ってみました。地下鉄みなとみらい線が出来て便利になりましたね。JR石川町駅から回りましたが、今までと人の流れが変わりましたね。今回はアタッシェケースを購入しました。バーニーズニューヨークのオリジナルのようでイタリア製らしいですが、なかなかいい感じの逸品です。ただセール除外品でしたけど(笑) この日は若干、微熱があってしんどいのを押して探訪したのですがそのかいがあったというものです。(2004.7.13)
 以後、このアタッシェケースを利用していますがなかなか気に入っています。特に一番薄いアタッシェを買ったのが成功だったと思います。実は店頭で最初、もう一回り大きめのサイズのアタッシェを買おうとしたのですが、店員さんから「実際にアタッシェを手で持つとなると、あまり重いと長時間、持てないですよ。あまり重くならないよう、中身にあまり物が入らない、一番薄いものにしておいたほうがいいですよ」とのアドバイスに従ったものでした。確かに私は別途、ルイ・ヴィトンのタイガラインのプレジデントというアタッシェを持っているのですが、これメチャクチャ重たくて最後は手がちぎれそうになります。それゆえ、この店員さんのアドバイスに従ったのですが、それが結果的に大正解でした。(2004.7.23)

神奈川県横浜市中区山下町36-1 TEL.045-671-1200


★買い物ついでに立ち寄りたいオススメのおいしい店(順不同)


仏蘭西料亭 霧笛楼

時代がかった店内の調度品と雰囲気が心地いいフレンチの名店。ページ作者はお昼のランチに訪問。ランチコースは「元町通り」「山手通り」などのコース名で用意されており、朝が遅かったので一番お値段がリーズナブルな「山手通り」(¥3,900)をいただきました。古き良きフランス料理の基本を忠実に踏襲した味わいで気取らず仲間と好きな話ができる落ち着いた感じのお店です。全体のトーンの調和は見事で、悪く言えば自己主張が少ない料理といえるのでしょうけど、こういうところでそんなギラギラした職人の意気込みを感じる必要はないので場所にうまくマッチしたお店だと思いました。あえていえば前菜のタラバガニのマリネが凝った印象でした。メインの魚料理のスズキもよかったです。(2005.6.5)
横浜市中区元町2-96 TEL.045-681-2926

 


紳士のお店>横浜/元町編 TOP

大阪 阪急梅田 梅田 西梅田 堂島 天満 天満橋 北浜 心斎橋 なんば・日本橋 玉造

桃谷 あべの  泉南 神戸 元町 三宮 新神戸 六甲アイランド 芦屋 西宮

京都 北山通 三条通 四条通 京都駅周辺 横浜 元町 みなとみらい

東京 銀座 丸の内 日本橋 アメ横 新宿 赤坂 青山 原宿 渋谷 中目黒 品川

その他 北海道 宮城 富山 山梨 静岡 三重 高知 福岡 通販


テレビドラマデータベース


掲載内容については各自の責任において利用してください。当方では責任を負いません。

Copyright Furusaki Yasunari (古崎康成)2003-2005