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大阪/心斎橋編

ビスポークテーラーDMG (テーラー、心斎橋駅から御堂筋を北へ、北御堂手前を左折すぐ)


ビスポークテーラーDMGによる
オーダースーツ

 ページ作者がオーダースーツをはじめたのは昨年のダンディーさんから。以後、コルウさん、石田洋服店さんと季節毎にオーダースーツを作って来ました。順番から言えばそろそろ二巡目に入るところですが、ちょっと気になるお店がありました。そう、ビスポークテーラーDMGさんです。よく頻繁にミーツリージョナル誌に紹介されているこのお店、店主さんが讀賣新聞などに服装に関する連載記事を載せておられたり、東京でオーダー会を開いていて好評だとのことです。
 そこでテーラー二巡目は次の季節からということにして、まず今冬のスーツはDMGさんでお願いしようと決心。10月中旬の夕刻に訪問しました。

 直前に電話予約の上、訪問すると電話の主がお待ちくださっていました。若い感じで20代後半ぐらいでしょうか。早速、この店員さんとともに淡々と生地選びを始めました。 コルウさんや石田洋服店さんと同じように生地の見本帳を繰ってその中から生地を決めて現地にオーダーする手法 もあるそうですが今、在庫のあるものから選ぶほうが早いと薦められました。いくつかの生地を見てロロ・ピアーナ製の紺の生地で他の生地よりやや上質のもの(ウィンター・ジーランダー)に決定。 ニュージーランド産のメリノウールらしいです。せっかくですからフルオーダーでお願いすることに。以下、オーダーシートに沿っていろいろな採寸とこちらの希望を聴き取って行かれま した。例の店主さんが出て来て採寸とかをしていただけるのかと思いきや、途中でチラッと現れただけで出て行かれ 、採寸がほぼ終わりそうなところで再び現れ足のあたりの採寸だけやっていただきました。初日はこのぐらいで終了。代金決済。。。。あららJCBカードが使えないのね。残念。

 翌週の後半に電話で仮縫いが出来たという電話が。アポイントメントは訪問希望日の前日までに予約して欲しいとのこと。指示に従って前日に電話し訪問。今回は店主さんが待っておられました。仮縫段階のスーツに袖を通してみます。なかなか悪くないできばえです。ほとんど修正の必要がなさそうな仮縫です。短時間の採寸でここまでサイズが読めるとはオドロキです。とはいえ、さらにやや微妙な修正をしてくださるとのことでした。この二回目の仮縫いを着ての修正作業は15時10分にはじまって終わったのが15時25分。15分 という相変わらずスピーディーな作業でした。短時間でしたが仕事がいい加減というわけではないのでしょう。短時間でここまで理解度の高いフォルムを実現させているのはスゴイです。 そんな短時間の中でも「いい鞄ですねぇ」とか「いいスーツですね」「いい靴ですね」など気を遣って下さります。
 そしてその約3週間後、スーツが完成したという電話が。初日の訪問から途中1回だけ訪問し、完成というスケジュールです。訪問してみると出来ていました。袖を通し鏡に映った自分を見てみました。「うん、まぁ、こんな感じなのかな」という印象でした。 まぁ、こんなものなのでしょうね。この最終日における受取作業は初日の店員さんでした。ひととおり修正作業が終わったところで店主さんが入ってこられたので、店員さんが「もう一度ジャケットだけでも着てみてはいかがですか」と言われたので いったん脱いだ ジャケットを着て店主さんがちらっとその装いを見て「いい感じです」と言いました。こういうわけでお店を後にしました。

 今回のお店の経験で、「テーラーにはいろんなやりかたがあるんだな」と思いました。そんなことは分かっているつもりでしたがかなり違います。採寸作業から仮縫いのチェックにかける時間がコルウさんや石田洋服店さんと違 いかなり短かかったですね。でも短いから悪いということもないでしょう。出来上がったスーツの印象はこれから着ていくなかで記してみたいと思います。 (2005.11.30執筆)

〒541-0059 大阪市中央区博労町4-2-8澤井ビル1F TEL.06-6243-7269

 

アリストクラティコ 大阪店 (セレクトショップ、心斎橋)

 ワイシャツに凝りだして間もない頃、真っ先に訪問したのがこのアリストクラティコです。最近はおしゃれなゾーンとなっている西心斎橋〜南船場ゾーンにあるこのお店はシャツだけでなくインポートものの逸品が並んでいます。とはいえ私はこのお店で代表商品であるワイシャツを一着買っただけ。国産のワイシャツの良き部分がここにあります。厳選された逸品が整然と並んでいてなかなか立ち寄りがたい雰囲気ですが、お値段は価値相応のものでなかなか手に入りません。ま、そのなかでワイシャツはインポートもののシャツと同程度の価格でなんとか手に入る領域だったり するんです。(2004.07.17執筆)

〒542-0081 大阪市中央区南船場4-6-10新東和ビル1F TEL.06-6253-1150

 

ルイ・ヴィトン 大阪心斎橋店 (心斎橋交差点北東角路面店)

 大阪にあるルイヴィトンの直営店の中では最大のお店。「誰でも持っているものは持ちたくない」という性分もあってモノグラムはあまり持ちたくないのですが、エピラインタイガラインあたり、やはり魅力的な商品が並んでいますね。スーパーブランドに限定すると、個人的にはエルメスに次ぐ興味あるブランドだったりします。

 で、このお店で最上の部分は接客の心地よさでしょう。といいますかルイヴィトンのお店に共通する素晴らしさのような気がしています。スーパーブランドでは店員さんもかしこまっているせいか、本位でないのかも知れませんが、どうしても慇懃無礼な対応になりがち。でもこのお店に代表されるようにルイヴィトンのお店はどこも対応がなかなかエレガントですね。高級的な雰囲気だけど、適度に庶民的な気配も漂わせる店員さんの手腕はさすが、といえます。大阪には大阪心斎橋店以外にも梅田のヒルトンプラザ店、なんばの高島屋難波店、あべのの近鉄阿倍野店がありますが、すべて共通した接客ですね。他のスーパーブランドも参考にしてほしい接客術ではないでしょうかね。ルイヴィトンの場合、商品在庫の管理も素晴らしく一通りの品物が在庫としてちゃんと存在しているのも好ましいですね。

 と何やら手放しの誉めようですけど、実際には、あんまりココで買ったものはないんですけどね。わずかに贈り物用のモノを買っただけだったりします(笑)でもそういう数少ない買い物経験の際、丁寧にこちらの相談に乗ってくれたところはさすが、だと思ったのでした。(2004.07.17執筆)

大阪市中央区南船場3-12-12 心斎橋プラザビル本館1F

 

ストラスブルゴ 大阪 (セレクトショップ、心斎橋、長堀通心斎橋交差点南西側)

 大阪・キタのメンズクロージングの殿堂がナカガワクロージングだとするとミナミにおける殿堂の称号はこのストラスブルゴに贈られるかもしれません。少なくとも僕はそう感じています。
 このお店、モノは凄くいいものがそろっていて、例えばスーツならキトン、靴ならエドワードグリーン、ワイシャツならフライ、…というように各アイテム ともそれを代表するファクトリーの一つをキチンと取りそろえていてくれます。確かにモノはかなりイイ。ただその分、ちゃんと価格はやや高価で、セールの時も同じ心斎橋で似たような層をターゲットにしている(と思える)ユナイテッドアローズのような レベルの値引きまではしてくれません。それは自店で扱っている物に自負があるからこそ、なのかも知れませんけどね(笑)

 そんなわけで、これまで私がこちらのお店で買ってきたのは、ワイシャツやネクタイなどでして、しかもほとんどセール時ばかり。靴や鞄、スーツなどは買ったことがなかったのです。

 そんな私が、先日、このお店でついに大物に手を出してしまいました。それは鞄です。このお店、以前からチェッレリーニという鞄を扱っていまして、私は前々からこれが欲しかったのです。で、先日、ついにこのお店に注文してしまったのです。この原稿を書いている現在、まだ出来上がっていない状態です 。秋口、ということでした。都合4〜5ヶ月かかるということになります。
 チェッレリーニの鞄に関してはお店の店頭に黒のオーソドックスなブリーフケースが陳列されていました。でも黒のブリーフケースは既にエルメスサックアデペッシュを持っていますので今回は違う色。できれば以前、ナカガワクロージングで購入したエドワードグリーンの明るい茶色のストレートチップの靴と配色・素材が合う鞄を所望するため、「違う色はありませんか?」と聞いてみました。すると奥から色見本のようなものを出してこられ、カタログを見せてくれ、好きな色で製造出来るとのことでした。ただし注文があってから作りだすということで、数ヶ月、待つ必要があると言われました。で、前述の靴と合いそうな、サーモンピンク色のやや派手めのデペッシュタイプのブリーフケースを注文することにしました。
 ところで、チェッレリーニの「デペッシュタイプのブリーフケース」のフォルムって、エルメスのサック・ア・デペッシュと非常によく似てるんですよね。わずかに金具などの作りが異なりますが、両者、一見してかなり似ているのです。この「エルメスのサックアデペッシュとフォルムが似ている」ということについて、お店の方にご意見を伺ってみると「確かに似ているが、鞄の理想のスタイルをつきつめていけば最後は同じような形に収束するものなのでしょう。」とのコメントでした。なるほどね〜と妙に感心してしまいました(笑)

 実際にはイタリアのチェッレリーニの直営店の店内にケリーデペッシュのような他のエルメス商品と似たフォルムの鞄が陳列されているそうで、まぁ結局のところ、やはりエルメスの鞄をかなり参考にしたところからスタートしたフォルムなのかも知れませんね。ところが普通なら単なるエルメスの模倣フォルムということに片づけられてしまうのでしょうが、チェッレリーニの場合、職人による気の遠くなるほど丁寧な作り込みがその言葉を発させない力を生んでいる、ということなのでしょう。

 私の見る限り、エルメスのサックアデペッシュとチェッレリーニのブリーフケースとは、フォルムの点でかなり似ているものの、両者の細やかな作りを比較するとエルメスのサックアデペッシュはやや女性的な繊細なつくり、一方のチェッレリーニはやや武骨な男性的な臭いが漂っているのです。この違いは細部のつくりの微妙な相違に起因しているのかも知れません。
 私は今、このチェッレリーニの鞄が出来上がってきて両者の微妙な違いを楽しむ機会を大いに楽しみにしながら待っているところなのです。 なお、この事実上の注文生産のため、自分の名前などを鞄の内側に刻み込むサービスもしているとのことでした。さすがに私は遠慮しておきましたが。(2004.7.21執筆 、7.23補筆)

〒542-0086 大阪府大阪市西心斎橋1-1-11 TEL.06-6243-7842

 

ユナイテッドアローズ 心斎橋 御堂筋店(セレクトショップ、心斎橋、御堂筋西側沿い路面店)


▲ユナイテッド・アローズが
定期的に刊行布している
DIRECTION。単なる宣材で
はなく読み物として貴重。
また今後の紳士物の傾向
が読み取れる。下はページ
の一部。

 いわゆる大手のセレクトショップの大半は若者向けの展開で30代以上の者はなんとなく入りにくいものです。それでも、東京だと、セレクトショップが銀座や丸の内界隈に大人向けに的を絞ったショップを展開していて、 比較的30代以上でも気軽に入ることが出来るお店があるのです。
 ところが関西、とくに大阪で展開する大手セレクトショップはほとんどのお店が20代の若者向けの展開なんですよね。若者主体の店の奥にある「紳士向け」フロアにスーツを着て入 っていくのって非常に 抵抗があるんですよね。若い客もそうなんですけど気になるのは若い店員の「なんだ、こいつ」というような目つきだったりします。(気のせいかも知れないんだけど)

 そんな中、ここは数少ない気軽に入れるお店でお気に入りです。夕刻以降に行けば店員の「客を値踏みするような雰囲気」もあまり感じられないのがいいです。

 価格もそんなに高価ではなく手の届く値段での展開がいいです。最近はこことストラスブルゴ大阪店とをハシゴしてます。気のせいか、ストラスブルゴ大阪店で買物をした後、ストラスブルゴの買物バッグを持ってこのお店に入ると店員がこちらを注視しているのが感じられます。結構、ストラスブルゴ大阪店を意識しているように感じますね。
 このお店、一見客(いちげんきゃく)にとっては、ストラスブルゴ大阪店より居心地がよく、ほんの少しリーズナブルな価格展開でほぼ同じだけのものが手に入るように感じ られるのがいいです。 ストラスブルゴ大阪店はまさにセレクトショップという感じがしてある意味ユナイテッドアローズより魅力的に映る瞬間があるんだけど馴染みと思われる客が多く店員と談笑していると、馴染み客ではない私はなんとなく落ち着かなかったりします。

 このお店、とりわけネクタイ、シャツの展開が垢抜けています。一定の審美眼を経て並べられているな〜ということが伝わってきます。

 ネクタイではボレッリキトンなどイタリアの定評あるブランドが揃っているほか、日本のフェアファックスが並んでいます。あとはイタリアの私の知らないファクトリーのものが並んでい ます。どれを買っても一応、定番として使えそうな趣味の良い逸品ばかりです。
 一度、「これはいいネクタイだなぁ」と思って買ったネクタイが英国のシャツファクトリーとして有名なターンブル&アッサー製だったので 意外!な発見でした。このお店でターンブル&アッサーを手にしたのはこの一度きりなのですが、こういう経験をするとまだまだ掘り出し物がありそうで目が離せません。

 シャツでは前述のボレッリが揃っているけど高価なので数枚買っただけで、なんとか手が届く値段で品質のいいといわれる、バルバが揃っているので こちらを買っています。結構お気に入りですね。ただこれは気のせいかも知れませんが最近シャツはどうも値段がやや高めに推移しているような気もします。

 このお店でのシャツ、ネクタイの購入タイミングとしては、4月と10月ごろがオススメ。いい物を手に入れる狙い目ですね。そして1月と7月のSALE時には山盛りのネクタイが並べられていて、それなりにいい物が手に入りますので見逃せません。 その一方で、インポートのシャツに関してはSALE時でも値引きはあまりないですね。

 ジャケットやスーツもなかなかいい雰囲気のものが並んでいます。ソブリンブランドの手頃な値段のコーデュロイのジャケットを買いましたが、なかなかいい 感じですね。大きな失敗のない安心の買物ができます。あと、ジョン・スメドレーのニットなども目を引きますね。SALEで白のカシミアセーターのいいやつが出ていて買 ったりしています。近ごろ急に多角化した印象のあるマッキントッシュの春先用のコートもお気に入りです。

 このほか、オフ用のものも充実していて、麻の白シャツも例えばエルメスのシャツも作っているといわれるアルマンド・レタンジ( A.LETRANGE )や、アンナ・マトッツオ( Anna Matuozzo )などの素晴らしいものが揃っています。またこれはややモード系なのかも知れませんが、コムデギャルソン( COMME des GARCONS )のオーバーシャツなども並んでいることがあります(ちょっと私には腕が長すぎだけど(笑))。

 また、「最新の流行」のようなものにも対応していて、雑誌に載っている「MEN'S EX」や「MEN'S CLUB」あたりで紹介されて間もない着こなしの組み合わせも、この店に行けばユナイテッドアローズなりのフィルターを通した同様の組み合わせが揃うことが多いようです。(私はやりませんが)


チェーザレ・アットリーニの麻シャツ

 私は「靴は靴屋で買うべし」という昔からのその筋の格言を信じているところがあったので、こ のお店では靴を買ったことがないのですが、エドワード・グリーンをはじめジンターラオールデンペロン&ペロンといったなかなかいいものが並んでいるようです。

 これからも私はこのお店にときおり足を運ぶことでしょう。(2004.4補筆)

 上に「インポートもののシャツはSALE時にあまり値引きはない」と書きましたが、SALEによってはときおり思いも寄らない逸品が値引きされて無造作に並んでいることもあるようですね。2005年1月のSALEではシャツとネクタイに破格のモノが登場しました。シャツでは前述のアルマンド・レタンジやチェーザレ・アットリーニCesare Attolini )の麻シャツが半額で。またネクタイもフランコ・ミヌッチFranco Minucci )など逸品が勢揃い!…いやはや即、購入してしまいましたよ、もちろん(笑)(2005.01.04補筆)


アルマンド・レタンジのシャツ

 


フランコ・ミヌッチのネクタイ

〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋2-1-5 日本生命御堂筋八幡ビル1F TEL.06-6484-2032


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