書名 | 著者名 | 出版者 | コメント |
『チ・カ・ラ。』 | イングリッド・ロウ | 小学館 | 13歳になると特殊な力が現れるって、アメリカの映画みたいだ。登場する女の子達は、典型的なティーンエージャー。 |
選書をするときの参考図書は? | クレヨンハウスのブックサービスや、出版社の新刊に挟んである図書案内という回答に目からうろこ | ||
『つづきの図書館』 | 柏葉幸子 | 講談社 |
小学生の女の子に迎合した『ラモネッタシリーズ』や『ファンファンファーマシー』よりはましとは思うけれど、どうしたことか、以前のような感動がない。 思うように生活できないなら、この主人公のように自分を変えなくちゃいけないのかな・・・。 |
『ミシシッピーがくれたもの』 | リチャード・ペック | 東京創元社 | 冒険ものかと思いきやミステリーだった。 |
『殺人者の涙』 | アン・ロール・ボンドウ | 小峰書店 |
チリが舞台の本は初めて読んだ。重い本だった。永山事件を思い出した。無知ゆえの犯罪というのにあまりピンとこなかったけれど、この主人公のような事だったのかと。
「子ども」が他に与える影響力ってすごいものだなぁ。本や音楽や美しいものに出会った時の反応と、その時の嬉しい顔を見るために何でもしようという気持ち。 警官の正義にはむかついた。日常でもこんなことあるある。 昔住んでいたところを10年以上経ってから再訪している。気仙沼もそうだけれど、多賀城に行きたいと思っている。子ども時代のほとんどを過ごしたところだ。大人の足ならずっと速く歩き回れるはず。 |
『パンプキン〜疑似爆弾の夏』 | 令杖ヒロコ | 講談社 | パンプキン爆弾については知らなかった。読みやすく原子爆弾の勉強にもなるいい本だ。ってそのために書かれたのか。女の子が関西弁というところはひっかったけれど、だからこそ冷たい説明口調にならずにすんでいるのかもしれない。 |
『桜太の不思議の森』 | 香月日輪 | 徳間書店 | 同じ日本の不思議が題材なのに柏葉さんの作品とは感じが違う。民話というよりは妖怪話だからか?古い感じがせず今風だし。 |
『ミラクル 』 | 辻 仁成 | 講談社 |
まず児童書に横書きで驚いた。右ページにある挿絵は小中学校時代に読んだ、星新一の本を思い出す。今、星の挿絵は和田誠が多いようだけれど、昔の本ね。
2人の幽霊の時代がかった言葉に「訳がうまい」と思ってしまった。作者は日本人なのに。横書きなのも勘違いさせる要因か? 母は許してくれる存在というのがいいなぁ。自分のことを振り返ると、失格で胸が痛むけれど。最後はママの霊に会えたのか、それとも父のためについた嘘だったのか。 『バドが扉を開くとき』の印象を引きずって読んでしまった。 |
『怪物はささやく』 | パトリク・ネス ジヴォーン・ダウド(原案) | あすなろ書房 |
いちいの実にどくが有るとは知らなかった。漢方薬ということは量によってはということだろうか。
以前読んだ本だが、そのときどういう理由で手に取ったのか忘れてしまった。私の好みではない、暗い印象の本だ。雑誌「ダ・ヴィンチ」でめずらしく児童書が紹介されていたからだったか。 再読なのに最後はどうなったのか全く覚えていなかった。今回もやはり「わからない」というか消化不良な感じ。ハリーは救われたのだろうか・・・。 |