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課題本 2012年度

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書名 著者名 出版者 コメント
『チ・カ・ラ。』 イングリッド・ロウ 小学館  13歳になると特殊な力が現れるって、アメリカの映画みたいだ。登場する女の子達は、典型的なティーンエージャー。
選書をするときの参考図書は?      クレヨンハウスのブックサービスや、出版社の新刊に挟んである図書案内という回答に目からうろこ
『つづきの図書館』 柏葉幸子 講談社  小学生の女の子に迎合した『ラモネッタシリーズ』や『ファンファンファーマシー』よりはましとは思うけれど、どうしたことか、以前のような感動がない。
思うように生活できないなら、この主人公のように自分を変えなくちゃいけないのかな・・・。
『ミシシッピーがくれたもの』 リチャード・ペック 東京創元社   冒険ものかと思いきやミステリーだった。
『殺人者の涙』 アン・ロール・ボンドウ 小峰書店  チリが舞台の本は初めて読んだ。重い本だった。永山事件を思い出した。無知ゆえの犯罪というのにあまりピンとこなかったけれど、この主人公のような事だったのかと。 「子ども」が他に与える影響力ってすごいものだなぁ。本や音楽や美しいものに出会った時の反応と、その時の嬉しい顔を見るために何でもしようという気持ち。
警官の正義にはむかついた。日常でもこんなことあるある。
昔住んでいたところを10年以上経ってから再訪している。気仙沼もそうだけれど、多賀城に行きたいと思っている。子ども時代のほとんどを過ごしたところだ。大人の足ならずっと速く歩き回れるはず。
『パンプキン〜疑似爆弾の夏』 令杖ヒロコ 講談社  パンプキン爆弾については知らなかった。読みやすく原子爆弾の勉強にもなるいい本だ。ってそのために書かれたのか。女の子が関西弁というところはひっかったけれど、だからこそ冷たい説明口調にならずにすんでいるのかもしれない。
『桜太の不思議の森』 香月日輪 徳間書店  同じ日本の不思議が題材なのに柏葉さんの作品とは感じが違う。民話というよりは妖怪話だからか?古い感じがせず今風だし。
『ミラクル 』 辻 仁成 講談社  まず児童書に横書きで驚いた。右ページにある挿絵は小中学校時代に読んだ、星新一の本を思い出す。今、星の挿絵は和田誠が多いようだけれど、昔の本ね。 2人の幽霊の時代がかった言葉に「訳がうまい」と思ってしまった。作者は日本人なのに。横書きなのも勘違いさせる要因か?
母は許してくれる存在というのがいいなぁ。自分のことを振り返ると、失格で胸が痛むけれど。最後はママの霊に会えたのか、それとも父のためについた嘘だったのか。
『バドが扉を開くとき』の印象を引きずって読んでしまった。
『怪物はささやく』 パトリク・ネス ジヴォーン・ダウド(原案) あすなろ書房  いちいの実にどくが有るとは知らなかった。漢方薬ということは量によってはということだろうか。 以前読んだ本だが、そのときどういう理由で手に取ったのか忘れてしまった。私の好みではない、暗い印象の本だ。雑誌「ダ・ヴィンチ」でめずらしく児童書が紹介されていたからだったか。
再読なのに最後はどうなったのか全く覚えていなかった。今回もやはり「わからない」というか消化不良な感じ。ハリーは救われたのだろうか・・・。