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課題本 2006年度

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おすすめのコミック・アニメーションは?      私は『やじきた学園道中記』『20世紀少年』などを紹介しました。
弧笛のかなた 上橋菜穂子 理論社  武将の名前は覚えにくい。誰が誰を呪っているのかとにかく混乱した。 一番の印象は最後に「よかったなぁ」ということ。領地がなくなった春望達はどうやって暮らしたのか、 結局霊狐をあやつる呪者はとだえたのかと疑問がわいてくる。
 そして古くから日本にいた霊的な春乃一族に対して、大郎の一族はどのような系統になるのだろうか?
ミルクウィード ジェリー・スピネッリ 理論社  お、重い。食べ物を盗んだり、ブッフォをからかったりする場面はハラハラし、どうなるんだろうと ついついページが進んでしまうし、ヒムラーの描写には笑ってしまう。けれど、やはり重い。
 子どもの感覚ってこんなふうかも。戦後、日本の風景も同様だったと思う。生きるために盗むのはあたりまえとか、物は盗まれるためにあるとか。
 最後、戦争が終わってからのページはどういう役割があるのだろう?
茨城の童話 日本児童文学者協会編 リブリオ出版  鈴木新さんの作品があることから、以前読んだことがある。内容が「民話」だったら全部読んだだろうが、 この時は鈴木新の詩だけ読んでやめてしまった。
 今回初めて1冊読んだが、暗い終わり方が多い気がする。このシリーズみんなこんな感じなのだろうか。 井川さんの作品は最後のシーンが好き。つくばの夕日は本当にきれいだから。また、水戸線に乗ったので ばんつぁま汽車に乗る」は身近に思えた。
タイコたたきの夢 ライナー・チムニク 童話館、パロル舎  なんだか怖い本だった。青い鳥症候群を戒める本なのか? 「もっとよい国、よい暮らし」を外に求めるのではなく、今ある所で 求めなければいけなかった。
 自分がアルバイトした図書館が何年か後に使いやすくなっていた時のショックを思い出す。
怪盗クイーンはサーカスがお好き はやみねかおる 講談社  怪盗ものは好きなのだが、どうもこの本は軽すぎて相性が悪い。 小中生に人気があるのだから、それなりいい点があるのだろうけれども・・・。
金原瑞人さんの翻訳の本     講演会に向けて実施しました。参考ページ
地域密着 住民参加の図書館づくり 吉田 昭 都市問題 2005.9月号 つくば市立図書館長が書いた雑誌論文。視点が違うと見方はこうも違うか・・・。