書名 | 著者名 | 出版者 | コメント |
Flush | カール・ハイアセン | 理論社 | 今時の言葉が使われていて新しいのかもしれないが、大人が「ビミョー」とか「まじ」とか使うかね。 勧善懲悪、スパイごっこにいじめっこ。小学校4年ぐらいまでなら楽しめるか?私の年になると、主人公はいじめっこに対してカッコ良すぎるし、おじいちゃんもカッコ良すぎ、タイミング良すぎる。 |
これは王国のかぎ | 荻原規子 | 理論社 |
女子高生が好きそう。私には幼すぎる。ライトノベルと言われると、なるほどなと思う。
最後、シェーラザードの夢の中というのがよくわからなかった。現実と理想が入り混じって入り込めなかった。 |
マンヒの家 | クォン・ユン ドク | セーラー出版 |
古い感じの絵柄。紙も黄色っぽいのはわざとだろうか?描かれている花は日本と同じだとか、ベットじゃなくてふとんなんだとか、たたみは無いけど靴は脱ぐんだとか、文花の違いと共通点を考えさせられた。
でも、これは大人の読み方だろうか。 |
ヨーンじいちゃん | ペーター・ヘルトリング | 偕成社 | じいちゃんの「んのっ」にはついつい笑ってしまう。でも、ラストに近づくにつれて「老い」がつのっていくところは、しみじみと身にしみるものがある。ヘルトリングはこんな感覚の作品が多い。 |
猫のゆりかご | カート・ヴォネガット・ジュニア/ 伊藤 典夫 訳 | ハヤカワ文庫 SF353 | SFと言ってもサイエンス・フィクションだろう。私はスペース・ファンタジーの方が好きだ。 20年以上前の作品で、訳も当時のままなのか「今はこういう風に言わないだろう」とういう言葉が多かった。 寄る年波のせいで文庫版を読むのが苦痛なのもあって、読み通すのはたいへんだった。 同著者の「タイタンの妖女」や「ローズウォーターさん・・・」は良く聞くのだけれど。たぶん読んだことはない・・・はず。(近頃記憶力に、まったく自信がない) |
内田麟太郎さんの本 | 講演会に向けて実施しました。参考ページ | ||
スノーグース | ポール・ギャリコ/片岡しのぶ訳 | あすなろ書房 | 絵本を読むつもりで読んだら、なかなか文が読み進められなかった。文章だけで読むほうが話に入り込めるのかも。描いて欲しくない絵もあった。例えばヨットの中に主人公が倒れている絵など。「もしかして」の希望を持たせてほしかったなぁ。 |