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課題本 2007年度

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書名 著者名 出版者 コメント
Flush カール・ハイアセン 理論社  今時の言葉が使われていて新しいのかもしれないが、大人が「ビミョー」とか「まじ」とか使うかね。 勧善懲悪、スパイごっこにいじめっこ。小学校4年ぐらいまでなら楽しめるか?私の年になると、主人公はいじめっこに対してカッコ良すぎるし、おじいちゃんもカッコ良すぎ、タイミング良すぎる。
これは王国のかぎ 荻原規子 理論社  女子高生が好きそう。私には幼すぎる。ライトノベルと言われると、なるほどなと思う。
 最後、シェーラザードの夢の中というのがよくわからなかった。現実と理想が入り混じって入り込めなかった。
マンヒの家 クォン・ユン ドク セーラー出版  古い感じの絵柄。紙も黄色っぽいのはわざとだろうか?描かれている花は日本と同じだとか、ベットじゃなくてふとんなんだとか、たたみは無いけど靴は脱ぐんだとか、文花の違いと共通点を考えさせられた。
 でも、これは大人の読み方だろうか。
ヨーンじいちゃん ペーター・ヘルトリング 偕成社  じいちゃんの「んのっ」にはついつい笑ってしまう。でも、ラストに近づくにつれて「老い」がつのっていくところは、しみじみと身にしみるものがある。ヘルトリングはこんな感覚の作品が多い。
猫のゆりかご カート・ヴォネガット・ジュニア/ 伊藤 典夫 訳 ハヤカワ文庫 SF353  SFと言ってもサイエンス・フィクションだろう。私はスペース・ファンタジーの方が好きだ。 20年以上前の作品で、訳も当時のままなのか「今はこういう風に言わないだろう」とういう言葉が多かった。 寄る年波のせいで文庫版を読むのが苦痛なのもあって、読み通すのはたいへんだった。 同著者の「タイタンの妖女」や「ローズウォーターさん・・・」は良く聞くのだけれど。たぶん読んだことはない・・・はず。(近頃記憶力に、まったく自信がない)
内田麟太郎さんの本     講演会に向けて実施しました。参考ページ
スノーグース ポール・ギャリコ/片岡しのぶ訳 あすなろ書房 絵本を読むつもりで読んだら、なかなか文が読み進められなかった。文章だけで読むほうが話に入り込めるのかも。描いて欲しくない絵もあった。例えばヨットの中に主人公が倒れている絵など。「もしかして」の希望を持たせてほしかったなぁ。