
コナラクの太陽神殿を知ったNHKの『未来への遺産』が放映されたのは1974年。なかなか機会を作れず、訪れることができたのは21世紀に入ってからである。
しかし、ご覧のとおり神殿は改修中。さらにインド政府の方針で外国人旅行者は1日の生活費を上回る入場料を払わなければならなくなっていた。(一般の博物館5ルピーに対して、468ルピー!)
しゃあないわな。見られないよりはマシだ。
足場が入っている何とも無粋な写真だが……、
見方を変えれば、これは「インドの足場」の写真である。
ここで問題。日本の足場との違いは?
答えは足場のプロ『鳶さん』に見てもらった受け売り。
「へぇ、インドでも単管(鉄パイプ)を使っているんだ。クランプも同じものを使っている」
なるほど、なるほど。似ていると思っていたが、「同じ」とお墨付きをもらったぞ。
「どこか日本と違うところはないですかねぇ」
「うーむ、あれっ、足場板を使ってないね」
言われてみれば、確かに足場板がない。そこまでは気がつかなかったなぁ。
こういう写真はやっぱりプロに見てもらうに限る。
建築現場を通りかかった時には、御確認あれ。
