釣行記録 釣行記録 -2007年-

釣行回数57回
バス最大46cm
水揚24匹
ニジマス最大37cm
水揚125匹
スズキ最大66cm
水揚16匹
ヒラセイゴ最大29cm
水揚約71匹
ギル最大10cm
水揚1匹
その他最大コイ75cm、ナマズ57cm、ガシラ 22cm
水揚約248匹

[ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 ]

1月 -2007年-
フグ、由良川にてミノーで ガシラ22センチ、由良港にてジグヘッドリグで ← この日釣れた中で一番小さかったフグ。

→ 強烈な引きを楽しませてくれた良型ガシラ。
1

1

(月)
場所和歌山県由良川……由良橋下流、由良町由良港……由良大橋下・網代新波止
天候晴れ
状況川の水も海の水もよく澄んで透明度が高かった。特に網代新波止の堤防では水深3メートル以上の水底の様子がはっきり見て取れた
中潮、干潮10時38分(潮位100cm)、満潮15時48分(潮位146cm)、干潮22時56分(潮位-10cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ガシラ3匹(22cm、20cm、16cm)、ハゼ1匹、フグ約10匹(ほかバラシ数匹)、カニ2匹
ルアー・
パターン
ガシラ・ハゼ・フグ……1インチワームのジグヘッドリグ、フグ……小型ミノー(ティムコ シュマリ55SS ダブルデビル、スミス シラスミノー キビナゴ)、カニ……小型ミノー(スミス シラスミノー キビナゴ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 682LFS-ti 冴掛 MIDGE DIRECTION、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: フロロカーボン3.5lb.
メモ2007年の釣り初めも、昨年の釣り納め(昨日)に引き続き実家の前を流れる由良川の下流を釣った。ロッドは昨日の硬くパワフルなバス用ミディアムアクションスピニングから打って変わって、メバル用と変わらないほど繊細なバス用ウルトラライトスピニングをチョイス。さすがに全体が柔らかいので軽めのトラウト用ミノーがストレスなく遠投出来、小さなルアーを思い通りにアクションさせてどんな小さな魚でも乗せて掛けていける。釣り始めたのは昼過ぎの2時半からで残りヒラセイゴの姿はやはりなかったが、満潮いっぱいまで一時間と少しという時間帯だったため釣りをするのには問題ない理想的な水位だった。ただ魚の気配はというと、フィッシュイーターはおらずあちこちにフグが泳いでいただけだった。そのため昨日の釣り納めの最終の魚もフグだったが、釣り初めの一匹目もフグになってしまった。ここではトラウト用とメバル用のミノーを使い、小さかったが10匹近いフグを掛けて楽しんだ。この魚は節操なく何にでも噛み付くためルアーにも果敢にアタックしてくるが、普通のフィッシュイーターに食わせるようなトゥイッチは怖がって逃げてしまう。そしてルアーのサイズやアクションに対しても意外にセレクティブで、間合いがロッド一本分より詰まると警戒して逃げて行ったりもする。ルアーで釣るのは簡単と言えば簡単だが、ちゃんと釣ろうと思うと意外に難しくてなかなか面白い魚でもある。
そうやって釣り初めの釣り始めはフグのミノーイングにハマッたのだったが、ひとしきり釣って満足した後はガシラを狙いに海のほうへ向かった。おととしの12月に良型が釣れたポイントに行って同じスポットを探ってみると、やはり良型が潜んでいて22センチ、20センチとなかなかのサイズを立て続けに穴から引きずり出すことに成功。フグの数釣りは人から見たらただの物好きに見えるかも知れないが、この良型ガシラ2匹は近年資源の枯渇しつつある沿岸では価値のある魚と言える。煮付けにして食べると最高に美味しいのだがここは釣り上げてすぐにリリースした。そして少し離れたところに小さめのメバルが1匹いたので狙ってみたが、ショートバイトで乗らず、後は小さなベラが突付きに来るだけになったのでそのポイントは見切って移動した。
そして次に行った場所もおととしの12月に良型を釣った防波堤のポイント。先行者がいたので様子を尋ねると、イカを狙っていたが全くイカがおらず、メバルが群れていたのでメバル狙いに変更したとのこと。言う通り堤防の内側は10センチ強ぐらいの小さめのが、外側には15センチから20センチぐらいのやや大きめのが群れでいた。先行者は外側を狙っていたのでそのポイントは遠慮して、内側のポイントを狙ってみたが小さくても潮止まりのメバルは低活性でルアーへの反応はほとんどなかった。それで定番ポイントである防波堤の先端に行き、ここでもフグを2、3匹釣ってしまった。そしてフグにワームをちぎられないよう注意しながら岸壁際を探り、ようやく釣り上げたガシラは20センチには満たない小型。しかし引きは独特の強烈なものだったし狙っていた魚でもあったので一応満足した。その後は消波ブロック周りなどを攻めるも、フグにワームの尻尾を食いちぎられたりベラに突付かれたりするだけ。先行者が去った後、やや大きめメバルがいたポイントに行ってみるもメバルの姿はもうなくて、岸壁際の消波ブロックの穴釣りで何かの魚に潜られてしまった後はアタリが遠のいてしまった。夕方の5時を少しまわり暗くなってきたところで、サイトフィッシングが出来なくて釣果も期待出来ないと思ったので納竿。魚っ気がなくなって渋い釣りを強いられるこの時期にしてはいい釣りが出来て、それなりに満足の出来る釣り初めとなった。
ともあきとヒラメ20センチ、由良港にてジグヘッドリグで ともあきとガシラ22センチ、柏堤防にてジグヘッドリグで ← ともあきが私に続けて釣ったヒラメ。

→ ともあきがガシラを快釣。
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14

(日)
場所和歌山県由良川……保育所裏堰堤上流、由良町由良港……由良大橋下・網代新波止、日高町柏堤防、日高川町穴池
天候晴れ
状況由良川……川の水はよく澄んで水量も少なく、冬の気配が漂っていた
由良港……前回同様水はよく澄んでいて、しかも魚の気配がなく釣り人が多かった
柏堤防……ここも水はよく澄んでいた。メバルらしき魚影がところどころにあった
穴池……水は濁って透明度がなく、水量が多かった。魚の姿を見ることは出来なかった
若潮、干潮7時46分(104cm)、満潮13時19分(潮位123cm)、干潮21時11分(潮位35cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき
釣果ヒラメ1匹、ガシラ1匹、ベラ1匹
ともあき……ヒラメ1匹、ガシラ6匹
ルアー・
パターン
1インチワームのジグヘッドリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 682LFS-ti 冴掛 MIDGE DIRECTION、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: フロロカーボン3.5lb.またはDUEL X-TEX 2.5lb.
メモ2007年の2度目の釣行は、前々回の釣り納めの時のリベンジとして由良川上流部のバスに再チャレンジ、そして楽しむための釣りとして前回の釣り初め同様由良港でのガシラ釣りとした。朝の9時半から実家を出て、この時期唯一の由良川のバスポイントに向かった。岸際に降りてその狭く閉ざされた水域の中でバスがステイするであろうスポットに遠回りに近付いて行き、同行したともあきは土手の上から様子を伺った。私はこの日のために用意したシークレットルアーをキャストしたが、上からポイント全体を見下ろすともあきが言うにはバスの姿は全く見えず、シークレットルアーへの反応はなかった。強波動系の表層用クランクやウィードレススイムベイトを試しているうち、ともあきが数匹のコイの群れに混じって1匹だけバスを発見。それで私も土手に上がって上からバスを探してみると、30センチ台後半ぐらいのサイズのバスが2匹いるのが確認できた。二人して思い思いのルアーを投げてみたが、いずれのバスもコイも、どんなルアーに対しても全く何の興味も示してくれなかった。
そして見切りを付けて、由良港のガシラポイントに行ったが、前回つまり二週間前に良型のガシラが釣れたポイントには魚がいなかった。それで防波堤のポイントに向かったが、ここはエサ釣りをする釣り人がいっぱいで、前回に見たメバルの群れもいなかった。仕方なく誰も狙わない場所をソフトルアーで探っていると、何の気もなく小さな魚が食いついてきてくれて、上げてみるとそれは小さなヒラメだった。その後同じような場所を狙ったともあきが一回りほど大きい小さなヒラメを同じように釣った。私が釣った魚は右側面が真っ白なおそらく天然物だったが、ともあきが釣った魚は右側面が左側面と全く同じ体色をして一部だけが白い、明らかに放流魚だろうと思われる魚だった。その後も誰も釣りをしていなかった防波堤の先端に行き、ガシラを狙ってみたが何の反応も得られなかった。
そして昼食後は、少し大きく移動して柏堤防でのガシラ釣りと穴池という野池での冬バス探索をすることにした。柏堤防でも、一見魚っ気がなく釣れなさそうに見えたが、一投目からガシラが釣れた。そしてともあきがその後立て続けにガシラを釣り上げ、その中には20センチを越す良型も混じった。ともあきの釣り方はすぐ足元、堤防の岸壁際を丁寧に探るというもので、私は沖に投げて水底に点在する根を軽量ジグヘッドで舐めるような釣りをした。結果、ともあきは5匹ものガシラを釣り上げて御満悦、私はソフトルアーを突付きまわすベラのバイトをなんとか取って1匹掛けたのみ。しかしそのベラは20センチもある良型で引きは強く、愛用のバス用ウルトラライトスピニングの曲がりが堪能出来て少しだけ嬉しかった。
そして次は野池、水量が思い切り減って池の周りを一周できる状態であれば魚の居場所も絞れて釣りになると思っていたのだが、行ってみたところあいにく水量は満水に近い状態でしかも濁っていて透明度が全くない状態。釣れるようには全く見えなかったが、来たからには一応釣りはしてみようと入ることの出来るポイントには入ってあちこちにルアーを投げながらとりあえず一周はしてみた。しかしながら魚からの反応はまるで得られず、魚の姿もまるで見られず。表水温を測ってみるとなんと8度で、やはり水温が高めで安定した深めの場所に固まっているのではと思われた。かなり広くて水深も水量もある池で、その中から魚の居場所を探し当てることなどとても出来そうになく、また魚の居場所が分かったとしても冬ならでは厳しい釣りになると思えたのでやめにした。
そして最後はまた柏堤防に戻り、ガシラとチラッと見えていたメバルを狙う釣りに戻った。ともあきがまた早速ガシラを1匹釣り上げ、私は水底近くに散在して見えたメバルらしき魚をからかってみたがルアーには見向きもせず、小さなフグですらもかまってはくれず、小さな小さなガシラを発見して食わせたものの小さすぎて乗せることが出来ず。結局夕方の6時には諦めモードで納竿、この日の竿頭は間違いなく数でも型でも勝っていたともあきだった。私はここ最近ずっとシーバスにハマッていて単純明快な釣りばかりしていたため、バスにトラウトやメバルなど、繊細で神経を使う釣りが出来ない体質になっていることを感じ、またなんとなくスランプ気味になってもいるように感じた。
1

21

(日)
場所大阪府神崎川……十八条下水処理場排水門周辺・三国橋下・JR神戸線橋下流・神崎大橋下流
天候曇りのち晴れ
状況水位低い、水はささ濁りで透明度低め、漂流ゴミもいつも通り多い。表水温10.5度
中潮、満潮9時0分(147cm)、干潮14時28分(潮位73cm)、満潮20時10分(潮位145cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果なし
ルアー・
パターン
なし
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2号または1.7号
メモ年が変わって初めての神崎川、おそらく水温も低くベイトもいないため魚はいないだろうと思ったが、もしかしたら気まぐれでいるかもしれないとも思って行ってみた。魚が釣れなくても、いつものポイントをチェックしたり新しいポイントを見付けたりするのも釣りの課程のひとつ。さらに今回は、昨年の釣り納めで一度だけ使ったニューロッドでシーバス狙いのルアーのキャストフィールを試す目的もあった。そこそこ広さのある神崎川でニューロッド、ハートランドZ震斬を振ってみた感想としては、シーバス用メインロッドのモアザン70L-3と比べ、有効ブランク長がほとんど変わらないにもかかわらず明らかにルアーがよく飛ぶ。軽めのルアーは普通に振る分にはあまり飛ばないが、コツを掴んでうまく振ればそれなりに飛ばせる。そして少し重めのルアーでは、ロッドの反発力を最大に活かして軽く振っただけで一段も二段も遠くの地点に着水させられ、その遠くにあるルアーをきっちり操作するために必要なアクション、つまり硬さを有している。このロッドのコンセプトがやっと理解できた。
さて最初に向かったポイントは、十八条下水処理場の排水門周辺。そこまでの途中、自宅から一番近いところから川沿いの自転車道に入って下流に向かっていると、こんな時期にルアーを投げている人を見かけた。話しかけてみるとこの辺ではよく釣りをするとのことで、年甲斐もなくやってますと自分の年齢を言ったそのおじいさんはなんと御年70歳。バス用のスピニングタックルにクランクベイトを付けた明らかなバス狙いのようで、そのルアーもテールに赤いブレードのようなものを付けてチューンしたもの、なんとも珍しい光景が見れた。昼過ぎの2時半過ぎ、ちょうど干潮いっぱいを少しまわった頃に目指すポイントに着いてポイントの様子を見てみると、排水門からの黒く透明度のある水と本流の乳白色がかった緑色に濁った水がくっきりと分かれていた。その境目や流れのヨレなどを狙ってみたが、ボラやイナの気配すらなく、しかもいつもより水位が低いためぼんやりと水底が見えた。バイブレーションを沈めてみると2メートル少しあるリーダー部分だけが沈んで底に着き、時々根がかってはゴミが釣れてくる。そしてしばらくやって何の反応もなかったので次のポイントに移動。
いつも必ずチェックする三国橋の下に入ってルアーを投げてみたが、やはりここも魚の気配はなく、すぐに次のポイントに移動。口切れバラシポイントでも低い水位のおかげで水底の様子をある程度見て知ることが出来た。以前絶好のポイントで水底の影から飛び出してきた魚がいたスポットは、コンクリートの大きな地形変化の脇に枝がたくさんある細めの木が沈んでいて、なるほどと思わせるような状態だった。そしてよく口切れでバラしていた辺りは岸壁際だけでなく岸から少し離れたあたりにもたくさんの障害物が沈んでいた。そしてそこをタイトに攻めると高確率でビニールイカ、ヘドロを含んだビニール袋が釣れてくる。そのビニールイカを数杯含め根がかりは根ごと底から引き抜いて抜き上げ、以前カワスペIIというバス用のロングベイトロッドを試したときと同様、ニューロッドの十分過ぎるほどのロッドパワーを確認することが出来た。
その後はさらに下流に下って行ったのだが、途中で違うところを見てみようと思い対岸に移った。神崎大橋の下流のポイントに入り、橋下の様子をうかがっていると背中に大きな傷か鱗の剥がれ落ちがある、ボロボロのシーバスが上流に向かってゆっくり上って行くのを見た。サイズは50センチぐらいのハネで、完全ニュートラル状態のようで付けていたルアーを一応投げてはみたものの何の反応もしなかった。そして一応シーバスがいることはいるということがわかったので、しばらくその周辺を探ってみたのだがやはり釣れる魚はおらず、釣りをしている姿が珍しいらしくて橋の上などからじろじろと見られたり近くで遊んでいた子供たちに見物されてしまった。
夕方の5時過ぎになり暗くなってきたところで引き返し、最後に十八条下水処理場の排水門周辺に入ってみた。このポイントだけは昼間と違って夕方以降に限り魚の気配があり、あちこちでバシャッバシャッという水音がしていた。いろいろなタイプのルアーを投げてローテーションしながら探り、さらにあちらこちらの水面で起こるライズのようなボイルのような水音を観察していると、どうやらイナがヘラブナ釣りで言うところのもじるというかはたくような行動をしているものとわかった。そこそこの大きさになったボラがよくする勢いのあるジャンプは皆無で、ところどころで時おり水面をライズでもなくボイルでもない独特の水音と水の動きをさせる。魚は固まってはいないようで投げて引いてきたルアーに当たることは全くなく、水面での騒ぎも単発かつ散発。それらの魚の中にルアーに反応するものが混じっていないかとしばらく粘ってみたが、えんえん続くところどころでのもじりというかはたきに翻弄されただけに終わり、夕方の7時を目前にしたところでやめにした。

2月 -2007年-
ハネ42センチ、神崎川にてミノーで ← 今年初のシーバス。
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6

(火)
場所大阪府神崎川……三国橋下・JR神戸線橋下流・十八条下水処理場排水門周辺、兵庫県尼崎市左門殿川……松島排水門周辺、兵庫県尼崎市中島川……中島新橋上流〜河口
天候晴れ
状況神崎川……水位低くささ濁りの透明度の低い水、漂流ゴミは比較的少なかった。表水温11.5度
左門殿川……神崎川の支流のため水質や透明度などは同等だが、松島排水門からの水はよく澄んでいた
中島川……左門殿川同様神崎川と同じ水、ただし潮の関係で海の水が濃く入っていた
中潮、満潮9時26分(132cm)、干潮15時28分(潮位55cm)、満潮21時22分(潮位118cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(42cm)、謎の大物1匹バラシ
ルアー・
パターン
ハネ……ミノー(ラッキークラフト フラッシュミノー80SP オーロラオイカワ)、謎の大物……バイブレーション(ティファ ノリーズ・ラトリンジェッター パールゴーストアユ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: K'sLABO WANDO VACANCE 755-RF3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: DUEL XDRIVE 0.6号12lb.(新素材ライン) + リーダーフロロカーボン1.7号
メモ2007年二度目の神崎川、水の中はどうだかわからないが、少し暖かい日が続いて一瞬の厳寒が緩んだので、様子を確認しに行ってみようと思った。午前中は隔週で通院している病院での診察、その後病院近くのファーストフード店で昼食を摂り、その足でそのまま神崎川の最寄りのポイントに向かった。タックルはルアーも小物も必要最小限にまとめ、ロッドもカバンにすっぽり入る携帯性の良い5ピースのシーバス用サブロッドにした。
最初に入ったのは三国橋下のポイント。魚の気配はなかったが、いつもこの場所をチェックしないと気が済まなくなっているため、一通りのスポットとコースをくまなくトレースする。先鋒は先日購入したばかりのバス用スティックジャークベイト、ノリーズのザグスティック。このルアーは流行りのソフトルアーでのワインドのダートの切れとダート系ミノーでのトゥイッチによるダートの食わせる力の両方を兼ね備えたような動きをする。かなりいい感じだが、サスペンドなので表層攻めに限られる。それからスプーンビルミノー、シャッドとレンジを深くしつつアクションも変えていき、橋桁周りから岸際の岸壁沿いまで全て撃ってみたが反応はなく、さらに深くとバイブレーションにチェンジ。底まで沈ませてリフト&フォールしたり水面まで浮き上がるようにして引いてみたりしてみたが、橋桁周りでは魚がいないようで返答がなかった。しかし、岸際の岸壁沿いでは、何度か根がかりしては外れてということがあった後、予想外の返答が来た。グッという重みが乗って根がかりかと思ったが、それはゆっくりした強烈なトルクで意図しない方向に動き、魚が掛かったことがわかった。釣れると思っていなかったので玉網をこしらえておらず、テンションを張ったままいそいそと玉網と玉網の柄を取り出して組み立て、再度ファイトに取り掛かろうとするとそれは根に化けてしまっていた。おそらくはコイの背中かどこかにスレでかかり、途中でルアーのハリが根に掛かって魚のほうが外れたのだろう。そして結局その根がかりは外れることがなかった。
そして次に入ったのは口切れバラシポイント。ここでは水位が低かったため、透明度ぎりぎりのラインで水底が見えないところで根がかりが頻発。また水底が丸見えのところでは目で見て確認しながら根がかりを防げるのだが、魚がいないのも丸見えだった。そのためそこでは一通り遊んでからは早々に見切って新たな下流のポイントを目指した。
さてそうして辿り着いたのは神崎川から分岐している左門殿川という支流。その右岸、尼崎市に入って松島排水機場の水門周辺のポイントに入ってみた。神崎川からの水が流れているため水質も神崎川と同じ川だったが、排水門からの水はクリアで、しかも水深がそこそこあった。そして複雑に入り組んだ構造のストラクチャーになっている。早速手近なところで排水門の出口の際を探ると、岸壁ギリギリで反応した魚がいた。しかしその魚は50センチは優にあるボラで、鼻先をかすめたルアーに一瞬だけ顔を向けて目で追い口を使うかに見えたが、食うには至らなかった。排水門の中側にも同じぐらいのサイズのボラや良く見えないが40センチぐらいある魚がいるのが見え、ここは盛期には絶好のポイントに違いないと見えた。しかしながら結局この時期では期待できる返答は得られなかった。
そしてさらに下流に下っていくと左門殿川は中島川という神崎川から分岐した別の川に合流する。中島川に入り、途中の橋桁や船着き場などの気になったポイントを撃ったりしつつ、最下流の河口付近まで辿り着いた。河口付近では、のっぺりした護岸から一変して消波ブロックが入ってその先に突き出た岩礁帯があるという絶好のポイントがあった。消波ブロック際に魚がいないかを念のためチェックし、すぐさま岩礁帯のほうに入りキャストを開始。いつも実家に帰った時に釣りをする由良川の河口のポイントに雰囲気が似ていて、なんとなくやる気が出る場所だ。何投かしていると消波ブロックのあるほうに釣り人が現れ、どうですかと聞かれたので、初めてのポイントでよくわからないけれどシーバスがいるかもと思って……などというふうに答える。その人もそのポイントは初めてだったらしく、いつもはもっと下流側、つまり河口を越えたその先の海岸で釣りをしているとのことだった。
さてその岩礁帯のポイント、さらっと探ってみてところどころに根があること、しかしそこに居着きの魚はいないことがわかった。それで海側から回遊してきて一時停止するコンタクトポイントであろうと思えた、目で見えていたわけではないがおそらく岩礁帯の沖にあるであろう水底の地形変化を中心に狙った。少し沖のほうでもところどころにある根と、足元近くの岩に根がかってルアーを何個もロストしたため、際どいラインは見切って表層のみに絞った。つまり潜っても30センチからせいぜい50センチ程度のミノーをチョイスし、回遊型の魚を目当てにキャスト。すると、何投目だったろうか、グンッと待望の魚の重みが来た。しかし、引き方はトルクがあって浮き上がらずボラをスレで掛けてしまったときのようで、まるで寄ってこない。しかしボラほど思いきり走りもしない。何の魚だろう、シーバスなら70センチあるぐらいの魚だろうと思いながら浮かせると、思ったよりも全然小さなシーバス。しかしボラでなかったこととシーバスだったことに喜びつつ、ルアーの掛かり方を見ると何故か背中にミノーのベリー側とテール側の両方のフックががっちり掛かっていた。それでこんな引き方だったのかと納得はしたが、掛かり方には最後まで疑問が残った。ルアーに反応してじゃれついてきた結果なのか、初めから完全にスレ掛かりなのか……。
しかし、その後もしばらくして、同じぐらいか少し大きいぐらいのシーバスが追って来て、ロッド2本分ぐらい先の沖でルアーを追って来て食い損なったのが見えた。久しぶりのシーバスということもあってこれには少々興奮してしまったが、今の時期のコンディションでの捕食のヘタさと食いの浅さが災いしたようで、自分としては食わせ損ねたことがとても悔しかった。その後ももしかしたらショートバイトかもしれないアタリというか感触があったりしたが、ところどころにある根に当たったのかも知れず、メインロッドのダイワのモアザン70L-3のようには感度が良くないこともあってはっきり判別はできずじまい。そしてそれ以降は続かず、暗くなってきたので夕方6時過ぎに納竿とした。
ともあきとガシラ9センチ、柏堤防にてジグヘッドリグで ← ともあきが釣ったガシラ。
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11

(日)
場所和歌山県由良川……由良橋下流、日高町柏堤防〜柏地磯
天候晴れ
状況由良川……透明度の高い水にところどころ濁りが入っていた。イナの大群がいたがほかの魚はフグがまばらに見られたのみ
柏堤防……水はよく澄んで、メバルの魚影があちこちで確認できた
小潮、満潮10時14分(潮位126cm)、干潮18時44分(潮位47cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき
釣果ベラ2匹
ともあき……ガシラ3匹
ルアー・
パターン
1インチワームのジグヘッドリグ、エサ(キビナゴ切り身)による脈釣り
使用
タックル
スピニング……ロッド: K'sLABO WANDO VACANCE 755-RF3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: フロロカーボン3lb.
メモ実家に帰省したこの日、昼過ぎからともあきと二人で由良川の下流にヒラセイゴを釣りに行った。水位が低くなっていたため水深がなかったが、20センチ前後の大きさのイナが大群になって泳いでいて、あちこちに上流のほうから流れてきた川海苔も漂い、生命感はあふれていた。ただおそらく潮回りが悪かったのと時期が早かったのとで目当ての魚は見当たらず、ルアーに反応する魚はフグだけ、それもところどころで合わせて数匹程度が追ってきたのみ。そのため昼の2時ぐらいから始めて一時間ほどで見切りを付け、全く別の釣り場に向かった。
行った先は柏堤防で、最初は魚っ気のない透明な水に冷たい向かい風の中でという過酷な釣りだった。それでもめげずに釣っていると、ともあきがとても可愛らしいサイズのガシラを釣り、とりあえずは魚の顔を見た。私もそのポイントでいつも狙う沖にある根を攻め、小気味良いアタリを得たのだが乗せることが出来ず。細長い2インチもあるワームだったのでおそらくハリ先部分まで食い込まれておらず、合わせで抜けてしまったのだろう。その後も同じようにアタリがあったが敢えてずっと同じワームでやっていたので乗せることが出来なかった。またこの日はタックルもシーバス用サブロッドとしているヴァカンス755-RF3を使ったので、さすがに20センチ以下の根魚相手には食い込みが悪かったのかも知れず、またそれだけでなくシーバス狙いの時はちょうどいい長さと感じるリアグリップが長く邪魔に感じられてその辺も悪く影響したのかも知れない。
釣りながらポイントを少しずつ移動し、船着き場の中や堤防の先、消波ブロック周りなども攻めてみたが、食ってくる魚はいなかった。ただところどころに数匹のメバルやクラゲ、それから小さなイカを見た。堤防の先端部付近にはメバルらしき魚の群れとその上の層にごく小さな魚の群れも確認でき、ほかに来ていた釣り人の中にはイカを1匹だけだが釣った人もいたようで、ここでも生命感はあふれていた。メバルは真っ昼間で潮止まりの時間帯はさすがにルアーに反応せず、したがって狙いもしなかった。堤防のさらに向こうにある地磯にも足を伸ばして、点在する根の周りなどを探ってみると、アタリが何度か来た。しかし堤防のポイントでやっていた時と同じように全く乗らない。しかしともあきは小さかったもののガシラを2匹釣り上げ、ガシラ釣り名人の妙技を見せた。
私はアタリがあるのに乗らないのを何とかして釣ろうと何度もルアーを投げたが、結局2インチのワームでは食わせられずやむなくサイズダウン。1インチサイズでなんとか食わせ、一度根に潜られながらも引きずり出して釣り上げることが出来たのはベラだった。そしてその後も何とか釣ろうとしたが、私のルアーに食ってくる魚はおそらく全てベラで、その小さな口に掛けるにはさらなるサイズダウンを余儀なくされた。エサ釣り用のハリを付けてワームもちぎってみたりしたが、それでも食わせられず。たまたま足元に落ちていたキビナゴの切り身をエサにし、ハリもかなり小さなものにしてみてもう一匹のベラを釣り上げたのがやっと。そんな渋い釣りだったので、根がかりしてラインのみになってしまったのをきっかけに、夕方5時半に少し早めの納竿とした。
ともあきとヒラセイゴ27センチ、有田港にてミノーで ラリオとヒラセイゴ29センチ、有田港にてシャッドで ← ともあきが一発目に釣ったヒラセイゴ。

→ 私の一発目は最長寸の29センチ。
2

12

(月)
場所和歌山県有田市有田港、有田川……有田港横
天候晴れ
状況有田港……水は濁っていて、水位は低く有田港の船着き場は足元から水面までが50センチ以上あった。表水温は場所によりばらつきがあり12.5度から13.5度だった
有田川……水はとても澄んでいた。表水温は14度
長潮、満潮10時46分(潮位119cm)、干潮20時26分(潮位39cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき
釣果ヒラセイゴ約35匹(最長寸29cm平均25cm、ほかバラシ約20匹)
ともあき……ヒラセイゴ約20匹(最長寸27cm平均25cm、ほかバラシ約15匹)
ルアー・
パターン
小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムゴールドレッド)、小型ミノー(ジャッカル スクワレル61 ゴーストタナゴ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: K'sLABO WANDO VACANCE 755-RF3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン1.7号
メモ昨日の由良川下流と柏堤防の状況が渋かったので、二日目は趣向を変えて有田港の様子を見に行ってみた。正直魚がいるとも思っていなかったのだが、行ってみるとやはり魚の気配はなくしかも濁りが入っていた。昼の2時半頃から船着き場に探りを入れ始めたが何の魚も見られず、堤防の外側の有田川本流では良く澄んだ水の中を50センチクラスのボラが何匹も泳いでいたが、ほかの魚種は確認できず。居着きのシーバスがいるかどうか、チヌやキビレがいるかどうかの様子見に来たのだったが、やはり冬場は水温の高い海のほうに落ちてしまっているかのようだった。
しかし、そんないわゆるボーズを予想させるような状況の中、不意にともあきがヒラセイゴを釣り上げた。このポイントでいつも狙う船の周りを探っていると食ってきたようで、27センチとなかなかのサイズ。それを見て私もすかさず気合いを入れた一投をしてヒラセイゴを釣り、これは少し大きい29センチ。その後お互い一、二回ほどバラして、ともあきがまた1匹を釣り上げ、嬉しい誤算というか想定外のターゲットの出現に色めきたったのだったが、その後はなぜかアタリが遠のいた。
そうしてまた魚の気配がなくなった中を探っていったが、少し時間が経って諦めかけたときにまた不意にともあきがヒラセイゴを釣り上げた。そして今度はそれを皮切りに爆釣モードに突入、ワンキャストワンフィッシュとはコレこのことというような状態になった。時にはワンキャストツーフィッシュ、つまり最初に掛かった魚がバレてその後別の魚がバイトしてきて釣れてしまったり、その延長でワンキャストフォーバイト、チェイスの嵐で一度に4匹もヒットしたのが二回、掛けた魚を寄せてくる途中で別の魚がルアーに食いつきダブルヒットになりそうになったことも一度だけあった。そんな状況で私は優に35匹は釣り上げ、しかしバイトしてすぐフックオフやファイト中にバレたものは20回ぐらい、チェイスだけに終わったものも何回もあった。ともあきも私に負けじと釣りまくり、20匹近い数を上げていたがバラシが多く15匹以上バラしていたよう。この猛ラッシュからするにヒラセイゴは相当の数で群れになって港内に入って来たのだろう、しかし時期的には少し早いようにも思え、巷で言われているように暖冬ということで今年は春の訪れも早いのかもしれない。
ヒラセイゴの爆釣の最中、魚が小さかったのもあるが次から次と釣れるため手返しを重視し私もともあきも素手でハリ外しを行っていた。この魚は掛けた後だけでなく釣り上げた後も暴れ回るので、魚体を掴もうとしてエラブタや背ビレなどでチクリと来たり、ハリを掴もうとしてハリ先が手に刺さったりということがままある。結果手は細かな刺し傷だらけになっていったのだったが、私は一度とんでもない事態になってしまった。魚にハリが付いたままで右手と左手の両方にそれぞれ別のハリ先が掛かってしまい、身動きが取れなくなってしまったのだ。どうしようもなかったのでともあきに助けてもらってハリを外し、いつも使用しているバーブレスフックのために大事には至らなかったのだが、右手人差し指の腹のほうがとても深く刺さっていてフトコロまでズッポリいってしまっていた。そうしてそれを抜いた後はかなりの量の血が流れ出てきて、しかし私はそれをこまめにティッシュで拭き取りながらも釣りを続行。血が止まってからは患部は薄黒く硬く腫れてもきて、キャストやトゥイッチの際には少々痛みを感じたが、めげずに爆釣を続けたのだった。
それだけの数の魚が2時間か3時間ぐらいの間に立て続けに釣れたのだったが、ルアーローテーションはほとんど必要としなかった。というか状況に合ったルアーが一種類しかなく、それをひたすら投げていたのだがアクションの付け方にだけ工夫が必要だった。見切らせないように素早く、そしてバイトを誘発するように適度な強さのトゥイッチで誘い、なおかつしっかり食わせて掛けるためゆっくり目のソフトなトゥイッチを織り交ぜて食わせる。カラーローテーションも一色ずつしか持っていなかったので出来なかったが、パーフェクトとはやはりいかないもののかなりの確率でバイトさせることが出来た。元々私はカラーよりもアクションを重視するほうで、管理釣り場のトラウト釣りでもカラーローテーションよりもアクションローテーションをメインにして釣りの組み立てをする。色彩感覚に優れるとされているトラウトでもそんな感じなので、色盲に近いとされているシーバスではなおさらである。
そうしてひたすらトゥイッチして右腕が疲れてしまったので、リトリーブ中ロッドを左手に渡して「腕が疲れた〜」などと言いながら右手を振っていると、ステイさせていたルアーにヒット。この日は適度な濁りがあったので、セイゴクラスでも警戒心が強く釣りにくいヒラセイゴでもかなり騙しやすい状況だったと言える。ある程度ルアーを止めていても、サスペンドミノーにバスが食ってくるかのようにバイトしてくることもあったので、その辺も楽しめた。何より、小さいながらもヘッドシェイクや連続ジャンプによる水面炸裂やヒラセイゴ独特の強烈な引きを思う存分味わうことが出来た。夕暮れが来て光量が落ちるとヒラセイゴは食ってこなくなるのだが、この日は夕方の5時半頃にはアタリが遠のき、例の左手で釣った1匹が最後になった。それでもまだ釣りたいと欲張ってみて頑張ったが、さすがに夕方の6時前には全く釣れなくなったので納竿とした。
2

13

(火)
場所和歌山県有田市有田港、有田川……有田港横、有田新川
天候晴れ
状況有田港と有田新川……午前中は透明度があったが午後から濁りが強くなって昨日と同じぐらいの水になった。有田港の船着き場は足元から水面までが50センチ弱程度。表水温は13度
有田川……水はとても澄んでいた。表水温は14度
若潮、干潮9時39分(潮位109cm)、満潮13時29分(潮位115cm)、干潮21時41分(潮位24cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ヒラセイゴ10匹(最長寸27cm平均25cm、ほかバラシ数匹)
ルアー・
パターン
小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムゴールドレッド・ホログラムアジ)、小型ミノー(ティムコ シュマリ48S ホログラムテネシーシャッド、ジャッカル スクワレル61 ゴーストタナゴ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: K'sLABO WANDO VACANCE 755-RF3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン1.7号
メモ帰省三日目、昨日ヒラセイゴの爆釣を味わった有田港にもう一度行ってみた。朝から出て釣り場に着いたのは10時過ぎ頃、ポイントの様子を見るといつも通りに濁った水だったが、昨日より少しだけ澄んで透明度があり、水位も潮回りの関係で少しだけ高かった。魚の気配はというと、40センチから50センチぐらいのボラが船の下に群れて船体に着いたコケをゆったりと食んでいたり、15センチから30センチぐらいにかけてのイナが何段階かの大きさの個体同士でまとまってそれぞれ大きな群れをつくり、水中のあちらこちらを泳いだりしていた。そして岸際の岸壁近くには1、2匹のキビレの幼魚も見かれられ、暖かな日差しとあいまってあふれるような生命感が感じられた。水温のほうは昨日とほぼ変わりなかったのだが、天気がとても良く暖かで気温は昼にかけて急上昇、朝方ちょうどいいぐらいの服装では暑過ぎてジャケットとフリースを脱ぎ、長袖シャツだけでも少々暑く感じられるまでになった。
さて目当てのヒラセイゴだが、これは姿を見せて泳がない、正しくは底近くか濁りによって確認できない深さにいるので、ルアーを投げて探ってみないことにはいるかどうかがわからない。早速昨日のヒットルアーだったシャッド、ヨーヅリのエバシャッドで探りを入れていったところ、あちらこちらをしばらく撃ってからやっとヒラセイゴの居着く場所に当たり、なんとか1匹掛けて釣り上げることができた。しかしそれからもガンガンルアーを投げたものの、なかなか続かずに少し間を置いてからもう1匹が釣れた。やはり時合ではなくたまたまそこに居残っていた個体だけが反応してきたような印象で、昨日も大きな群れが来て爆釣の時合に入るまではそんな感じだった。
午前中はそうやってポツリポツリという釣れ方で、2時間足らずの間に6匹を釣り上げたのだったが、昼食を食べた後、午後の釣りではさらにまばらな釣れ方になった。2時間ほど船着き場を探って3匹追加した後は全く続かなくなり、平日で漁に出ていた船が次々と帰ってきて狭い船着き場ではなかなか釣りづらくなった。昨日爆釣モードに入った時間帯になっても同じ出来事は起こらず、昨日と違ってヒラセイゴが大きな群れで回って来ない予感がした。それでそのポイントを見切って、今後のために新たなポイント開拓をしようとあちらこちらに歩いて行ってみた。
まず様子見をしたのは有田港の真ん中に注ぎこむ新川という小さな川の河口から少し上流までで、水深はごく浅くなっていて水底の状態が丸見えだった。魚は、ゴロタ石の入ったところではイナが水面近くを泳いでいるのが確認でき、泥底のところではキビレの幼魚らしき魚が何匹も底にいるのが確認できた。イナはルアーには反応しないが、キビレの幼魚は興味を示し集団で近寄ってくる。トゥイッチすると逃げて行き、ゆっくり底を這わせて引くと着いて来るが、魚に対しルアーのサイズが大きいのもあってかバイトには至らない。これを釣るのは無理と諦めて、新川を越えて有田港の北側を見て回り、さらにそこから繋がる有田川本流の岸際を下流に下って行った。有田港の北側では、イナの数がとても多かったがほかの魚は確認できず、有田川本流に近いところでは大型のボラが群れていた。さらに下流に行くと消波ブロック帯があったりごく小規模な砂浜があったりしたが、ルアーを投げてもすぐには何の返答もない回遊待ちポイントだった。
そうやって一通りポイントを見終った後は、また船着き場に戻ってヒラセイゴ狙いで探りを入れていった。そして反応が得られたのはやはり今朝から釣れていた一帯だけで、最終的に1匹だけ追加し、その後足元まで追いかけて来たのが1匹いたが、いわゆる8の字で何度もバイトしてきたものの結局食わせることができず、それ以上の釣果は得られなかった。そうして夕方近くの4時半で早めに納竿とした。
ハネ52センチ、神崎川にてミノーで ← 2匹をバラしたその後に食わせ損ねた魚を、時間を置いてからなんとか仕留めた。
2

22

(木)
場所兵庫県尼崎市中島川……河口、大阪府神崎川……十八条下水処理場排水門周辺
天候晴れのち曇り
状況中島川……水位はやや低め、濁ってはいたが時々ところどころは澄んでいた、ただし透明度は低い水
神崎川……中島川と同じ水、漂流ゴミは少なかった
中潮、満潮9時51分(潮位132cm)、干潮16時34分(潮位25cm)、満潮22時44分(潮位116cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(52cm、ほかバラシ2匹)
ルアー・
パターン
ジグヘッドリグ(マーズ ドリフトシャッド55 カタクチイワシ+オーナー カルティバドリフトアックス8g)、シャッド(ラッキークラフト ベヴィシャッド75SP ゴーストミノー)、ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB CFキビナゴ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: K'sLABO WANDO VACANCE 755-RF3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン1.7号
メモ2007年三度目となる神崎川水系への釣行、二度目の時と同様に診察を終えてからそのまま釣りに行った。最初から中島川最下流の河口付近を目指してひたすら自転車を漕ぎ、昼の12時前には到着。二度目の時にシーバスを手にすることができた消波ブロックの先の岩礁帯のポイントに入った。やはり根がかり回避も考えてここでのヒットルアー、ラッキークラフトのフラッシュミノーを投げてみたが、魚がいないのか反応はなかった。さらに遠くも探ろうとラッキークラフトのワンダースリムにチェンジしたところ、あまり飛距離が変わらず潜行深度もより浅いので探る範囲が狭くなってしまった。そこでは足元に引っかかっていたルアーを発見、おそらくは100円均一で売られている安物のシャッドだったが、ゴミを拾うという意味でもゲットしておいた。ただし代わりに、以前鶴見川で拾った見るからにちゃちい造りの安物バイブレーションをロストした。そしてそうしていると道中で釣りをしている姿を見た釣り人が岩礁帯の下流側に現れて釣りを始めた。短めのバス用とおぼしきベイトタックルを振り玉網を背負っていたその釣り人は、聞くとストラクチャー周りで1匹だけ上げたとのことだった。
私はその釣り人を通り越してさらに下流側に行き、さらにまだ見ぬポイントをチェック。消波ブロックが積まれた裏側で大量のゴミが流れ付き残された中にまたもやルアーを発見、ゴミを拾う意味で当然ゲットしたが、さすがにほかのゴミは多過ぎて拾う気になれず。ざっと見でもおそらく全部掻き集めれば70リットルゴミ袋が優に百枚は必要と思われる量だった。さてそこから先のポイントには何十羽ものカモが水に浮かんでいたのだが、釣り人2人の気配とプレッシャーで沖のほうに逃げていってしまった。そして魚も逃げていったのかどうかは知らないが気配も反応もなし。それでまたさらに下流側に行ってみたが、そこで自転車の鍵がないことに気付き、そのことを気にかけながら一通りストラクチャーを撃ってポケットというポケットを探りながら自転車のある場所に戻った。果して、鍵は自転車に付けたままになっていて、自転車でも一時間以上かかる距離を歩いて帰らなくてよいことにほっとした。
さっきの釣り人は私よりも下流側に移動していなくなったので、その釣り人が釣っていた場所も含めてまた同じ岩礁帯のポイントを探ってみることにした。しかし、時合はさらに外れてしまっているようで、引き潮のためか海のほうに向かっての流れが速く、ルアーが見る間に下流側に流される。大きなU字を描きながらも何度もミノーを引いてみたが、魚がいるなら食ってきそうな流れの中から返答はなく、干潮に向かっての時間帯では魚はここには現れないと見て見切りを付けた。
次に入ったのはちょうど河口に当たる大阪湾との境目になる場所で、高く積み上げられた消波ブロックの上には漂流ゴミが堆積して足場になっていた。その高い足場を考慮してリップの長いスプーンビルミノーをチョイスしたが、一投で根がかりしてロストしてしまい、意外と水中に大きな岩が点在していることがわかった。そして高い足場は、ブロックとブロックの隙間に軽いゴミが埋まっているだけであることもわかり、落し穴とも見える深い隙間があったりもして非常な危険な場所だった。それで積み重なったブロックの先に行こうとしたが万が一を考えてやめておき、上流側のコンクリート護岸やそこに近い辺りだけにとどめた。岸壁際や沖合いにあった橋脚周りを探ってみたが魚の気配も反応もなかった。
そこから上流に向かって戻るようにコンクリート護岸の岸沿いを辿って行き、途中にある少し沖合いのストラクチャーを攻めた。いくつかあるストラクチャーのうちどこも反応がなく全く魚がいないかに思えたが、最後になる場所でワインド釣法に中堅サイズが出た。ギラッと光った銀鱗に、スズキ族独特の首振りを交えた引きで間違いなくシーバスが食ってきたとわかったが、ファイトしていてすぐにバレてしまった。そしてその後、岸壁トレース釣法でいいサイズかと思われる魚を掛けたが、濁りで見えない水底にある岩で根ズレしてしまったようで敢えなくラインブレイク。ヒラではないスズキで根ズレしラインブレイクして逃したのは初めての出来事で、愛用のルアー、ラッキークラフトのベヴィシャッドを失ったのも痛かった。それからまた、ワインド釣法で魚が出たストラクチャーを反対側からミノーで攻めていると反応してきた魚がいて、ルアーに食い付こうとして食い損なったのが見えた。
そこで、そのストラクチャーは少し時間を置いて休めることとし、ほかのストラクチャーを攻めてみたがやはり反応がなく、それでしばらくして戻ってみて、食わせ損ねた時と同じコースをトレース。今度はちゃんと乗せることができた。ただし、食い損ねの時にチラリと見えたサイズを思うとずっと引きは強く、別の個体かと思ったが何のことはない、掛かり場所の問題だった。下顎で押さえ込むようなバイトだったのか、下唇から喉元にかけてベリー側とテール側両方のハリが掛かっていたようで、ファイト中に片方のハリが外れた感触があり、なんとか寄せて浮かせてきて見るとテール側のハリが1本だけ喉元に掛かっていた。それで玉網入れにも苦労したが、なんとか無事ランディングしたのは52センチ1キロで目の大きいのが印象的なハネだった。
そうやってバラシにラインブレイク、食い損ねとかなりの苦戦を強いられたがなんとか1匹上げることができて一安心。以降は少しずつ神崎川水系を自宅方向に上流に向かいながら一通りのポイントをチェックしてみたが、それ以上の釣果は得られず、いったん夕方の6時前に納竿。そして、最後の最後ということで途中に寄った十八条下水処理場の排水門周辺のポイントに探りを入れたが、おそらくイナかボラの気配があったのみ。しばらくルアーを投げて終了した。

3月 -2007年-
3

4

(日)
場所兵庫県尼崎市中島川……河口〜中島新橋下流、左門殿川……下流神崎川合流点・松島排水門周辺、大阪府神崎川……三国橋下・十八条下水処理場排水門周辺・緑風橋下
天候晴れ
状況中島川……水位が高く、河口付近ではアオコのような緑がかった強烈な濁りが入っていた
左門殿川……中島川および神崎川と同じ水だが、やや澄んでいる感じがした
神崎川……いつものささ濁りのみで、漂流ゴミはそこそこあった
大潮、干潮13時13分(潮位52cm)、満潮19時13分(潮位136cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果なし
ルアー・
パターン
なし
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ3月最初の日曜日、非常に暖かい一日で大阪は最高気温が22度を越えるぐらいになった。昼食後に家を出て自転車で一直線に中島川の河口まで向かったが、さすがに片道だけで15キロを越える道のりは骨が折れた。一時間以上かけて辿り着いたところで釣りを開始、前回の釣行で釣れたポイントにまず入ったのだったが、アオコのような緑がかった強烈な濁りが入っていて鼻をくすぐる異臭もあった。そのせいで魚がいないからか透明度がなくてアピールできていないからか、反応はまるでなかった。おそらくは魚がいないのだと考え、水のいい場所を求めて移動。少し上流にある消波ブロックの先の岩礁帯のポイントに入ってみたところ、そこも同じ緑色の水で魚の反応も気配もなかった。
そこから上流のほうに上りながら途中にあるストラクチャーを撃っていった。少し行ったところで緑がかった濁りがなくなり、岸際からそう離れていないストラクチャーと岸の間の何もない水面でルアーに反応する魚達がいた。といってもバイトしてくるような魚ではなく、小指の大きさの半分もないようなごく小さな小魚の群れがルアーに驚いてざわめき立ったのだ。生命感のある絶好のポイントのようにも見えたが、残念ながらその小魚を捕食する魚は潜んでいないようだった。同じようなロケーションが続く中、中島新橋の下に近付いたところで私とは逆に上流から釣り下ってきている釣り人の姿が見え、少し離れたところから観察しているとメタルジグを投げているようだった。すでに探りが入ったことを考慮して、手近なポイントはパスして小移動した。
およそ1キロほど上流の左門殿川との合流点に着き、そこにあるストラクチャーを攻めた。しかし魚っ気のないただっ広い川の中の一部分といった感じで、生命感を全く感じなかったので数投で見切っておよそ500メートルほど上流の松島排水門のポイントに向かった。一番下流側の排水門のところでは、先ほどルアーに反応したのと同じくごく小さな小魚の群れがいて何度も水面をざわつかせた。そして口を使おうとしたのかどうかはわからないが、おそらくボラと思われる魚がルアーに一瞬顔を近付けてから興味をなくしたように離れていった。ボラは数匹がまとまって泳いでいたが、どれもが50センチを優に越すサイズで水面に近付いた時の銀鱗のきらめきがとても大きく太く見えた。ルアーに反応したというより体に当たったルアーを嫌がって逃げたボラは何匹もいた。コイと比べるとボラは鱗がとても硬いのであまりスレ掛かりせず、ルアーが当たったときには硬質な感触が伝わって来る。
今日はおそらく釣れないだろうと思いながら左門殿川を後にし、帰宅途中に神崎川の実績ポイントを探っていった。三国橋下では上流に向かっての潮の流れが速く、十八条下水処理場の排水門は放水が全くなかった。そして魚の気配も反応もやはりなかったので、最終のポイントは気まぐれでバスが釣れないものかと緑風橋の下とした。そこは昨年この神崎川を釣り始めたばかりの頃に小バスを釣ったポイントで、はっきり言って期待していたわけではなかったのだが、やはり魚からの返答はなかった。
3

20

(火)
場所大阪府神崎川……JR神戸線橋上流・十八条下水処理場排水門周辺、兵庫県尼崎市左門殿川……松島排水門周辺〜中島川合流点・辰巳橋下〜左門橋下流、兵庫県尼崎市中島川……河口〜左門殿川合流点
天候晴れ
状況神崎川……いつものささ濁りの水、漂流ゴミは少なかった
左門殿川……中島川および神崎川と同じ水
中島川……ささ濁り、表水温11.5度
大潮、干潮13時52分(潮位13cm)、満潮20時6分(潮位158cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果なし
ルアー・
パターン
なし
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ二週間と少しぶりの釣行、またいつものように昼食後に家を出て、神崎川水系に向かった。最初に探ったのは神崎川の口切れバラシポイントの少し上流辺り、干潮いっぱいを過ぎておよそ一時間の頃合で水位はとても低くなっていた。水深が浅く魚がいるとも思っていなかったが、一応しばらくやってみてやはり魚の気配はなし。
次に探ったのは、大きく移動して左門殿川の松島排水門の周辺。大型のボラがスゴい数で群がっていて、ルアーにコンコンと何度も当たったが、スレ掛かりに至ったのは一回だけ、それもすぐに外れた。
そしてさらに川を下って行き、中島川の河口付近まで行った。前々回の釣行でハネを釣ったストラクチャーで、軽いショートバイトのような感触を得た。それでそのストラクチャー周辺を休めようと次のストラクチャーに移ろうとすると、途中の何もない表層に魚の姿を発見。一匹だけで漂うように泳いでいたのはボラではなく60センチほどの大きさのおそらくスズキ。その魚を狙おうとするとルアーが近くを漂っていたビニール袋を拾ってしまい、違和感を与えてしまった。魚は逃げるかのようにすーっと遠目の沖へと消えていった。
それからは折り返して元来た道を戻って行った。消波ブロックの先の岩礁帯のポイントに入り、そこから続く岸沿いを上流のほうに向かってずっと撃っていった。しかしどこをどう攻めようと返答は得られなかった。左門殿川に入ると、また松島排水門の周辺でボラをからかって遊んだ。そこからさらに上流へ進み、前回の釣行時に橋の上から釣り人の姿を見た辰巳橋下を攻めてみたが、風向きが悪くてうまく攻められずまた愛用ルアーのラッキークラフトのベヴィシャッドもロストした。東本町浄化センター排水門の中、阪神西大阪線橋下、左門小橋下、阪神本線橋下、と初めての場所を次々と探り、左門橋のすぐ下流まで行き着いて考えられる場所は全て攻めたが、一見良さそうに見えるどのポイントにも魚の気配は感じなかった。
そこからは自宅方向に向かって行き、最後に神崎川の十八条下水処理場の排水門のポイントに寄った。満潮いっぱいまでおよそ一時間の頃合で水位がとても高くなっていて、排水門からの放水もけっこうあって絶妙な流れのヨレが出来ていた。しかし、表層を中心に探っただけだったがアタリも何もなく終わってしまった。
3

29

(木)
場所大阪府淀川……城北ワンド・菅原城北大橋下・淀川大堰上流・長柄水管橋下〜長柄橋下
天候晴れ
状況城北ワンド……水は適度な強さのささ濁り。平日にしては異様に釣り人が多かった
菅原城北大橋下……乳白色がかった強い濁りが入っていて透明度がなかった
淀川大堰より上流……水はとても澄んでいた
淀川大堰より下流……水はとても良く澄み、まれにボラの跳ねる姿が、時おり大きなコイが消波ブロックの岸際を悠々と泳ぐ姿が見られた
若潮、干潮13時25分(潮位82cm)、満潮16時26分(潮位95cm)、干潮23時24分(潮位27cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果なし
ルアー・
パターン
なし
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ3月最後の休日、何を思ったか数年ぶりにバス狙いで淀川へ行ってみた。目指したのはスレていて釣れないこととそれでも人が多いことであまりに有名な城北ワンドで、10年ほど前のことだが何度かバスを釣ったことがあるポイントが今現在どうなっているかを見たくてのことだった。菅原城北大橋を渡ってその橋の南詰めから水辺に向かうと、平日というのにそれなりにたくさんの釣り人がいた。土手で区切られたワンドの一区画ごとに2、3人ずつはいて、これは休日なら相当の数の人で賑わうのだろうという印象。空いていて釣れそうな場所を探して少し下流のほうに向かい、本流に繋がっている外側のワンドの一箇所に着いた。管理釣り場用の短くてごく柔らかいグラスソリッドと思われるロッドで小さなワームをひたすら投げてはリールを巻いている人がいて、遠慮がちにその辺に近付いて水の中を見やると、ほんのりとだけ透明度を残したカフェオレ色の水の中にコイらしき魚の気配。そしてそのグラスソリッドロッドの人が去った後でタックルを組み、岸際でハタキのように激しく水面を炸裂させるコイを観察した。それを釣ってやろうと思いジグヘッドリグを投げてみたが、プレッシャーを感じたのかコイは遠くのほうで水面を騒がせるようになって、食わせることは出来なかった。
そこからは少しずつ上流のほうに釣り上がって行った。水通しが良く比較的水の澄んでいるところがあったので、しばらく水中を見ていると大きなコイが回遊してきたりした。大きさはどれも60センチ程度、ルアーなどには見向きもせず速めのスピードで泳ぎ去っていく。それを観察しながら岸辺をゆっくり歩いていると、水際から何者かが驚いた様子でバシャバシャと沖のほうに泳いで逃げていった。水鳥かと思ったがそれは一見ビーバーに良く似た姿形の見慣れない哺乳類で、噂に聞くヌートリアだった。この日はその一匹を始めとして少し小さめの個体も含め計3匹のヌートリアと遭遇した。
その昔7、8匹のバスを立て続けに釣り上げたポイントを目指し、菅原城北大橋の上流側に行ってワンドを区切る土手を渡って本流に繋がる水路がある場所に入った。イバラ混じりの険しい藪を漕いでやっと辿り着くことが出来たのだったが、水路は流れが全くなく水は澱んで腐敗し、一面にビニールやらプラスチックやらの人工ゴミで埋めつくされたゴミ溜りとなっていた。それでまた場所を変え、本流側の岸辺に出てみるとようやく目指していたポイントに辿り着いた。その昔は消波ブロックの護岸際で岸と並行に小型のシャッドを引いて子バスがポンポンと釣れたのだったが、乳白色の濁り水の中に同じ魚は潜んでおらず生命感も感じなかった。ただ水路の川口で勢いよく流れ出る水の中には魚がいるのを確認、バスか何の魚かは確認できずルアーに反応させることも出来なかったが、生命感は感じられた。
そのポイントを見切り、さらにバスを釣ったことのあるほかの場所も見てみようとポイントを巡ったが、どこも生命感の感じられない濁って死んだような水だった。ただ釣りをしている人の姿はよく見られ、城北ワンドから毛馬クリークにかけては合わせるとけっこうな数の釣り人がいた。淀川大堰のすぐ上流まで来るとさすがに誰もいなくなり、せいぜいブッコミでコイを狙ってアタリを待っている人ぐらいだった。
毛馬閘門の上を渡って淀川大堰の下流側に行き、潮の影響が感じられる水量の豊かな場所に入ると、さすがにその辺では釣り人はまるでいなかった。魚が釣れそうにも見えなかったが、とりあえずルアーは投げてみた。見た目には何か釣れそうな雰囲気も感じられたが、ごくたまに沖のほうでボラらしき魚が跳ねたり、水中で小さめの魚の銀鱗の燐きを見たような気がしただけだった。長柄橋の下に入ると、岸際には古い消波ブロックが並んで入っていて見た目には絶好のポイントだった。ただしルアー釣りの対象となる魚はおらず、ごく水際近くをとても大きなコイたちが回遊していた。コイはどれもが70センチから80センチぐらいの大きさで良く太っていて、よく澄んでいて水深のある水の中で間近に見るととてつもない迫力があった。

4月 -2007年-
4

8

(日)
場所和歌山県有田市有田港、有田川……有田中央大橋下流〜保田大橋下
天候晴れ
状況有田港……水は濁って透明度がなく、水位が非常に低く船着き場では足元から水面までが1メートル以上あった
有田川……水はよく澄んでいたが、水位が低く
中潮、満潮8時3分(潮位155cm)、干潮15時11分(潮位33cm)、満潮22時23分(141cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき
釣果ヒラセイゴ1匹(ほかバラシ1匹)
ともあき……ヒラセイゴ2匹(ほかバラシ1匹)
ルアー・
パターン
小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムアジ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモおよそ2ヶ月ぶりに実家に帰省し、昼過ぎからともあきと二人で釣りに出かけた。まず行ったのは有田港で、干潮いっぱいまであと一時間という頃合のため水位がとても低く水深も浅くなっていた。船の下や周りを一通り探ってみたがスズキは潜んでいなかった。しかしわずかな数ながらヒラセイゴはいたようで、不意にともあきが1匹を釣り上げた。ヒットしたのは船の停まっていない開けたところで、同じように狙うとすぐに私にも来た。私のその1匹目はバレてしまったが、もう一度来た別の魚は釣り上げることが出来た。ともあきが1匹をバラし、そしてまたもう1匹を追加した。その後も少しはアタリが続くかと思ったが、私のルアーにチェイスが一度あったのを最後に反応がなくなってしまった。二人してしばらくルアーを投げ続けたが、ともあきは対岸にルアーを引っ掛けてしまって取りに行き、私は漁から帰ってきた船が入ってきたのでその場を少し離れた。釣れなくなってしまったところでポイントを移動することとした。
それからは季節外れだが有田川下流域をウェーディングして探索した。やはり海の水位の関係で流れの途中はところどころがごく浅い瀬になっていて、目当ての魚は全く残っていないというか上って来れない状態だった。そこで釣果は後に回し、逆に水位の高い時には行けないようなところに立ち込みポイントの様子などを見て回った。魚が釣れた実績のある場所は必ず水底の地形や流れなどに変化があるが、水流が常に関わっているだけに経年変化も大きいようで以前見たときとかなり変わっていた場所が多かった。立ち入ったことのないところまでさらに立ち込んで行くと、ところどころに良型が潜むのに格好と見えるポイントがあったり、水に厚く蔽われているときは良さげに見えてもその実ただただ遠浅の掴み所のないだけのポイントが広がっていたりした。逆ワンドや川の流れが途中から分かれてまた合流しているような変化もあった。ポイントの状態を視察し把握しながらそれなりの距離を水の中を歩き、帰り道は岸に上がって深い藪の中を歩いたりもした。かなりの運動量になったので納竿してクルマのあるところまで辿り着いた頃には、二人とも歩き疲れてぐったりとなってしまった。
ナマズ57センチ、由良川にてスプリットショットリグで ← サイトフィッシングで釣ったナマズ57センチ。
4

9

(月)
場所和歌山県由良川……由良橋下流・名無し橋上流・佃橋下流堰堤上流・保育所裏堰堤上流
天候晴れ
状況由良川下流は干潮のため水位がなく浅く、その割りに透明度が低かった。由良川上流は堰堤の堰が開いている状態で、透明度は高かった
小潮、満潮8時18分(潮位148cm)、干潮15時58分(潮位40cm)、満潮23時48分(潮位133cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ナマズ1匹(57cm)、コイ1匹(54cm、スレ)
ルアー・
パターン
ナマズ……1.5インチワームのスプリットショットリグ、コイ……2インチワームのジグヘッドリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ帰省二日目、一人で由良川を探索。時合が悪いのは分かっていたが由良川下流に行き、干潮で水深がごく浅くなった中でヒラセイゴの姿を追った。果たしてルアーを追ってきたのは小さなフグばかりで、ヒラセイゴは全く見られず、釣果は得られなかった。
それで今度は上流のほうに歩いて行き、由良川中流域でバスの姿を追った。保育所の裏にある堰堤の上側には良型を含めバスが数匹いたが、ルアーへの反応が悪そうな個体ばかりだったので後回しとした。一昨年に良型が何匹もいたポイントを攻めたが、バスの姿は全くなくコイが何匹もいた。そのコイをジグヘッドリグで狙ったところ、食ったと思って合わせると別のコイにスレ掛かりしてしまった。
さらに上流に行き、佃橋という橋の下流にある水深と水量がそこそこあるポイントを釣った。バスはいたが、比較的広い水域に2、3匹だけしか泳いでなくて、ルアーへの反応は良くなかった。それでたくさんの数がいたコイを狙ったが、これもルアーを嫌がってばかりだった。ふと足元に目をやると大きくて黒く長い魚が泳いでいるのが見え、よく確認するとそれはナマズだった。ルアーを二、三度プレセンテーションしてやると直ちに反応し、掛かったのは57センチもある良型だった。
それから夕マズメを待って保育所の裏の堰堤のポイントに戻り、夕陽が山の向こうに隠れてから強波動系のシャロークランクを投げ入れた。しかし水面は炸裂せず、同じ系統のルアーでサイズダウンしたりノーシンカーワームを投げたりもしたが、どのルアーにもバスは反応してくれなかった。
由良港の内海側 ← 港内に漂う無数のクラゲ。
4

11

(水)
場所和歌山県由良川……由良橋下流、由良町海上自衛隊横水路、由良港……由良大橋下、網代新波止
天候晴れ
状況由良川……水位低めで水深があまりなかった。水は少し濁っていた
由良町海上自衛隊横水路・由良港……水は澄んでいて、ただし真冬のような透明度ではなく水底がやや霞んで見える程度。由良港の網代新波止内海側ではクラゲが無数に漂っていた
小潮、満潮9時44分(潮位131cm)、干潮18時52分(潮位51cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ガシラ2匹、ベラ2匹、フグ5匹
ルアー・
パターン
ガシラ・ベラ……1インチワームのスプリットショットリグ、フグ……小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2.5g 金)、小型ミノー(スミス スティル 黒銀)、1インチワームのジグヘッドリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: フロロカーボン3lb.
メモ昼から由良川下流に行き、前回と比べ少し水深がある中で再度ヒラセイゴの姿を追った。しかしやはりルアーを追ってくるのはフグだけで、それで仕方なくというか最近鈍ってきた感のある釣りの勘を取り戻すためにもフグのルアー釣りをしてみた。最初はトラウト用ミノーのアンレーズ・ラピッド45SPを投げていたが、なぜかしら追いが悪くトゥイッチでも食わせられなかった。それでスプーンに変えてみると、アピール力の違いでか断然魚の追い方が変わった。キラキラと光って目立つのでどこからかフグが追ってきて、トゥイッチで生まれる縦の動きがバイトを誘う。ただ、面白いようには釣れなかった。そこでさっき使っていたのとはちょっと違うトラウト用ミノーのスミス・スティルをチョイス。ごく小さく細身なミノーだがそのボリューム感が良かったのか、小刻みなトゥイッチでバイトを誘発することが出来た。面白いようにとはいかなかったが、なんとか意図的に食わせて釣ることが出来て満足した。
その後は海の釣りをしようと海上自衛隊の基地の横にある水路に行った。水路というかごく小さな排水溝の河口部であり、淡水が流れ込んではいるがほとんど海と言える場所。干潮で水位が低くなっていたため水深がなく、重要なポイントである消波ブロックの並ぶ辺りはほとんど水がなかった。そこより海側の少し水深のある岩礁帯では、小さいながら魚がいて大きめのベラや小さなフグ、ヒラメの若魚というか幼魚が確認できた。それらの魚たちは何度もルアーに食い付いてきてアタリを楽しませてくれたが、なんとか掛けて釣り上げることが出来たのはベラ1匹だけだった。
その次に行ったのは由良港の由良大橋下。そこは冬場のガシラポイントで、良型のガシラが潜む穴があるのだが、ガシラは留守のようでほかの種類の魚もまるでいなかった。
そして最後に網代新波止のポイントに行って、着いてすぐはごく小さなガシラが釣れた。しかし後が続かず、堤防の先端のほうの良型ガシラの実績がある場所で何度もしつこく探りを入れたが、アタリらしきアタリはなかった。堤防の内海側には無数のクラゲが漂っていて、釣れる魚がいないことを示しているかのようだった。外海側にある短い突堤の脇の消波ブロックが積み重なったところで間の穴にルアーを落とし込むと、ググッと明快なアタリが来たが合わせを入れると魚には掛からずに根に掛かってしまった。それでルアーをサイズダウンし、もう一度落とし込むと同じアタリでガシラが上がってきた。それからまたしばらくはアタリがなかったが、岸際のやや沖寄りを探っていると貴重なアタリがあり、そこを重点的に攻めて何投目かでベラが釣れた。1匹釣れた後もそのポイントからは何度かアタリがあったが、それ以上は釣れなかった。
4

13

(金)
場所和歌山県由良川……貴一荘前
天候曇りのち晴れ、時おり強い風
状況水量がなく川は浅く、水質の悪そうな水ながら澄んでいたが時おり濁った水が流れてきたりした
同行者なし
釣果コイ1匹(35cm級、ほか25cm級1匹バラシ)、ハエ11匹
ルアー・
パターン
エサ(パン)によるウキ釣り、1〜1.5インチワームのスプリットショットリグ
使用
タックル
一本竿……ロッド: SHIMANO αZOOM渓峰SX 中硬調53、道糸: ナイロン1号、ハリス: ナイロン0.4号、ハリ: チカバリ2.5号
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '02 TWINPOWER 1000、ライン: DUEL XDRIVE 0.6号12lb.(新素材ライン) + リーダーナイロン1号
メモ朝早くに目が覚めたので帰省滞在中の実家前の川でハエ釣りをした。小型のトウガラシウキを使ったウキ釣り仕掛けで、エサはパンを小さくちぎって手で練った。小さい型ばかりだろうからとごく小さなハリにしたら、一振り目から勢いよくウキが引き込まれ深く呑まれてしまった。そこそこの型のハエが群れでいて活性も高いようで、二振り目、三振り目と続けて釣れてきた。アタリが来たらすぐさま合わせるようにしたので2匹ともちゃんと上唇に掛かっていた。四振り目からはアタリが遠のき、警戒したのかハエの群れがいなくなってしまった。それでも時おり2、3匹のハエが現れたりしたのでそいつが食うのを待ってみたが、個体数が少なくなると食いも悪くなるようだった。
少しだけポイントを変え、ごく小さなフナの幼魚が水底で身を翻したりしているのを狙ってみたが、こちらはエサを取られるばかりだった。パンが乾いてしまっていてハリ持ちが極端に悪くなり、投入した途端にエサ落ちしたりした。そこで少し水分を加えてみたが、魚の食いのほうは変わらなかった。
そうして休ませておいたハエのポイントに戻ると、ハエの群れも戻ってきていた。パンは舐めることで濡らしてやるといい具合に粘りが出て断然ハリ持ちがよくなった。それで3匹を追加し、最後には小振りなコイが食ってきて、慎重にやりとりをしたがやはりハエ釣りの仕掛けでは持たなくてハリスが切れてハエ釣りを終わりにした。
昼食後少ししてから、同じポイントで今度はルアー釣りを試してみた。まずはコイ狙いで、ルアーはコイが一口で吸い込める1.5インチのグラブ、キャストして沈ませるため軽めのスプリットショットをフックのすぐ上に付けたごく簡単なリグ。それを投げてみると、意外にもハエが好反応し口に入りきらないワームを咥えて持っていこうとしたりした。さすがにハエの口にハリ掛かりはしなかったが、十匹程度いるコイの群れの中でやや小さめの魚がスイッと食ってくれた。すかさず合わせを入れ、コイは浅くて狭いポイントを暴れ回り、オーバーハングの下に入り込んだりしていいファイトをしてくれた。あまり抵抗させないよう優しくいなしながら泳がせるようにすると、別のコイが一緒になって付いてきたりした。しかしその魚をリリースしてからは警戒したのかどのコイもオーバーハングの下に隠れてしまい、出てきてもルアーに口を使うことはなかった。
それでルアーへの反応のいいハエをからかった。ルアーはもちろんサイズダウンし、同じグラブだが1インチで半分程度の大きさのものにした。それでもハエの口には大きかったが、活性の高い元気な個体が口いっぱいに咥えてヒットしてくれた。しかも今朝のエサ釣りの時より小さい魚も釣れてきた。食いを良くしようとワームをさらに小さいものに変えてみたが、小さすぎるとアピールがなくなって追いが悪くなり、結局1インチがちょうどいいサイズでそれで7匹ものハエを釣ることが出来た。
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14

(土)
場所和歌山県由良川……貴一荘前
天候晴れ
状況水量は昨日よりほんの少しだけ増して、多少の濁りが入って透明度が落ちていた
同行者なし
釣果コイ1匹(35cm級、ほか30〜40cm級3匹バラシ)、フナ1匹、ハエ32匹(ほか4匹バラシ)
ルアー・
パターン
エサ(パン)によるウキ釣り
使用
タックル
一本竿……ロッド: SHIMANO αZOOM渓峰SX 中硬調53、道糸: ナイロン1号、ハリス: ナイロン0.4号またはフロロカーボン0.6号、ハリ: アマゴスーパーライト6号
メモ夕方の一時間半ほどの時間、昨日の朝と同じように実家前の川でハエを釣って遊んだ。川は微妙に増水していて、ほんの少しだけ水位が増し多少の濁りも入っていた。透明度の落ちた水のせいもあってか魚の活性は昨日以上に高くハエは次々と釣れた。極力気配を悟られないよう身を低くして構え、ポイントを荒らさないよう掛けた魚はすぐに抜き上げる。そうすることで短時間で32匹ものハエを釣った。ただし釣り上げるごとに食ってくるハエのサイズは小さくなっていき、やはり大きい個体はだんだん釣りにくくなっていくようだった。それでも少しポイントを休ませてからここぞという場所に仕掛けを投入すると、いい型の魚が食ってきた。
活性が高かったのはハエだけではなくコイやフナもで、水底をあさって活発に捕食活動をしていた。さすがに大きい型のコイは見切っているのかほとんど見向きもしなかったが、小さめのコイは積極的にハリと糸の付いたエサを吸い込んだ。ただしコイは引きが強く重いのでハエ釣りの仕掛けでは持たなくて、0.4号のナイロンハリスは簡単に切れてしまった。それで0.6号のフロロカーボンハリスに変えると、食いは変わらずに小さめのコイを取り込むことが出来た。ただしそれでも40センチを超えるような大きめのコイが来たときには合わせ切れしたり、それより多少小さいぐらいのコイでも鋭く重い突っ込みにハリス切れしてしまったりした。
4

15

(日)
場所和歌山県和田川……丈夫橋下流
天候晴れ
状況干潮のため水位が低く、水はとろんとした薄茶色に濁っていた。海の魚はボラが1匹も見られずそこら中にコイがいた
中潮、満潮4時50分(潮位173cm)、干潮10時45分(潮位48cm)、満潮16時46分(潮位172cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果コイ4匹(最大65cm、ほか数匹バラシ)
ルアー・
パターン
小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2.5g 金)、1.5インチワームのノーシンカーリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ朝から所用で和歌山市まで行ったので、合間の時間を使って行った先のすぐ近くにある和田川というところで釣りをした。川幅10メートル前後で両岸がコンクリート護岸され、排水溝然とした景観および水質とは裏腹に生命感に富む典型的な都市型の小河川だ。釣り雑誌にシーバスのポイントとして紹介されていたことがあり、一年以上前にそれを見て釣りに来たことがあり、ちょうどその時先行者がシーバスを掛けたところを見たことがある。いわゆる実績のあるポイントなのだが、この日は時合が悪くて干潮の時間帯に当たり、水位が低くて海の魚が全く見られずボラ1匹すらいないという状況だった。
代わりに川のそこら中にコイがかなりの密度で泳いでいて、そこでそのコイを狙って釣りをしてみた。最初はシーバス用の小さめのミノーを魚の顔の前に持っていってみたが、さすがにこれは嫌がって逃げられたりした。縦の動きはどうかと小型のスプーンを投げ、ロッドを縦にシェイクして目の前でちらつかせると、反応しない個体もいたが口を使う個体もいた。しかし50センチを越すサイズのコイは瞬発力があるので、合わせを入れてすぐにフックを伸ばして逃げていった。
ルアーを食わせの方向に変更し、1.5インチグラブのノーシンカーリグを試すと、回遊している個体はあまり見向きしないが岸際で水底をあさっているような個体には効果があった。後でなんとなく感じたことだが、グラブから同じサイズのホッグワームに変えても釣果に変わりはなかったが、グラブはスイミング時のテールのアクションによって回遊中の個体でも一瞬バイトを誘発するような効果があり、ホッグワームではそれがなかった。和田川は本当にコイがたくさんいて、真剣にやっていたわけではないが短い時間で4匹の良型を釣り上げた。バラシや食わせ損ねも含めるとそれなりのバイト数にはなり、コイの強烈な引きや食わせる際の微妙なやりとりがほどほどに楽しめた。
それでシーバスはというと、それから1キロほどの距離を下流に向かって歩いてあちらこちらを見て回ったが、どこもかしこもコイの姿ばかりでシーバスが着きそうな場所にもウヨウヨしていた。やはり水位が低くて水深も浅くなっていたため上流のほうに上がってきてないようで、それとも季節柄河川内に入ってきていないのかもしれないが、とにかく海の魚の気配は全くない状態だった。シーバスのベイトとなりそうな小魚もあまり数が多くなく、ボラもイナも泳いでおらずあちらこちらに散らばって圧倒的な数のコイと局部的にかたまってフナの群れが泳いでいるだけだった。朝の10時前頃から釣り始めて約二時間、昼の12時前に昼食のため納竿した。
ハエ、由良川にてペンシルベイトで ← トップに出たハエ。良く肥えている。
4

21

(土)
場所和歌山県由良川……貴一荘前〜箕ノ後橋上流
天候晴れ
状況水量やや多め、よく澄んでいるがほんの少し濁った感じのする水
同行者なし
釣果コイ3匹(最大65cm)、フナ7匹(ほか1匹バラシ)、ハエ約10匹
ルアー・
パターン
ハエ……小型ペンシルベイト(スミス トワディ シュリンプゴールド)、1.5インチシャッドテールワームのスプリットショットリグ、エサ(パン)による脈釣り、コイ……小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2.5g 金)、小型ミノー(ラパラ F3 蛍光ピンク)、フナ……小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2.5g 金)、エサ(パン)による脈釣り
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 682LFS-ti 冴掛 MIDGE DIRECTION、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: フロロカーボン3lb.
メモいろいろとワケあって一ヶ月の長期休暇を得て、近頃実家に帰省し滞在したりしている。実家のすぐ前には小さな川があり、玄関を出てすぐのところに時おり行ってはパンをちぎって撒き、魚を餌付けするということをしている。魚はハエやコイ、フナといったコイ科が主で、餌付けのせいかハリと糸の付いたエサもためらいなく食い、フィッシュイーターではないのにルアーにも派手にアタックしてくる。活性が高く捕食活動も頻繁に行っている様子だ。そこでいたずら心を起こし、トップウォーターでハエを釣ってみようと思い立った。正午を少し過ぎたぐらいの時間に川岸に立ち、ハエが一番集まる箇所に小型のトラウト用ペンシルベイトを投げ込むと、想定通り良型のハエがいきなり飛びついてきた。しかし一匹釣れたらそれで場荒れしてしまったようでその後が続かなかった。
ルアーをスプーンに変えて、まずはハエ狙いでステディリトリーブ、管理釣り場のトラウトを釣るように一定の速度で引く。魚が散っていたのでチェイスはなく、コイ狙いのボトムバンピングに切り替えると、ルアーへの反応のよくないはずのフナが食ってきた。20センチ台のまずまずの型の魚だった。その後、水底を小突く動きにたまらずといった感じで50センチクラスのコイがルアーを吸い込んだ。使っていたロッドはトラウト用かメバル用のように柔らかいバス用ウルトラライトだったが、バットまで曲がってもまだ曲がる感じでいいクッション性を発揮してくれ、ほぼ何の抵抗もさせずドラグもほとんど出されず寄せてこれた。ただラインが3ポンドと極細で玉網がなかったので無理が出来ず、取り込みには時間がかかった。魚を水から上げずにハリ外しを行ったのだが、ヘタをすると暴れのたうって水をかけられたりラインを切られたりもしてしまうので、足元まで何度も寄せなおしおとなしくなったところで慎重に作業した。
スプーンではもう1匹小さめのコイが釣れたが、その魚には少し走られてしまった。それで場荒れしてかその後は反応がなくなってしまった。少し時間が経って落ち着いてからフローティングミノーを投げ、悠然と泳いでいた最大クラスのニシキゴイに食わせた。白地にオレンジ色が鮮やかなそのニシキゴイは65センチほどもあり、両の目まで白かオレンジ色の皮膚に蔽われていた。ルアーを食う際、ナマズのように視覚的ではなく動きに対してのみ反応したように見えたのはそのせいだろう。
ルアーをごく小さな1.5インチのシャッドテールワームに変え、軽いシンカーを噛ませたスプリットショットリグでスプーンよろしく一定速度で引くと、ハエが2匹釣れた。これは本当に管理釣り場のトラウトの釣りのようだった。群れの脇を通すと数匹がルアーに気付いて近付いてくるが、チェイスしてバイトに至るまでのきっかけはトラウトと同様にして何かしらつくってやらないと食うに至らなかった。
そこから少しポイントを変えて下流側に歩いて行くと、それまでとは性質の違う魚たちがいた。消波ブロックの脇の流れの中を泳ぐハエはステディリトリーブやボトムバンピングが不自然なのかいい反応を見せてくれず、パンをちぎって付けたエサでも食いが悪かった。強い流れの中にいるので流れていくものにだけ反応するのかと思い、イメージが違うがパンのエサで川虫の脈釣りよろしく流れに乗せてみると、小型ながら食ってきてハエが2匹釣れた。さらに下流に行ったところではパンのエサでステディリトリーブさせてアタリが何度もあったが、魚が小さ過ぎるようで食わせることは出来なかった。
そして少し休憩し、時間を置いてから最初に釣りをしたポイントに入った。ワームを投げるとすぐにハエが食い付いてきたが、2匹釣り上げるとルアーへの反応は悪くなった。スプリットショットリグのワームをパンのエサに切り替え、ステディリトリーブやボトムバンピングで引いてくるとアタリは連続してあった。そうしてごく小さなハエを2、3匹と小型のフナを数匹釣り上げた。フナはどれも10センチ台の大きさで、一部の魚はなぜかしらカラダに細かな斑点があるギンブナの若魚だった。その仕掛けにはコイも頻繁に反応して食ってきたが、敢えて合わせを入れず吐くまで待つようにしてやった。掛けてしまうとコイが暴れて場荒れするし極細ラインで弄んでしまうことになるからで、この日の後半は小魚だけを狙って釣りをしたのだった。
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23

(月)
場所和歌山県由良川……貴一荘前・佃橋下流堰堤上流・名無し橋下流・保育所裏堰堤上流
天候晴れ
状況水量やや多め、いつも通り澄んではいるがほんのり濁った感じの水
同行者なし
釣果コイ2匹(最大65cm、ほか3匹バラシ)、ハエ3匹(ほか2匹バラシ)
ルアー・
パターン
ハエ……2インチワームのジグヘッドリグ、エサ(パン)による脈釣り、コイ……小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2g 銀)、2インチワームのジグヘッドリグ、エサ(パン)による脈釣り
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: フロロカーボン3lb.
メモまた実家前の川の餌付けポイントで昼過ぎから釣りをした。スプーンを投げたところ、やはりコイの反応がよく気持ちよくルアーを吸い込んだ。最初に来た小さめのは掛けた瞬間にすぐバラシてしまい、しばらくしてから来た別のが60センチを悠に越す良型で、かなり引いて走られ強引に寄せようとしたときにハリが外れ、ルアーが飛んできた。先日とは打って変わって硬くパワーのあるバス用ミディアムアクションのスピニングロッドを使ったため、魚が予想以上に暴れてしまったようだ。そのせいかそれ以降は魚が警戒して散ってしまい、反応も全くなくなってしまった。
上流のバスがいるポイントに行き、一投目からスイムベイトを投げてみたが、濁った水中から飛び付いてくるバスはいなかった。ブレイクの肩になったリップラップに枯れた立ち木があるところにナマズがいて、それを狙ったがプレゼンテーションに失敗し、驚かせて逃げられてしまった。水深がある場所だったのでシャッドを投げて潜らせてみたが、トゥイッチを加えて引いていると傍らにいたバスが警戒して去っていった。それでコイかフナを狙ってみたが、そこの魚はどれも警戒心が強く何かしらの違和感を嫌がってすぐに離れて行くので、食わせるどころか目の前にルアーを持って行くことすら出来なかった。
もう一つのバスがいるポイントに行くと、水深のある淵で数匹のコイが上流に頭を向けてステイしていた。下流側から気付かれないようにしてそっとワームを投げてみたところ、目の前にルアーを持って行って一発で食わせることが出来た。そこは水深だけでなく広さもある場所だったのでコイは抵抗して走り回った。空気を吸わせて十分おとなしくさせてから足元に寄せてきてハリを外した。魚のサイズは50センチクラスだったが引きはとても強く、その次にそれより少し小さめのニシキゴイも同じ場所で掛けたが、それもよく引いてくれた。そのポイントではそれ以上魚を釣ることは出来ず、移動した。
最初に釣りをした餌付けポイントにまた戻って魚をからかって遊んだ。コイがとてもいい反応をするが、掛けるとまた大変なので避けるようにしてルアーを引いた。しかしコイは猛然とルアーを追ってきてヘタなフィッシュイーターよりも楽しいチェイスを見せてくれた。コイが食おうとするたびそれをかわして早く引くと、負けじと追いかけ飛び付こうとしてきて、釣らないほうがかえって面白いぐらいだった。しかし一度だけかわしきれないバイトがあり、吐かせようとして間違って反射的に合わせてしまった。コイは一瞬暴れその瞬発力でハリが伸びてくれてうまくバラすことが出来た。それでその後は小物だけを狙って釣った。大きめのハリだったので小型のハエやフナの口には入らず、良型のハエだけを選んで釣る釣りになった。ロッドはさすがにバス用ミディアムアクションで硬かったが、ハエは引きがよくてそれなりには楽しめた。
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25

(水)
場所和歌山県由良川……貴一荘前
天候晴れ
状況前日からの雨のため増水し水量多め、濁りも入って透明度が落ちていた
同行者なし
釣果コイ1匹(ほか1匹バラシ)、ハエ5匹
ルアー・
パターン
エサ(パン)による脈釣り
使用
タックル
フライタックル……ロッド: BETA FISHING FLY COMBO 764 #4-#5、リール: alpha tackle DF340、ライン: フローティング#4 + リーダーナイロン16lb. + ティペットナイロン1号
メモ埃をかぶったフライタックルを引っ張り出してきて、実家前の川の餌付けポイントで振ってみた。入門用として売られていた激安のセット品なのでロッドもリールも決して使いやすいものではなかったが、振り続けているうちに慣れてキャストも決まるようになった。自分で巻いた毛鉤を投げていたところ、魚の反応は全くよろしくなく、お粗末なものだったので投げているうちにウィングが取れて壊れてしまった。パンをちぎって撒いてやると魚の活性が上がり、間違って毛鉤に食い付こうとする個体も現れたが、どこかしら不自然に見えるのか見切られてばかりだった。そこでハリにパンを付けてみるとやはり食いが違ってきた。最終的にはエサ釣り用のハリにパンを付けて流すという完全なエサ釣りになってしまったが、それで5匹のハエを釣った。コイも食ってきたが1匹は60センチクラスの良型でハリが折れてバレてしまい、もう1匹は30センチクラスの小さな型だった。
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26

(木)
場所和歌山県由良川……由良橋下流、由良町海上自衛隊横水路
天候晴れ、時々強い風
状況由良川……少し濁っていて、50センチぐらいの水深で水底が見えないぐらいの透明度。イナやフグ、岩陰には小さなハゼやまれにキビレの幼魚の姿などが見られた
由良町海上自衛隊横水路……水は澄んでいた。イナの群れやボラ、フグにベラなどいろんな魚種が確認できた
長潮、干潮9時25分(潮位106cm)、満潮14時8分(潮位126cm)、干潮20時52分(66cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ベラ6匹、フグ約10匹(ほかバラシ数匹)
ルアー・
パターン
小型スプーン(マミヤオーピー ペトゥル1.5g 銀)、超小型クランクベイト(アンレーズ バグミノー20MR テレストリアルブラック)、カブラジグ(ガマカツ カブラジグ1.5g グロー×レインボー)、小型ミノー(スミス スティル 黒銀)、1.5インチワームのスプリットショットリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 682LFS-ti 冴掛 MIDGE DIRECTION、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: フロロカーボン2lb.
メモ潮見表を見て由良川下流で釣りをするのに良さそうな具合だったので行ってみた。前回釣りをしたときと比べ水位が高かったので水深もあり、潮の動きも良く生命感にあふれていた。釣れたのはフグだけだったが、あちこちでイナの群れが泳ぎ回りボラが跳ねたり、岩陰に潜んだ小さなハゼがルアーに反応して飛び出してきたり、キビレの幼魚が泳ぐ姿も一度だけ見ることが出来た。フグはミノーでは反応が悪く、カブラジグを試したところかなりの好反応を示し着底したルアーに飛びつくように食ってきた。
フグ釣りに飽きてからは海上自衛隊の基地の横にある水路に行った。ここも前回釣りをしたときより水深があって魚の数や種類が多かった。ここでもフグを何匹も釣ってしまったが、フグ以外の魚種で釣れたのはベラだけだった。ベラもフグもカブラジグにはとても反応が良く、集魚効果もとても高いルアーだということがわかった。
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27

(金)
場所和歌山県由良川……貴一荘前
天候晴れ
状況水量水質とも通常通り、ただしやや濁った感じの水
同行者なし
釣果コイ2匹(75cm、65cm)
ルアー・
パターン
小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2g 銀)、1.5インチワームのノーシンカーリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '02 TWINPOWER 1000、ライン: DUEL XDRIVE 0.6号12lb.(新素材ライン) + リーダーナイロン1号
メモ実家前の川の餌付けポイントでコイを釣った。本当はナマズが釣りたかったのだが、数の多いコイのほうが先に食ってきた。
4

29

(土)
場所和歌山県広川……河瀬橋下流・名島周辺・井関大橋周辺
天候晴れ
状況河瀬橋下流はとても水が澄んでいて、水深も浅かった。名島周辺では透明度はあまり高くなく、井関大橋周辺は少し濁った感じだった
同行者ともあき
釣果バス3匹(40cm、30cm、26cm、ほか1匹バラシ)、フナ2匹(ともに30cm)、カワムツ1匹
ともあき……バス1匹(18cm)、フナ1匹(32cm)、カワムツ4匹
ルアー・
パターン
バス……小型ミノー(ラパラ F3 蛍光ピンク)、小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2g 銀)、1.5インチワームのジグヘッドリグ、フナ……1.5インチワームのジグヘッドリグ、カワムツ……小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2g 銀)
使用
タックル
スピニング(1)……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 682LFS-ti 冴掛 MIDGE DIRECTION、リール: SHIMANO '02 TWINPOWER 1000、ライン: DUEL XDRIVE 0.6号12lb.(新素材ライン) + リーダーナイロン1号
スピニング(2)……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモかなり久しぶりに広川に釣りに行ってみた。まずはカワムツ釣りのポイントに行った。以前来たときと比べて水深が浅くなっていて、岸の地形が若干変わっていた。水はとてもよく澄んでいて、水面に浮いた落ち葉などの影が水底にクッキリと出ているくらいだった。魚の数は少し少ないように見え、カワムツはあまりたくさんはいなかったが、コイは何匹も泳いでいた。
最初はコイを狙ってごく小さなフローティングミノーを投げていた。コイが見える数メートル先に着水させて、鼻先に持っていくようにリトリーブする。初めの数投ではいくらか反応もあったが、すぐに警戒され嫌がられるようになった。それでなんとか食わせようと小刻みなトゥイッチというよりはシェイクを入れて誘ってみたが、その動きに焦らされて食ってきたのはコイの群れに混じっていたバスだった。40センチの良型で掛かりどころが口の外側だったためエラ洗いはしなかったがとてもよく引いてくれた。そして結局コイは釣れなかった。
次はカワムツを狙ってスプーンを投げた。とりあえず1匹は釣れたが、小さいのばかりでハリ掛かりしない。スプーンに追ってきたカワムツの幼魚を見て、近くにいたバスがスイッチが入ったのかカワムツを追い始め、すかさずスプーンで誘ってやると素直に反応して食ってくれた。26センチと小さかったが腹がぽってりと異様なほど膨れて太いいい魚体だった。スプーンではコイも狙ってみたが、縦の動きと水底を小突く動きに初めのうちは反応があったが食わせられなかった。
それで1.5インチというごく小さなシャッドテールワームのジグヘッドリグを投げ、これでもコイは食わせられなかったがフナ2匹釣れ、そのどちらもが30センチという良型だった。ここのフナはルアーへの反応がいいようだった。
ポイントを移動し、バス釣りのポイントに行った。子バスの群れがいたのでそれを狙い、先ほど良型のバスを釣ったルアーで同じ誘い方をすると、群れの中で1匹だけいた一番大きい個体が食ってきた。30センチだったが精悍な顔つきと体形をしたいい魚だった。その誘い方ではなぜだかわからないが小さいバスは食ってこなかった。その時ともあきも同時にバスを釣ったが一段と小さく18センチ、私の30センチと重ねてみると半分ほどの大きさだった。
その後バスは小さいのも大きいのも何匹も見たが、釣ることが出来なかった。ともあきがダウンショットリグを放っておいて釣れてきたのは、バスと思っていたら大型のフナで32センチもあった。この川のフナは本当にルアーの食いがいいようだ。
またポイントを移動しナマズ釣りのポイントに行ったが、目当てのナマズはいなかった。コイは何匹もいたが、最低でも60センチクラス、大きいものは90センチから1メートルぐらいありそうなのが泳いでいた。ルアーを食わせられはしなかったが、これは手出し出来ないと思わせる威容を見せつけられた。掛けてしまったら一体どんなことになるのか、バスタックルでは太刀打ち出来ないかもしれないだろう迫力だった。

5月 -2007年-
5

13

(日)
場所大阪府神崎川……十八条下水処理場排水門周辺・三国橋下・神崎橋下・JR神戸線橋下流・天竺川合流点周辺・高川合流点周辺・糸田川合流点周辺・川面下水処理場排水門周辺
天候晴れ
状況水位高め、水はいつも通りの緑がかったささ濁りで、流された藻が多かった
中潮、干潮10時35分(潮位53cm)、満潮16時41分(潮位123cm)、干潮22時41分(61cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果なし
ルアー・
パターン
なし
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ神崎川水系の探索を再開、暖かくなったのでシーバスが海から上ってくるようになっただろうかと、近場をあちこち見て回った。最初に入ったのは自宅から一番近いシーバス実績ポイントである十八条下水処理場の排水門周辺。水位は高めで満潮まで一時間半ほどという時間帯、偏光グラスで水中を覗き込んでみたが水の動きはあまり激しくなく魚の気配もなかった。一通り投げてルアーを引いたが、反応はなくイナやボラに当たる感触もなかった。
不意に足元に目をやると、岸壁際のハシゴの水面の高さのところにルアーらしきものが光っているのが見えた。くすんだ灰色のゴミがハシゴに絡み着いていて、それにオレンジ色の背に金色というカラーのミノーが引っかかっていた。それを回収しようとロッドの先で突っついてみたが、ロッドティップに傷が付いたり折れたりしてはかなわないので玉網の柄に持ち替え、それで突いたり押したり引っかけたりをした。しかしゴミは大半が釣り糸が絡まり合って出来た塊で、ハシゴにしっかり巻き付いてしまっていて取れず、ルアーのフックもその糸くずをしっかり掴んで放さなかった。ハシゴに自分が乗って手で引っ張れば取れるかも知れなかったが、手か足でも滑らせて落水するのは嫌だったので止めておいた。この辺の岸壁際のハシゴは中が錆びて腐っているものも多く、見た目は丈夫そうでもいざ乗るとハシゴごと落ちてしまうという可能性も考えられなくなかったこともある。
そんなことをしていると、自転車で脇を通り過ぎようとしたオジサンに話しかけられた。その人はなぜか関東弁で喋りかけてきて、話を聞いていると最近東京のほうから転勤してきたとのことだった。何を釣っているのかを聞かれたのでスズキと答え、そこから始まってその人も釣りをするらしく釣りの話でついつい長話になってしまった。
次に入ったのはいつも必ずチェックする三国橋の下で、ホームレスの人のネグラのすぐ脇に自転車が停めてあった。音を立てないようにしてポイントを攻めたのだったが、ホームレスの人はいなくて魚もいなかった。それから口切れバラシポイントに向かったが、途中にある神崎橋の下にもチェックを入れてみた。流れがあって橋脚周りに水のヨレが出来ていたからだが、そのヨレに漂うゴミが邪魔でうまく攻められなかった。
口切れバラシポイントに入り、ひとしきり岸際を探っていったところ、魚の気配と反応はなく遠い沖のほうでボラが時おり跳ねるのみ。岸際にはカモがいたりしたが、近付くとすぐに水面を滑るようにして逃げていった。
そこからは引き返して上流に向かい、さらに対岸に渡った。流入河川との合流点や水門などの変化のあるところを中心にチェックを入れてまわった。ところどころでコイはいたりして生命感を感じることは出来たが、それ以外の魚はどこにもいなくて夕方暗くなっても一度のアタリも来なかった。
5

29

(火)
場所兵庫県尼崎市猪名川……北部浄化センター排水門周辺、大阪府神崎川……JR神戸線橋下流・高川合流点周辺・糸田川合流点周辺・南吹田下水処理場排水門周辺、兵庫県尼崎市左門殿川……東本町浄化センター排水門周辺・辰巳橋下・松島排水門周辺・阪神西大阪線橋下・左門小橋下・阪神本線橋下、兵庫県尼崎市中島川……河口〜中島新橋下流
天候晴れのち曇り
状況新鮮な青い藻がいくつも漂っていた
中潮、干潮11時29分(潮位37cm)、満潮18時11分(潮位129cm)、干潮23時25分(潮位100cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果なし
ルアー・
パターン
なし
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH 0.8号13lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモこの日は神崎川水系で尼崎市の東側を流れる猪名川にまで足を伸ばしてみた。両岸が護岸された川幅数十メートルほどの流れは岸際も水の中も神崎川より生命感があった。自転車で岸沿いを上流に向かってゆっくり走って行くと、岸近くを回遊するボラらしき魚の姿が見えた。
猪名川の河口から一つ目の水門にさしかかると、エサ釣りをしていたらしい年配の釣り人が道具を片付けていて、何も釣れなかったとのことだった。水門からの流れには無数の魚が集まっていたが、黒っぽい色をした50センチほどの型のボラばかりで、人が近付くと逃げていった。よく観察すると少ないながらも底のほうにコイもいて、周辺の水底が変化に富んでなかなかいいポイントに見えたので竿を出してみた。
ボラの群れに紛れたシーバスがいないものかとシーバス狙いのルアーを投げたがアタリもなく、ボラ狙いで小さめのルアーを投げたがボラはほとんど反応してくれなかった。コイを狙ってみようとも思ったが目の届く場所にコイはいなくて、結局見切りを付けて下流の神崎川のほうに向かった。
口切れバラシポイントのちょうど対岸となる場所に入ると、垂直護岸ながら深過ぎない水深で地形変化があり、悪くないように見えた。実際ハゼ科らしきのと科のわからないどちらも極小の小魚たちが何十匹も潮止まりになる場所に集まっていた。下流のほうからゆっくりと大きなコイが現れて底近くを悠々と泳いでいったが、ほかに魚は見ることが出来なかった。
それから左門殿川に移り、地形的変化のある場所をチェックしていった。東本町浄化センターの排水門の中は水の動きがなく何の気配もなかった。松島排水門では相変わらず絶えない水の動きがあり、魚の気配も濃厚だった。水門扉のすぐ下に50センチクラスのシーバスの尾ビレが見えたので狙ってみたが、頭は水門の中なのでルアーをアピールさせられず、気配を悟られたのか深く潜っていってしまった。
そしてさらに下流の中島川に入り、流れの途中には目もくれず河口まで行った。以前シーバスを掛けた実績のあるポイントを探ったが、この日はどの場所も留守だった。そして引き返し、また左門殿川の松島排水門のところに戻った。
ソルト用のルアーロッドを振っている釣り人がいたので様子を聞くと、今来たばかりで初めて来たのだと言う。バイクで来たらしく傍らにはHONDAのNS-50Fというレプリカ風のバイクがあった。その人から少し離れた場所で私は水門周りを行き交う魚の様子を見ていた。先ほどいた、水門扉の下から尾ビレだけ見せていたシーバスは姿を消していた。水門からの流れが最初に本流とぶつかる場所では、一度だけ60センチを越す大きさのシーバスが不意に現れ、しばらくしてすぐ上流のほうに泳いでいった。
そのシーバスを追いかけたわけではないが、左門殿川を上流に上って各ポイントを探っていった。辰巳橋、阪神西大阪線鉄橋、左門小橋、阪神本線鉄橋と橋の下や橋脚周り、岸際の護岸に変化のあるところなどを一通りチェックした。しかしシーバスはおらず、阪神本線鉄橋の下ではルアーに驚いてかボラが何度も跳ねたりした。
そこでいったん納竿し、帰り際のチェックを入れようと松島排水門に寄ると、さっきソルト用のルアーロッドを振っていた人がまだ頑張っていた。釣れてはいないとのことだったが、小さいのがいてルアーに追いかけてくるとのこと。その人が使っていたのはロングAの大きいほうと思しきミノーだったので、少し大きくて食うには至らないのだろう。引き方も比較的ゆっくりとしたただ巻きのようだった。
一度仕舞ったタックルを組み直し、また釣りを再開した。水門の奥の陰を探り、隙間にミノーを入れるとクンッというアタリらしき感触があったが乗らなかった。立ち位置を変えて少し身を乗り出し覗き込むと、護岸の際の水面近くに40センチ程度のシーバスらしき魚が潜んでいた。目が合ったわけではないが気配を悟られた気がして、やはりその魚は次の瞬間にはいなくなってしまった。

6月 -2007年-
6

17

(日)
場所兵庫県尼崎市左門殿川……松島排水門周辺、兵庫県尼崎市中島川……河口、兵庫県尼崎市尼崎港……関電向島変電所横、兵庫県尼崎市東堀運河……東高洲橋下流
天候曇り
状況昼過ぎは干潮のため水位がとても低くなっていた。海側の水は緑色に濁っていて、川のほうは比較的澄んでいた
中潮、干潮14時30分(潮位-2cm)、満潮21時13分(潮位158cm)、<大阪府 大阪>
同行者なし
釣果なし
ルアー・
パターン
なし
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA morethan 70L-3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH EGING 0.6号11lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ三週間近く釣りに行ってなかったのでそろそろ行ってみようと重い腰を上げて出かけた。いつもの自転車ではなくバイクに乗り、前回シーバスの姿を見たポイントに直行。事前に潮時表はチェックしていて水位が低いことはわかっていたが、実際に川の水を見るととても魚が残っているようには見えない状況だった。深いポイントなので水深はあったが、水位がいつもより極端に下がっていた。それでその流れの下流側にある少し離れたポイントまでバイクで移動した。
河口にある最も変化に富んだポイントに入り、まずは岸に流れ着いたおびただしい量のゴミの中にルアーが混じっていないかをチェックした。いつもはこの場所で一個か二個のルアーを拾うのだが、この日は一つも見付けられなかった。消波ブロックの先にある岩礁帯のところには先行者がいて、声をかけるとこの場所に初めて来たようだった。
岩礁帯のところから引き返して消波ブロックの一帯を越え、いつもは完全に水に浸っている場所がこの日は低水位のためにちょうどいい足場になっていて歩いて入って行けた。とは言え未開拓ではあるが未踏のポイントというわけでもなくシーバスの気配もなくチェックを終了。さらに海側のほうに移動して行き、実績のあるスポットをチェック。沖にあるストラクチャーの左側をシャッドで引いてくると、一度だけアタリのような感触もあった。しかし、反応と思えるものはそれ一度きりで、魚が反応してきたアタリなのかどうかも判然としなかった。
それからは新しいポイントを開拓しようと歩いてもすぐ行けるほどの距離にある尼崎港に移った。エサ釣りの釣り人が何人かいて、その人たちから距離を取って釣りを開始。護岸されて足元から深く水の動きがあるわりには水質が悪そうな色をしていて、台船が並んで水が動かないところは漂流ゴミなどが溜まり澱んでいた。海寄りのほうの開けたところに行くと沖合い数十メートルほどのストラクチャーが並んでいたので狙ってみたが、ちょうど届きはするがそれより向こうに投げ込むことが出来ず、うまく攻められなかった。
バイクで少し移動し、尼崎港に繋がる運河にも探りを入れてみた。浅瀬でボラの稚魚とおぼしき小魚が群れていて、その親かどうかはわからないが50センチクラスのボラも岸沿いを回遊していた。尼崎港で見かけたクラゲもなぜか浮遊していたが、目当てとする魚はいないようだった。
そして最後に、この日最初に入ったポイントにもう一度入り直した。前回にアタリらしき感触があった水門の奥の陰を探ると、ミノーをピックアップ寸前にバシャッと小さく水飛沫が舞って音がした。少し離れた水面を覗き込むと水面近くに50センチ程度のシーバスらしき魚体が沈むように消えて行くのが見えた。しばらくすると同じサイズのボラが群れで泳いできて、さっき見たシーバスらしき魚体と同じように目に映った。シーバスであったかどうかは定かではなく、水飛沫が舞ったのもミノーが水中から飛び出そうになったためかも知れず、ここで納竿とした。
ヒラセイゴ約8センチ、由良川にてミノーで← トラウト用ミノーと同じ極小サイズ。まだウロコがはっきりしていない。
6

23

(土)
場所和歌山県由良川……由良橋下流・貴一荘前
天候晴れ
状況流れの真ん中の水面に何十匹という数の小さなフグが群れでステイしていた。ボラやイナもいたが、小さなキビレの幼魚やごく小さなヒラセイゴというよりヒラスズキの稚魚がたくさん見られた
小潮、干潮12時17分(潮位130cm)、満潮17時55分(潮位96cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ヒラセイゴ1匹(ほか数匹バラシ)、フグ2匹。コイ3匹(ほか数匹バラシ)、フナ1匹、ハエ3匹
ルアー・
パターン
セイゴ……小型ミノー(ティムコ シュマリ48S ホログラムテネシーシャッド)、小型スプーン(スミス ジェラシー2g メタリックグリーン)、フグ……小型ミノー(スミス シラスミノー キビナゴ)、コイ……1.5インチワームのスプリットショットリグ、フナ……1/2インチワームのスプリットショットリグ、ハエ……小型スプーン(スミス ジェラシー2g メタリックグリーン)、1/2インチワームのスプリットショットリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: SHIMANO Scorpion 2600F-4、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーフロロカーボン1.5号
メモ一ヶ月と半月以上の間を空けて実家に帰り、由良川下流に行った。由良橋のすぐ下流のポイントでは流れの真ん中の水面に何十匹という数の小さなフグが群れでステイしていた。ルアーを投げると反応はしてくれたが数の多さにかかわらず食いついてくれる個体はいなかった。水深のあるヒラセイゴの実績の高いポイントに来るとアタリがあり、小さめのヒラセイゴらしき魚体の閃きが遠目に見えたが乗らなかった。その後に掛かって釣り上げることが出来た魚はフグだった。足元近くのところでルアーに反応して来る小さな魚がいて、うまいこと掛かって上がってきたのは使っていた5センチ弱のトラウト用ミノーと同じぐらいの大きさのヒラセイゴだった。ヒラセイゴの反応は同じ場所から次々とあり、ルアーによく反応するもののさすがに大きさが大きさなのでなかなかハリに乗るまでは至らなかった。ミノーのトゥイッチに反応させる釣りからスプーンをステディリトリーブして食わせる釣りに変えると、ハリに掛かって来ることが増えたが、沖合いで掛かった魚はほとんどバレてしまった。10センチに満たないこんな稚魚ながら、ちゃんとシーバスらしくエラ洗いを決めてルアーを外してしまうのだった。
ほかにはキビレの幼魚がルアーに食う気まではないのに興味を持って追って来るだけだった。例年のこの時期はヒラセイゴの30センチクラスが釣れる最後のチャンスなのだが、同じヒラセイゴでも世代とサイズの違う個体に入れ替わってしまったかのような状況だった。それでヒラセイゴ狙いは見切りを付けた。
実家前のポイントに移り、スプーンを投げるとハエが釣れてきた。ここの魚は餌付けされていてルアーへの反応がとてもいいのだが、特にコイはそら来たとばかりにルアーに迫って食って来ようとした。掛けてしまうと後が大変なのでフックアップしないようにうまくかわしていたのだが、そうしているうち釣り上げられる魚も食わせられなくなってしまって、ワームを使った食わせの仕掛けに取り換えた。ワームにはさらにコイが勢いを増して迫って来たが、細軸のフトコロの広いハリを使うことで重さのある魚ではハリが伸びて意図的にバラすことが出来た。そのハリとは名前とは裏腹なアマゴ引抜8号である。
ラリオとバス27センチ、広川にてジグヘッドリグで ラリオとバス35.5センチ、広川にてジグヘッドリグで ← 一番最初に手にしたバス。岸際を引くルアーにスイッチが入ったのを、もう一度同じ場所に投げて食わせた。

→ 流れ込みの増水した濁りの中からバイトしてきた高活性バス。

ラリオとバス46センチ、広川にてジグヘッドリグで ともあきとバス29センチ、広川にてジグヘッドリグで
← 流れ込みの吐き出し口に入って来ていた良型。模様のない黄金色の魚体が印象的だった。

→ 納竿間際にやっとともあきが手にしたバス。放っておいたら釣れていたそうだ。
6

24

(日)
場所和歌山県広川……河瀬橋下流・名島周辺
天候曇り時々雨
状況少し水が濁っていた。河瀬橋の下流ではいつも目で確認できるコイの姿が見づらかった。名島周辺のポイントでは、強い雨の後さらに濁って水量が増し、バスの活性が上がった
同行者ともあき
釣果バス3匹(46cm、35.5cm、27cm、ほか40cm級1匹バラシ)、カワムツ4匹、謎の大物1匹バラシ
ともあき……バス1匹、ハエ2匹
ルアー・
パターン
バス……2インチワームのジグヘッドリグ、カワムツ……小型スプーン(フォレスト マーシャルトーナメント1.5g フラッシュグリーン、メガバス スプーンXトゥイッチャー3g ワカサギ)、謎の大物……小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムアジ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: SHIMANO Scorpion 2600F-4、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーフロロカーボン1.5号
メモ今にも雨が降り出しそうな天気だったが、昼の2時過ぎぐらいからともあきと二人で釣りに出かけた。場所は広川、いつも最初に入るカワムツ釣りのポイント。カワムツはあまり数がいないのか反応が悪いような気がした。少し水が濁っていて魚は岸から遠目のほうにいるようで、いつも目で確認できるコイの姿が見づらく狙って釣ることが出来なかった。
バスを求めて下流のポイントに行くと、目当ての魚はいたが足元のブッシュのすぐ下に隠れていたため岸際に近付いた時にみんな逃げられてしまった。人が来たので驚いたのだろうがそんなところにいるとは思っていなかったのでこちらも驚いた。しばらく待っていると元の場所に戻るように回遊して来たりしたが、警戒してしまったのかルアーに反応させることは出来なかった。
そのポイントを見切って、上流へと歩いて探りを入れていった。堰の上流の水量のあるポイントに着くと、ルアーロッドを持った二人の少年がいて小さいながらバスを釣ったとのこと。少年達は堰のすぐ上のところで釣りをしていたので、上流側に少し離れて探りを入れる。護岸された岸辺には消波ブロックが沈められていて、バスの隠れ家とはなり得るように見えたが一見して生命感は感じられなかった。消波ブロック帯の切れ目には水の動きが緩く変化のある場所があり、そこを覗き込むと何匹かのバスの姿を確認できた。アプローチがうまくできず、それらの魚にルアーを投げるところまで至らなかった。そこでまだ少し下流側まで歩いて行き、岸際のスレスレのところを引いていたルアーにスイッチが入った魚がいた。追い波を立てて食いに来たので一度ピックアップしてその魚の様子を確認し、少し遠目にルアーを落としてから水面を滑らせるように引くとしっかり反応して食って来た。サイズは30センチには遠い小振りな魚だったが、活性が高く元気のいい素直なバスだった。
それからは雨が激しく打ち付けるようになってきた。さらに上流のほうに歩いて探りを入れていったが、地形変化も流れの変化も少ないポイントが続きバスの姿は全く見られず、次の堰があるその下まではチェックしたが、どこにも魚の気配がなかった。雨は雷を伴って激しく振り続き、レインウェアや靴の隙間などから徐々に中に浸透していって冷たく濡らした。
方向転換して、下流のバスがいたが見切りを付けたポイントまで戻ることとした。途中で通る溝のような沢のような水路では水量が増していて、普段は魚の泳ぐ場所のないようなホソなのに流れの幅が広く深さもくるぶしの上まであるぐらいだった。田んぼから集まった雨水が流れて落ち込んでいる場所があり、その小さな滝壷に50センチぐらいの大きさの魚が1匹いた。少しささ濁りした水で姿がよく確認できなかったが、そんなところに魚がいることに驚いた。ともあきはナマズだと言い、至近距離から狙ってみたがちょうどいいルアーではなかったので警戒心を与えてしまったのかブッシュの影に隠れられてしまった。
その水路を水の流れる方向に下って行くと中型といえるサイズのコイの姿が何匹が確認できた。ごく浅く普段ならそんな魚が入って来れないような場所に本流から乗り込んで来ていたようで、人の気配を察知して驚いて下流方向に逃げていった。そしてさらに下流のほうではコイだけでなくバスも上がって来ていたようで、ルアーを投げ込むと激しくバイトしてくる個体がいた。振り続く雨と増水のおかげで活性は高く、しかし至近距離のため警戒心を与えて遠ざけてしまいがちになってしまう。何度目かでバイトさせた個体は30センチ台後半の健全なバスだった。それからまだ先のほう、つまりより下流側にルアーを投げ込んで同じようにしていると、またバイトしてきて、今度はさらにサイズアップしてとてもいい引きを見せた。水中から生えている冠水植物のブッシュの中に分け行ってしまい、ロッドを使って引きずり出すことができなくなったのでブッシュを手で掻き分けてバスを見つけ出して手で掴んでランディングした。口元に傷痕がいくつかあったが、コンディションは悪くなく模様のない黄金色の魚体が印象的な46センチの良型だった。
このとき、時間は夕方の6時をすでにまわっていた。まだしばらくは釣れる時間が続くだろうとロッドを振っていたら、それまでずっと使っていたジグヘッドリグでまた良型を追加。本流の真ん中辺の流れに投げ込んでいたのだが、割りとイージーに釣れてきてくれた。しかし、足元近くは大きな岩や沈み木などがあって変化に富んでいた。障害物に絡まれたり何とか躱したりしていたが、岩と岩の間に挟まるように入り込んでいってバスは姿を消した。岩に引っかかったルアーを外すときれいにルアーだけが戻ってきた。目の前でエラ洗いでジャンプして見せた魚体は先ほど釣り上げた良型と変わらなかったので、40センチアップだろう。
夕方の6時を大きくまわって、おそらく残り時間は短いと思われたのでルアーは手早く探って行けるものにした。10年以上も使い込んでいる小型シャッドを投げ、思いのままにトゥイッチを入れたりして引いていると、何投めかでググンッと重みが乗った。大物の感触であることは間違いなかったので慎重にファイトしたつもりだったが、二度目ぐらいのひとのしでリーダーがブレイクしてしまい、姿見ず。良型のバスだったのか、コイのスレ掛かりだったのか……。リーダーに傷が付いているのはわかっていたが、結び替えるのを面倒がったツケであろうか。先ほどバラしたのも、濁り水で水中の状態が把握できていなかった自分の不用心さである。
私はそこで納竿とし、ともあきが最後に1匹釣るのを待った。ほどなくしてともあきが釣り上げたのは、放っておいたら食っていたという小さめのバスだった。

7月 -2007年-
7

16

(月)
場所大阪府西島川……西島水門周辺・両島橋下流、大阪府淀川……西島水門下流、大阪府神崎川……河口周辺矢倉干潟
天候曇り時々晴れ
状況水位高め、水は台風一過で薄めの泥濁り
中潮、満潮7時12分(潮位163cm)、干潮14時13分(潮位13cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果謎の大物1匹バラシ
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65S レーザーゴールドチャート)
使用
タックル
スピニング……ロッド: K'sLABO WANDO VACANCE 755-RF3、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーナイロン3号またはフロロカーボン2.5号
メモ朝目が覚めてそのまま起きてしまい、前日は休みで天気が良かったのに台風の後で風がとても強くて外に出なかったので、そろそろ釣りに行かなくては思って出社前釣行を敢行した。バイクに乗り、朝の涼しい風の中を走って淀川最下流部へと向かった。目的地に着いて水を見ると淡い黄土色に濁って透明度は低く魚が釣れるような雰囲気はなかったが、とりあえずはタックルをセットした。
ここで淀川に流れ込んでいる支流・西島川の最下流、淀川との合流点となる西島水門の周りからまずは探りを入れたが、とろんとしていながら絶え間なく水の動きがある水門の流れを丹念に攻めるも何の返答もなく、船溜りのほうなどを軽くチェックしてみるも思わしくなく、早々に見切りを付けた。
淀川のほうの岸辺まで歩いていってそこでも竿を振ったが、比較的遠浅なリップラップの水辺に釣れてくるような種類の魚がいるようには見えず、やみくもに投げていたルアーを根がからせただけに終わった。それでの岸沿いを下流方向にずっと行き、矢倉緑地として整備された親水公園内に足を踏み入れた。大きな岩から切り出したか個別に形成したと思われる不定形ブロックを積み上げて自然の石畳海岸のように並べた人工海岸で、潮溜り(タイドプール)を作ったり、水際には背丈より高いような切り立った岩を一定感覚で立たせて放り込み、小綺麗で不自然な人工磯となっている。その親水公園の一番奥には矢倉の干潟と呼ばれているらしい浅場があり、歩いて渡ることのできる頃合だったので渡ってみた。年配の釣り人が一人だけいて、ブッコミ釣りらしき仕掛けで3本ほどの竿を並べていた。釣果のほうを見ると中くらいのとやや大きめなのと2枚のキビレが上がっていた。
それを見て何かしらの魚はいることを確信し、その釣り人から少し距離を取った場所から竿を振り始めた。コンクリートの護岸というよりはケーソンが並べて置かれただけの足場に岩礁が絡むポイントで、しばらく探っていると不意に手応えが重くなった。沖合い方向もしくは岸沿いに少しずつ動いていて、プレッシャーもかかってくる。魚だろうか、魚としてもボラかなにかにスレ掛かりしたのだろうかと、よくわからないまま引きずられつつファイトしていて不意のひとのしで外れてしまった。最近魚を掛けていなかったので心持ち懐疑的なファイトとなってしまったのが悔やまれ、勘も鈍っていたため万全なやりとりができなかった。後で何度も思ったが、ボラだったのか、そうだとしても掛かった近くには全くボラはいなかったし、シーバスだったのか、だとすると惜しいことをしたものだが、しかし、大きなゴミに引っかかって、波の力で動いて竿を絞り込んだりしたという可能性もあり……。
そこでいったん納竿し、後はバイクの機動力を活かしてほかに釣り場として良さそうな場所を見て回った。伝法大橋を渡り、淀川の下流方向にずっと走って常吉大橋を渡って舞洲の釣り人が多くいた場所や全くいなかった場所などをチェックした。帰りは慣れない道だったので意外と時間がかかったが、なんとか帰り着くことが出来、出社後は気持ち良く仕事が出来た。
スズキ66センチ、神崎川にてシャッドで ← 3匹バラし、4匹目で獲った。66センチ2.5キロの良型はよく引きよく走った。
7

19

(木)
場所兵庫県尼崎市左門殿川……松島排水門周辺、兵庫県尼崎市中島川……中島新橋上流〜河口、兵庫県尼崎市尼崎港……東浜第二排水門裏・東浜町水上警察派出所前、兵庫県尼崎市東堀運河……旧左門殿川合流点、大阪府神崎川……天竺川合流点周辺・高川合流点周辺・さくら橋下・糸田川合流点周辺
天候晴れ
状況神崎川水系はいつものように緑色に濁った水で新鮮な藻を始めとする漂流ゴミが多かった。尼崎の水は黄土色に黒味がかった毒々しい濁り水だった
中潮、満潮9時24分(潮位143cm)、干潮15時55分(潮位56cm)、満潮22時20分(潮位149cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果スズキ1匹(66cm)、ハネ1匹バラシ、セイゴ1匹バラシ。バス1匹バラシ
ルアー・
パターン
スズキ……小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムアジ)、ハネ……小型ミノー(ジャッカル スクワレル61 ゴーストタナゴ)、セイゴ……ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB CFキビナゴ)、小型ミノー(ジャッカル スクワレル61 ゴーストタナゴ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ尼崎港周辺のポイントを開拓しようと思い、いつもより少し早い昼過ぎの時間に家を出て、神崎川沿いを自転車で下りながら行った。最初に竿を出したのは左門殿川の松島排水門のポイント。風が強く、いつも一人くらいは見る散歩をする人も全く見なかったが、一人だけ釣り人がいて、こちらがタックルを組んだりしていると下流のほうに移動して竿を振っていた。水の中は、ごく小さな小指程度の大きさの小魚が水門の中にたくさんいただけで、ボラは一匹もおらずシーバスの姿もいなかった。一通り探ってみたがやはりアタリはなく、上流から流されてきたのかそこに生えているのか新鮮な藻が大きな塊になっていた。水際に近い岸の上には大水で打ち上げられたのかたくさんの量の漂流ゴミとそれに混じってボラとハネの死骸があって生温かいような独特の臭いを放っていた。
そこから川沿いを走って河口近くまで行き、いつも竿を出すポイントを一つ一つ探っていったが魚の気配はどこにも感じられなかった。それで予定通り尼崎港の各所を見て回ることにした。前にも来たことのある尼崎港の関電向島変電所横の埠頭は、黄土色に黒味がかった毒々しい濁り水でいかにも魚がいなさそうに見えた。東浜排水機場の裏には巨大な桟橋とでもいうような橋が架かっていて、その先まで行くと海底から湧き出るようにどす黒いような黄土色の排水が大量に排出されていた。その橋の脇を覗き込むと水深はごく浅くゴロタ石というか岩礁地帯のような水底で何の魚かはわからないがごく小さな小魚が群れていた。集団で水底の苔を喰んでいるようだったのでボラの子供とわかり、ルアーを投げてみると驚いて逃げ回った。一匹だけイナからボラに呼び方が変わるぐらいの大きさのボラかと思われる魚がいてこれもルアーに驚いて逃げていったが、何の魚かははっきりしなかった。
もう一ヶ所前にも来たことのある場所で尼崎港に繋がる運河があり、ここも探りを入れてみた。旧左門殿川との合流点になる箇所ではボラの大群が見られ、運河から海のほうへ出て行くその姿が全く途切れずそのおびただしさに圧倒されそうになった。そこではテールスピンジグを何度も投げてボラが食ってくれないか、あわよくばそこに混じったシーバスがいて反応してくれないかを期待したが、そのような運のいい出来事は起こらなかった。ほかの場所もまわり、ボラのアタリをひっきりなしに感じたりすることは出来たが、工業団地のため水辺に近付ける場所が限られていてしかも水も悪く、シーバスがまわってくるようには見えないポイントばかりだった。
そしていったん納竿し、帰り道に神崎川沿いを通ったので目星を付けておいたポイントをまわった。流入河川の合流点で小バスとブルーギルとナマズを確認したという情報があったので寄ってみたのだ。それが効を奏し、ある流入河川の河口で久しぶりの魚を掛けることが出来た。最初は30センチに満たないような何の魚かわからないような魚で、ミノーのテールを食ってきてジャンプ一回ですんなり外れてしまった。暗かったのでよくわからなかったのだが姿形はバスでジャンプの仕方はバスまたはシーバスのどちらかといった感じだった。最初それはセイゴだろうと思っていて、小型のシーバスがいるなら数が出るかもと思って粘ってみると、また同じ場所で先ほどよりやや大きいぐらいかと思われる魚が食って来たが、またすぐバレてしまった。そして三度目、今度はミノーをトゥイッチで引いて来て足元近くになって反転して食って来た。ギラッという銀鱗の閃きがシーバスであることを主張していたし引きもとても強く45センチぐらいはあるだろうと思われたが、ファイト中に身切れしたようでバレてしまった。
使っているルアーが少し小さめのフックを付けた小型ミノーだったので、それがよくないのかと、大きさはあまり変わらないがしっかりしたフックの付いた小型シャッドをチョイス。しかも10年来に渡って使い込んでいる自分が絶大な信頼を置くルアー、それを身体に染み着いたトゥイッチのリズムと強弱で引き、見事足元で反転食いを誘発させることが出来た。しかし、掛かってからの引きはとてつもなく重くよく走り、途中でコイかボラかと疑ったが、エラ洗いを見せたその姿には驚かされた。想定し狙っていたのは先ほどバラした45センチぐらいの魚だったのだが、ラインの先にあるのは70センチはあるかもという立派なスズキだった。本流に出て走り、そこからふっとテンションが緩んでバレたかと思えば足元のほうに走って来ていて、さらに戻って流入河川のほうに行ったりと、コイが掛かったときのような抜群の引きを見せてくれた。ランディングしてみると通りすがりのおばさんがびっくりしたようで声を掛けてきてくれ、66センチで2.5キロという良型は一般の人には十分過ぎるぐらいのインパクトがあったようで「こんなところでそんな魚が釣れるの?」としきりに感嘆していた。
スズキ45センチ、神崎川にてミノーで ← 一投目でいきなりルアーを引ったくり思いきり引いてくれた。45センチ、1キロ弱。魚の口元からはみ出して見えているのはミノーのリップ。
7

22

(日)
場所大阪府神崎川……十八条下水処理場排水門周辺・三国橋下・新三国橋下・阪急宝塚線橋下・天竺川合流点周辺・高川合流点周辺・さくら橋下・糸田川合流点周辺
天候晴れ
状況いつもの緑色に濁った水で、水の動きが止まっているような場所で漂流ゴミが多かった
小潮、満潮12時49分(潮位110cm)、干潮16時38分(潮位108cm)、満潮23時15分(潮位137cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(45cm、ほか1匹バラシ)、謎の大物1匹バラシ
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB CFキビナゴ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ神崎川に生命感が戻ってきて、前回は良型を含めた4匹ものシーバスのバイトがあったので、また近場で気軽に手軽に釣りが楽しめるかと思い、昼の3時過ぎに自転車に乗って神崎川に向かった。途中、緑風橋の下でバスを狙って釣っているお兄さんがいて、ロング&ヘビーなベイトタックル2本、しかもルアーはウィードレスタイプのスイムベイトと大型バズベイトという男前なスタイルだった。線の細い感じのオシャレな服装に身を包み、話してみるととても物腰の柔かい好青年だった。ここから上流に上がっていって淀川からの分岐点まで探り、そこからは淀川に入って釣りをするということだった。しばらく話をした後、私はシーバスを求めて下流に向かい、好青年は上流に向かっていった。
十八条下水処理場の排水門のところでタックルを組み、ルアーを投げてみた。ボラの姿はなく、そして気配もなく、ほかの魚もいないようで納得するまで何回も投げてみたものの反応はなかった。
その次は三国橋の下に入り橋脚を探ってみた。橋脚の上流側や下流側、もう一つの橋脚との間などをミノーで引いてみたが反応はなく、下のほうも探ってみようとテールスピンジグを投入してみたがアタリはなかった。しかし、流れと並行になった側面の真ん中に橋脚スレスレに落とし、手前に引いてくると50センチぐらいはある真っ黒な魚がルアーを追って来た。距離にして1メートル程度追いかけたところでそれは反転してスッと消えていったが、おそらくは居着きのシーバスであろう。
その後は対岸に渡って新三国橋の下や先ほど探った三国橋の反対側の橋脚などを攻めてみた。ロケーションとしては橋の上から釣りをしている姿が丸見えになるため、通行人が立ち止まって見物を決め込んだりして目立ってしまった。そんな中うまい具合に魚が掛かることはなく、見物客がなくなった後でその場を後にした。
上流のほうに向かって行き、天竺川との合流点を釣ろうと思ったがコイ狙いとおぼしきブッコミ釣りの人がいてポイントに入れず、一つ上流側の高川との合流点に入った。前回釣れたのは河口部岸際のカケアガリの部分を使って追って来させて足元で食わせるようなパターンだったが、その釣り方は夕マズメまで取っておこうと高川の中に入っていってごく浅く狭い流れの中を釣った。神崎川に近いところは深さがあってシーバスやボラも入ってきそうだが、そこから一段と浅くなってウィードがまばらに密生したところはイナっ子とコイしかいないようなポイントだった。それでもかなり遡って上流のほうに行くとバスの姿も見られ、ルアーを投げると一度反応したが二度目の反応はなかった。そうやってバスをからかったりコイを狙うようで狙わない釣りをしていると、釣り好きらしき原付スクーターに乗ったお兄さんが現れ、一つ向こうの支流でコイに混じってシーバスが入ってきていると教えてくれた。
そこでさっそくその場所に向かい、橋の上から水の中を眺めてみたもののそれらしき魚の姿はなく、半信半疑で岸際に行ってルアーを投げてみると、なんと一投目でいきなり引ったくるような手応えが来た。サイズはそこそこの大きさながらめちゃくちゃ元気で思いきり引いてくれた。使っているのが超高弾性なミディアムライトアクションのバス用スピニングで、一般的なシーバス用のライトアクションより柔らかいぐらいなのに次元の違う硬さとハリがあって、魚がよく暴れて異様に走ってくれその引きや手応えが笑いが出るぐらい楽しめるのだ。しかしあまり遊ばせるわけにもいかなくて、トルクのあるバットパワーを使って寄せて一気にごぼう抜きした。45センチで1キロ弱のコンディションのいい魚で、ルアーをほとんど口の中に呑み込んでいてリップ部分だけが外から見えているような状態だった。
その魚をリリースした後、しばらくしてからまた同じぐらいの魚のバイトがあった。ミノーを下から食い上げるようにして反転バイトしてきて、掛かったもののエラ洗いのジャンプですぐに外れてしまった。原付スクーターのお兄さんに感謝しつつ、さらにほかにいるかと思われるシーバスを狙ってみたが、その後は反応が遠のいた。周辺を扇状に何投かしてみて様子をうかがったが反応する魚はおらず見切りを付けてまた先ほどの高川に戻った。
高川では流れの中にベイトフィッシュとなるイナっ子の群れとそれを狙っているらしいシーバスが入って来ているらしきことが気配でわかった。夕マズメが近付き、どんどん暗くなっていく中イナっ子の出す波紋が収束し、フッとシーバスらしき魚影がいくつか、本流のほうにゆっくり泳いでいくのが見えた。それを追ってルアーを投げると、後ろのほうを泳いでいたらしき魚が反応したのかグッと重くなり走り出した。ドラグがゆっくりと出ていき、ロッドを立ててファイトしたところフッと軽くなって外れてしまった。身切れしてバレたのか、背掛かりでもしてそれが外れたが、どちらかはわからないがおそらくはシーバスだろうと思われた。
高川は対岸側にウナギ釣りの釣り人がいて、ブッコミ釣りの数本の竿を立て、暗くなってきてからは竿先にケミホタルを付けていた。待ちの釣りだが、数分置きにポンポンとウナギが上がって景気が良かった。一晩で多いときには10匹ぐらい釣れるとのことで、しばらく生け簀に入れてで泥を吐かせるとのこと。自分は食べないが、食べたらめちゃくちゃ美味いぞーと言っていた。
そして最後にそこから一つ上流側にある糸田川との合流点に行ってみた。夕マズメはほぼ終わって光量変化も落ち着いて夜の景色となったところで、一通り探りを入れてはみたが魚のいる気配も雰囲気もなく、そこで納竿することにした。ただ対岸を見ると橋の下の暗がりにエサ釣りをしているらしい人いて、誰の目にも止まらないようにしているかのように息を潜めていて、何を釣っているんだろうかと気になったがあえて声を掛けたりはしなかった。
スズキ44センチ、神崎川にてシャッドで ← シャッドを丸呑みされ、リップが口裏に引っかかってなかなか取れなかった。
7

26

(木)
場所大阪府神崎川……JR京都線橋下・大吹橋下流・糸田川合流点周辺・高川合流点周辺・天竺川合流点周辺・さくら橋下
天候晴れ
状況透明度が少し低かった。漂流ゴミは多く、水の動かないところで藻が大きな塊になっていた。流入河川を少し遡ると黄緑色の藻がたくさん浮いていた
中潮、干潮10時44分(潮位50cm)、満潮19時45分(潮位148cm)、干潮22時48分(潮位138cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(44cm)
ルアー・
パターン
小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムアジ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH EGING 0.6号11lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号
メモまだ陽の高いうちから出かけ、高川でバスやコイをからかいながら夕マズメを待ってシーバスを狙おうという算段だった。神崎川沿いを下って自転車で走る途中、気になる場所があったので竿を出してみたが、ごく浅く泥濁りの水の中にいくつものゴミが漂ったり沈んだりしていてコイやカメがのんきに泳いでいるだけだった。糸田川も少し気になったのでチェックしてみたが黄緑色の浮き藻が一面に浮いて水が悪いことを示していた。
高川ではコイ狙いらしいウキ釣りのおじさんがいて、どうでしたかと聞くとただただ首を振り、しばらくすると道具を片付けて帰っていった。高川の流れの中も黄緑色の藻があちこちにかたまって浮いていて、水が澱んでいた。流れを遡って行くとコイが何匹か上流から下流へ行ったり来たりしていたが、バスの姿は見られず代わりに小さなギルの姿があり、これをからかってみたが個体数が少ないようで釣りにはならなかった。
ふと合流点のほうを見るとシーバス狙いらしい釣り人が現れていて、よく見ると前回釣行時に出会ったベイトタックル2本の好青年だった。この日はロッドは1本だけだったが、シーバスに使えそうなルアーを数個だけ選んで来てみたようだった。しばらく話をしたり隣に並んで竿を振ったりして、時合とおぼしき時間を待った。そして好青年が少し離れたところで釣っている隙に、小型シャッドのトゥイッチングで食わせることに成功。これまたよく引く元気のいい魚でエラ洗いも何回かされたが、ルアーは丸呑みされてリーダーが少しスレてザラついていた。テールフックが口の中のエラに近いところに掛かっていて、リップが口唇に引っかかってなかなか取れなかった。
その後もしばらく竿を振っていたが、後が続かずシーバスの気配も感じなくなってしまったので、好青年を残してポイントを移動した。天竺川との合流点は少し離れたところにウナギ狙いのブッコミ釣りのおじさんがいて何本も竿が並んでいたが、距離があったので竿を出すことにした。ルアーを投げ、トゥイッチをしながら引いてくるとチェイスがあった。しかし掛からなかったのか食うに至らなかったのか一度のバイトで終わり、その少し後にも同じ魚か別の魚かはわからないが二度、チェイスがあった。そのギラッという反転時の燐きは野性と獰猛の片鱗であり、掛けることはできなかったもののルアー釣りの醍醐味とも言える静かな感動と興奮を味わうことはできて、とりあえずそれでよしとした。
三度チェイスがあったわけだがそれ以降は何事も起こらず、好青年のいる高川との合流点に戻った。聞くと一度だけバイトがあって乗らなかったとのことだった。そして少しずつ暗くなっていく時間の中、水面を眺めて軽いボイルのような状態が起こることを期待したが、何も起こらず時間だけが過ぎていった。陽が沈みきり、落ち着き払ってしまったポイントを見ながら納竿した。
スズキ53センチ、神崎川にてシャッドで ← 閃光のような激しいテールウォークを繰り出して抵抗した。それを物語るようにフックは針先が伸びスプリットリングまでもが伸びかかっていた。53センチ、1.3キロ。
7

29

(日)
場所大阪府神崎川……高川合流点周辺・天竺川合流点周辺
天候晴れ
状況雨後のためか少し濁りがあった。漂流ゴミは依然多く、藻の大きな塊もところどころにあった
大潮、干潮12時44分(潮位19cm)、満潮19時29分(潮位170cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(53cm)
ルアー・
パターン
小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムアジ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: DUEL SMOOTH EGING 0.6号11lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン3号
メモポイントを高川と天竺川だけに絞った夕方3時間程度の釣行という想定で、夕方4時頃から出かけた。高川の合流点に着くと釣り人がいて、先日の好青年かと思いきや別人、ロック&パンクといった柄のTシャツに色白・長髪の礼儀正しい青年だった。シーバスではなくバス狙いで、10年以上前のスタンダード、フェニックスの5.5フィートにアブガルシアの4600Cという往年の名品タックルを持っていた。ここでシーバスが釣れるとは思っていなかったらしく、先日からたまに釣れていると言うとバイブレーションに結び替えて投げ始めた。私はその青年に話しかけながらポイントの状況をチェックしたりタックルを組んだりした。引き潮で水位は低く、雨後のためか水は濁っていて、特に流入河川からの水がきつく白っぽく、本流の緑がかった濁りとで少し色が違った。はっきりとは見えないが底から生えた藻に流されてきた藻やゴミが絡まっていたりして、水底の様子がだいたい想像できる具合だった。小魚の姿やそれを狙う魚の気配はなかったが、一段浅くなったところには大きめのフナもしくは小さめのコイと、いつも見る大きさのコイがいた。
高川から本流との合流部にかけて、軽く探りを入れてみたが何の反応もなかったので、一つ下流側にある天竺川との合流点に移動した。水を見ると比較的澄んでいて水深もあり、高川周辺のたるんだ流れや水に比べれば魚が潜んでいそうに思えた。最近この場所では表層を泳ぐコイの姿を見るが、この日はあまり見られず、足元の岸際には流されてきて一つにかたまった藻の塊がいくつもあった。しばらくするとイナっ子の群れが泳ぎ始め、少しずつ潮が差してきて水位が上がるに連れどんどん新しいイナっ子の群れが入ってきた。それが一瞬ざわついたかと思うとイナっ子はちりぢりになって逃げ、50センチほどの大きさの真っ黒い魚体が素早く勢いのある泳ぎでそれを追った。その出来事は一度きりで、ルアーを何度も違う方向に投げたり、手を替え品を替えたりして探ってみたがルアーを追うことはなかった。
足元の藻の塊が水の流れで少しずつ位置が変わり動いていくのが見て取れたが、脇に何の魚かわからない小魚の死骸があった。ルアーのフックでうまく引っかけて拾いあげるとバスの子供だった。大きさは大柄な人の親指よりひとまわり大きいくらい、死んでから時間が経っているようで体表が白くなっていた。ずっと上流から藻と一緒に流されてきたのだろうか。天竺川との合流点ではそうやってポイントを休ませてはルアーを投げたが、結局ルアーを追う気配はなかったので少しの時間の後、また高川との合流点に戻った。
すると今度は2人の小さな子供を連れた別の青年が竿を振っていた。近寄っていくと大きいほうの男の子が「何を釣るん?」と聞いたので「スズキ」と答えた。男の子も竿を持っていて小さめなミノーを付けて投げていた。その大きさがまさしくマッチザベイトでちょうどベイトとなっているイナっ子と同じ大きさ、しかも子供の余計な殺気や邪念のないリトリーブが何とも言えない艶めかしいアクションを作り出して見るからに釣れそうだった。その父親である青年は大きめのルアーだったが、ビュンと力みの全くない一振りでとても遠くまでルアーが飛んで行った。しかし探っていたのが表層だけのためか反応はなかった。そして子連れの青年は時間が来たといって、道具を片付けて帰っていった。
その場に残った私は、ずっとシーバスが潜んでいないかどうかを伺いながら、ルアーを差入れるように投げて探っていた。そして、人が去って少しずつ暗くなっていく中、少しだけ休ませたポイントに小型シャッドを送り込み、得意のトゥイッチングを繰り出した。ずっと見ていたイナっ子の動きからシーバスの存在や位置を計り兼ねていたが、おそらくここで出なかればいないと判断できる場所でトゥイッチ2回、グッと重みが乗った。最初はコイかと思うような重い引きだったが、足元まで寄せて来たときにエラ洗いというよりは激しいテールウォークを繰り出してきた。その後潜っていって藻の塊の中に入ろうとするのでそれを阻止し、やんわり引きずり出して水面まで浮かせるとまたテールウォークを繰り出し水面上を1メートル以上滑走した。その抵抗は素早く激しく瞬発力と生命力に満ちていて、まさしく閃光のようなテールウォークだった。
その魚をランディングした後は、こっそりとリリースしてなんともいい気分で納竿とすることができた。

8月 -2007年-
スズキ54センチ、神崎川にてミノーで ビーフリーズ65LBS、CFキビナゴ ← コイのような重い引きでロッドをしっかり曲げてくれた。54センチ、1.4キロ。

→ ランディングした後にはフックの針先が6本あるうち2本、伸びてしまっていた。
8

2

(木)
場所兵庫県尼崎市猪名川……北部浄化センター排水門周辺・阪急神戸線橋下・河口(神崎川合流点)周辺、大阪府神崎川……旧猪名川水門周辺・天竺川合流点周辺・高川合流点周辺・糸田川合流点周辺
天候曇り時々晴れ
状況猪名川……本流の水は濁っていたが北部浄化センター排水門からの水は澄んでいた。神崎川に近い河口となる場所では透明度があった
神崎川……水はいつもの濁り具合で、漂流ゴミはいつも以上に多かった
中潮、干潮15時11分(潮位36cm)、満潮21時40分(潮位167cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(54cm)
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB CFキビナゴ)
使用
タックル
ベイト……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 832MFB-ti05 KAWA SPECIAL II、リール: DAIWA TEAM DAIWA-Z105HL、ライン: ナイロン3号12lb.
メモ最近は神崎川の小規模流入河川ばかりで釣りをしているが、そろそろほかのポイントの様子も見なければと、いつもとは少し違う場所に出かけた。向かったのは猪名川で、以前も探ったことのある、神崎川から一番近い水門のあるポイント。水中を覗くとコイかボラらしき魚が2、3匹見えたので、偏光グラスをかけてよく見ると数十匹もの魚が群れていた。茶色に見えるコイは大きいのは70センチ級、40センチ程度の小さいのもいて中には赤茶けたマダラ藻様の得体の知れない個体も見られた。やや体高があって黒っぽく見えるのは大型のフナで、サイズはどれも40センチぐらいといったところか、一番数が多いようだった。そして中型のボラ、黒ずんだ頭でっかちの魚体に口元だけが白く見え、水中の何かを食べているのかしきりに口をパクパクさせていた。
それらの魚をからかってみようと、ラパラのCD3を取り出して投げてみた。しかしタックルはバス用ミディアムアクションのベイトロッドにナイロンラインの3号という組み合わせ。当然飛距離は出なかったが、8フィート3インチというロングロッドでしなやかなアクションのため、意外にもすんなり飛ばすことが出来た。そしてミノーではいい反応どころか嫌がられるばかりだったので、試しに2グラム程度の渓流用のスピナーもキャストしてみた。タラシを長く取ってゆっくりしたスイングをすることで、リリースタイミングは難しくバックラッシュ気味にもなるが何とかキャストはできた。しかし飛距離は10メートルもなくやや沖に落としただけという感じ、水門からの流れに乗せることで沖まで自然に運ばれるようにしてやった。魚の反応はというと、やはりフナもコイも嫌がるばかりでボラは全く無反応。スピナーに替わってワームも投げたところ、15センチほどの細い小さな魚が追って来た。
このポイントで釣ろうと思っていたわけではないが、この辺にもシーバスが上がって来ているだろうと見ていた。ルアーをミノーに替えて、魚の群れの端のほうを引くとフナやコイがルアーを嫌がって逃げた。先ほどから泳ぎまわっている魚の中にはシーバスと見えるものもあり、それを確認したくて今度は群れの真ん中をトゥイッチすると、逃げ惑う魚の中にシーバスの姿を見た。先ほど見たのは50センチないかぐらい、今見たのは60センチはある良型だった。シーバスの姿は確認できたが、どの辺に定位してどう構えているかがわからなかったので、うまく攻めることは出来なかった。一度驚かせてしまっていることもあり、すぐにはチャンスはないだろうと、シーバスの存在を確認出来たことだけに満足して別のポイントに移った。
猪名川を下り、神崎川との合流点に近い辺りにスロープがあったのでそこを探ってみた。水は透明度があり、スロープの脇の深い部分は水深があった。夕暮れとなり、ボラが沖のほうで跳ね始め、イナっ子の群れがスロープの浅場に現れて水面をピチャピチャと騒がせ始めた。ここはフィーディングポイントとなり得るかも知れないと、シーバスの出現を期待してルアーを投げた。一度スロープ脇の深いところでコツンというアタリらしき感触があったが、二度目がなかったので何が触れたのか判然としなかった。水底に当たったわけでもなく、シーバスのバイトでもないとすれば、イナっ子か水中のゴミにでも当たったのか。
今にもシーバスがまわってきてイナっ子を追い始めてもおかしくないロケーションだったが、イナっ子の群れは安心しきっているように見えた。辺りは暗くスロープ周辺の水も澄んだ黒く底深い色に変わっていたが、段差の小さい階段状になったスロープはイナっ子が身の安全を確保するのに十分な形状でもあった。イナっ子の群れは時おりスロープから離れたところにも出ていき、その動きは全くのんきで無邪気だったので、ここで時合を待つのは根気がいると判断して見切りを付けた。
そして途中通りかかった旧猪名川水門に念のため探りを入れ、何も返答がないことを確認してから、またいつもの小規模流入河川のパターンを攻めに入った。しかし陽はすっかり落ちてしまい、視覚情報を必要とするベイトタックルでの釣りはストレスが多くなりトラブルも出始めた。天竺川との合流点はよく見えなかったが漂流ゴミがかなり溜まっていて、これに邪魔されてルアーを引きづらく、ゴミを拾っては外しするが手元が暗く手返し良く出来なかった。ふっと気が緩んだせいかリールのスプールに糸フケが出来て、スプールの回転が悪くなりラインがスムーズに出なくなる。そこでいったん遠くに投げてラインを巻き直そうとするが、向きのはっきりしない風のせいでバックラッシュしてしまった。それを直そうしてリールから手でラインを引き出し巻き取り直そうとするが、手元のラインが足元の草に絡み、竿先から出ているほうは水際にあるゴミに引っかかる。そんなことをしているうち対岸のホームレスのおじさんが川に立ち小便を放った。そんなことで動じる自分でもなかったが、なんとなくその水が気持ち悪くなってきてポイントを移動した。
高川との合流点はさすがに時合がなかったか終わってしまったように見えた。それでも細い流れに架かる橋の下でバチャバチャという激しい水音がし、何者かの気配は感じさせた。ルアーを何度も投げてイナっ子の状態やシーバスの存在を確認しようとしたが、なぜかルアーに対する反応がなくそれでも時おりバチャバチャという音がした。本流側を探っているときにその水音の正体がやっと判明した。数匹のカモの群れが高川から出てきて、本流を下流のほうに下って消えていったのだった。
糸田川との合流点はまだシーバスの姿を見たことがない場所だったが、この日の最後のポイントとして選んだ。本流との合流部から支流に架かる橋の下にかけてをざっくり探った後、本流への出口の辺りにルアーを投げ引いてくるとグンッと重みが乗った。実はまだ使うのが二回目で慣れていないロッドだったため魚の重みなのか根がかりなのかが一瞬わからなかったが、重く動くその引きに魚であることを確信し、慎重にファイトした。魚はコイのような重い引きでじっくりと走り、ロッドはキレイな弧を描いて曲がった。ゆっくりとラインを引き出そうとするかのような引きに耐え、ドラグを緩めたりリールのクラッチを切ってラインを送り出したりロッドで矯めたりしながら魚を寄せてくると近くに来たところでエラ洗いをした。引きからするほど大きくはなかったが、いいコンディションのシーバスで、玉網で取り込んで上げてみるとフックの針先が6本あるうち2本、伸びてしまっていた。
ハエ16センチ、由良川にてスプーンで ← 猛烈な勢いでスプーンに襲いかかってきた、ニジマスよりも鮮やかで獰猛なハエ。
8

11

(土)
場所和歌山県由良川……貴一荘前〜寺谷橋下流
天候晴れ
状況堰の上は農業廃水が溜まって毒々しい緑色に濁っていて、魚の姿がほとんど見られず生命感がなかった
同行者なし
釣果コイ1匹、ハエ5匹(ほかバラシ2匹)
ルアー・
パターン
コイ……小型スプーン(フォレスト マーシャルトーナメント1.5g フラッシュグリーン)、ハエ……小型スプーン(アルファビッグ スーパーキャッチSタイプ2g 銀)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーナイロン1.5号
メモ実家に帰った日の午後、すぐ前を流れる由良川で暇つぶしに釣りをした。まずはコイが何匹もいるポイントでいろいろな魚を狙ってみたところ、反応は悪くないもののなかなか口を使ってくれない。いろいろなルアーを試してみて結局、管理釣り場用のスプーンで35センチほどの小型のコイを釣った。婚姻色の出た真っ赤なハエがペアでいてカップルでいちゃついたり何故か興奮したコイに追われたりしていて、ルアーを猛然と襲うような仕草もあったりした。
上流のほうに歩いて釣り上っていき、小さな淵のあるポイントにルアーを投げ入れると素早く反応する魚がいた。フィッシュイーターより激しいくらいのアタックを見せて釣れたのはニジマスよりも鮮かで獰猛なハエだった。婚姻色が出て赤く濃い体色となり、顔の周りに追い星と呼ばれる白い突起物を散りばめたオスのハエで、闘争本能剥き出しのアタックでその後も楽しませてくれた。
さらに上流に行って堰のある上側を見てみたが、農業排水が溜まって毒々しい緑色に濁ったたるんだ水が湛えられていて、魚の姿がほとんど見られず生命感がなかった。バスの魚影を探し追ったが見付けることもできず反応を得ることもできなかった。水が流れていて澄んだ流れの中にはハエの姿が見られたが、いつもたくさん見るコイやフナの姿も見ることができなかった。
距離にして2キロ余りを遡っていったが、堰のあるところは水が死んで、浅瀬は先日の台風の影響で地形が変わり水深が全くなかった。川底は真っ平らに土がならされていてキャタピラーの跡がありそれなりの規模の改修工事があったことを物語っていた。そして数少ない水が生きた流れの場所でだけハエが釣れるというそんな状況だった。
ともあきとコイ34センチ、大池にてジグヘッドリグで ラリオとセイゴ、西川にてミノーで ← 子バスを狙っていたら釣れてしまった。

→ 西川では極小のセイゴとメッキがイナっ子の群れに混じっていた。ほかにはキビレの幼魚もいた。
8

12

(日)
場所和歌山県日高町志賀の大池、西川……尾上橋下流水門周辺、大川橋周辺
天候晴れ
状況
大池……水位は低く満水時からはするとマイナス2メートルぐらい。水は澄んでいたがところどころ風が岸に打ち付けて濁りが入っていた
西川……澄んだ水だが透明度は高くなかった。小魚以外の気配はなし
大潮、干潮11時57分(潮位19cm)、満潮18時43分(潮位184cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき
釣果バス約15匹(ほかバラシ多数)。ヒラセイゴ1匹、メッキ2匹
ともあき……バス約10匹(ほかバラシ数匹)、コイ1匹(34cm)
ルアー・
パターン
ヒラセイゴ・メッキ……小型ミノー(スミス シラスミノー キビナゴ)、バス……小型ミノー(ティムコ ヴィクセン55SS ホログラムテネシーシャッド、スミス D-コンタクト テネシーシャッドレーザー、ティムコ シュマリ55SS ダブルデビル、小型スプーン(フォレスト マーシャルトーナメント1.5g フラッシュグリーン)、1インチワームのジグヘッドリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーナイロン1.5号またはフロロカーボン2.5号
メモ何年か前に水が抜かれた池でまたバスが釣れるようになったと聞いて行ってみた。山の麓に堰を設けて作られた農業用水用の溜め池だが、堰堤部分が新しく護岸し直されコンクリートの白色が眩しいくらいだった。岸から離れるとそこそこの深さがあり全体の水量があるため、魚の居場所を探す意味で最初はテールスピンジグを投げてみた。同行のともあきは小さなバイブレーションを投げていた。
二人して何度か投げたところ、ともあきのルアーに付いてきたのか小さなバスが泳いでいるのが見えた。20センチもないような小さなバスだが、何匹かの小さな群れを作って泳ぎまわっているらしい気配だった。泳層は水面下50センチぐらいでバスの数も群れの数も多くはないように思えた。
魚に合わせたサイズのミノーをチョイスし、沖に投げてトゥイッチで広範囲にアピールするように引いてみた。気付いた魚がいた時には、群れで反応し数匹が岸近くまで寄ってくる。ただし口を使わせるきっかけになるアクションは限定的だった。うだるような暑さの中、バスも子供の魚ながらやる気がなかったのだろう。しかしダートを織り交ぜた小刻みなトゥイッチで俄然反応が変わり、猛烈なアタックを見せるようになった。食い損ねも多かったがアプローチに気を遣うことで何度投げても同じ魚に同じように反応させることができ、楽しく面白い子バスとの戯れが堪能できた。しっかり食った場合は釣ってしまうが掛かりが浅いのは敢えてアワセを入れず、極力釣り上げないようにした。
同じ群れで何度も遊んでいるとさすがに飽きがくるのかスレてきて、違うルアーでも反応が悪くなってくる。それをワームで食わせるような釣りは面白くないのでどんどん新しい群れを探して釣っていった。岬状の地形がありその脇や先端部を遠投して狙ったりもしてみた。バスはやはり小さくてどれも同じサイズだったが面白いように食ってきた。
崖状になっている一部の岸を除いて池をほぼ一周したところ、奥のほうにあるシャローエリアでは魚の反応があまりなかった。護岸でなく赤土と岩で形成された岸は水際からブレイクになっていて、足元の岩陰からバスが飛び出してきたりもした。そのどの魚もが2匹以上の群れを作って岸沿いを中心に回遊しているようで、群れに当たるとともあきと二人でルアーを投げては引きして群れを引きつけておいて釣った。興味を引くだけのアクションで群れの足を止めておき、飛びつかせるアクションを入れてスイッチが入った個体からどんどん掛けていく。ただし小さいサイズで可哀想なので掛けても水から上げないで勝手にバレてくれるのに任せた。釣り上げた数にバイトしてきただけの数を加えるとそれなりの匹数になる。
この日特に印象に残った魚が一匹いた。釣り上げたときにハリから外れて地面に落ちそれをリリースしたのだが、足元にあった藁クズが魚体にくっついた状態で泳ぎ去った。そしてその魚は釣り上げた場所から少しずつ岸沿いを移動しながらステイしていたが、藁クズが付いたままなのでどこにいてもすぐにその魚とわかった。それを見ている限りでは岸辺に着く魚は反時計回りに少しずつ動いているようだった。
反時計回りに池をまわって行き止まりに達したところで時計回りに戻っていくことにした。途中ともあきが子バスを狙っていて小型のコイを掛けた。私はコイを狙ってワンドの奥に一口サイズにちぎったワームを投げ入れたが、コイには嫌がられ子バスの餌食になってしまった。
それからはあまり釣れなくなりサイズアップも望めないと見て釣り場を変えた。海のほうに向かい、西川の下流域に行ってみた。水門のある水の動きがない場所ではやはり魚もおらず何も釣れなかったが、流れ込みのある場所まで行くと小さなイナっ子が群れで泳いでいた。ルアーを投げてみると異様に反応する個体がいて、小さなミノーに変えて探ってみるとイナっ子と変わらないサイズのメッキやセイゴだった。そのポイントを夕マズメまで観察したのだが、ほかに魚は幼魚サイズのキビレぐらいで、それよりサイズの大きい魚が現れることはなく日が暮れた。
8

19

(日)
場所大阪府神崎川……天竺川合流点周辺・三国橋下・阪急神戸線橋下・高川合流点周辺・糸田川合流点周辺、兵庫県尼崎市猪名川……河口(神崎川合流点)付近・北部浄化センター排水門周辺
天候晴れのち曇り夕方雷
状況神崎川……漂流ゴミが多く、水は濁って透明度がなかった
猪名川……黒く濁ってしかし澄んだ透明度のある水で、下流部一帯では表層にイナっ子がおびただしい数の群れで散らばっていた。
小潮、干潮15時58分(潮位104cm)、満潮22時03分(潮位147cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果謎の大物2匹バラシ
ルアー・
パターン
小型ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB CFボラ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA morethan 70L-3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: SMOOTH EGING 0.6号11lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号または3号
メモ前回の神崎川釣行が同月の2日なので、17日ぶりの出撃となる。同じように釣れるとは思っていなかったし、同じパターンで釣ったとしても面白味に欠けてしまう気がした。だからと言って持ち前の出不精に任せているとやっと見えかけ始めた魚の動きが見えなくなってしまう。そんなわけで少し低めのテンションで出かけた。
まず着いて竿を出した先は天竺川との合流点。真っ昼間で水は魚の存在を思わせないぐらいののどかさだったが、陽の高い時間帯でのこのポイントの特性を見てみたかった。買ったばかりのルアー、バス用スプーンビルミノーのメガバス・LIVE-Xマーゲイを投げる。やはり真っ直ぐには泳がないので何度かアイを左に少し右に少し傾けしてトゥルーチューンし、トゥイッチを入れジャークを入れして引いてみる。瞬間的なヒラウチの直後にジャークを入れるとすぐに水面まで飛び出してきてしまう。少し潜らせてからアクションを入れるが、透明度が低く目で確認できないためどんな動きをしているかがわからない。使い慣れないのと普段よく投げるルアーより引き抵抗が大きいのと、ロッドも最近多用しているより少々パワーと自重のあるものだったので少しずつ手が疲れてきた。
合流点から本流にかけてを広く扇状に探ってみたところでは反応らしいものはなかった。流入河川のちょうど河口となる部分には底に大きな段差があって前はその周辺で反応があったがこの日はなかった。流入河川の流れの中に上流側に向けて投げ入れ、そこに架かる橋の下のシェードを引いてくると、濁った水の中にギラッという大きく閃くものがあった。バイトには至らなかったが魚はいたようだ。その周辺を追い撃ちで叩いてもみたが、それ以上は反応はなかった。
その後は本流側の合流点を重点的に攻めてみた。水深があり広いのでコースを変えながらある程度何度もルアーを引くことができる。ディープダイビングのミノーを引いていると、どこからか浮いてきた小さな魚がルアーを追った。比較的ゆっくりしたスピードで泳いでいたルアーのすぐ後ろにピッタリと付け、見定めるのように間近に迫ったままずーっと追ってきた。トゥイッチを入れるとフィッシュイーターらしい反応はしたが、しっかりしたバイトには至らなかった。それもそのはず、魚はルアーと変わらないような大きさだった。ルアーの追い方、間合いの取り方などは明らかにシーバスではなく、しばらくして後にまた同じと思われる魚がルアーを追って、ごく近い間合いで追いかけてきて足元近くまで来てルアーが浮き上がろうとしたところでバイトした。ルアーのサイズに無理があるために乗らなかったが、魚の種類はわかった。バイトの寸前に見切るのがシーバスだが、バイトしてから見切るのはバスに多い戯れ方だ。
少し下流に移動して三国橋の下に入ろうと思ったが、橋の真下の日影に口ヒゲを蓄えたおじさんが昼寝を決め込んでいた。それで真下には入れず少し離れたところから橋脚を狙った。上流の方向に向かって吹く風が強くてルアーが風に流され、立ち位置を工夫することができなくて狙う場所にうまく投げ入れることができなかった。
それからさらに下流に向かったが、向かい風が非常に強く次に目指すポイントまで行くのをためらってしまうほどだった。そんなわけで途中ある橋の下で休憩がてらルアーを投げたりしたが、風が吹き荒れる中でまともに使用できるのはテールスピンジグだけだった。橋脚の手前側で大きくギラッと光るものがあり、おそらく4、50センチのボラと思われるが魚はいるようだった。岸から攻められる全ての角度で橋脚を探ってみたが、アタリはなかった。
逆風の中を自転車で駆け抜け、猪名川との合流点まで行き猪名川を遡った。階段状のスロープがあるポイントに入ろうと思っていたのだが、なんと先客がいた。釣り人ではなく、スロープの一番上の段の広いところにテーブルを広げて十数人程度の男女がビールを飲んでいたのだ。さすがにそのすぐ傍でルアーを投げるわけにもいかず、上流の水門のポイントに行こうと自転車を走らせると、そう離れていないところで水面が騒がしくなった。イナっ子の群れが水面近くを泳いでいて、人影に驚いたようだった。そこでルアーを投げてあちこちを引いてみるとあちこちで水面がざわつきイナっ子が飛び跳ねた。相当広い範囲に相当の数のイナっ子がいて、どこに投げても水面が騒いだが地形的に岸から1、2メートルほど離れたところから流芯の手前にかけてに限られた。それでもこの辺りは川幅が広くしたがってイナっ子のいる範囲も広くその数は夥しいものと思われた。
そのイナっ子に着いたシーバスがいないものかとひたすらルアーを投げたが、まだ陽が高くイナっ子の数も多過ぎ、シーバスがイナっ子もしくはルアーを襲うようなことはなかった。少し離れたところの岸際で釣り人と見える人が見えたので向かってみると、玉網を背負ってシーバス用と見えるスピニングタックルを持っていた。話を聞くとここは冬場にランカーの実績がある好ポイントとのことで、夏場はどうかなと思って来てみたとのこと。少し沖目に浅場があること、そこを根がかり覚悟で引かないと釣れないこと、そのために高価なルアーは使わず安物のバイブレーションを使っていることなどを聞いた。そんなことは思いも寄らなかったので自分としては目から鱗だった。
上流のほうに向かい、次に狙おうと思っていた水門のあるポイントに入った。先日ここに2、3匹のシーバスの姿を確認し、そのときは攻め方がわからなくて手を出すことすらしなかったのだったが、今回は自分の普段の釣りを応用してなんとか攻めてみようと思っていた。水位は前よりも高くて水深・水量がありながら水門からの流れは厚く強い。その流れには大型のボラやコイがたくさん集まって来ている。気配や雰囲気でシーバスがその少し離れた辺りにいるだろうことを想像してみたが、どの位置に潜んでいるかはやはりわからなかった。そこで水門の下流側からアップストリーム気味に投げて普段通りに引いてみた。ゴミが多くて引っかけてしまいそうになったり、ルアーがすぐ近くを通ってコイやボラが嫌がる。水門の中に奥深く投げ込んでみたところでは、何も入り込んでいないらしく反応はなし。そこで水門の上流側に立ち位置を移動し、水門からの流れの外側や流芯となる部分、下流側のヨレている部分などを探ってみた。ルアーはスプーンビルミノーで、ただ巻きでは潜り過ぎてしまい、ところどころにトゥイッチを入れて根ばかりの底を切るようにして引く。そしていったんルアーを投げる手を休め、目の前の水を休めた。
しばらくたってから、この辺にいるのではと思った辺りにルアーを投げた。正しくは、この辺で出てくるのではないかと見たところの沖目に投げ、激しいトゥイッチを入れながら引いてみた。すると反応したシーバスがルアーを追った。しかし距離が短く食わせることができず、姿がはっきり見えるところまで来て反転チェイスされてしまった。それからも少し時間を空けてからルアーも変えて攻めてみたが、それ以上反応してくることはなく夕マズメを迎えた。
下流の夥しい数のイナっ子がいたところに戻ると、先ほどの釣り人ももういなかったがあれほどたくさんいたイナっ子もいなくなってひっそりと静まり返っていた。試しにルアーを投げて引いてみたがそれでも何の魚もいないらしい無反応ぶりで、階段状のスロープのところにのみ相変わらずビールを飲んでいる集団がまだいた。
神崎川に戻って上流に向かい、また小規模流入河川を攻めて回るパターンで締める。その前に、行きでうまく攻め切れなかった三国橋の下を帰りで攻めた。もう昼寝の時間帯でなかったので口ヒゲを蓄えたおじさんはおらず、思うような立ち位置を選ぶことができたが、漂流ゴミが多くていいラインをトレースできなかった。一度足元近くまでルアーを引いて来たところでコツンというアタリらしき感触があり、ゴミが釣れたのではなかったので魚だったかもしれない。
すぐ上流の天竺川に行ったところ、水際に人がいてよく見ると釣り人ではなく花火をしている若い3人の男女だった。それでポイントに入ることができず、周りに誰もいなかった次の流入河川で釣りをした。着いて間もない頃は魚の気配があり、ボラが群れでいるのがわかった。本流側にルアーを投げて引くとコツコツという感触があり、一度掛かって走られたがすぐ外れた。シーバスを期待する気持ちが強かったので掛かったときはシーバスとばかり思ってしまったが、冷静に考えておそらくはボラのスレ掛かりだろう。そんな気持ちはゴミが掛かったときにも影響した。グッと重くなり、「来た」とばかりにファイトを開始。弱目のテンションをかけながらバラさないように慎重に寄せようとしたが、岸沿いに下流のほうに動くので着いていくようにした。しかしエラ洗いどころか魚の引きらしい振動がなくて少し違和感を感じた時、信じられった。自分はそのゴミを掛けたのだ。ゴミが水から抜き上げられて宙釣りになった状態になり、振り子の原理で魚が引いたように感じたのだ。
その後は魚の気配もなくなり稲光が凄まじく光り始めた。雨は降らず、ほんの少し小雨がパラついたりもしたがすぐに止んだ。もう一つの流入河川も攻めてみたがやはり何の反応もなかった。

9月 -2007年-
ハネ43センチ、神崎川にてシャッドで ← 何気なく釣れてしまった43センチ。
9

2

(日)
場所大阪府淀川……淀川大堰下流〜JR神戸線橋上流、大阪府西島川……西島水門周辺・両島橋上流・西島橋上流、大阪府神崎川……河口周辺矢倉干潟・三国橋下・天竺川合流点周辺・高川合流点周辺・糸田川合流点周辺
天候晴れ
状況淀川……水量が多く水は比較的澄んでいた
西島川……暗くなってからの街灯に照らされた水面で広範囲にイナっ子の波紋があった
神崎川……下流のほうは一部水が濁っていた。流入河川の合流点などの漂流ゴミは新鮮な草の比率が高かった
中潮、干潮15時49分(潮位100cm)、満潮21時46分(潮位158cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(43cm)
ルアー・
パターン
シャッド(デュエル ハードコアSH-60SP ホログラムプロブルー)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA morethan 70L-3、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ家を出る前からやる気がなくノープランでタックル一式を持って出かけてみた。先日の休みはタックルはもちろん何の荷物も持たずに自転車で出かけてみたのだが、気付けばやはり水辺をひたすら進んで自然観察をしながらかなりの距離を走った。そしてやはり姿を見ずとも生命感や魚の気配を感じては竿を振ってみたくなった。そういうわけで自転車に乗ってではあるがサイクリングではなく散歩がてらのポイント視察。
ノープランといっても全くの無計画ではなく、淀川でシーバスの遡上限界となる淀川大堰から右岸を川沿いに下っていく。大堰の真下はさすがに釣りをする場所ではないかと思ったが、水を見てみるとコイが泳いでいてなかなかいい流れだったのでそこから竿を出してみた。堰からは勢いよく水が溢れ出し、サイドにある魚道からは緩やかに見えるがしっかりした太い流れが出て、それが本流の流れに混じっていって絶妙なヨレを作っている。魚道の流れの払い出し口にはコイがいた。本流側の護岸の足元にもニシキゴイか鱗の剥がれたボラか、マダラ模様の魚が泳いでいるのが見えた。セイゴが着きそうなポイントにも見えたが、ルアーを投げ入れてみても無反応、イナっ子が群れでのんびりと泳いでいたのが一瞬散っただけ。
少し下流のほうに歩くと水中に護岸が張り出してごく浅くなった場所があった。しかもその護岸は少し沖で終わってそこからは全く違う水深になっている。浅い部分はイナっ子が群れていて、一段深くなったところを引いてみるとイナっ子が散りルアーを襲おうとしたものがいた。20センチ程度のキビレで、シーバス狙いのルアーが大きかったようで食うには至らなかった。ほかに釣れそうな魚はいないかと探ったところ正体のわからない小さな魚が追って来たがトゥイッチすると逃げてしまった。護岸の足元に魚らしき影があるのが見え、近寄って観察してみると背中に傷を負ったセイゴが一匹、カラダを休めていた。
そのポイントの周辺では釣り人はシーバス狙いらしき人が1人とパックロッドを持ったカップルが1組いた。シーバス狙いらしき人に話しかけてみると、ここは昼間でもけっこう釣れる場所なののだとのことだった。カップルのほうは話しかけなかったが、護岸の上から小型のスピナーベイトを軽く投げたりしていた。それらほかの釣り人の姿を横目にしながらそのポイントを後にし、下流のほうに向かって自転車を走らせる。河川敷は多目的グラウンドになっていてスポーツやレジャーをしている人やたくさんいた。水際には釣竿を手にしている人や何かよくわからないが遊んでいる姿がたくさん見られた。そしてホームレスの人、あらゆる目的や手段を講じてさまざまに時間を費し、多種多様な事情を持った人たちが集まっているるつぼのような場所に思えた。
そんな河川敷をさらに下流方向に移動していくと、ペットを連れて散歩している人、潮干狩りでもしているのか干潟に立ち込んでいる集団、本格的に釣り座を構えている人などさらに違ったバリエーションを見ることができた。そして日曜日ということもあってか人の姿が絶えることがなくどこかしらに誰かがいるといった感じだった。途中、リップラップがずっと続くところやそれが護岸に変わってぐんと水深のある場所などがありルアーを投げてみたがイナっ子以外の魚の気配は感じなかった。大きな橋があって河川敷の自転車道が終わるところでもルアーを投げてみた。橋の付け根部分まで水があってワンドのようになった地形、逆にいうと橋のすぐ近くだけを残して岸が川のほうに大きく張り出している場所だった。足元がリップラップで少し先の水中に消波ブロックが入っていて、杭や橋脚もあったりととても変化に富んでいるポイントだったが、反応はなかった。
自転車道を外れたので少し走って西島川との合流点まで下った。ここは水門があってその内側が船溜りになっている。見た目にも変化に富んでいてとてもいいポイントに見えるが、いつもここで魚の姿を見たことはなく、この日もそうだった。それでさらに下流に下って、河口である矢倉緑地を越えてその先の神崎川の河口である矢倉干潟に入った。矢倉干潟は淀川水系で唯一の干潟ということになっているが、コンクリートで固められた背の低い水中堤防のようなものがあり、自然の干潟ではない。その複雑な地形変化からそこそこいいポイントなのではと思っていたが、波打ち際は打ち上げられたゴミがひしめき、その中にはボラの死骸もいくつかあったりして潮の匂いに混じって甘いような苦いような腐臭がする。ウェーディングすれば楽しめるかとも見ていたが、陽が落ちて暗くなくなってしまうと何ともいえない恐ろしい雰囲気が差してきて釣りどころではなかった。
そこで引き返し、西島川や神崎川の良さそうなポイントを撃ちながら帰った。西島川では街灯に照らされた水面で広範囲にイナっ子の波紋があって、その向こう側にルアーを投げて引いてみたが水面のざわつき方は慌ただしくならなかった。神崎川では街灯が水面を明るく照らしている橋下のポイントを探ってみた。光は背後から注いでいて、アプローチの際に油断して水面に自分の影を落としてしまった。その明るさを頼りに水の中を覗き込んだところ、茶色く濁って透明度のない水だったので、影は深くまでは届いていないかもしれない。けれど魚は人の気配を敏感に察知してしまっていて、食いつきはしないだろうと思いつつルアーを引いてみた。何投目か、何気なくしていた隙グンと来た。魚であることはすぐにわかった。そのままファイトに移り、サイズは大きくなくすんなり寄ってきたが足元で何度もエラ洗いした。手応えからバレる心配はなさそうだったが、何も考えずに玉網でランディング。この日は釣れると思っていなかったので意外な一匹だった。この場所で掛けたのはこれが初めてだったのでそういう意味では嬉しい魚だったが、この時は特に何も感じなかった。
小規模流入河川を攻めて回るパターンに移り、それぞれの場所を探ったが反応を得ることはできなかった。高川との合流点には若者の集団がいて派手な花火を撃っていて、大きな音と散発的な火花が絶えず釣りにはならなかった。
ヘダイ、由良川にてミノーで キビレ23センチ、由良川にてミノーで ← キビレに混じってヘダイが釣れてきた。

→ この日一番の良型はキビレ23センチ。若魚であり決して大きくないが、渓流用トラウトロッドで十二分に引きが楽しめた。
9

8

(土)
場所和歌山県由良川……由良橋下流・第二由良橋下流、由良町海上自衛隊横水路
天候晴れ
状況由良川……水は澄んでいた。ところどころに細かなゴミがあったが、多くはなかった
由良町海上自衛隊横水路……イナ、キビレ、セイゴ、フグ、そしてコッパグレやほかの種類の魚など、さまざまな魚種がいた
中潮、干潮9時54分(潮位37cm)、満潮17時3分(潮位169cm)、干潮22時43分(潮位101cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ヒラセイゴ約10匹(ほかバラシ数匹)、キビレ約10匹(ほかバラシ数匹)、ヘダイ約5匹、メッキ3匹、ハゼ1匹、フグ5匹
ルアー・
パターン
ヒラセイゴ……小型ミノー(スミス ルナ47S レッドヘッドホログラム、ティムコ シュマリ48S 銀箔ヒメマス、スミス シラスミノー CSカタクチ・キビナゴ、ティムコ ヴィクセン55SS ホログラムテネシーシャッド・ピンクパーチ、ティムコ シュマリD48S ホログラムテネシーシャッド)、小型スプーン(アングラーズシステム レオン1.5g 金)、キビレ・ヘダイ……小型ミノー(アンレーズ ラピッド45SP モンカゲイエロー、ティグリス デンス37S オレンジゴールド、ティムコ シュマリD48S ホログラムテネシーシャッド)、小型スプーン(アングラーズシステム レオン1.5g 金、ダイワ レイヴ2.5g アワビホワイト)、フグ……小型ミノー(スミス シラスミノー CSカタクチ・キビナゴ)、小型スプーン(アングラーズシステム レオン1.5g 金)、ハゼ……小型ミノー(スミス ルナ47S レッドヘッドホログラム)
使用
タックル
スピニング……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: DUEL X-TEX 2.5lb.
メモ実家に帰省した連休の一日目。昼食後に由良川の河口に行った。干潮いっぱいから3時間ほどしか経っていない頃で水位はやや低め、釣りをするには少し浅いぐらいの水深だった。堤防の内側の護岸が張り出した足場から竿を出してみると透明な水に夏らしいほどほどの生命感があった。一発目から釣れて小気味いい引きを楽しませてくれたのはキビレの幼魚だった。
しかしそれから後が続かず、しばらくはフグばかりがルアーを追いかけてきた。河口のほうまでルアーを投げながら探って行くとヒラセイゴの反応が得られるようになり、ただサイズは15センチ前後と小さくトラウト用のミノーでもなかなか食わせられない。細かいトゥイッチでなんとかバイトを導き出して2、3匹を手にした。
足元の岩陰にハゼらしき魚がいて、ルアーが近くを通ったときに不意にバイトしてきた。これはもう一度ルアーをプレゼンテーションし魚の近くを舞わせるようにしてトゥイッチを入れるとうまく食いついた。アナハゼかと思ったが黒っぽい模様の普通のハゼ科の魚だった。
さらに下流に行くとひとまとまりになったヒラセイゴの群れを見ることができた。岸際のブレイクに少し沈んで着いていて、距離が近かったのではっきりと目で確認し観察することができた。トラウト用のミノーでからかうと面白いように反応してくれ、いろんなタイプのミノーを試した。一番反応がよかったのはティムコ・シュマリ48Sで、ティムコ・ヴィクセン55SSもトゥイッチでしっかりダートさせてやるといい反応を示した。シングルフックになった管理釣り場用タイプのものでもちゃんとフッキングできたが、やはりこのサイズでエラ洗いをされるとバレやすかった。
ヒラセイゴの群れはじっとその場にいるのではなく、時間とともに少しずつ上流に移動しながら溜まっていた。なのでそれをルアーで惹きつけておきながらや自分が追いかけながら釣ったり、しかし魚の移動のほうが速くて見失ってしまい、下流に向かって歩いてまた別の群れを探して釣ったりした。15センチ前後の小さいものが多かったが、全て同じ型ばかりでなくより小さい個体や25センチ近い大きめの個体も同じ群れに混じっていた。小さいのは水面に近いところにいてルアーへの反応もよかったが、大きいのは底近くにいてそこまで沈めなければルアーには反応しない様子だった。
そんな楽しい遊びも、潮が差してきて足場が浸水し、そのうちには水没してしまったのでいったん終了となってしまった。それでやむなく別のポイントに移動した。海まで歩いてすぐぐらいの長さしかない短い細い水路で、ごく浅い砂底には何匹ものキビレの幼魚が泳いでいた。消波ブロックが沈められた水深のある場所にはヒラセイゴがいた。足場が水面から3メートルほどあって高く、ミノーを引いてアクションさせるのは難しかった。ルアーへの反応は悪くないがすぐに浮き上がってしまうので食わせづらく、ディープダイビングタイプのティムコ・シュマリD48Sというミノーでなんとか1匹だけ釣り上げたのみ。後はほとんどフグにからかわれてしまうだけだった。
夕方が近付いていたが納竿までは少し時間があったので、帰りに由良川の先ほど釣りをしたところより上流のポイントに行った。いつもはあまり使わない極小のミノー、ティグリスのデンス37Sを投げると、面白いようにキビレが釣れてきた。ここも水面から4メートルほどと足場が高くミノーを引くには適さなかったが、思いきり遠くに投げて足元まで半分ぐらいのところまではなんとか普通に引くことができた。キビレはしつこくルアーに付いてくるが近くに来るとルアーが浮き上がり過ぎてしまうので食わず、常に沖合いでのみヒットした。ほかのルアーも試してみたが重さのあるスプーン以外は食いが悪かった。逆にデンス37Sにはよく当たってきて連続ヒットした。このミノーは泳ぎは派手めのウォブリングで、魚が真後ろに追尾してギリギリまで近付くとスリップストリームを起こしてバランスを崩すような動きをする。そのアクションが良かったのかもしれない。
そうやって近似種のヘダイも交えてキビレの幼魚の数釣りを楽しんで納竿とした。
ともあきとチヌ、有田川にてミノーで ラリオとバス33センチ、広川にてジグヘッドリグで ← ともあきが何気に釣り上げたのは小型のチヌだった。

→ 広川で岸際のエグレの下に投げ込んで食ってきたバスは痩せて細身だった。後で有田川で釣ったバスのほうが体高があって同寸なのに一回り大きく見えた。
9

9

(日)
場所和歌山県広川……河瀬橋下流・名島周辺、有田川……有田中央大橋下流、和歌山県由良川……第二由良橋周辺
天候晴れ
状況広川……全体的に水量が減って川は浅くなっていた
有田川……ここも水量は少なく、昨年と比べて大きく地形が変わっていた
由良川……昨日の状況とは打って変わって魚が少なくなっていた
中潮、干潮10時39分(潮位27cm)、満潮17時27分(潮位177cm)、干潮23時12分(潮位84cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき
釣果バス2匹(33cmが2匹、ほか同サイズ1匹バラシ)、カワムツ6匹。ヘダイ1匹、メッキ4、フグ2匹
ともあき……カワムツ5匹。チヌ1匹、ボラ1匹(スレ、40cm弱)、フグ1匹
ルアー・
パターン
バス……2インチワームのジグヘッドリグ、小型ミノー(アンレーズ ラピッド45SP モンカゲイエロー)、ヘダイ……小型スプーン(ダイワ レイヴ2.5g アワビホワイト)、メッキ……小型ミノー(ティムコ シュマリ48S 銀箔ヒメマス)、カワムツ……小型スプーン(ダイワ レイヴ2.5g アワビホワイト、ロデオクラフト 筍1.9g 金)、フグ……小型ミノー(ティムコ シュマリD48S ホログラムテネシーシャッド)、小型スプーン(ダイワ レイヴ2.5g アワビホワイト)
使用
タックル
スピニング(1)……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: SMOOTH EGING 0.6号11lb.(コーティングPEライン) + リーダーフロロカーボン2.5号またはナイロン1.5号
スピニング(2)……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: DUEL X-TEX 2.5lb.
メモ連休の二日目、ともあきと二人で広川・有田方面へ。最初に釣りをしたのは広川でいつも一番に入るポイント、カワムツが釣れる瀬がある場所。全体的に水量が減って川は浅くなっていて、魚の姿もまばらに見えた。超小型のトップウォータープラグを投げて探ってみたところ、反応もないと思っていたらともあきはいきなりカワムツを釣り、立て続けに2、3匹上げた。
私は淵がある下流のほうに行き、いつもそこに群れているコイを狙ったが、岸寄りの水深が浅くなっていてコイがいつもより遠目にいて、狙いづらく食わせられなかった。より下流のほうの浅瀬にスプーンを遠投してやると反応があり、良型のカワムツがポンポンと釣れてきた。
それからバス狙いでポイントを移動。先行者がいたのでウェーダーで立ち込んで叩かれていないであろう辺りを探った。岸際のエグレの下にジグヘッドリグを投げ込んでみると、期待していなかったのに竿先が絞り込まれた。川のバスなのでよく引き、岸際のブッシュや水底の障害物をかわしてのファイトは楽しかった。痩せていて細かったがまずまずのサイズだった。
ともあきも負けじとルアーを投げ、私も竿を振り続けたがそれ以上魚は出なかった。ふと上流のほうを目をやると立ち込みして釣りをしている若者の姿があった。よく見ると若者は数人いて、ウェーダーではなくズボンを脱いだ下半身下着姿で一生懸命竿を振っていた。そこはその後釣りをしようと思っていた場所だったが、場荒れしてしまっていて彼らが去る気配もなかったので止めにした。念のために少し上流のブッシュが茂る消波ブロック帯を目でチェックしたところ、ごく小さな入り江になった水溜まりに40センチを悠に越すバスがいた。こちらもびっくりしたがバスのほうがびっくりしたようで、慌てて本流のほうに泳いでだが飛ぶように逃げていった。そこはブッシュに覆われて本流側からは見えない場所で、おそらく下半身下着姿の若者たちに恐れをなして隠れ潜んでいたのだろう。
広川を後にした我々は有田川に行った。晩秋のシーバスポイントの視察を兼ねての様子見だったが、入水前に意外な出来事に遭遇した。潮止めとなる堰のすぐ上流にバスがいたのである。普段その場所はイナかアユなどの小型の魚しかいないのだが、この日は30センチ台半ばぐらいの数匹のバスがいた。メッキおよびヒラセイゴ狙いでラインの先に付けていたミノーをそのまま投げるとすぐに食った。小さなルアーでフックも小さく細かったのですぐにバレてしまったが、その後立ち込んで岸際を攻めていると同じぐらいのサイズのバスが釣れた。よく引いてくれてウグイかハネかと思ったが、体高のあるグッドプロポーションだった。
堰の上を一通り探った後は堰の下に移ってメッキおよびヒラセイゴ狙い。小さなメッキが出迎えてくれ、残念ながらヒラセイゴは入ってきていないようだった。ともあきは苦戦し、何気に釣り上げたのは小型のチヌだった。ともあきはボラをスレ掛かりさせて長い時間ファイトしたりもしていた。私はミノーを対岸のブッシュに引っかけてしまい、それを外そうとして引っ張ると草葉が揺れ、奥に潜んでいた魚が大きな水音を立てた。ランカークラスのシーバスか、ボラか、はたまたコイだろうか。何かはわからないが何かがいた。しかし、それを狙って釣るような考えは起きず方法も思い付かなかった。
夕方のマズメ時が迫ってきて、一日を振り返って釣果が思わしくないと感じたので昨日由良川でキビレを数釣りした場所に行った。面白いように釣れてきた昨日の夕方の状況と違い、水位は少し高く魚の姿もまばらに見えた。アタリはないわけではなかったが昨日と比べるとないに等しく、たまに小さなキビレが突つきにきた。釣れたのは私のヘダイとメッキ、二人してフグという貧果に終わってしまったが、それが普段の由良川なので悔しいということはなかった。
ハネ34センチ、神崎川にてミノーで← イナっ子が何者かに襲われているというよりからかわれているような水面のざわつきと気配。小型のシーバスがいると見たところ、しっかり反応があった。
9

15

(土)
場所大阪府神崎川……高川合流点周辺・天竺川合流点周辺・三国橋下・阪急神戸線橋下・糸田川合流点周辺、兵庫県尼崎市猪名川……北部浄化センター排水門周辺・河口(神崎川合流点)付近
天候曇りのち晴れ
状況神崎川……本流の水はいつもと変わらなかったが、流入河川から泥々に濁った水が流れ込んでいた。漂流ゴミの量は多いほうではなかったが、潮の加減でところどころに溜まっていた
猪名川……黒っぽいが澄んだ水で漂流ゴミは細かいものが水面のあちこちに散らばって浮いていた
中潮、干潮14時40分(潮位82cm)、満潮20時41分(潮位160cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(34cm、ほかバイトのみ1匹)
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB CFボラ)、小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムレッドヘッド)
使用
タックル
スピニング……ロッド: K'sLABO WANDO VACANCE 755-RF3、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ着いてすぐ、イナっ子が何者かに襲われているというよりからかわれているような水面のざわつきと気配があった。はやる気持ちを抑えつつタックルを組みラインシステムを組んだ。流入河川から泥々に濁った水が流れ込んでいて辺りは一帯に泥濁りで透明度がない状態。昼間なのに水面のざわつきと魚の気配は絶えず、いかにも釣りやすそうな状況だった。
小型のシーバスがいると見てルアーを各スポットに送り込んでいった。幅の狭い流入河川の河口部分で対岸ギリギリに投げ込む。落とす位置を少しずつズラしながら、自分の立ち位置を移動し引く方向を変えてやった。初っ端から出ることはなかったが、何投かした後、流れが払い出すブレイクと護岸が絡むある地点を泳ぎ去ろうとしたミノーに小型のシーバスが食ってきた。
型は小さかったが引きは強く、柔らかく非力なロッドだったので楽しみながらのファイトは少しハラハラした。漂流ゴミが多く巻かれてしまいそうだったからだ。微妙なテンションのドラグを効かせながらいなし障害物をかわしながら寄せ、水面まで浮いてきたところでフックの掛かり具合を確認。テールフック一本が軽く掛かっていただけだったので、足元で突っ込むのをわざとロッドを送って潜らせてやった。そうしてベリー側のフックもうまく掛かったところを見て抜き上げた。
それをリリースしてからはしばらく時間が経ったところでやっと反応が出た。手元までルアーを引いてきたところで水面にバシャバシャと水音と水飛沫が立ち、銀色の魚体が閃いた。同じぐらいのサイズのシーバスだったが、うまく乗らなかった。
その後何を何度投げても反応が出なくなり、そこでもう引き揚げていいと思ったのだがさらなる魚を求めて移動。もう一つの流入河川を攻めてみたが、そこには魚の気配はなかった。少し下流にある橋の下に探りを入れてみたがそこでも何事もなく、さらに下流に走って猪名川に入った。
水門のあるポイントまで行ってルアーを投げたが、根がかりでいくつかルアーをロストしてしまった。トゥイッチまたはジャークで上の層を根がかりしないように引いたりクランクベイトを使ったりしてみたが反応は得られなかった。
夕マズメとなった時、不意に釣り竿を持ったオジサン方数人が賑やかに現れた。その中の一人が「掛けたか?」と声をかけてきて、「まだ釣れていない」と答えた。オジサン方は水中を覗いたりし始め、陽が落ちて見る間に暗くなった水面を懐中電灯で照らしたりもし始めた。聞くと、ギャング釣りでスズキやボラを掛けるのだと言う。ルアーで探ったところでは反応する魚が1、2匹いるかいないかというポイントなのだが、その人はいつも10匹ぐらいは入ってきていると言う。しばらくその引っ掛け釣りの様子を見ていたが、真っ暗な中ボラがチラホラといるだけだったので掛かることはなかった。
その場を去り、自宅方向に戻りつつ途中途中で釣りをして帰ったが、この日はそれ以上の成果はなく終わった。
ハネ46センチ、神崎川にてミノーで ← 掛かった直後はエラ洗いをしたが、その後背掛かりした魚のように引いた。ファイト中にフックポイントが移動したのだろうか。胸ビレの下が血でにじんでいるが、ここにテールフックがしっかり刺さっていた。
9

20

(木)
場所大阪府神崎川……糸田川合流点周辺・高川合流点周辺・天竺川合流点周辺・三国橋下・大吹橋下
天候晴れ
状況水はよく澄んでいたが、ところどころ濁って透明度のない水があった。漂流ゴミは多くルアーを回収するたびに草や藻が付いてきた
長潮、干潮7時59分(潮位66cm)、満潮18時43分(潮位147cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(46cm、ほか2匹バラシ)、謎の小物1匹バラシ
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB CFボラ)、シャッド(常吉 ハマシャッドLR-T81S/u.s. シルバーシャッド)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE0.6号 + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ夕刻前の時間から少しだけ釣りをしようと出た。水位がいつもより高く、かなり上流のほうにも魚があがってきているかと思ったが、とりあえずいつも竿を出すところから攻めた。一箇所目は魚の気配のあるなしより漂流ゴミが多すぎて釣り辛く、しばらく探ってからすぐに見切った。二箇所目も同じく漂流ゴミが多くうまく攻められなかったのだが、魚がいたかいなかったかは判然とはしないまま見切りを付けた。
そして三箇所目、そこでは魚の姿と気配があった。と言っても姿を見たのは表層を悠々と泳ぐコイで、気配というのもイナやボラの群れがあちらこちらに泳いでいるのを感じたのだった。そこでも目当てであるシーバスの反応は得られず、しばらくやってから少し下流にある橋の橋脚に探りを入れた。こないだも見た中学か高校の男子生徒数人のグループがいて、大きな声で歌を歌っていた。
そして折り返して探ってきたポイントを逆の順序でもう一度釣る。バイトを得たのは二箇所目のポイント。足元の岸際のブレイクでトゥイッチでピックアップ寸前に食わせるパターンで掛けたが、すぐにバレてしまった。そして少し経ってから沖目でこの日二度目のバイト。掛かった直後はエラ洗いをしたが、その後背掛かりした魚のように引いた。ファイト中にフックポイントが移動したのだろうか。寄せてきて取り込むのに少し時間がかかったが、上げてみるとテールフックが胸ビレの下に刺さっていた。
この日はもう一度バイトがあり、少し小さめのシーバスを掛けたが油断していてエラ洗い一発でバラしてしまった。50センチを超えるようなサイズで使っているロッドがシーバス用であればほとんどバラすことはないのだが、40センチないようなサイズでロッドがバス用、しかもとてもハリのある超高弾性だったので、気を付けていたはずなのに弾いてしまった。最初のバイトもそうだがこれをちゃんと獲れていたら満足度が違ったかもしれないと、少々後味のよろしくない釣果を悔やんだりもした。

10月 -2007年-
有田川 ← 1メートルはある巨大魚。問題はその色と魚種で、クリーム色のニシキゴイなのだろうか?
10

6

(土)
場所和歌山県有田川……有田中央大橋下流
天候晴れ
状況潮位が低いため海水の浸入がなく水は澄んでいた
若潮、干潮9時10分(潮位62cm)、満潮16時27分(潮位167cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果メッキ4匹、フグ1匹。ウグイ1匹、アユ1匹
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト フラッシュミノー80SP オーロラオイカワ)、小型ミノー(アンレーズ ラピッド45SP モンカゲイエロー、ヨーヅリ エバミノー ホログラムアジ、メガバス X-55SP 赤金)、小型スプーン(ダイワ レイヴ2.5g アワビホワイト)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ昼過ぎから夕方前4時頃にかけての3時間ほど、有田川のウェーディングポイントで立ちこんで釣りをした。こないだバスを釣った場所にはフィッシュイーターの姿はなく、ミノーを散々投げ倒してアユを1匹背掛かりで掛けたのみ。
下流のシーバスポイントに移っても魚の気配は薄く、まずはトラウト用の小型ミノーでメッキを掛けたが、ルアーの大きさと大して変わらないぐらいのサイズだった。それより少しだけ大きいメッキをもう1匹釣り、そして最初のメッキと変わらないぐらいの小さなフグを釣った。
ランカーシーバスの実績ポイントでは、待望のバイトがあり小さくても狙っていた魚だと思って取り込んでみるとウグイだったりした。ボラの姿はあったがシーバスの姿はなく、まだまだ時期が早いのだと感じた。
ヒップウェーダーで限界まで立ち込んで流れの中を探索したが、シーズンにはシーバスが居着きそうなところにはコイがいた。またコイかどうかはわからないが1メートルほどあるクリーム色をした巨大な魚が泳いでいる姿も見た。水深のあるところにいたのではっきりとは確認できず、泳ぎ方を見ていてもコイかどうか判然としなかったが、コイ以外の魚だとするとアルビノのシーバスかボラかということになる。しかしコイだったとしてもその色と大きさは遠めに見ても神々しいまでの迫力があって、とても神秘的なもののように思えた。
ともあきとアジ、市堀川にてメタルジグで ← ともあきがこの日唯一手にした魚はアジだった。
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7

(日)
場所和歌山県紀ノ川……北田井ノ瀬橋上流・土入川合流点・紀ノ川大橋下流、市堀川……青岸橋上流、由良川……貴一荘前
天候晴れ
状況紀ノ川……北田井ノ瀬橋上流のポイントは透明度の高くない澱んだ水だった。土入川の水は泥濁りで透明度がなかったが、本流の水は海の水らしく澄んでいた
市堀川……紀ノ川と同じような水だったが、よく澄んで透明度が高かった
由良川……いつも通りの水質だった
中潮、干潮10時4分(潮位60cm)、満潮16時46分(潮位172cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき、父
釣果コイ2匹(42cm、28cm、ほか1匹バラシ)、フナ4匹、ハエ1匹バラシ
ともあき……アジ1匹
父……なし
ルアー・
パターン
小型スプーン()、2インチワームのジグヘッドリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ紀ノ川の中流部にバスを求め、下流部の流入河川や運河周りでシーバスを求めたが期待するような答えが得られない紀北方面への釣行だった。唯一得た魚はともあきが市堀川という運河筋で小型メタルジグを遠投して釣れてしまった小さなアジ。港湾部のストラクチャーに潜むシーバスを探っていての結果だった。
いったん帰宅後、自宅前の川で竿を振ってみたが、勝手知ったるポイントの魚は思う以上に釣りやすかった。最初に中型のコイを掛けたがいったんバラしてしまい、そのせいでほかの数匹のコイも警戒してしまい、ルアーの着水やラインの存在があるだけで大きく逃げていってしまうようになった。けれど型が小さなフナやハエなどの魚はその場荒れの影響が出ないのかルアーへの反応もとてもいいよう。立て続けに数匹をポンポンと釣り上げることができ、なかなか楽しむことができた。
テンジクアジ、由良川にてミノーで ツバメコノシロ、由良川にてミノーで ← ほかのメッキとは少し違うスピードと間の取り方でバイトしてきた。各ヒレが長く伸びているのが印象的なテンジクアジの幼魚だ。

→ これまた珍しい魚が釣れた。形もかなり変わっているこの魚の名はツバメコノシロ。
10

13

(土)
場所和歌山県由良川……貴一荘前〜由良橋下流
天候曇り
状況川の水と海の水どちらもとてもよく澄んで透明度が高かった
中潮、干潮13時1分(潮位83cm)、満潮18時48分(潮位194cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ヒラセイゴ3匹(ほか数匹バラシ)、メッキ8匹、テンジクアジ1匹、コトヒキ1匹、ツバメコノシロ1匹、フグ3匹。コイ1匹(40cm級)、フナ8匹
ルアー・
パターン
小型ミノー(バスデイ シュガーミノー40SP、スミス シラスミノー カタクチ、ティムコ シュマリ48S 銀箔ヒメマス)、小型シャッド(スミス ジェイドMD43SP ピンクホログラム)、小型シンキングペンシル(ダイワ 零示威5S 漁火)、小型スプーン(ロデオクラフト ノアジュニア1.4g パールホワイト、ダイワ レイヴ2.5g アワビホワイト)、2インチワームのジグヘッドリグ
使用
タックル
スピニング……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000S、ライン: DUEL X-TEX 2.5lb.
メモ午前中はよく寝て昼前までしっかり眠った。その日の昼下がり、自宅前の川に下りて軽く疑似餌釣りをした。元々餌付けされた魚が多いポイントなのでルアーだろうが小石だろうが投じられたものに敏感に反応して寄ってくる。ただスプーンなどの金属ルアーは着水音や沈み方が明らかにエサとは違うので、魚たちからすると多少勝手が違い戸惑っているように見えた。ルアーが魚よりも下に沈んでしまうため、ラインが魚体に干渉してしまうこともあって一部の魚は違和感を感じたりしていた。そしてまず一匹目にやや大きめのコイが食ってきたがすぐバレてしまい、その影響でコイ達はこぞって警戒するようになってしまった。
警戒するコイ達になんとか食わせようといろいろやったところ、やはりスプーンでは誘いに限界があると感じワームに変更した。メバル用の極細なストレートワームにごく軽い自作のジグヘッドというもので、前回のフナ釣りでは特に効果があったものだ。これで40センチクラスのコイを食わせることに成功したが、それによってやはり場荒れしそれ以降コイを反応させることは全くできなくなってしまった。ただし小型のフナなどは場荒れの影響などないようでコンスタントに釣ることができた。
釣り上げたフナは釣りをしている姿に興味を持って寄ってきた子供たちが欲しがったので手渡した。子供たちは流れの中に石を積み上げて生け簀を造りフナを入れたが、石と石との間の隙間を見付けた魚はうまい具合に逃げ出したようだった。
フナをひとしきり釣った後は下流のほうに行って海の魚を釣った。メッキやヒラセイゴ、フグといったおなじみの小魚たちを釣って楽しんだのだったが、この日は珍しい魚もいた。ヒラセイゴかと思って釣り上げてみるとヒレの先が長く伸びたメッキという姿のテンジクアジだった。これはほかのメッキとは少し違うスピードと間の取り方でバイトしてきて食い方もシーバスのようだった。グンッと思い切り引ったくっていくようなアタリを示し一瞬大物かと思わせたのはツバメコノシロで、これもたまにしか見ない魚。何より姿形が奇妙で引っ込んだ顎に下向きだがフィッシュイーターっぽい形の口吻、そのすぐ下に5本ほどの長いヒゲが生えていて、魚体はボラかイシモチのような白銀、ヒレもアジ科の魚のように先が細くすぼまっている。そして足元まで寄ってきても逃げることなく執拗にルアーを狙って追ってきたダツ。ダツは細長い魚体が特徴だが泳ぎにも特徴があって、まっすぐにしか進めない。ミノーをヒラを打たせながら脇を通してもシーバスやメッキのように反転してバイトすることはできないようで、ゆっくり引いても一瞬後退して方向転換してから追ってくるのだった。
そして夕マズメ、少し場所を変えてメッキとヒラセイゴを釣った。最初はミノーのトゥイッチングで釣れていたがすっかり陽が落ちて暗くなり、ミノーでは反応がなくなってしまった。そこでシンキングペンシルを使ってみた。ただゆっくり引いてくるのではなくて竿先で円を描くようにして引き、わざとラインの水切り音が出るようにしてやるとこれがハマった。小さいが立て続けに魚が釣れて海の小物釣りの楽しさが満喫できた。
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14

(日)
場所和歌山県有田市有田港、有田新川、吹井港……吹井川河口水門前周辺
天候曇り
状況有田港と有田新川……水は澄んでいたが緑色がかって透明度は高くなくかった。船着き場にはキビレが、干潟にはコトヒキの幼魚の姿がよく見られた
吹井港……吹井川河口の水門の外は澄んだ水で、中は水が濁っていた。その濁りの境目を中心にメッキがよく居着いていた
中潮、干潮13時30分(潮位93cm)、満潮19時10分(潮位188cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき
釣果ヒラセイゴ1匹、メッキ9匹、コトヒキ3匹
ともあき……メッキ4匹、コトヒキ1匹
ルアー・
パターン
小型ミノー(ティムコ シュマリD48S ホログラムテネシーシャッド、バスデイ シュガーミノー40SP)、小型シャッド(スミス ジェイドMD43SP ピンクホログラム)、小型シンキングペンシル(ダイワ 零示威5S 漁火)
使用
タックル
スピニング(1)……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン2.5号
スピニング(2)……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000S、ライン: DUEL X-TEX 2.5lb.
メモ昼からともあきと有田港の様子を見に行った。シーバスはいないわけではなかったが、サイズは30センチに満たないようなセイゴクラスで船下に1、2匹がいただけだった。新川の干潟部分にはごく小さなキビレとコトヒキの幼魚たちがいて、こいつらをからかったが思うようには釣れず苦戦した。
夕方は新川と似たような感じの小さな川の河口に行った。何度か釣りをしたことがあるがコトヒキやヒラセイゴ、メッキの数釣りができるポイントだ。コトヒキは釣れなかったがメッキを立て続けに釣ることができてヒラセイゴも1匹だけ混じった。ともあきも同じように入れ食い状態を楽しんだようだった。
セイゴ、神崎川にてシャッドで ハネ35センチ、神崎川にてミノーで ← 最初に釣れたのは幼魚サイズのセイゴ。掛かった瞬間からヘッドシェイクしていたようだが、最初は魚だとわからなかった。

→ 上の層を一通り探った後にレンジを下げると食ってきた。

ハネ44センチ、神崎川にてミノーで
← 同じ魚ではないと思うが、1匹掛け損ねたしばらく後に釣った魚。
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17

(水)
場所大阪府神崎川……高川合流点周辺・天竺川合流点周辺・三国橋下
天候晴れ
状況高川の水は泥濁りに濁っていたが、天竺川と本流はいつも通りで少し黒みがかった緑色の水。漂流ゴミも少なくはなかった
小潮、干潮15時44分(潮位127cm)、満潮18時56分(潮位139cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ2匹(ほか2匹バラシ)、セイゴ1匹(ほか1匹バラシ)
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB CFボラ)、小型シャッド(ヨーヅリ エバシャッド ホログラムレッドヘッド)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ久しぶりに神崎川に行ってみた。明るいうち、泥濁りの水を吐き出す流入河川の河口部でごく小さなセイゴが釣れた。20センチに満たない幼魚サイズで、掛かった瞬間からヘッドシェイクしていたようだが、最初は魚だとわからなかった。もう一匹同じぐらいのサイズの魚が掛かったがこれはエラ洗いでバレてしまった。
下流側のもうひとつの流入河川ではショートビルタイプのミノーで表層近くを広く探った後、ロングビルタイプに変えて層を沈めたところバイトを得ることができた。35センチと小型だが元気のいい魚だった。
さらに下流に行き、橋の上から街灯が明るく水面を照らし出しているポイントで、くっきりとした明暗の境目にルアーを通したところ見事にヒットした。サイズは50センチ前後でよく引いたが、玉網入れをしようとモタモタしているうちに外れてバレてしまった。
それからセイゴを釣った場所に戻り、違う角度で攻めて40センチクラスがバイトしてきたが、水面直下での出来事でバイトと同時にエラ洗いされ乗らなかった。しばらくしてから少し離れたところで同じくらいの魚が掛かり、外掛かりだったので少し走られたが玉網で難なくランディングできた。
ニジマス33センチ、芥川にてスプーンで ニジマス32センチ、芥川にてスプーンで ← スプーンの中層シェイクで釣れた良型。

→ ダウンストリームで流れに乗せて釣った魚。
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24

(水)
場所大阪府芥川……柳ヶ瀬エリア〜摂津峡大橋下流
天候晴れ
状況水はいつものようによく澄んでいた。地形変化により水深がより浅くなり水量も少ない感じだった。魚の数は少なくエリアの最上流部と最下流部にそれなりの数が溜まっているだけであとはごくごくまばらな様相、釣り人は十人程度だった
同行者なし
釣果ニジマス35匹(最大33cm、ほかバラシ数匹、バイト多数)
ルアー・
パターン
小型スプーン(ティファ チライ・ウラン1.5g イエロー・レッドブラック・メタリックレッド、フォレスト マーシャルトーナメント0.9g クリームピンク・パレットピンク、フォレスト マーシャルトーナメント1.2g フラッシュグリーン、フォレスト マーシャルトーナメント1.5g フラッシュグリーン・パレットブルー、アングラーズシステム フラッシングドーナ1g 銀、ロブルアー バベル1g)、小型ミノー(ジャッカル タイニーフライ38SP ウーリーペレット、バスデイ シュガーミノー40SP)
使用
タックル
スピニング……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000S、ライン: DUEL X-TEX 2.5lb. + リーダーフロロカーボン0.8号または0.6号
メモそろそろ涼しくなってきてマス釣りがしたいと思い、平日の休みに朝早めに起きることができたので芥川に行ってみた。最初に入ったのは一番上流側のルアー・フライエリアだが、置石で仕切られた一区画のみであとは全てエサ釣りエリアとなってしまっていて、その狭い場所を午前中いっぱいは釣ってみた。
ルアーはプラグでは反応が悪くスプーンでの気難しい釣りを強いられた。放流直後の魚を含んだ午前中の活性の高い個体だけを相手になんとか釣って十数匹ほどを掛けた。後半は真っ直ぐ手元に引いて来るだけのアクションには反応しなくなり、ボトムに落としてシェイクしたり中層でシェイクしたりすると反応がよかった。特に中層シェイクでアングラーズシステムのフラッシングドーナというスプーンがいい働きをしてくれ、この釣り場では大型と言える(それだけアベレージが小さかった)30センチオーバーも釣ることができた。
午後からは川を下って下流側のルアー・フライエリアに向かった。途中誰も竿を差していないだろう人気も魚っ気もない流れを探ってみたが、僅かな数の小さな残りマスがそれなりの反応をしてくれた。4センチないような大きさの小型のミノーがよかったのだったが、水深のある淵の底にある根に引っ掛かってしまった。どこかのスーパーのビニール袋が水底にしっかり根を張ってたゆたんでいて、それに掴まったルアーを落ちていた棒っ切れなどを使って必死で外そうと試みたが、棒の先が届いているのにうまく力がかからなくてどうにもならず、いろいろやっているうちにラインブレイクした。
少し下流のもう一つの淵ではスプーンを使った。ダウンストリームに投げて深みの緩やかに見えながらもしっかりした流れに乗せて引くと、30センチオーバーの良型が来た。スプーンの色は単色の薄く明るいグリーンにラメが入ったものだった。
下流側のルアー・フライエリアは地形変化により水深がより浅くなり水量も少なく、魚の数が目に見えて少なかった。それでも一区画だけまとまった数の魚が溜まっているところがあり、そこに居座ってしばらくはその魚を狙った。昼になって陽が高くなり水温も高くなったためか魚の活性は低いようで口を使わないどころかほとんどルアーを追わなかった。それが3時を過ぎ、太陽が渓間と高い樹々で隠れて見えなくなって陽が陰り始めた頃、少しずつルアーに反応を示すようになってきた。と同時に自分自身もスプーンで食わせるためのコツのようなものを思い出し、次々と釣れるようになった。立て続けにというわけではないが少し間を置いて釣れたり3、4連荘で釣れたりもした。
夕マズメが近付くと活性がより高くなるかと思ったがスレてしまって逆に難しくなり、上流に釣り上がって行った。途中で出会った上手そうな釣り人に釣果などを聞くと、朝からやって50本ほどとのことだった。タックルもルアーもエリア専用の高級なものでばっちり決めていて、ダイワのプレッソの一番感度のいいロッドに同じくプレッソのリール、そしてスプーンはプレッソのレイヴを2、30色は揃えていた。
暗くなり釣り人も少しずつ帰っていく中、魚影が薄かったのでそれほど数は出なかったが場所を替えるごとにテンポよく釣れてくれた。水深があって太い流れのある場所では30センチオーバーの良型が釣れてその引きを楽しませてくれた。その良型が最後の魚で、日が暮れて真っ暗になるとアタリが全く出なくなり、それにて納竿とした。
10

28

(日)
場所大阪府神崎川……高川合流点周辺・天竺川合流点周辺・三国橋下・神洲橋下・新三国橋下流・糸田川合流点周辺
天候晴れ
状況いつも通りの少し黒みがかった緑色の水。漂流ゴミもいつものように多かった
中潮、干潮13時57分(潮位92cm)、満潮19時39分(潮位163cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果イナ1匹(スレ)、謎の大物1匹バラシ
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ65SLB ヒトクチゴーストチャートイワシ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: K'sLABO WANDO VACANCE 755-RF3、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE 0.8号10lb. + リーダーフロロカーボン2.5号
メモまだ明るいうちから神崎川の流入河川に探りを入れた。前回はセイゴが食ってきたので小さくとも魚の姿は見れるだろうと思っていたが、セイゴの反応はなく代わりにコイか良型のシーバスかのどちらかがいた。流入河川の対岸側の岸壁際ぎりぎりにルアーを撃って引くとグンと重みが乗りそのまま走られたのだが、どんどん沖合いへと出て行く勢いを殺そうと少しだけドラグを締めてテンションをかけたところではずれてしまった。
別の流入河川や橋脚周りなども攻めてみたがこの日は何の反応も得られなかった。コイか良型のシーバスをバラしたポイントに戻ったときにルアーより少し大きいぐらいの大きさのイナを尻尾に掛けて釣ってしまっただけで終わった。

11月 -2007年-
11

2

(金)
場所大阪府芥川……柳ヶ瀬エリア〜旧中条橋上流
天候晴れ
状況日中表水温15度。水はとてもよく澄んでいた。前回行った時と比べ地形が変化し水量も多くなったのかところどころ水深が深くなっていた。魚の数は少なくまばらだった。釣り人は数人
同行者なし
釣果ニジマス25匹(最大35cm、ほかバラシ数匹、バイト多数)、カワムツ3匹(ほか数匹バラシ)
ルアー・
パターン
小型スプーン(ティムコ トリックトラウトスプーン・タイプA1.8g 赤金・イエロー、フォレスト マーシャルトーナメント1.2g フラッシュイエロー・ライトイエロー・パレットブラウン、フォレスト マーシャルトーナメント1.5g フラッシュグリーン・パレットグレー・クリームピンク・パレットブルー、アングラーズシステム フラッシングドーナ1g 銀・艶消ブラック・艶消ダイムイエロー・マットシルバー、ナカマスポーツフィッシングプロダクト トロットスプーン1.8g メタリックレッド、ティファ チライ・ウラン1.5g 蛍光オレンジ)、小型メタルバイブレーション(ジップベイツ パームボール しもつけペレット)
使用
タックル
スピニング(1)……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 682LFS-ti 冴掛 MIDGE DIRECTION、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: DUEL X-TEX 2.5lb. + リーダーフロロカーボン0.4号
スピニング(2)……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000S、ライン: DUEL X-TEX 2.5lb. + リーダーフロロカーボン0.4号または0.6号
メモ前回の芥川釣行でスプーンでのニジマス釣りの感覚を掴んでその感触に少しハマったので、ほぼ一週間後のこの日にもまた行ってみた。前回の釣果が35匹で後半からコツを思い出していい調子で釣れたこと、その調子で最初からいけばもっと数が伸びるだろうこと、その日いた上手な釣り人が50匹以上釣っていたことから、この日の目標を50匹と設定。しかし、出だしからかなり渋くて苦戦を強いられてしまった。
最初はボトムや中層でスプーンをシェイクして釣ることと少し沖合いで釣るを意識して長めのバス用ウルトラライトスピニングを使っていたが、ステディリトリーブでのより繊細な釣りがすぐ必要になってきたので渓流用のトラウトロッドに持ち替えた。使っていたバス用ウルトラライトスピニングは芥川のニジマスを相手にするのに十分な繊細さを持っていたのだが、自重がさらに軽量で短く取り回しのいい渓流用トラウトロッドのほうがやはり良かった。
放流直後はそれなりに釣れたが魚はすぐに水になじんで流れの中で定位するようになり、猛烈にルアーを追うようなことはなかった。なのでスプーンを目の前に通して一定速度一定深度できっちり引かないとなかなか食ってくれなかった。
午前中は最初に入った区画にしっかりと釣り座を構えて釣ったが、渋くなったので昼からはあちこちの場所を釣ってみた。管理区域の最下流部に行ってみると案の定釣り人は誰もおらず竿を差したような形跡もなかったが、魚もいなかった。ただし一区画だけ水深のごくごく浅いところがあり、こんなところにはいるはずがないと思いながらルアーを投げてみると意外にもまとまった数の魚が群れでいた。踵が隠れる程度の水深でまともにスプーンも引けないくらいでなかなか食わせることはできなかったが、難しいながらも反応を楽しむことはできた。
最下流部から引き返すと今度は上流に上りながら釣っていった。途中にある橋の下にはアルビノの黄色いニジマスが2匹入れられていて、ニシキゴイかと思わせるような優雅な泳ぎを見せていた。下流側からアップストリームで撃ってみるとルアーに反応したが、アルビノが食うより先に普通のニジマスがルアーを追うので狙って釣ることはできず、何度も何度も投げているとやはりスレてしまって普通のニジマスも釣れなくなってしまうのだった。
さらに上流に行けばニジマスよりもずっとルアーへの反応のいいカワムツが釣れたりした。ただしそれはニジマスの魚影が薄いか全くいないためにカワムツが大きい顔をしていられることのようだった。
そんな感じでこの日は目標としていた匹数の半分しか達成できず、夕マズメの後納竿するまで渋い釣りに終始した。絶えず変化する中に生きるモノを相手に思惑通りに事を運ぶなどできるはずもないのだが、改めてそれを実感した一日だった。
11

4

(日)
場所大阪府神崎川……十八条下水処理場排水門周辺・三国橋下・JR神戸線橋下流・神洲橋下・新三国橋下流・天竺川合流点周辺・南吹田下水処理場排水門周辺、兵庫県尼崎市猪名川……河口(神崎川合流点)周辺
天候晴れ
状況いつも通りの水だが、下流に行くほど澄んでいた。漂流ゴミは少ないほうだった。河川敷はいつもと違い釣り人の姿が目立った。コイ釣り大会が開かれていてそのコイ狙いの人と、バス狙いらしき若者、シーバス狙いとおぼしき単独もしくはグループをあちこちで見た
長潮、干潮9時33分(潮位59cm)、満潮16時40分(潮位133cm)、干潮23時39分 <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果ハネ1匹(54cm、ほかバラシ1匹)。バス1匹バラシ、コイ1匹バラシ
ルアー・
パターン
バイブレーション(ティファ ノリーズ・ラトリンジェッター クロームレインボー)、ミノー(デュエル 3D-150 チャートリュース、メガバス ライブ-Xマーゲイ ゴーストモツゴ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン2.5号または3号
メモ十八条大橋の下にスゴい人だかりができていて、その周辺を中心にコイのブッコミ釣りをしている人があちこちにいた。この川で時々開かれるコイ釣り大会のようだった。
幸いにして十八条下水処理場の排水門周辺には人がいなかったので入ってみた。バイブレーションを沖に投げて遠目から近くを探ってみると足元で食ってきたが、いつも見るシーバスとは違う短い体形に黒っぽい模様のある魚で、25センチ程度のバスと見えたが首振り一つでバレてしまった。
同じ排水門の違う角度のところにもう一人釣り人がいて、短くて白いロッドに小さめのルアーか仕掛けを付けて投げていた。聞いてみるとこないだセイゴが釣れたのでそれを狙っているのだそう。でも元々ハゼ釣りに行こうと出てきたのだとか。小型のテールスピンジグを投げ、こないだは2匹釣れたんですがね〜と、しかし反応も気配もなくイナの群れがちょこちょこと泳ぎ回るばかりだった。
下流へ移動しようと自転車に乗って走っているとロッドを持った若者の3人組とすれ違った。服装というより装備を見た感じではバス狙いかとおぼしかった。
大きく動いて橋脚まわりを次々と探っていった。この時期のポイントのひとつである橋下のエグレ、橋脚と橋脚の間のうち、橋脚と橋脚の間にズバリと入ったときにすぐに食ってきた魚がいた。サイズは50センチぐらいで、根ズレしながらも一度は引っ張り出せたが、手前まで寄せようとしたところで不意にバレてしまった。バレてしまった魚がいた場所を何度か探り、同じ魚がまた食ってこないか、同じところにほかに魚がいないか、同じようなところに同じように魚がいないかを探った。距離にして数十メートル以上の護岸の川岸沿いをチェックしたがほかに反応のあった場所はなく、別の場所に移動する前に最後に、といった感じで投げた橋脚の向こう側に風と流れをうまく利用して流し込むと食ってきた。50センチ台のシーバスはよく引いてくれ、手元まで寄せてきて玉網を準備しいざランディングというところでフックが外れてオートリリースになってしまった。
そこからは折り返し来た方向に戻り、さらに対岸側に渡って帰り道の途中にあるポイントに寄りながら釣りをした。猪名川にも竿を出してみたが、冬場の実績ポイントらしい下流域のシャローエリアにはすでに2人の玉網を背負ったアングラーが入っていた。河口というか神崎川との合流点となる辺りにあるスロープでその変化やイナっ子に着くであろう魚を狙ったが全く返答は得られなかった。
上流へ上りながら橋脚周りや流入河川などを見ていったが、この日は主要なポイントに全て釣り人が入っていた。天竺川との合流点には年配のルアーマンがいて、長めのシーバスロッドで流れのヨレを探っていたが反応はないとのことだった。高川との合流点には下流側に4、5人の初心者らしきグループと上流側に単独のシーバスアングラーがいて、その単独のほうに釣果を聞くと2、3本ほど上がったとのこと。糸田川との合流点には3人組の若者がいて、聞くとここでも1匹だけ釣れたといった。人が多い分結果もそれなりにあったようだが、いつも誰もいない神崎川を一人で釣っているのでこれには少々面食らってしまった。
← 流れの中で出た良型。胸ヒレがない個体だった。

→ 夕マズメ、流れの強い深みにルアーを送り込むと一発で食ってきた。
11

8

(木)
場所大阪府芥川……柳ヶ瀬エリア〜旧中条橋上流
天候晴れ
状況水はよく澄んで冷たかった。魚の数は少し多くなっていた、釣り人は十人程度
同行者なし
釣果ニジマス40匹(最大37cm、ほかバラシ多数、バイト多数)、カワムツ2匹、ハエ1匹
ルアー・
パターン
小型スプーン(ダイワ レイヴ1.5g 赤金、ティムコ トリックトラウトスプーン・タイプA1.8g 赤金、アングラーズシステム レオン1.5g レッド、フォレスト マーシャルトーナメント0.9g クリームピンク、フォレスト マーシャルトーナメント1.5g クリームイエロー・パレットグレー、アングラーズシステム フラッシングドーナ1g 艶消ホワイト・艶消ブラック・艶消ダイムイエロー・マットシルバー・マットゴールド・グローチャート、ロデオクラフト ノアジュニア1.4g パールホワイト)、小型ミノー(ラッキークラフト スナッキーS マットオレンジ)、小型シリコンラバージグ、フライ(ロイヤルコーチマン#14)
使用
タックル
スピニング(1)……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000S、ライン: ナイロン3lb. + リーダーフロロカーボン0.4号
スピニング(2)……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 682LFS-ti 冴掛 MIDGE DIRECTION、リール: SHIMANO '07 NASCI 1000、ライン: PE 0.8号10lb. + リーダーフロロカーボン0.8号
メモアルビノのニジマスがニシキゴイのように優雅に泳ぐ淵のあるポイントにまず入った。放流直後ということもあり赤系のスプーンで順調に釣れ始め、しばらくすると少し渋くなったと思えたが基本を守った釣り方でコンスタントに釣り上げることができた。アルビノのニジマスを反応させることはできなかったが狙った個体を思い通りに掛けたりしてなかなか楽しめた。
この日はあまりあちこちを釣り歩いたりしなかった。最初に入った一区画でそこそこの数が釣れたからだ。ルアーもいろいろな形や色のスプーンを試し、シリコンラバージグやフライなども使ってみた。シリコンラバージグは意外なほどの効果があって虫にでも見えるのか猛烈にアタックしてくるが、元々バス用のものなのでフックが大きくてなかなかフッキングしなかった。それでも1匹だけは小さい型なのにしっかりと丸呑みにしてくれたのがいた。フライはルアーロッドで単体で投げることは当然不可能で、メバル釣りで流行の兆しを見せているいわゆる水中ウキを使って投げた。しかしどういう訴えかけが効いているのかわからないが魚は水中ウキに興味津々で追ってきてフライには見向きもせずといった感じだった。
夕マズメはフライロッドを振っていた人が帰ったのでその場所に入った。流れの強い深みにルアーを送り込むと一発で食ってきて、文字通り小粒と言っていい大きさと形の超小型ミノーを良型が丸呑みにした。この年の芥川では一番のグッドサイズで丸々と太った37センチだったが、エラにまでハリが達していたためかグロッキーになってしまい、その後その場で締めて捌いて持ち帰ることにした。それからもそのヒットルアーで何度かアタリがあったがいつの間に外れたのかフックがなくなっていて掛からなかった。
スプーンでもよく釣れた。特にどんどんと空まで暗くなっていく中、夜光カラーのスプーンを蓄光させて使うとポンポンと入れ食った。夜光カラーは一つのタイプしかなくてローテーションができなかったが、視認性も良くて夜光でないカラーを無理して使うより釣果は全く違ったように思えた。
← 一見何もないように見える流れの中から釣ることができた。
11

10

(土)
場所大阪市豊中市猪名川……利倉橋下流・神津大橋上流、大阪府神崎川……大豊橋下・三国橋下・天竺川合流点周辺・高川合流点周辺・糸田川合流点周辺
天候晴れ
状況漂流ゴミは多く、しかもまとまった数のものがさらに集合して巨大な漂流ゴミ島を作っているほどだった
大潮、干潮12時44分(潮位90cm)、満潮18時31分(潮位149cm) <大阪府 大阪>
同行者新森さん
釣果ハネ1匹(45cm)、ボラ1匹。バス1匹、ギル1匹
新森さん……ボラ1匹。ギル1匹
ルアー・
パターン
ミノー(ラッキークラフト ビーフリーズ78SLB レーザーレッドヘッド)、スナップルアー、エサ(パン)による脈釣り
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND 6102MLFS-07 SPINNING 柳龍、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン2.5号
メモ神崎川のシーバスというキーワードで知り合った同じ神崎川水系をホームグランドとする新森さんという青年。私のひょんな呼びかけから新森さんが普段やっているボラのエサ釣りというのを見せてもらうことになった。
昼の2時に猪名川の利倉橋という橋の袂で待ち合わせた。そこは流れが中州によって澱んでワンドのようになったポイントで、バスやヘラ、コイ狙いのたくさんの釣り人で賑わっていた。知っている有名な場所で言えば淀川の城北ワンドを幅を狭く規模を小さくしたような感じで、休日の憩の場所と呼ぶに相応しいようなのんびり和やかなムードが漂っていた。ボラがエサで釣れるという話だがなるほどコイやフナのように回遊しては水中の浮遊物などを漁るような動きをするボラの群れが見られた。
さっそく良さそうな場所に入りそれぞれ思い思いに釣り始める。新森さんは気軽な釣行で使うらしいバス用ライトアクションのパックロッドで、シーバス兼用のナイロン2号の先に玉ウキ仕掛けを付けて軽く投げていた。私はバス用ミディアムライトアクションの2ピースロッドで、シーバス兼用のPEライン0.8号にリーダーフロロ2.5号、ラインの先には管理釣り場用のスプーンフックだけを付けて足元に落とし込んだ。
私がハリだけでボラや子バスを釣ると新森さんは驚嘆してくれた。しかしエサ無しでは釣れ続かずエサ有りに切り替えたが、新森さんは食パン派、私はロールパン派と、同じパンエサでも趣向が違った。食パンは白い部分と耳とで硬さが選べるが、すぐ乾燥する。ロールパンは白い部分と皮とで大きな差はないが、比較的乾燥しにくい。
パンエサでお互いボラやギルを釣って楽しみ、夕方暗くなる前に別れ、帰り道にいつも寄るポイントでシーバスを釣った。
11

18

(日)
場所大阪府神崎川……十八条下水処理場排水門周辺・榎木橋下・三国橋下・新三国橋下・高川合流点周辺・糸田合流点周辺・南吹田下水処理場排水門周辺・十八条大橋上流・大吹橋下・阪急千里線橋下
天候曇り時々雨
状況明るいうちは水位が高く水面が近かったが、夜になると潮が引いて下がった
小潮、干潮6時44分(潮位49cm)、満潮15時27分(潮位132cm)、干潮21時57分(潮位94cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果スズキ1匹バラシ、ハネ1匹(50cm、ほか1匹バラシ)
ルアー・
パターン
バイブレーション(ティファ ノリーズ・ラトリンジェッター クロームレインボー)、ミノー(ティムコ コーストガード・タイプL ホログラムピンク、ラッキークラフト ビーフリーズ78ESLB CFキビナゴ)
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA morethan 70L-3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン2.5号または3号
メモ
11

24

(土)
場所和歌山県由良川……由良橋下流〜第二由良橋上流
天候晴れ
状況海側の水はよく澄んでいたが、川の水は白く濁っていて、汽水域はところどころで濁りのきつさが違って変化があった
大潮、干潮11時42分(潮位84cm)、満潮17時15分(潮位185cm) <和歌山県 下津>
同行者なし
釣果ヒラセイゴ6匹(ほか数匹バラシ、バイト多数)、メッキ5匹、コトヒキ1匹、フグ1匹
ルアー・
パターン
小型ミノー(アンレーズ ラピッド45SP モンカゲイエロー、ティグリス デンス37S オレンジゴールド、ティムコ シュマリD48S ホログラムテネシーシャッド、ティムコ シュマリ48S ピンクゴールドヤマメ)、小型スプーン(ダイワ レイヴ2.5g アワビホワイト)、小型シンキングペンシル(ダイワ 零示威5S 漁火)
使用
タックル
スピニング……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: ナイロン3lb.
メモ
ともあきとヒラセイゴ、由良川にてミノーで ← ともあきが渋い中釣り上げた一尾。
11

25

(日)
場所和歌山県有田川……有田中央大橋下流、由良川……第二由良橋上流
天候晴れ
状況有田川……水は澄んでいて水深は浅く、魚の気配が薄かった
由良川……海側の水はよく澄んでいたが、川の水は白く濁っていて、汽水域はところどころで濁りのきつさが違って変化があった
大潮、干潮12時24分(潮位89cm)、満潮17時52分(潮位186cm) <和歌山県 下津>
同行者ともあき
釣果ヒラセイゴ3匹(ほか数匹バラシ)
ともあき……ヒラセイゴ2匹、メッキ1匹
ルアー・
パターン
小型ミノー(ティムコ シュマリ48S ピンクゴールドヤマメ、アンレーズ ラピッド45SP モンカゲイエロー)
使用
タックル
スピニング(1)……ロッド: DAIWA morethan 70L-3、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン3号
スピニング(2)……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000、ライン: ナイロン3lb.
メモ

12月 -2007年-
12

2

(日)
場所大阪府神崎川……阪急千里線橋下・JR京都線橋下・大吹橋下・十八条下水処理場排水門周辺・三国橋下・天竺川合流点周辺・高川合流点周辺・糸田合流点周辺
天候晴れ
状況明るいうちは水位が高く水面が近かった。排水門付近や流入河川との合流点周辺で漂流ゴミが多く溜まっていた
小潮、満潮15時10分(潮位121cm)、干潮22時05分(潮位77cm) <大阪府 大阪>
同行者なし
釣果なし
ルアー・
パターン
なし
使用
タックル
スピニング……ロッド: DAIWA HEARTLAND-Z 742MFS-ti06 震斬、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2500S、ライン: PE 0.8号15lb. + リーダーフロロカーボン3号
メモ
← この日の最大級。
12

12

(水)
場所大阪府芥川……柳ヶ瀬エリア〜旧中条橋上流
天候曇りのち雨
状況水はいつも通り澄んで冷たかった。魚の数はやや少なく、釣り人はやや多く十数人ほど
同行者なし
釣果ニジマス25匹(最大40cm、ほかバラシ多数、バイト多数)
ルアー・
パターン
小型スプーン(アングラーズシステム フラッシングドーナ1g 赤銀・艶消オリーブ・艶消マスタード・艶消ホワイト・艶消ダイムイエロー・マットシルバー・グローチャート、ティムコ トリックトラウトスプーン・タイプA1.8g オリーブ、フォレスト マーシャルトーナメント0.9g クリームピンク・パレットピンク、フォレスト マーシャルトーナメント1.2g パレットブラウン・ライトイエロー・フラッシュグリーン、フォレスト マーシャルトーナメント1.5g クリームピンク)、小型ミノー(ラッキークラフト スナッキーS マットオレンジ)、小型シリコンラバージグ、フライ(ナック オクトパスボム 黒)
使用
タックル
スピニング……ロッド: SMITH BUNSUILAY 56UML、リール: SHIMANO '06 TWINPOWER Mg 2000S、ライン: ナイロン3lb.またはナイロン2.5lb. + リーダーフロロカーボン0.4号
メモ


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