厳島神社

　前のページで、厳島神社の創建は、推古天皇即位元年(593年)に行われた、と書いた。
　しかし、その頃はもっと簡素な建物だったらしい。平安時代(1168年)、平 清盛が今日のような艶やかな社殿の原型を造った。…折しも、貴族が栄華を極めた時代のことである。

　その後、増築・改築を重ねて、現在の姿がある。
　大鳥居も、平安の時代から数えて８代目。今のモノは明治８年に建立された。
　…建立というが、要は立っているだけなんだけどね。高さ16ｍ、太さ約10ｍの巨大なクスノキ。鳥居の総重量は60ｔにもなる。
　そんな巨大なブツが、砂浜に自立しているのだ。大水の時なんか、どうするんだろう？…と思うが、心配ご無用。所詮は木。先の台風では浮いて事なきを得たそうだ。

　写真のほぼ中央にぶら下がっているのは、灯籠。
　境内に、108つ、ぶら下がっている。…除夜の鐘でも有名な、人間の煩悩の数ですね。そんなモノぶら下げてどうするのかねー。灯籠をぶら下げて煩悩が無くなるなら、ウチでもやるかー？

　…アホな話しはさておき。
　私たちは日曜日に行ったので、２組のカップルが結婚式を挙げていた。
　結婚式といえばウェディングドレス！派な私だけど、やはりこういう場には白無垢がよく似合う。こういうのを見ちゃうと、日本人っていいなぁ…何てぼんやり思っちゃう。
　ダンナサマの後を楚々とついて回る、ステキな花嫁さんにもうメロメロ。

　まきちゃんと(←共に既婚→)私は、久美子(←未婚)に｢厳島神社で結婚式しな！｣と、詰め寄ったのだった。
　理不尽か？？許せ、久美子(笑)！

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