模型道楽 | ARMOUR 38(t) HETZER

mokei-doraku_logo.png
MOKEI-DORAKU : Scale Models and Composite Photographs.

Jagdpanzer 38(t) HETZER "シーソーゲーム"

丘の上の農家は、格好の観測拠点として米独両軍の占領目標になっていた。
一度は米軍が確保し、ジープで運んできた迫撃砲を設置しようと準備を始めたが、塹壕を掘る間もなく
ヘッツアーに支援されたにしたベテランのSS部隊が反撃。やむなくジープや武器を残したまま
撤退することになってしまった。
しかし、米軍の反撃もそう遠くないはずだ。十分な機甲戦力も無いドイツ軍にとっては、
このシーソーゲームも、いつまでも続けられる状況ではない。

写真をクリックすると拡大表示されます。
hetzer2.jpghetzer3.jpgmg42gunr.jpghetzer4.jpghetzer1.jpg

HETZERのキットについて

西部戦線を舞台にしたこの作品は、実はまともなダイオラマとしては最初の作品です。
単品として残骸になっていた、かなり昔に作ったESCIのヘッツアーを再塗装。エッチングなどの最近の材料は使わずに手をいれました。この魅力的な駆逐戦車のキットは、しばらくの間ESCIくらいしか無く、バンダイから同じ金型の物が売り出されたりという状況が続きました。しかし、ドラゴンから、初期、中期、後期のキットが出たり、エデュアルドからも内部再現されたキットが出たり、真打ちとしては、タミヤから組みやすいキットも出てきて、入手しやすい状況になりました。

後ろにあるジープも、実はタミヤの昔の貴重品キットで、ワイヤーカッターやウインドのカバー等を追加工作してなんとか見られるものにしてあります。最新のキットに比べると見劣りする部分はありますが、昔の物でもある程度手を入れてダイオラマにしてしまうと、出来はそれほど気にならなくなりますね。
フィギュアはタミヤの物を中心に、ファインモールドの物を組み合わせています。足の太さが両社でかなりの差がありますので、タミヤはパテ盛り、ファインモールドは削り込みでバランスをとっています。