HETZERのキットについて
西部戦線を舞台にしたこの作品は、実はまともなダイオラマとしては最初の作品です。
単品として残骸になっていた、かなり昔に作ったESCIのヘッツアーを再塗装。エッチングなどの最近の材料は使わずに手をいれました。この魅力的な駆逐戦車のキットは、しばらくの間ESCIくらいしか無く、バンダイから同じ金型の物が売り出されたりという状況が続きました。しかし、ドラゴンから、初期、中期、後期のキットが出たり、エデュアルドからも内部再現されたキットが出たり、真打ちとしては、タミヤから組みやすいキットも出てきて、入手しやすい状況になりました。
後ろにあるジープも、実はタミヤの昔の貴重品キットで、ワイヤーカッターやウインドのカバー等を追加工作してなんとか見られるものにしてあります。最新のキットに比べると見劣りする部分はありますが、昔の物でもある程度手を入れてダイオラマにしてしまうと、出来はそれほど気にならなくなりますね。
フィギュアはタミヤの物を中心に、ファインモールドの物を組み合わせています。足の太さが両社でかなりの差がありますので、タミヤはパテ盛り、ファインモールドは削り込みでバランスをとっています。