模型道楽 | ARMOUR Pak43/41 A/T Gun

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MOKEI-DORAKU : Scale Models and Composite Photographs.

Pak43/41 A/T Gun "急襲"

ロシアの大平原では、戦車に対して強力な貫徹力と長射程の実力をいかんなく発揮したドイツの対戦車砲
Pak43/41であったが、西部戦線に於いては入り組んだ地形が多く、連合軍戦車の射程外から攻撃する
チャンスはそれほど多くなかった。
ノルマンディーに降下した第82空挺師団の将兵にとって、この強力な砲も正面から狙い撃ち撃ちされなければ、
援護の歩兵部隊との勝負なのである。ドイツ側の防御の隙をついた第82空挺師団の急襲によって、
今回は負傷者もなく88mm砲の捕獲に成功し、味方の戦車部隊は、無事パリ開放へ向けて、進撃を再開した。

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Pak43/41のキットについて

Pak43は、インジェクションのキットがずっと無く、このバーリンデンのレジンキットとグンゼの高価な
メタルキットくらいでした。その後、ドラゴンやAFVクラブから発売されましたが、もうちょっと早く
出てくれればなぁと思いつつ、このキットを仕上げました。(しかし、いずれも2010年現在、入手難)

レジンキットをまともに組むのは、実はこれが初めてで、説明書はついているものの、接着場所が良く
分からず、資料写真とにらめっこで、見当を付けてなんとか組み上げました。転輪のゲートを削る際は、
石油系の悪臭が強くて困ったので、道路の縁石でがりがりやってしまいました。このキットは脚が
折り畳んだ状態を再現してあるので、展開状態にさせた点と、転輪ゴムのみぞを修正した以外は、ほぼ
ストレートで製作してあります。金属製砲弾ケースは、ふたと底のディテールを追加しましたが、
今度出たドラゴンの砲弾セットは、ここらへんをちゃんと再現してあるか、気になるところです。

ドラゴンの空挺隊フィギュアは、ユニフォームの細かい考証がよく出来ていますが、顔がいまいちですので、溶きパテとカッターで、ちょっと整形してやったら、意外に良くなりました。ポーズはキットそのままでシーンに合いますので、無理に改造せず、ダルな部分の掘り起こしを中心に作業しました。塗装は、ベースも含めてアクリルガッシュで試してみましたが、つやの消え具合がなかなか良く、フィギュア用として
今後も使っていく予定です。