模型道楽 | ARMOUR T34/76 model 1942

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MOKEI-DORAKU : Scale Models and Composite Photographs.

T34/76 model 1942 "反撃の矛先"

東部戦線では、冬までにはスターリングラードやモスクワといった、ソビエトの主要都市を占領するという
ヒトラーの野望が徐々に狂いを生じ始めていた。
ドイツ軍精鋭を押し戻す、反撃の矛先になったのが、このT-34/76。正面装甲はドイツ軍の主力火砲の
ほとんどをはじき返し、正面から対抗できる手段が、数少ない88mm高射砲以外にほとんど無くなってしまった事から、
ドイツ将兵の間にT-34ショックが広まる事となった。
ドイツ軍はT-34をうまく誘い込み、側面をさらしたところを対戦車砲で撃破するか、歩兵が収束爆薬や
地雷などの対戦車兵器によって、肉薄攻撃を行うしか対抗手段がなくなってしまったのだ。
やっとの思いで撃破しても、T34は、次から次へと現れ、ドイツ軍陣地を押しつぶして行くのだった。

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T34/76 model 1942のキットについて

初めてロシア戦車に挑戦した作品が、このT-34/76 Model 1942です。TAMIYAのキットに手を加え、クラスナエ・ソルモヴォ工場で生産された形式に改造してあります。
主な改造点:
・砲塔のかさ上げと鋳造ラインをまっすぐに変更
・砲塔基部を守る跳弾板を追加
・ヘッドライトを側面から正面に移動し、レンズを透明に
・装甲板の溶接方法を、組接ぎに
・大型ハッチの形状変更
・手すりをアルミパイプで製作
・第2.3転輪を可動式に
・見える範囲のインテリア製作
・車体後部金網部分を真鍮製に
他にも細かい点をいろいろ修正してあります。本来は、サクサク組み上げる予定でこのキットを買ったのですが、資料を見てしまうとあれこれ気になり、結局模型雑誌でも見かけないやつにしよう!・・・という気持ちになって、このバージョンにしました。
おっと、後から分かったのですが、フェンダーが長過ぎ。修正しなくては^^;

合成は、どんよりとした冬空と、雪の合間の晴れ渡った空という天候という違ったパターンでやってみましたが、光次第で、同じ車両でも、様々な印象を与えてくれる事がわかります。どんよりした方が、よりドラマチックな感じが出ますね。今回の写真は、ドイツ側陣地の歩兵を、別の小型ダイオラマにして、組み合わせてみました。写真も多めにして、ストーリーを感じて頂けるのではないでしょうか。