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シャトー デュ イズラン
Chateau d'Island Hotel

 47 28 23.25N,3 51 06.24E

 小旅行での一泊の宿はどうしよう。この付近でいいのはないかと探してみました。ヴェズレーだと、近郊の村サンペールにあるレスペランスが実に上品で、食指が動くのですが、ちょっと子連れには合わない。町の中、マドレーヌに行く途中にあるレジデンス・ホテル・ル・ポント(Reidence Hoel Le Pontot)は10室しかないプチホテルで、この美しい町並みにしっとりととけ込んでいる様は実に魅力的だったのですが、なかなか4人で泊まるのが難しい。そんな中に出てきたのがシャトー・ドゥ・イズラン(Chateau d'Island)と読むのでしょうか、ヴェスレー、アヴァロンから比較的近くにあるシャトーホテルでした。位置関係は市販の地図では判らなかったのですが、ネットの地図で調べていくと、ちょうどアヴァロンからヴェズレーに行く道をちょっと寄るだけで行けそうな所にあります。では、とメールで何度かやりとりして決めました。

 この宿はあちこちのネット予約にも出てくるのですが、ホテル予約専門サイトではスウィートの設定がなかったり、ツインでも値段がサイトによって違ったりと、結構バラバラでしたが、宿自体のページにはツインに5段階の設定があり、またアパートメントの設定もしっかり紹介されているので、なんだまたアパートメントかとなりそうですが、2ベッドルームだし、結局これにしてしまいました。料金は一人45ユーロだから4人で180ユーロ(朝食付き)です。

 で、アヴァロンからのタクシーでヴェズレーに行きがてら、寄って後で来るからねと大きな荷物だけ置いていき、ヴェズレーを堪能した後改めてチェックインしました。うーん寒い。底冷えのする寒さです。アパートは3階。宿のページ写真に出ていたから知ってて訪れましたが、内装は予想通りの屋根裏部屋。昔は使用人が住んでいたんだろうなと思いつつ、まあ値段見合いだなといった所でしょう。でも大きくて困ってしまう程です。全部で150m2はあるでしょうか。3階の突き当たり全部を使っており、鍵開けて入ると長い廊下の両側には2つのベッドルーム、それを抜けると両側に窓が拡がるリビング。最後にバスルームという構成ですが、特にバスルームは、大部屋の中にバスが置いてあるといった趣で、全然落ち着かない程です。それに寒くて、部屋がお湯で暖まるなんてことは全くないし。まあたまには面白いか。

 さて、夕食です。レストランありと記載されていたので、まあ行って注文すればいいや、と特に何も伝えておかなかったのですが、食べたいと言たらオーナー氏が慌ててしまいました。オフシーズンだし、宿自体大きくもないので、予約入れておかないと支度が出来ないのです。で、こっちも困った顔していると、係の人・・中国系の女性でしたが、と相談して、時間もらえれば何とかしましょう。7時半でいいですか。いいですよ、だって周りに食べる所全くないのだし、待っています。というやりとりで、何とかなりました。確かに鄙びた所では事前に伝えることはしっかり伝えておかなくてはと思った次第です。お陰でシャトーホテルでチャイニーズ仕立てのダイニングとなりました。面白い。

 朝、太陽はゆっくりと昇ってきます。この旅行を通して4人ともずーっと早起きなもので、夜明け前から起き出し、太陽が昇る前後から庭に出て霜柱をザクザクさせながら遊び、池の氷を突っつき、この優雅な風景を楽しんだのでした。

まだあまり夜が明けていない時の全景。庭の中央部には池が作ってあります。左には納屋などがありました。

夕食。1階のダイニングで食べます。急遽作ってくれたメニューは先ずはチャイニーズヌードルが入ったスープ。ね、どんぶりが出ているの見えます?そうしながらいいワインを頼んでしまった。シャトーっぽい、での誰も他にいなくて寂しい夕食でした。
2階にあるラウンジといった所でしょうか。シャトーらしい雰囲気出してますね。

リビングの半分。こちら側にも拡がっています。ベッドルームが左に2室、バスルーム、キッチン、トイレがこの右にあります。いかにも屋根裏ですね。

朝食。夕食は我々だけでしたが、朝食には個人旅行者が2人加わりました。様々なパンにジャム、ジュースが2種類、コーヒーも紅茶もあるし、なかなか充実の朝食でした。

陽も随分高くなりました。3階の小さな窓がアパートのある所です。右側の窓二つから右が全部アパートのユニットになります。

右上の写真は城の庭園側ですが、その反対側の窓から見た風景。アパートのユニットは集落が少々と、田園風景ですが、草はみんな霜で白くなっているのがお判りでしょうか。

シャトーデュイズラン