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ブルゴーニュへの小旅行、フォントネー、ヴェズレー
Bourgogne

 パリからの小旅行として、ブルゴーニュを選んだのは、やはヴェズレーのりサンマドレーヌ寺院に行きたかったから、そして交通条件を調べるとフォントネー修道院も行けるかもしれない。ならば2カ所を何とか回ってみよう、というのが決め手でした。たぶんどちらも学生時代から、「ストック」していた気がします。いつの日にか訪ねてみよう。そう思っている所が世界中にある訳ですが、この2カ所は、そう思い立ってから、30年以上経ってしまったけれど、ようやく足を踏み入れることが出来た場所となりました。サンマドレーヌ寺院はサンチャゴデコンポステラへの巡礼路の起点、そしてロマネスクの一つの頂点として、一方、フォントネー修道院は、その余りにも禁欲的な空間の持つ気迫の中に我が身を置いてみたい。そんな想いを持ち続けていました。
 
 さて両者への行き方です。今やTGVがあり、それがフォントネーの入り口に当たるモンバールまでパリから1時間で行けるのですね。一方ヴェズレーは最寄り駅アヴァロンまで在来線で約3時間、そこからはタクシーしか無いそうな。そして、モンバールとアヴァロンとを結ぶバスが1日3便、朝、昼、晩と走っている、といったことがだんだん分かってきました。後はそれらの組み合わせと、泊まる場所を決めることで、旅行が出来上がっていきます。結果、行程は次のようになりました。

 初日。パリ発7時14分発モンバールに最初に停まるTGVに乗り、モンバール8時20分着。フォントネー見学後、13時07分発のバスでアヴァロンへ
 その日のうちにヴェズレーまで足を伸ばし、じっくり見学。そしてヴェズレー付近に宿を取る。
 2日目は、アヴァロン発10時25分のパリ行きに乗れば、お昼過ぎ13時16分にパリベルシーに戻ってくる。

 とにかくどこの列車、バスも本数が非常に少ないため、苦労しました。バスが3本というのはガイドブックにもあったからまあ覚悟していましたが、実は鉄道も同じような状況なのです。逆回り、宿をモンバール付近など色々やってみましたがどれもうまくいかない。とにかく早めの便で目的地に着いておき、時間が読めるようにしておくということが基本でした。
 宿は後述のようにヴェズレーとアヴァロンのちょうど中間点にあるシャトーホテルに予約を入れ、小旅行の手配は完了です。

リヨン駅と言えば、この「トランブルー」が目を引きます。ここに入ったのももう20年位前になってしまった。前にクリスマスの飾りが見えます。まだ暗いうちにここからTGVで向かいます。
時刻表を見ると、Chalon/ Saone行きとBesancon Viotte行きに分かれるような。どちらもブルゴーニュの小さな町です。しかし6時36分に撮っているではないですか。
アヴァロン駅。本当田舎の駅そのものでいい雰囲気ですね。ちゃんとタクシーが一台待っていてくれて本当に助かりました。
47 29 39.35N,3 54 45.20E
アヴァロンからパリまで行くディーゼル車。最近はこのタイプが多くなっているようです。低床駅に合わせ、入り口が低く作られています。そしてそこにどかんとトイレがあるけれど。

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