さてさて、2日目の朝はなぜだか美瑛から始まるのでした。
朝も早くから、またしてもホテルのバスに揺られて1時間。みんな早起きだなあ。たどりついたのは通称パッチワークの丘。
要するに、作付けしてる野菜の種類毎に畑の色が違うってだけなんだですけどね。よく見れば、わが家の畑にも咲いてるジャガ芋の花にタマネギの葉と同じなんですよう。なのに、こう、多い尽くすようにだーーーーっとあると、違う植物に見えてくるから不思議……。
ほかにも、ここはテレビCMとかのロケ地によくなるとかで、絵になる風景の代表なんでしょうね。それにどこか、外国の匂いがそこはかとなくするんですよね。北海道は海外だなんて冗談でよく言いますけど、あながち違ってないかも。少なくとも風景的にはね。外国に行くよりもコストも時間も安く上がるなら、みんなここでロケするよ、うん。
でも、まともにここに載せられるような写真はない(笑)下手くそ……。
さて、この日はもひとつ北海道的非常識体験がありました。
上富良野西11線道路(10だったかな?)、通称ジェットコースターの路。
なにがどうジェットコースターかって、アップダウンしながら延々と続く直線道路だから。いいのか、北海道! こんな道路ばっかり造ってるから毎年毎年、事故発生数全国一なんじゃないのか!? と、思わず叫んでしまいましたとさ。のりぞうさん、ここを自分の車でかっとばしてみたいとか言うしー。車内から写真撮ろうとしたんですけど、小母ちゃんの頭しか入らず挫折。
朝っぱらから北海道を満喫して、次は富良野と言えばラペンダー、ラベンダーと言えばファーム富田ってことらしいです。

富田さんという農家のおいちゃんが趣味で畑でラベンダー作っていたら、いつのまにか人が集まってきたから観光地になっちゃったって、なんか、ほんと北海道って不思議ね……。いまだに富田氏はラベンダーは趣味だって言ってるそうだけど、どーみても趣味には見えないけどなあ。
ラベンダーソフトクリームとラベンダーカルピスがおいしかったです。あと、バージンオイルも買っちゃったん。これで時を駆けられるかしら……古……。
前日、夜の紫色の光にライトアップされた畑を見たときには、花の色の紫はライトのせいだと思ってましたけど、以外や以外、ほんとに濃い紫なんですね、群生したラベンダーって。まさに、紫の絨毯ってくらいに咲いてました。
富田さんの後に、もひとつラベンダー畑に行きました。そこの売店でラベンダーの鉢植えを売っていたんですが、買う気もないのに冷やかしていたら売店のおばちゃんに、ラベンダーの飼い方、じゃなかった育て方を教えてもらった。なんでも、ラベンダーってのは草じゃなくて木なんだそうで、花が終わったらざくざく剪定しないと次の年に花が咲かないんだって。うちにあるラベンダーはひょろひょろしてて、だんだん、花がつかなくなってきたと思っていたら、どうも、手入れが悪かったらしい。ちゃんと剪定すれば、年に2回は咲くんだって。なるほどまめ知識でした。
さて、続いて昼食なんですが、えー、何食べたか覚えてません。土産物屋の二階で食べたことは覚えてます。そこから帰るときにぐずぐずしてのりぞうに怒られたのも覚えてます。でも、何食べたか覚えてません。よっぽど印象の薄い食べ物だったのでしょうか……
かわりに、夕張メロンをお土産に買ったのは覚えています。1個3000円……。決して、土産でなければ買いませんともっ。ああ、でもおいしかった……。とくに土産屋で売っていた熟れ熟れに熟れた、売り物にならなくなったメロンの切り身の甘さったらなかった〜〜〜〜。ちょっとでも規格から外れたら廃棄なんてもったいないことしないで、夕張ダッシュとか、モドキング夕張とかにして売ればいいのに、と思ってしまった貧乏人です。
メロンも土産の菓子も買い込んで宅急便した後は、宿泊地のニセコまでひとっ走りです。そのまま更に進んでしまうと、有珠山まで行ってしまう道程だったと、途中で気づいたのんき者。まー、決して近い距離じゃないんで、あくまで、まっすぐ行ったとしたらね、ってだけなんですけどね。
その途中で、また牧場に寄りました。
ここは馬じゃなくて牛。なので、自家製アイスクリームがあるのだっ。でも、日が陰ってきていて寒いのだっ(笑)食ったけど。
で、牛牧場なんで、敷地のそこここにまーるいサイレージが落ちているのです。

さ、これがサイレージ→
くりくりっと牧草をまとめて紐でくくってあるんですけど、これが、牧場中にぽちぽちぽちぽち落ちてるんですよ。なかには黒いビニールシート被ってるのもあるんですけど、けっこうかわいい。遠目にはなぞの物体にしか見えませんけどね。
そして、お約束! こういうものを見たら、ぜひぜひ、やってみたくなるのが人情ってものでしょう!

じゃん!
ねえ? こんなの落ちてたら、乗れものなら乗りたくなるよねっ? 私だけじゃないよねっ?(ちょっと不安)
というわけで、乗って見ました。よじ登ったわけじゃありません。ちゃーんと後ろにハシゴがあったさ。
ほら、ごらん。ハシゴがあるってことはみんな上りたがるってことじゃんっ。と自分を正当化。それに、後からきたお嬢さんも、「上れるんですかー」といってやっぱり上ってたもん。でも、そこで正座はしないと言われてしまいました。そう?
さて、名残惜しみつつサイレージを後にして、次は、念願の! 昆布温泉っっ!でございます。
でも昆布、浮いてなかった……。←あたりまえです。
最寄りの駅はJR昆布駅ですから、ほんとにただの地名です。冒頭にあったような由来によるものですが、まあ、そんなものです。
ホテルはレイトンニセコ。ホテルっていうより、研修所とか保養所って感じがしました。どうも、リゾートマンションと多角経営してるみたいですね。
そうそう、お風呂に昆布は浮いてませんでしたが、露天風呂の排水口にトンボの佃煮なら山盛りでした(ゲロゲロっ)。頼むよ、レイトンさん。夏だからトンボを落とすなとは言いませんよ、露天だし。でもさ、通り道の排水口にトンボ積むのはやめようよっ。暗闇でふらふら歩いてたら踏んじゃうじゃんよっ、せめて排水の流れを通路じゃないほうに持っていってくれよっ。
と、アンケートに書いてしまいました。ちゃんちゃん。
で、ここの売店で見つけた変なもの……かにみそアイスクリーム……。前日のホテルにチラシはあったけど、まさかほんとにあるとはっ!!! 北海道だからって、なんでもカニ入れりゃいいってもんでもないだろうと思うのは私だけ? ちなみに、このアイスシリーズ、あずき、バニラ、いちごという普通のラインナップに、じゃがいも、アスパラガス、かにみそ、などという意表をつくものがまじっておりました。ほんとに食うやつ居るんかいっ?
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