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北海道へっぽこ道中記・1日目

 
 

 じゃかじゃん!
 2000年夏、私共は北海道へ行ってまいりました。
 北海道っつうくらいだから、夏も涼しいんだろう、という馬鹿者特有の思い込みを一掃するかのごとく、夏の北海道は暑かったです。日差しの強さは関東と変わらなくて、日なたにいるとじりじり焦げそうでした。ただ、湿気がやはり若干少ないせいでしょうか、ちょっと木陰にはいれば、むうっとする暑さからは逃れられたのはやはり北国と実感いたしました。

 さてさて、今回の北海道旅行ですが、富良野から積丹半島へとめぐる二泊三日の旅、という計画になっていました。ツアーです。お大尽な出雲の旅とは違って、団体のツアーバスに揺られて北海道をぐるぐるです。
 ツアーのパンフを持ってきて、行きたいと言い出したのは例によってのりぞうさんですが、いくつかあったプランの中からこのツアーを選んだのは私……。だってっ、宿泊場所がっ!昆布温泉!だったんですもの!
 昆布ですよ、昆布! ダシが出てるんですよ!温泉に!(ウソです)
 なんでニセコなんていう山の中で昆布温泉なんだか、謎なんですが、昔、このあたりのアイヌの人達が道しるべに昆布を木にくくっていたからだとかなんだとか。ほんとか? それもなんだか、ちょっち信用できないような気がするぞ! でも、ほんとらしいです。

 そんなこんなで、宿泊先の地名につられて決めたツアープランの名は、

『夕景と朝もやの美瑛・富良野・積丹・小樽 麗しき花々をたずねて』

 

……長いっつの。二時間ドラマのタイトルみたいですが、千歳空港から富良野へ、ニセコ、小樽へとめぐる旅へ、いざGOGO!


 さて、初日
 最近は、我が町市原からも羽田までの直通高速バスが走るようになりまして、朝一の便に近かったにもかかわらず、宿泊しなくても空港まで出られるようになりました。平日だったせいかもしれませんが、楽々乗れたし、片道1400円、回数券を使えばさらに200円引きで割引券250円がついてお徳v(小湊さん、宣伝料ちょうだい)。便利になったものです。

 飛行機は定刻で千歳に到着し、1日目の目的地、ノーザンホースパークへ。
 北海道といえば、競走馬の産地ですが、ここはそんな競走馬の資料館みたいなものでした。でーも、競馬よく知らないので今一つ、なんだかわからなかったです。とりあえず、園内一周、ってことでバギーを借てみました。とっても耕運機テイスト……。


 まわっている途中で会ったポニー。
 立ったまま寝てるのか、微動だにしませんでした。25歳とか書いてあったんで、もしかしなくてもけっこう年寄り馬だったんでしょうね。その横にいた黒馬は、首がかゆいのか、しきりに柵になついておりました。

 ところで、彼らに一言

 君ら、もちっと営業したまえよ!
 ところで、牧場内、いたるところに綿毛が落ちていたんですが、馬の抜け毛にしてはふわふわしててあやしいなあ、と思っていたら、プラタナスの花の綿毛だったんですって。市原にもプラタナスありますけど、落ちてないよねえ。雌木にしかないのかなあ。のりぞう情報によれば、北海道では一種の公害になってるんだって。まあ、町中であれが風とともにタンブルウィードのごとく飛んできたら、そりゃ邪魔だよなあ。あ、写真ないや(笑)

 お昼は夕張でジンギスカンとメロン食べ放題!
 ラムって初めて食べたけど、思っていたより臭いがなくて、つらつらっと食べてしまいました。一緒の席だった小母ちゃんたちとビールで乾杯して、デザートのメロンは食べ放題。きんきんに冷えたメロンが、8分の1くらいの大きさで次々でてきました。甘かった〜〜〜。のりぞうさん、1個のほぼ4分の3量を完食しました。私? 実はウリ系は今一つでして……(いやん、罰当たり)4分の1強で終了。でも、おいしかったようっ


 さて、食後の移動の後は、美瑛。
 実は、美瑛と富良野のどこがどう違うのか、まったくわかっていません。隣町になるんですか? ほら、北海道の隣町って、こっちでいうところの隣の家くらいの感覚があるような気がして、美瑛も富良野も私の中ではいっしょくた。いいのか、それで?
 連れて行かれた拓真館は、実は私は二度目です。前回は、冬に来ました。
 雪に埋まっていた美瑛の風景もきれいでしたが、色がついてるのもまた違った趣があってよいですね。
 ほんとはここに夏と冬との写真を並べたかったんですけど、どこを探しても冬の美瑛の写真がない! やはり、呪われた旅だったために、写真まで自ら封印してしまった模様。(どこが呪われてたかって? 帰りの飛行機が吹雪で飛ばなかったんだようっ)
 でも、銀世界より、私は色のついてる方が好きだなあ。なーんか、雪って寂しくて。

 上の写真は、拓真館横手の白樺並木。やあ、北海道だなっていう景色でしょう? え? 長野にもある? 言わない言わない。
 でも、なーんか見覚えのある景色だな、って思ったら、京都の嵐山の竹林に似ている! こうゆう、遠近法の見本みたいな風景、大好きです。ほら、のりぞうさんでさえお嬢様に見えるでしょう?
 ちなみに、タイトルバナーに使ってある風景も、ここ、美瑛の丘です。広い! きれい! 感動! (←ボキャブラ貧困)
 限りなく地平線に近いラインにうっとりいたしました。北海道でっかいどうって、ギャグじゃなかったんですねっ! 少なくとも畑はほんとにでっかかったです。

 さて、本日のお泊まりは富良野ホップストーアスホテル
   丘の上にひょいと建ってるなかなか素敵な造りのホテルでした。お食事はフランス料理。
 ここではオプションで夜のラベンダー畑見学、というのがあって、ホテルの方がバスでライトアップされているラベンダー畑まで連れて行ってくれたのです。ただし、出発の時点では大雨。現地についても、遠くから見るだけになるかもしれませんよ、と言われながらバスに揺られること1時間。現地は晴れ! 雨の形跡すらなし! 隣の町では雷が落ちたっていうのに、どうでしょうこの様子。ここで、のりぞうさんから一言。

『ほーほほほほほっ、行いのいい晴れ女の私がいるのに、雨など降るわけがございませんっ』

 くそうっ、どうせ私は行いの悪い雨女だよっ。旅行に行くときは君に天候をたかってやるっ。
 しかし、紫色の照明に照らされたラベンダーは、きれいっていうより、なんとはなしいやらしげでございました。写真は軒並み露光不足だったしね。でも、夜で管理人の目がないのをいいことに、みんな畑に入りまくり!


 自分、こんなことしてきてしまいました……
 ラベンダーに抱かれて眠るってコンセプトのはずだったんですが、どうみてもおぼれてますね。


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