さてさて、1999年から2000年、新たな千年期へきりかわるこの年、ミレニアムだなんだとちまたでは浮かれまくっていた年の暮れ。
クリスマス頃から年明けにかけて、東京丸の内のオフィス街の真ん中に巨大電飾が登場しました。
テレビでご覧になった方も多いことと思います。実際に行った物好きだっているはず。
私も実は12月25日に行って参りました。
実況中継を見るにつけ、すげー混雑を想像していたのですが、点灯前の時間帯に30分位並んだ以外は、スムーズに動いて拍子抜けてしまいました。
東京駅の丸の内側口から200mくらいのところから有楽町にかけて、オフィス街の道路にアーケードのように電飾を飾り付けただけなんですけど、それなりにきれいでした。
神戸に、震災の復興を祈願して神戸ルミナリオってやったじゃないですか。あれと同じ作者が仕掛けたんだそうです。ちょっと神戸のとは色合いが違うのかな? でもコンセプトは同じらしいです。神戸のは毎年やってるらしいですけど、ミレナリオっつうくらいだから、東京のは今年限りなのかな。
まず、東京駅を出たところで誘導のお兄さんに目の前のビルをぐるーっと迂回させられました。『道路は渡れませんっ』とか言われて、へいへい、と言われるままについていったのですが、いざ、会場の手前、ってとこまで来てなにげに振り返ったら、なんとそこには東京駅が!! まさに『迂回』させられていた模様。
通常6時点灯のところを、日曜日ということもあってちょっと早めに点灯してくれたみたいです。
私たちの並んでいたあたりからは、会場の入り口がまだまだずーっと向こうなため、点灯されてもなにやら電気ついたで、みたいな感じでしかありません。それをぞろぞろぞろぞろ歩っていくと、だんだんと光のアーチが近づいてくるわけです。
だいたい、ちょっと広めの二車線道路にアーチをかけているので、近くで見ると結構な大きさがあります。
それが4mおきぐらいに立ってるんですね。距離にして200m弱ですかね。
屋台が出ている訳でもないし、一つ一つが違う形をしているわけでもないので、立ち止まる人も少ないらしく、入り口付近こそ込み合っていましたが半ばあたりではとてもスムーズに流れ出しました。スキップしても大丈夫。記念撮影も端っこなら平気なぐらいで、ほんとに意外でした。裏を返すとまあ、イベント自体が大したことないってことになっちゃうのかもしれないけどね。
だってさ、材質がスチールだから、あんまり幻想的とか芸術的って感じがないんですよ。電気屋さんの造った製品? みたいな感じがしちゃって。あれがこう、シャンデリア系のガラスとかでできてるとね、またかなり違ったんじゃないかと思うんですけど。キラキラじゃなくてぴかぴかなんですよ。わかります?
でもまあ、きれいなことにはかわりなく、馬鹿みたいに上を見上げながら、おー、へー、とか言いながら有楽町の国際フォーラムまで歩きました。
うりゃ、これが大口あけて上見ながらとった写真。
なんか、サーカスをイメージしてしまったんですけど、私の感覚は妙らしいんで、どうしてそう思ったのかは謎です。
現実とは違う、でもとっても人為的な雰囲気があったからですかね。
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