街角お散歩ガイド第2号



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「街角お散歩ガイド」メールマガジン99/04/22  第2号  まぐまぐ653 部
                                                       Pubzine  15 部
江戸歴史散歩

発行人        榎本民夫 jt7t-enmt@asahi-net.or.jp
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目次  ==============================================================

▼坂東三十三観音札所
        ▼江戸五色不動
                              ▼坂道の話
                    ▼徳川綱吉公の時代      
                          ▼相互リンクの紹介
 

▲坂東三十三観音札所 ================================================

私が観音札所を巡拝したのは、平成7年の事です。関東一円に拡がる古刹を巡
りながら、特色有る歴史を知ることが出来ました。
巡拝という目的がなければ、一生訪れることのない土地に一人巡りながら、色
々と考えることが出来ます。車で回れるようになった、今でも33箇所を巡るこ
とは大変です。鎌倉時代から続く歴史の中で、先人の苦悩を思わずに入られま
せん。

納経帳に朱印と揮毫を戴き、それぞれが重みのあるお寺ですが、今でも記憶に
残る事を幾つか紹介します。

◇第一番杉本寺 
鎌倉最古の寺です。苔に覆われた古い石段から歴史の重みを感じます。

◆第四番長谷寺
長谷観音は日本最大の木彫仏。湘南の海が一望できます。

◇第九番慈光寺
埼玉県比企郡の静寂な山寺。

◆第十二番慈恩寺
天保14年(1843)再建の大本堂が重厚な甍を感じさせます。

◇第十三番浅草寺
年間参拝者1000万人の、東京随一の庶民の寺。

◆第十七番満願寺
山深くに有る、修行の寺。奥の院は舞台作り。

◇第十九番大谷寺
大谷石に彫られた平和観音。近くの大谷資料館の採石場跡は夏でも涼しい。

◆第二十一番日輪寺
八溝の山奥にある坂東一の難所の寺、今は車で行けます。

◇第二十二番佐竹寺
寺の門は佐竹氏の日の丸扇紋であり、往時を偲ばせています。

◆第二十九番千葉寺
中世の豪族、千葉氏ゆかりの寺。


==============    ▲▲江戸五色不動 ========================



江戸五色不動は、江戸を守るために将軍家によって置かれたものであり、青・
白・赤・黒・黄の五色が、その順に、東・西・南・北・中央を表しています。
実際に不動尊の目が五色をしているのではなく、密教で重んじられた青・白・
赤・黒・黄の五色を不動明王にあてはめたものである。五色不動が完成したの
は三代将軍家光の時代と言われています。

今、目黒、目白は地名となっていますが。目赤、目黄、目青かつては知らない
人が多いが、かつては江戸城守護の意味があったようです。

================================   ▲▲坂道の話 ===================

山の手は坂で覚え、下町は橋で覚える。
東京は武蔵野台地の東突端部であり、もともと大小の坂と谷から成る土地です
名前の有るものだけで約1000余り有るそうですが、1970年代から謂われの標識
が建てられるようになり、親しみを覚えるようになりました。

私が歩いた幾つかの坂の由来を紹介します。

◇道玄坂
全国的に有名な渋谷の坂、色々思い出があります。

◆富坂
文京区役所から富坂を登り、中程の礫川公園に春日局の像があります。私は学
生の時に、毎日、この坂を通いました。母校の中大理工の所在地は文京区春日
です。

◇南部坂
有栖川宮記念公園に面して有る坂、公園が南部藩の下屋敷で有ったため。都立
中央図書館に良く通ったのが懐かしいです。

◆仙台坂
韓国大使館前の坂、麻布十番の側、近くに知り合いがいて、何度も通った。

◇神楽坂
気品を感じる雅な名前です。

◆見返り坂(本郷三丁目)見送り坂
本郷もかねやすまでは江戸の内。江戸を追放された者が、振り返った事から。


=======================================  ▲▲徳川綱吉公の時代 
 
★六義園-----→柳沢吉保
柳沢吉保が元禄8年(1695)、5代将軍徳川綱吉より拝領し7年余にわたる工事で
完成。大芝生地に、巨大な中島石組みを施し、築山にクマザサの大刈込みを用
い、滝を落とすなど、吉保自らが中国の詩経大序にある六義になぞらえて作園
88境を数える。明治になり岩崎弥太郎の別邸となり修復した。

★泉岳寺-----→大石良雄
泉岳寺の大石内蔵助の銅像を過ぎ境内にはいると、浅野長矩と赤穂義士の墓所
が有り、義士館には鎖帷子、愛用の日用品等の遺品がある。

★生類憐れみの令-----→中野お囲い
元禄8年(1695)年、五代将軍綱吉の生類憐令により、無主の犬を収容するため
に、
中野村に28万坪の犬小屋御囲地が作られ、最も多いときで10万頭に達した。

★護国寺
綱吉公の生母、桂昌院の請により建立。音羽通りを門前とする大寺院。
元禄10年(1697)幕府によって観音堂を建立、これが本堂で、五代将軍綱吉、
桂昌院の崇敬厚く寺領も2,500石を与えられ、江戸屈指の大寺として栄えた。

★小石川植物園
徳川綱吉公が七歳、館林藩主時代の別邸。白山御殿があった。園内の日本庭園
は当時の遺構。

★紀伊国屋文左右衛門-----→清澄庭園
元禄年間、紀伊国屋文左右衛門が屋敷を構えていた。材木問屋を家業とし豪商
だったが晩年は没落した。






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これからも、ご指導の程宜しくお願いいたします。
     ◆作者◆   榎本民夫 jt7t-enmt@asahi-net.or.jp
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