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江戸歴史散歩メールマガジン 第11号 2003年1月31日
発行部数1980部
江戸歴史散歩 http://www.asahi-net.or.jp/~jt7t-enmt/
発行人 榎本民夫 jt7t-enmt@asahi-net.or.jp
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◇◇購読は無料です。
メールマガジンを発行していると行っても、半年に一度しか出していません。
半年分の活動を報告したいと思います。
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◆オフ会について
私が何故、オフ会の主催者なのか、いつも書いていますが、
下のような思いです。
「江戸歴史散歩」の作者、榎本民夫が解説をし、江戸時代の
地誌江戸名所図会を参考に東京近郊を散策し、歴史の移ろい
を知りたいと思います。愛好家が集い、懇親を深め、交歓が
出来れば幸いです。初対面でも、新しい出会いを楽しめます
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◆
◆◆『江戸歴史散歩』が毎日新聞夕刊に掲載されます。
◆
毎日新聞東京本社発行の2月4日付けの夕刊に江戸歴史散歩を掲載いただく
ことになりました。江戸開府400年で記事かタイムリーのようです。特集ワイド2
『そこでランキング』にインタビューが5段の本文記事と、江戸散歩ランキングと
して10コースを選定いたしました。ご覧ください。
今までオフ会にご協力いただいた方に心より感謝いたします。
◆実際の開催報告
▲第5回オフ会
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テーマ:旧品川宿と近隣のまち歩き
品川と言えば、品川駅周辺を思い起こしますが、江戸時代の品川宿は高輪の大木戸か
ら海岸に沿い旧東海道沿いにありました。江戸城から離れているために外様の島津藩
筑後久留米藩、熊本藩などの屋敷がありました。また、品川は中世以来の湊で、品川
漁師町が有り品川浦と言われ漁村でもあり、今でも船宿があります。幕末に作られた
台場は台場小学校となっていますが、今は周辺が海だったことを知ることは出来ませ
ん。将軍の御殿があった御殿山、旧東海道を下れば品川神社、本陣跡の公園、東海
禅寺の大山墓地には自然石を利用した沢庵漬の考案者沢庵和尚の墓が有ります。
宿場外れの品川寺には旅人と江戸市民の安全を祈願して建立された江戸六地蔵があり
ます。
◇日時:2002年7月14日(日)
◇参加:男性14名 女性10名
◆---周辺の見どころ訪問地
a.. 問答河岸跡 :家光と沢庵禅師が禅問答を交わしたとされます。
b.. 品川浦舟だまり :昔の漁師町、今は屋形船の発着場になっています。
c.. 利田神社:目黒川河口の大きな洲に、沢庵禅師が弁天堂を建立した事よる
d.. 鯨塚 :利田神社、家斉の時代、品川沖に迷い込んだ鯨を葬った塚
e.. 御殿山下台場跡:台場跡にある五角形の区画の台場小学校、品川燈台レプリカ
f.. 善福寺 :伊豆長八の鏝絵
g.. 品川本陣跡 :明治天皇が休息した、聖蹟公園
h.. 品川神社 :北の天王祭り、富士塚
i.. 品川神社裏 :板垣退助の墓
j.. 目黒川 :遊歩道
k.. 東海禅寺 :沢庵禅師の寺、
l.. 東海禅寺大山墓地 :たくあん漬けを考案した、沢庵禅師の墓
m.. 荏原神社 :南の天王祭り
n.. 寄木神社 :伊豆長八の鏝絵 天照大神、猿田彦、あまのうずめ
o.. 問屋場跡 :漫画「浮浪雲」の舞台
p.. 長徳寺 :特別拝観>品川の閻魔様、地獄絵
q.. 品川寺 :東海道の旅人を見送った、江戸六地蔵の一番
r.. 海雲寺 :台所の神、荒神様
▲第6回オフ会
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テーマ:新開地の両国と清澄
隅田川は武蔵国と下総国の境でしたが、明暦の大火(1657)以降、過密化した江
戸の都市拡張のために本所深川地域の開発が進められ、両国橋が架けられまし
た。明暦の大火の犠牲者を埋葬するために建立されたのが回向院です。回向院で
の相撲は天保4年(1833)からは定場所になりました。いまでも両国界隈は国技
館があり、相撲関係の名所・旧跡が点在しています。隅田川近くの旧安田庭園は
元禄4年(1701)、下野足利藩本庄因幡守宗資が幕府から拝領し、安政年間隅
田川のを引いた潮入回遊式庭園として作園されています。庭園から北斎通りを過
ぎ、赤穂義士の討ち入りがあった吉良上野介義央の上屋敷跡までは10分程度で
す。赤穂浪士は泉岳寺に向かうとき、一之橋(一つ目橋)→御船藏→万年橋→永
大橋と進みました。今は中間に芭蕉記念館があります。芭蕉がまだ桃青(とうせい)
と号していた頃の庵で、ここに芭蕉の株を植えたことから俳号を”芭蕉”に改めたと
伝えられ、「古池や・・・・・・」で有名な古池もここにあったそうだ。隅田川の名
橋、
清洲橋をみて、寛政の改革の推進者、松平定信の墓がある霊巖寺につきました。
◇日時 :2002年9月8日(日)
◇参加者:28名
◇順路 :周辺の名所・旧跡
a.. 集合地:午後12:30JR両国駅西口改札前→
b.. →旧安田庭園→震災記念堂→北斎通り→野見宿禰神社→
c.. →回向院→吉良邸跡→竪川→一之橋→
d.. →隅田川テラス→新大橋→御船蔵跡→
e.. →芭蕉記念館→芭蕉庵展望庭園→芭蕉稲荷→
f.. →小名木川→万年橋→清洲橋→深川稲荷
g.. →清澄庭園→深川江戸資料館通り→
h.. →霊巖寺→松平定信の墓→江戸六地蔵
i.. 解散地:午後4:50:大江戸線清澄白河駅
j.. 希望者は懇親会:深川名物[深川飯]
▲第7回オフ会
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テーマ:将軍家菩提寺の増上寺から麻布十番
浜松町駅北口から旧芝離宮庭園はすぐです。江戸時代は小田原藩主大久保忠朝が作
園し「楽壽園」と命名し、その後、清水邸、紀州徳川邸浜屋敷となりました。め組の
喧
嘩の芝大神宮を過ぎると、10万石の格式を許された将軍家の菩提寺増上寺大門がみ
えます江戸時代は境内20万坪、子院48宇の大寺院で、道の両側には子院立ち並ぶ
境内でした将軍家の霊屋跡は二天門、総門など数えるほどですが、往時の権勢を見る
ことが出来ます。家宣公の墓前にあった鋳抜唐門が、安国殿裏にあり、ここが徳川将
軍家の墓所となっています。境内の経蔵、方丈黒門などが重要文化財になっています
。芝東照宮は戦災で消失しましたが、徳川恒孝氏の呼びかけで再建されています。境
内の家光御手植えの銀杏と石鳥居は当時のものです。秀忠公の墓所は芝丸山古墳で
もあります。古川沿い一の橋へ向かい古刹善福寺にいたります。
◇日時 :2002年11月10日(日)
◇参加者:28名
◇順路 :周辺の名所・旧跡
a.. 集合地:午後12:30JR浜松町駅北口改札前→
b.. →旧芝離宮庭園→芝大神宮→増上寺大門→増上寺三門→増上寺二天門
c.. →増上寺御成門→増上寺境内見学→徳川家墓所→経蔵→方丈黒門
d.. →東照宮→家光御手植えの銀杏→芝丸山古墳→芝公園内→宝珠院→赤羽橋
e.. →古川→一の橋→善福寺
f.. 希望者は懇親会:永坂更科 布屋太兵衛
▲第8回オフ会
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◇テーマ:江戸城外堀と見附
江戸城というと皇居だけと思いますが、実際の江戸城をほぼ千代田区全域を含み、
武家地、町人地を含む総構で作られていました。今は、外堀と見附に当時の面影を
残しています。外堀は高低の差を考えて巧みに作られています。外郭の門は、敵の
侵入を発見し、防ぐために「見附」と呼ばれ、二つの門を直角に配置した「枡形門」
と言う形式を取っていました。また、外堀近郊には江戸城鎮守の神社がありました。
◇開催日:2003年1月26日(日)
◇集合場所:JR飯田橋駅西口改札前 午後12:30
◇人数:39名
◇順路 :周辺の名所・旧跡
a.. 飯田橋駅西口→神楽坂→善国寺→牛込見附→新見附→外堀公園→市谷見附
b.. →市谷亀ヶ岡八幡(江戸城鎮守)→四谷見附→番町→心法寺→上智大グランド前
(真田堀)
c.. →食違見附→清水谷公園→弁慶堀→豊川稲荷(大岡越前守由来)→弁慶橋
d.. →赤坂見附→衆議院議長公邸前(出雲藩上屋敷跡)→溜池跡→赤坂日枝神社(江戸
城鎮守)
e.. 解散場所:地下鉄丸の内線赤坂見附駅 午後4時
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