街角お散歩ガイド創刊準備号



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「街角お散歩ガイド」メールマガジン99/03/20  創刊準備号 479部発行

江戸歴史散歩


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発行人        榎本民夫 jt7t-enmt@asahi-net.or.jp
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―――――――――「街角お散歩ガイド」について ―――――――――――

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このマガジンは東京で江戸時代の面影を残す各地の史跡、神社、大名庭園など
を駅ごとや土地ごとに紹介したいと思います。
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はじめに ――――――――――――――――――――――――――――――

479名のご登録いただいた、皆様に心より感謝申し上げます。

私は1957年9月生、AB型です。中大理工学部工業化学(現応用化学)科卒です。
現在は、工務店を経営しています。ひらたく言えば職人であり、棟梁です。
まだまだ、尺や寸の単位を多く用いる、木造在来工法住宅を造っています。
今までに、茶室、稲荷、入母屋住宅等も作ったことがあります。
おそらく、東大の赤門、皇居の巽櫓、作れる自信はあります。

これから桜のシーズンですので、ポイントを、飲食店は江戸期より続く、老
舗は興味がありまので、紹介をしたいと思います。根津神社、浅草神社、六
義園、皇居東御苑などが好きです。



江戸への興味 ――――――――――――――――――――――――――――


歴史が好きな私は学生の時に、よく上野国立博物館に行ったものでした。ある
時、不忍弁天堂の石灯籠に三つ葉葵の紋を見て、なぜ、ここにあるのかが不思
議に思いました。調べてみれば、そこは寛永寺と言う将軍家の菩提寺の境内で
した。その時、大名が寄進した灯篭から、間違いなく流れていた江戸の時を感
じました。
いま、東京に暮らす人々は東京が城下町だったことを意識しないで日々を生き
ています。しかし、振り返れば、東京の礎を築いたのは徳川家康であり、かつ
ては日本の総城下町でした。東京が城下町であった、と、気づいた時から江戸
の下絵が見え、そこに暮らした人々の息づかいが感じられます。私の話を参考
にして江戸の歴史散歩を感じて戴ければ幸いです。




石灯篭について ―――――――――――――――――――――――――――

三つ葉葵のある石灯篭は寛永寺、増上寺に、かつては数多くありましたが、戦
後に各地に移設されたようです。

また、今の東京プリンスホテルがある場所は徳川将軍家の霊廟があった場所で
す。明治の絵図などを見ると、数百の灯篭があったことが分かります。
移設された石灯篭で、私は各地でこの灯篭を確認した場所は次です。
ホテルニューオータニ日本庭園
稲城市常楽寺
墨田区法恩寺
川越市喜多院

灯篭の笠に三つ葉葵、胴に将軍の法名か刻まれいてます。
このほかにご存じの方はご連絡下さい。



江戸の範囲 ―――――――――――――――――――――――――――――

武州豊嶋郡江戸庄図が1632年に作られ、この地図の示す範囲は、隅田川から、
銀座、溜池辺りまでであり、非常に狭い範囲です。地図上でハッキリとした
江戸の範囲を示したのは、文政の朱引図であり1818年に出来ています。この
ときまで、常に拡大を続けた都市としての江戸の範囲は、決められてはいな
かったようです。
私は主に、この朱引図の内側を解説していきたいと思います。


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