News >「仕事日記」2006年3月


3月1日(水) 松田昌ピアニカデュオ 都城
旅路より(伝兵衛・佐山)
忘れない誕生日(伝兵衛・佐山)
夕暮れのRUM(伝兵衛・佐山)
誓い(伝兵衛・佐山)
川添いの帰り道(伝兵衛・佐山・松田)
夢はいつも(伝兵衛・佐山・松田)
どうしてる?(佐山・松田)
楽しいバス旅行(松田)
マサ坊旅に出る(松田・佐山)
羽根を忘れた天使(松田・佐山)
さらばブエノスアイレス(松田・佐山)
高原列車のワルツ(松田・佐山)
夢の如し(松田・佐山)
上を向いて歩こう(松田・佐山・伝兵衛)

打ち上げの地鶏。いつもの店の最高級。黒霧島が品切れで普通の霧島。長女誕生の秀樹と酌み交わす酒の旨し事この上なし。この人は不思議な人で、何かについて論じて面白いということでなく、ひたすら時を過ごすこと自体がなにやら幸福感につつまれる、といった風で、元来男同士が酒を飲むというのはこういうことではないかという気にさせられるのである。貴なるかな。

倒れた人々がほぼ例外なく頑張って復活することについてのかねてよりの疑問を病気もち二人にぶつけてみたら松田昌は指一本になっても表現はしたい、と。長生きしてもオレに第九は書けないしなぁ、と僕が言うのに対して名言が出た。曰く、オレはベートーベンの曲は書けないが、べートーベンにオレの曲は書けない。

松元正一郎とフルチ君のバーへ行くと生演奏中。高校三年生のギタリストとべーシストがトラッドないい演奏をしていて頼もしい限り。

コンサートを観ていたという女性客。感動したと言ってくれたのは嬉しいが、前世が見えました、と仰ったのには驚いた。瞑想で今まで2〜3回見ているが、音楽でその状態になるのは珍しいそうだ。それ以前に根本的に珍しい、と思う。
3月2日(木) 松田昌ピアニカデュオ 都城
松元正一郎と恒例の温泉行。昌さんも誘っていたのだが、なんでも高崎(タカザキと濁って読む)の小学校へ演奏に行くというのでお送りがてらその辺りの温泉場に行くと定休日。地元の歌手ヨシオちゃんに訊ねて別の湯へ。こういうところが当地はいい。“ゆぽっぽ”というタイトルにはノーコメントとするが、露天から霧島を望み蒸し風呂など充実。仙台から始まった久々の長旅のこととて、打ち上げ以外は節制してみようと大坂昌彦の逆パターンを試している。夜食べないのでなく、夜だけ食べるのである。アラブの絶食に近い。するとなんと、なんと!この4日間で3.5kg落ちてるではないか。嬉。

昨日と同じ場所。ステージが暖かくなり、ペダルのちょっとした摩擦音が消え、CD販売とサインの導線が改善された。

打ち上げ会場にいつものように皆より早く着く。とりあえずその場にいる2〜3人で飲み始め、簡単なおつまみが通じる。こうでなくてはいけませんね。つい先日の飲み会で松田昌と二人で会場に着き、ビールを頼むと、注文した時点から時間制のカウントが始まるといわれ、15分ほど待つことになった。やがて15人ほども集まったのでスタートしようかということになったが、人数が確定しないうちは始められないという。店に、システムに客が合わせる。場所場合により止むを得ないが、飲む、ということは今日のようでありたいものだ。
3月3日(金) 松田昌ピアニカデュオ 大分・ブリックブロック
最近換えた携帯電話の目覚し機能のなかにスヌーズというのがあって、きちんと止めるまで五分おきに鳴る。今朝に限ってふと気になったので、辞書を引いてみたらsnooze うたた寝。あてずっぽうでアルファベットを探してすぐにたどり着くなど珍しい。クロニクルchronicle の時は結構手間取った。そういう“逆引き”のような参考書がないものか。あるとしたら何と言うタイトルの本だろう?

なつかしの日南海岸を今日は右手に見て間もなく大分県に入ろうとしたところで伝兵衛君スピード違反で捕まる。長く頻度の高い付き合いで初めて見た。

前回少々戸惑った新しいディアパソンを今日は上手く鳴らせた気がする。

松田昌の高校の同級生であり、大分大学の作曲の先生通称“おいどん”が打ち上げにも参加。久留米弁でとうとうと、かつ論じかつ飲む。口を挟むはごく少々、相槌と笑うのに忙しく近頃稀なほど痛飲し、二次会の模様は覚えていないほど酔った。
3月4日(土) 伝兵衛 NHK収録
夢はいつも
川沿いの帰り道
ヒムフォーノーバディ

成松君をチーフとする10人以上のスタッフが、全員一丸となって番組を作る様子に感動した。ここまでの結束と熱意、誠意は始めてみる思いがした。
3月5日(日) 松田昌ピアニカデュオ 新居浜
大分を午前8時出発の8時間移動はさすがにきついはずだが伝兵衛は平然と歌いかつ喋る。後のことになるが、ここのライブが終わって打ち上げも一通り楽しんでから洲本に午前3時前に着くまでまた運転するのである。驚嘆の限り。とはいえこの先には和歌山〜東京〜岡山というものすごい状況が彼を待っている。頑張れ伝兵衛。僕たちは新幹線。

久しぶりのサンジェルマン。ドラマー・バンマス・オーナーなどいくつもの顔を持つ秦さんは煎じ詰めれば化石的キャバレーバンドマン。大好きである。ジャズエイティフォーのマスターやっさんも、松山のドラマーチームも駆けつけてくれて嬉。
3月6日(月) 松田昌ピアニカデュオ 洲本
XIV(エクシブと読む)連泊。大分の全日空に続いて広い部屋での連泊は有難い。ベランダよりヨットハーバーを望み、PCのステレオでスタンゲッツなど聴きながら“素数の音楽”という数学読み物に耽る。贅沢ですね。

思い立ってフロントで郵便局の所在を聞くと地図を見せてくれる。徒歩10分程だというので海岸沿いを歩き出してはみたが、二つ目の信号と言われたその一つ目が往けどもいけども見えてこない。Tシャツ一枚に小雨がこたえてきた頃ダイバーを見た。黒いウエットスーツで活発に潜っては浮かせてある桶に何やら入れている。道具を持っている様子もないので貝類を採っているのだろうがその近くに小船らしきものも見当たらず、そこは崖の縁なのである。不思議さとともにある種の感慨があった。

洲本の打ち上げはもとより日本一ではあるが、この日は松田昌が大感激している様子がわが自慢のように思えて嬉。

いかなごの稚魚の釜揚げ。地元のもずくを酢にもつけずにいただいているうちにしゃぶしゃぶの用意が出来上がる。ふぐもうまいし、先程来いただいているメバルの刺身(珍!)をシャブリと湯にくぐらせると、旨みが中に凝縮されるようでまた格別。わかめの黒い色を箸でつまんで湯に入れた途端にあざやかな緑色。すかさず持ち上げてこちらはポン酢でなくわさび醤油でいただく。
このたかが(失礼)わかめがこの世ナラヌ味わいに感じるのである。そしてなんといっても秀逸だったのがあなご。身の程よさ、部位による微妙な違い、湯通しされた皮の引きつり具合に至るまでを松田昌が絶妙に表現していたが、今細部まで思い出せない。

今日(@大阪)からアンコールに“内気なピエロ”を振り付きで採用。発展が楽しみである。
3月7日(火) 松田昌ピアニカデュオ 大阪・ダルマード
ダルマードのピアノはなぜか弾きやすくて鳴りがよい。好きな店でもあるのでつい弾きすぎてピアニカの音を邪魔したところがなかったかどうか。

鴨鍋が超うまかった。本来なら店の人と出演者、ごく身近なお客さんとのねぎらいが打ち上げだろうにこの日は少々お残りのお客様が多く、マスターとママは働きづめで気の毒だった。
3月8日(水) 松田昌ピアニカデュオ 和歌山・ラバーソウル
今回に合わせてアップライトピアノを用意してもらえる話だったが残念ながら間に合わず。しきりに申し訳ながってくれたが、なにその熱意までで充分嬉しくあります。
そしてなぜか絶好調の演奏になってしまうのであった。最後まで集中力が途絶えず、クリエイティブな気持ちで全曲演奏できた。伝兵衛・ポンタのときのペリカンも思い出すだけでゾクゾクするような演奏をしたものだが、店についているパワーがあるのかも知れない。
3月9日(木) 松田昌ピアニカデュオ 和歌山・ラバーソウル
ヤマハの一室を昌さんと交代で借りてバーンスタインの練習。やがて京都から井上先生来訪。5月の共演曲を合わせ練習。その後バーンスタインを見てもらい貴重なアドバイスを受ける。表意記号・強弱記号テヌート・アクセントなどきちんと押さえて、ゆっくり弾いても音楽的になるようなところから積み上げたほうが結果がよいということを納得。まだ間に合う(かなぁ)、一旦スタート地点に戻ろう。
3月10日(金) 松田昌ピアニカデュオ 新宿・白龍館
和田誠夫妻、麹谷夫妻も来てくれて嬉。終演後京王プラザのバーでシャンペンとワインを一本ずつ空けてとてもいい夜。大人たちで文化的な会話を楽しむ、というのはありそうでなかなかないですね。
麹谷さんは知る人ぞ知るワイン・シャンペンのオーソリティ。この夜も素晴らしい目利きと程よい解説が素晴らしい。そもそもは和田さんがワインの世界に誘うともなく誘ったらはまってしまったのだということである。和田さんに書いてもらった似顔絵の名刺を見せると、これとは別にいかにも教授だ、という名刺を作ってくれることになった。縦書き浮き彫りにするそうだ。こわいけど面白そうでもあり、楽しみ。
3月11日(土) 松田昌ピアニカデュオ 岡山・モグラ
新幹線でここのところ気になっていた算数の問題が解けた。三角おむすびを頂点から食べて二等分するにはどの高さまでか、という問題。高さにして√2分の1の場所がいいのはわかるが現実策ではないだろう。
なんと、高さ分を頂点から側辺に沿ってたどり着いたところから底辺との平行線をひくと上下真半分になるのだ。直角二等辺三角形と正三角形についてはピタゴラスの定理だけを使って証明できたのだが、二等辺三角形については未解決。三角関数をまったく覚えてなかったのがショックだった。

7月にソロコンサートを行う県立美術館を見学。キャパ200人のきれいなホール。響きもちょうどよく(ステージ中央での発音に1秒強)スタインウエィのD。スタインウエィというのは矢張り大したものだ。あまり神経質に鳴らぬようには心がけてはいるものの、ホールとの兼ね合い、メンテナンスの具合、個体差などどんなピアノの場合でも本番まで心配の種は尽きないものなのに、このD型に限ってはなんの心配もしないですむ。この日も明日使用のための調律が済んでいるとのことで試し弾きはできなかったのだがまず安心。プログラムを考えるのが楽しみになってきた。自分の曲を中心にして全体を好きに組んでいいというのはありそうで中々ないのだ。
3月12日(日) 松田昌ピアニカデュオ 津山
津山とは言いながら随分山の奥に入っていく。どこまでさらわれるんだろうと不安になったころに山小屋風な建物が現れた。GME(グローバル・ミュージック・アソシエイション)のスタッフの手作りだそうだ。なんともいえない青緑色のヤマハG1。たかだかG1だがアムズの手にかかると最高音のCまでピィィ〜ンとよく鳴る。

打ち上げで久しぶりに三人俳句。出演者から会場への一句が秀逸でミキサールーム入り口のドアに書き付けてきた。
○ 山の中 小屋まで建てて 地道にね (伝兵衛・松田・佐山)

昌さんの同級生で現在津山在住の作曲家、岡田先生は飲むほどに楽しく、クラッシックの先生というよりはバンドマンに近いものを感じて嬉しかった。その先生にみんなで今度は和歌形式。発句の部分は居合わせた三人の元生徒。下の上句は松田昌。結びは令夫人。
○ サングラス ハスに構えて 久しぶり
     酒飲み過ぎて 頑張ってきた
3月13日(月) 移動日
雪の中なんとかたどり着いてみるとパーティの開始予定時間に間に合っているではないか。ヒキが強いのは昌さんか伝兵衛か。

実はこの日は前々から“ビーナカ”の約束をしていたのだ。ビーナカ。中日の逆さ言葉。日本の興行会に古くからある風習で連続公演の真ん中の日に座長がスタッフやメンバーに金一封を配ったり、全員でのパーティを主宰したりする。ツアーの始め頃にここは僕が、などとやりあっている時に“ビーナカを期待してますから”と僕が言ったのを昌さんはご存じなくて、その内容によって後半戦への影響も充分恐れなくてはならない、などと解説申し上げたところ、実際の中日折り返し点は和歌山なのだが、金沢に前乗りする日にしようとのご提案。地元の頓珍漢コンビで僕と昌さんの結びの神でもあるエリザベスとエンジェル(なんというあつかましいニックネームを自分でつけることか)に差配方を願って寿司割烹。エンジェルが割引券を持っているという。割烹は割引券を発行しないだろう。

もっきりやの平賀さんも参加してくれてにぎやかに楽しく飲んだ。移動中に昌さんが披露したオメガメタ星人の言葉(一音しか出せない)と音楽(半音しか動けない)で大盛り上がりしていたら隣の若いカップルにたしなめられてしまった。この半音音楽は実に愉快で、来る途中の車中、吹雪による渋滞(昌さんの名言によれば、ジュウタイを通り越して危篤)の中、転げまわって笑った。この前こんなに無邪気に大笑いしたのはいつだったろうっていうくらい。半音階の上下とリズム形だけで元の曲をあてると、パッパカパーとファンファーレを吹いてくれる。童謡も歌謡曲も面白いけどベートーベンが一番だった。なかでも田園の出だしと歓喜の歌。
3月14日(火) 松田昌ピアニカデュオ 金沢
雪のお城を見にいこうとしていたのだが溜った用事を片付けるうちに半日くらいは経ってしまうもの。おっとりと店に入ってみるとなんと池波志乃さまがいらして吃驚。ダンディな紳士二人に囲まれて悠然と構える様はイイオンナの見本のよう。

一部だけとはいえなつかしのピアニストかずみちゃんが顔を出してくれたのも嬉。

男性客の一人が、金沢の夜を満喫しようと思ったけど昌さんの(ピュアな)演奏を聴いたあとだとどうも不良遊びをする気がなくなってしまって困った困ったといいながらお帰りになったのが印象的。
打ち上げですっかりオメガメタ星人になった。当分流行りは続きそうである。
3月15日(水) 松田昌ピアニカデュオ 吉良
今日の昌さんは実にのびのびと全ての音が謳い上げられていていつも以上に触発された。昨日の演奏も実に丁寧でよかったのだが、AKGのマイクダブル使いという贅沢なしつらえで芯がありながら伸びやかでノスタルジックな音色は出るものの、体の動きを極端に制限されていたことだった。それと比べて今日はいつものピンマイクでピアノの蓋の内側という少しく劣る条件克服のために手持ちのアンプをモニターにして左耳側つまりピアノが聞こえてくるのと反対側に調整自由の自分の音を設定したのが功を奏したものといえる。

西尾に私設のホールを持っている山里さんはデュークエイセス谷さんの親しいお友達でもあり、谷さんの限りない人格のよさについてしばし花が咲く。スグルの一家が同様コンクールで優勝した時もご自分達のグループでユーポートに居合わせたそうだ。東海・北陸地方代表というのだから大したものである。いろんな線でご縁があるのが楽しい。

去年牡蠣パーティに参加させていただいたヤシロさんと今年はクルーザーを約す。この夏は名音の夏季集中講座があるはずなので抱き合わせられるといいのだが。
3月16日(木) 松田昌ピアニカデュオ 名古屋
昨日の夜走りのお陰でゆったりと過ごせる。まどろみながら読書してシャワーを浴びたらケンバーンズをひとしきり勉強してから以ば昇で食事、ユリでコーヒーという理想的な名古屋の昼。しかしちょっとしたキズというのはあるものである。

今時珍しい音楽のかからぬ落ち着いた日本家屋での食事時に、携帯電話でずっと仕事の指示を出している働き盛りのおじさんがいて、リーマン予想の解説にどうも集中できないのはともかく、櫃まぶしが出てきたらさすがにゆっくり食べたいのでご遠慮いただけますか、とお願いすると意外にもこれは失礼しましたと言ってくれたので助かった。
ユリに入ってのんびり座ろうとするとカウンターの隅でお願いしますという。いわれてみればこれから食事時なのでしょうがないのだが、すぐに入ってきた男性客を、店はまだ空いているのに僕のすぐ隣に座らせるとこの人が海老ピラフを頼んだ。時々こういうタイプがいらっしゃるのだが、米をまるで汁をすするように口に入れるのだった。その場合必ずズーズーと、時と場合によっては美味しそうな雰囲気にもなる音をお出しになる。そしてこのクセのある人の大半は咀嚼音を奏でるのだ。
これも舌鼓という美名に替わるケースもあるがあくまでLP盤にこだわっている店でモダンジャズを聞きながら数学の本に親しもうという隣席には厳しいものがある。そうこうするうちにあろうことか厨房で器械の不備でもあるのかなにやらガンガンゴシゴシと工事現場みたくなってきたので早々に表に出るといつのまにか雨がきつくなっていた上にタクシー2台に乗車拒否された。

泣きっ面には蜂が止まるものだ。それでもおいしいうなぎと佳境に入った読書の午後は嬉しいものだ。池波志乃さんにいただいたウコン茶など飲みながらホテルの部屋でのんびりしている分には窓の雨さえ情緒的である。

スターアイズは我が家のような店なのでリラックスして演奏できるはずなのだが、この日は妙に神経質になってしまった。ペダリングがうまく決まらないのである。ほかにもピアニッシモのつもりが音が出ずじまいだったり、自分のプレイがピアニカの音量をオーバーしていることに気付くのが遅かったりした。早起きして昼寝もしなかった。ライブ開始時間が一日の終わり時間になっていたのかも知れぬ。
3月17日(金) 松田昌ピアニカデュオ 伊東
○ 風呂上り 伊東の宵は 春まだき

白魚のから揚げか天麩羅か、真っ白いころもに梅肉が少しくかかっていて上品にうまい。蕗味噌がまた焼酎に会う。明治時代の焼酎という薩摩某をたっぷりといただいた。お店のアシスタント、エイミちゃんのインド留学話など楽しく聞きながら、いくらでも飲める気がしてどんどん不思議なことに“あ、ここまで”と酒が教えてくれる。きれいにお開きになって目覚めもすっきり。
3月18日(土) 松田昌ピアニカデュオ 新城
角田健一ビッグバンドの夢を見た。なんでやろ?チューバがフロントに出てものすごいソロをやっていた。ところどころベースもユニゾンになってエレベながらもアップ(テレビか?)横にいるギタリストは知り合いなのだが今思い出せぬ。角田さんはタップも踊りながら指揮をしていた。
3月20日(月) CR506 堀井勝美 おかあさんといっしょ
 
3月25日(土) 立川市民会館アミュー
齋藤雅広
及川浩治
三舩優子
国府弘子
小島良喜

ラベル:祭/及川・齋藤
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/三舩・及川
ガーシュイン:キューバ序曲/齋藤・三舩
スターク:タクミ・ブギ/クラッシック組3人
佐山:ユー・ハイド・サムシング/佐山・小島
デズモンド(国府編曲):テイク・ファイブ/佐山・国府
ハンコック(小島編曲):カンタロープ・アイランド/ジャズ組3人
ショパン(佐山編曲):ピアノ協奏曲第一番二楽章/佐山・国府でソロパート齋藤オケパート
ガーシュイン(佐山編曲):アイ・ガット・リズム変奏曲/齋藤以外の5人
益田幹夫(佐山編曲):マジョルカ/全員
アンコール:組曲エリーゼのためならず(斉藤・佐山原案)
愛の夢第三番(及川)>愛の夢ブギ(佐山)>小犬のワルツ(小島〜斉藤)>エリーゼのために(及川〜国府〜及川)>ラフマニノフによるパガニーニ変奏曲(三舩+及川)>ドンミナシング(ジャズ組3人)>ラ・カンパネラ(クラッシック組3人のち全員)

アンコールが何といっても面白かったが、企画モノとしては最近で一番面白いコンサートだった。編曲も全てうまくいった。これはプレイヤーに負うところが多い。小島とのデュオもトリオもここんとこタイムを気にしてのびのび出来なかったのを克服した演奏になってよかった。根本的にはまだまだ改善しなくてはならないが。

クラッシック組はさすがにレベルが高く、カンパネラの回し弾きなど圧倒された。特に三舩さんの音の立ち方は垂涎もの。三舩さんの弾いたアイガットリズム変奏曲も秀逸で、この秋には僕が東京交響楽団に入ってあのパートを弾くかと思うと気が遠くなる。
バーンスタインで死にそうになっているのに、それが終わったらすぐ、今度は3ヶ月でガーシュイン。“オレに譜面を弾かせるな!アドリブをさせろ!”と叫びたい。叶わぬまでもチャレンジ、というものにそんなに意味があるか、などとつい弱気になってしまう。が、会館向いの蕎麦屋打ち上げ(ジャズ組)は矢張りとても楽しくて、それはある種の達成感も手伝ってのことだろうからやめられない所以。
3月26日(日)
(バーンスタイン/不安の時代)やっとメトロノーム170に到達した。8小節をテンポ10上げるのに丸一日。あと10上げるには今日以上かかるだろう。
3月27日(月) 佐山雅弘クインテット 新宿ダグ
秋山卓(As)
三木俊雄(Ts)
岸徹至(B)
紺野智之(Dr)

Josha
???(out of nowhere)
goodbye pork-pie-hat
bocker’s bossa
speak no evil
songs in my heart
fall
???(Monk)
black nile
3月29日(水) ヤマハ千葉店 先生
 
3月30日(木)31日(金)
この二日間、上野でシークレットライブ

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2006年