インターネット病気個別相談
平成10年3月の質問と回答のページ

(平成10年5月11日最新版)


全身の皮膚発疹について

It is very comforting to know there is a great doctor like yourself who really cares.

Dear Dr. Adachi,

Forgive us for using English to write to you our computer does not have Japanese word processing capability, however, we can receive and understand your reply in Japanese.

My wife is 00 years old with hyperthyroidism since 1990 that has been under control without medication during the past five years.

Two weeks ago she developed and still has a red skin rash all over her body with no fever or other symptoms.

She recently saw a dermatologist who diagnosed her problem as a simple skin rash and prescribed her a Vitamin B supplement and a steroid lotion.

During the past few days her rash on the front part of her groin area has worsened and she is now experiencing pain there which seems to be the lymph gland area.

She also is suffering from lower back pain on the right side for about three months now.

Any help and/or suggestions you can provide would be greatly appreciated.

Sincerely,
00000

(98/ 3/21 22:01 神奈川県 Zさん)

(98/3/22)

Dear 00000

Your name is written as 00000.

So,I imagine that you are an English teacher in Japan coming from your native country.

I sympathize sincerely that you are worried about your wife staying in your foreign country.

We see simple skin rash quite often, however it is unusual that it appears all area of the body and even continues for more than two weeks.

Malignant diseases such as malignant lymphoma or cancer in gastrointestinal tract and related skin reaction should be ruled out although the possibility is very low.

Collagen diseases or autoimmune related diseases such as systemic lupus erythema tosis are also considered as they tend to show skin lesion all over the body.

However, low grade fever usually coexists in this situation.

I suggest you and your wife to consult a dermatologist or see a general physician again as long as the symptom continues or moreover it worsens. True diagnosis is sometimes revealed after several examinations or by a different doctor.

It will relieve you and leads to an effective treatment.

It is not rare that the lymphnodes swell and become painful when those lesion has slight skin infection. Autoimmune diseases or lymphomas often have swelling of lymphnodes, too.

I wrote to you in English hoping you understand easily in case you and your wife are not good at Japanese which might not be the case as you read my homepage and understand very well. Indication of unnatural or a strange part of English in this letter which you noticed is appreciated.

Hoping my information and advice will be of any help to you and to your wife.

Sincerely,

Noriaki Adachi MD.PhD.

Dear Noriaki Adachi,

The below information is very much appreicated and we are very grateful.

We intend to follow your advice and will make an appointment as soon as possible.

Thank you again for all your support and quick response.

Very respectfully,

00000

医学部学士入学について

こんな、親切に質問に答えてくれるようなホーム・ページを探していました。見 つけることができて、とても喜んでいます。

 私は現在、某国立大学の3年生で(3月現在)、臨床心理学を学んでおり ます。

昨年新聞などで、新しく国立大学医学部の学士入学制度が実施されるという話を聞 き、卒業後ぜひチャレンジしたいと思っているのですが、大学へ問い合わせても11年度 の入試についてはまだ決まっていないといわれ、情報がなく、何をどう準備すればいいの か、困っています。

偏差値を重視しない面接や小論文中心の形態をとるようですが、どのような準備が必要な のでしょうか。現在、臨床の現場を肌で感じたいということから、精神科のクリニックで アルバイトをしておりますが、受付及び事務の仕事なので、細かい仕事に忙殺されている のが現状です。

 私は心理学を学ぶうちに、人間を理解するためには、やはり心理的な側面からだけでは なく、物理的、肉体的側面からの知識も必要だと考え、精神医学を志しております。また 、心療内科、内科などにも興味があります。

高校時には、医学部を受けたこともあったのですが、数学や物理が苦手で、科学も得意と は言えず、興味があり何とかなっていたのは生物くらいで、結局合格できませんでした。 英語、国語などは得意だったのですが、実際必要とされるのはどのような能力なのでしょ うか。英語ならば、どの程度の力を、どんな風に学習していったらよいのでしょうか。

 また、私の父親は、地方都市で開業医をしているのですが、勤務医と開業医とでは、具 体的にどういったこと(求められる能力、生活など)が違ってくるのでしょう。仮に医院 を継ぐということになった場合、医師となってからどのくらいの修業(?)年月が必要で しょうか。
またその際、私が女性であるということが、何らかのハンデになることはあるでしょうか 。

 なんだか質問したいことがたくさんで、申し訳ないのですが、情報が少なく、他に同志 がいればいいのでしょうが、今のところ見つけられず、どうも不安なのです。医学部へい くということは、イコール何年か後には医師国家試験にチャレンジし、医師への道を進む 、というように、 将来が決まってしまう選択だと聞きますので、自分に素質があるかどうかも含めて、慎重 にならざるを得ません。  

まだ入学の可否も、入学への道のりも分からず、捕らぬ狸の皮算用のところもあるとお 思いでしょうが、どうかよきアドバイスをお願いします。

了解しました。受験した際は、ご報告します。

( 98/ 3/19 01:51 神奈川県 Yさん)

(98/3/19)

年代は少し違いますが前回掲載と同様の質問でしたので掲載させてもらいました。

今回の学士入学制度は皆さんの関心度が高く 論文などの形式であることなどよりかなりの倍率になるのではとそちらの方が気になります。

もちろん数学や物理が少しくらい出来なくても良い医師になれないということは ありません。そういう意味で新しい形式の入学試験を検討しているのではないかと思います。

しかし、ある程度オールラウンドなかなりの学力は必要ですしそれだけではなく 人間的にも立派でないと歪な医師が出来上がってしまいます。 某大学副学長が医師でありながら患者さんの命をないがしろにして、 その取り巻きの医師連中も何も防止できなかったし、しようともしなかったのです。 患者のための医学ではなく医学のための医学という こういう体質を残している学会が未だあることも事実ですが これからはこういう人たちが医師になられては困ります。 関係者の努力を注意深く見守りたいと思っています。

開業医と勤務医の生活は その形態にもよりますが基本的には時間が決まっている勤務医が気が楽ではないでしょうか。 但し医学部卒業のあとの研修医時代は特に内科、外科などでは奴隷のように24時間働きづくめですので極めて大変です。 皮膚科や精神科はそれほどではないでしょう。

女性であることはほとんどハンデイになりません。現に女子医学生の割合がどんどん増えています。

心療内科などこれからはますます必要性が高まっていくでしょう。 私も大昔学生のころ、九州大学の心療内科に池見酉次郎という先生について1ヶ月ほど勉強をしたことがあります。


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(このページを始めたのは1996年6月 末からですが,この数字は10月8日午後5時からのカウントです。)

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