作成日:2006年1月24日
最終更新日:2013年8月23日
華麗なるBトレの世界

Bトレインショーティー

Bトレインショーティーとは、車体の長さを半分にデフォルメしたNゲージサイズの鉄道模型車両です
プラモデルキットですが、完全塗装済みで組み立ても簡単です(接着剤不要)
値段は1両当たり500円前後とリーズナブルです


●Bトレインショーティーの販売方法は、Nゲージの一般的なスケールモデル(デフォルメされていない模型)と異なり、基本的には常時販売ではない。
一定数を生産し、完売したら品切れとなり、数年後の再販まで買うことができない。(人気のある車種は1年以内に再販される場合もある)
鉄道会社限定販売など一部の車種については、常時販売している。(小田急など)
●Bトレインショーティーはブラインド販売(全24種類で、そのうち何がはいっているかわからない)からはじまった。しかし2011年7月発売のベストリピート12以降はブラインド販売を行っておらず、セット販売が主流になっている。ただし、JR東日本KIOSK特別編とJR西日本スペシャルでは、その後もブラインド販売を行っている。
●従来、新発売の車種については、まずブラインド販売で行い、数ヵ月後にセット販売を行うという流れだったが、最近では、いきなりセット販売するようになっている。
●ブラインド販売は当初は全24種類で、なかなか目当ての車種を引き当てることができなかったが、その後は全12種類になり、買いやすくなった。
ブラインド販売はJRシリーズのみであり、私鉄では行われていない。
●ブラインド販売の場合、基本的に1ボール(12箱または24箱を入れた大きな箱)をまるごと買えば、全車種をそろえることができるが、シークレット車種が1車種あり、これがまぎれこんでいると、どれか1車種が欠ける。欠けた車種が一番欲しかった車種だったりすると、かなり厳しい。
●Bトレインショーティーの屋根は基本的に一体成型で作られており、安っぽい。例外的に、一体成型できないもの(485系やE653系のクーラーなど)は別パーツになっている。パンタグラフも畳まれた形状になっており、安っぽいが、KATOやトミックスのパンタグラフと付け替えることは可能。
●車両の長さには主に20m級と18m級があり、Bトレインショーティーではどちらも6cmにデフォルメされているので、20m級のほうがデフォルメ度が高い。18m級の車両は一般的に3ドアなので、デフォルメが難しい。
●車両の長さは6cmに統一されているが、一部の先頭車については、6cmではデフォルメが難しいため、例外的に6cmをオーバーしている。(南海ラピート、名鉄パノラマカー、東武スペーシアなど)
●Bトレインショーティーの連結器は基本的にマグネットカプラーで、見栄えが悪く、車両の間隔も大きく開いてしまう。そのため、マグネットカプラーを使用していない人も多い。2013年12月の発売分から、ついにマグネットカプラーが廃止されるらしい。
●使いまわしのきかない車種の金型は、なかなか作りたがらないように見受けられる。そのため、知名度があり、人気のある車種でも製品化されていないものがある。逆に113系グループの金型は、これでもかというくらい使いまわしされている。(あげくの果てには、私鉄である伊豆急行にまで使いまわしされている)
使い回しがきかなくても、カラーバリエーションが多い車種については、製造されている。(京成3000形など)
●製造元はバンダイだが、あきれるほど欠陥(エラー)が多い。色の間違い、形状の間違い、ステッカーの間違いなど、枚挙にいとまがない。箱をあける時に、エラーがないかビクビクするほどだ。致命的なエラーも何度かあり、交換騒ぎになっている。(たとえば、埼玉高速2000系で、ドア下の靴ずりがドアの上に成型されていることがあった)

D51型蒸気機関車
SLシリーズパート1
D51型蒸気機関車
写真は半流型

Bトレインショーティー
大きく分けて標準型、半流型、戦時型の3パターンあり、全12種類
シークレットはD51の1号機

JR西日本スペシャルパート4
JR西日本スペシャルパート4の外箱
(2008年10月11日発売)
シークレットは鉄道総研のクヤR291
箱に「鉄道総研承認済」と記載してあるのでバレバレだ

東京メトロ10000系
東京メトロ10000系
独特の前面形状がよく再現されている
 詳細

新幹線700系
新幹線700系
在来線のBトレより幅広になっている
 詳細

南海50000系
複雑な前面形状の南海ラピートも商品化された
 詳細

クモヤ223−9001 U@Tech
新パート2のシークレット
クモヤ223−9001(U@Tech)
相方はまだ発売されていない
ブラインドパッケージの通常版にはシークレット車種が120分の1の確率で入っているらしい

211系
ご存知211系
新パート2でやっと発売された
なぜこんなに待たされたのか

東京メトロ07系
東京メトロ07系(東西線)
やっと待ちに待った東京メトロの新型車両が発売された

Bトレインショーティー
京急新1000形6次車
京急の異端児であるステンレス車が早くも商品化された

JR485系ボンネットタイプ
JR485系ボンネットタイプ
新パート1の目玉
2003年発売のエクスプレスシリーズで製品化されているが、出来の良さが違う

455系訓練車
新パート2初回限定版の455系訓練車

JR125系
125系(クモハ125)
JR西日本スペシャルパート3の目玉
両運転台

JR西日本スペシャル
JR西日本スペシャルの並び

クモユニ143(湘南色)
クモユニ143(湘南色)
JR東日本KIOSK特別編パート4のシークレット


南海電鉄7100系(旧塗色)
南海の車両は21m級なので乗務員室ドアの横にも窓がある
右と左とで台車のレリーフが異なっているのは間違って封入されていたからである

Bトレインショーティー
E217系の2階建てグリーン車
シリーズ最後のパート16では初のダブルデッカーが登場し、話題を呼んだ
多少無理がある

485系3000番台
JR485系3000番台
特急はくたか
(JR東日本KIOSK限定パート4)

Bトレインショーティー
JR南武線205系1200番台(左)とJR関西線101系(右)
Bトレの車両は基本的に片側2ドアである

新京成N800形
新京成N800形
京成グループのBトレもやっと出た

Bトレインショーティー
EF58直流電気機関車と10系寝台客車(オロネ)
(JRシリーズ パート14より)
シブい
Nゲージの電気機関車はすべて動力車なので高価だが、これなら420円で手に入れることができる
かわいらしいが存在感がある

Bトレインショーティー
JR常磐線の特急フレッシュひたち(E653系)
実車には5色のカラーバリエーションがあるが、パート11、12、13に分けてすべての色が発売されている
車両には窓配置の違いによりクハ653、クハ652、モハ、サハの4種類がある
私は熱心には集めなかったので、混色編成になってしまった

Bトレインショーティー
路面電車シリーズ(パート3)
写真は岡山電気軌道9200形
超低床の連接車だ
ちなみに後ろはバスコレの大阪市営バス
手前の車はカーコレの第1弾

Bトレインショーティー
貨車もある
写真はEF210型直流電気機関車(桃太郎)+コンテナ車(コキ110)
(いずれもパート15)
電気機関車は下回りがちゃちい
コンテナ車の台枠はかみ合わせがきついので組み立てに苦労する

新パート1初回限定版
新パート1の外箱
初回限定版には485系訓練車(モヤ485)が含まれる

Bトレインショーティー
標準的な全部品(JR115系の例)
屋根はベンチレーターの違いにより2種類入っている

Bトレインショーティー
通常のNゲージ車両(20m級)との長さ比較(JR113系の例)
ちなみにNゲージ車両はグリーンマックス製

Bトレインショーティー
通常のNゲージ車両(18m級)との長さ比較(京急1000形の例)
18m級車両の場合は1/2より少し長い
ちなみにNゲージ車両はグリーンマックス製

Bトレインショーティー
成田エクスプレス(253系)のBトレ
鉄道むすめがなかったのでバカボンのパパで代用


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N700系新幹線「のぞみ」
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Bトレの良い点
値段の割にディテールが細かく、鉄道模型メーカーの製品に引けを取らない。(特に台車の造型がすばらしい)
色のついたプラスチックでなく、すべてのパーツをちゃんと塗装しているのでリアルである。
グリーンマックスiconですら製品化していないようなマイナーな車種もある。鉄道会社も自社車両の模型を販売しているので、ファンにはたまらない。
車両の長さが短いので長編成にしやすい。
一つの車種でいくつかのバリエーションを選択することができる。
小さいのでコレクションに場所を取らない。
動力化するためのオプションが販売されているので、実際に走らせることができる。
車両番号などのステッカーが充実していて本格的である。細かい文字もきれいに印刷してあり、マット仕様なので貼ってもそれほど違和感がない。
前面パーツは透明プラスチックに塗装しているので、窓ガラスとの段差やすきまがなくリアルである。
前面パーツはNゲージの改造用パーツとして流用できる。
Bトレの悪い点
前面パーツと側面パーツとがきれいにかみ合わないことが多く、見栄えが悪い。
しょせんは長さを短くしたデフォルメなのでリアルでない。床下機器がまったくないのがおかしい。
磁石の連結器がかっこ悪く、車両間が離れすぎている。
組み立てが少し面倒。
屋上機器は屋根と一体成型なので、いくらボディーの出来が良くても屋根がちゃちい。
電気機関車の床下がちゃちい。
車輪の転がりが悪い。(転がすと揺れがひどく、脱線しそうだ) →最近のはスムーズに転がるようになっている
造型や塗装のエラーが多く、Nゲージと比べて品質が悪い。加えて、説明書やステッカーの誤りも多い。(初歩的なミスが多いのは困りもの)
ブラインドパッケージの通常版は一つのシリーズに種類が多すぎて、1形式の編成をそろえるのは至難の業である。(ただし何ヶ月か待てば、セットで再販される可能性はある)



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Bトレ対応車両ケース
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Bトレインショーティーのすべて3

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 Bトレインショーティー図鑑


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