競馬最強の法則

競馬で立派に妻子を養う男 木下健の方法

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Lレースがオークス、ダービーを読む

 

今年の4歳牝馬の低レベルが暴露された桜花賞

 

 桜花賞も終わりましたね。サイコーキララが断然の1番
人気を被ってぶっ飛んでくれました。 一応その部分だけでは
先月号で予告した通りだったんで、100点満点の結果ですね
(^o^)。ただ、サイコーキララと勝負付けが済んだはずの
チアズグレイスが勝ち、3着にも勝負付けが済んだと見ても
良い シルクプリマドンナが入線しまして、本心はかなり
複雑な心境です(~~;)。

 桜花賞の結果ですが捕らえ方としては2通り有ると思い
ますわ。

 一つはサイコーキララとチアズグレイスの力関係ですね。

 桜花賞の結果は事実ですんで素直に受け止めるとして、
どっちが本当に強いかを考えた場合やはり前者、位置取りのロスが
結果に直接反映したと思います。鞍上の心理的な物も作用した
と見ます。 片や大胆な作戦、片やビビリまくり・・。ただ、優勝
騎手インタビューでは 距離が伸びても大丈夫と言ってましたが、
私は不安だらけじゃないかと 感じています。リップサービスとしか取れませんわ。

 もう一つは2着にマヤノメイビーが着てると言う事ですは。この現実は
かなり 意味深いと思いますわ。昨秋、阪神3歳牝馬Sが終わった時点で
桜花賞を取るのはヤマカツスズランではなく、絶対にマヤノメイビーやと思ってましたんや。おまけに今回も無事にトライアルを使われ順調に出走出来ておれば、最低でも2番人気以下に評価される事は無かったかと思てます。

 ただ、順調に使えない馬が勝てるほどG1ちゅうのは甘くないんで1着は無いやろなぁと思っていました。それでも底力だけで2着入線を果たしてますもんね。この事から考えると、勝馬以下順調に使われてきた上位陣の能力がどの程度のモンなんか簡単に判断できると思いますわ。案外、今年の牝馬G1戦線を戦うメンバーの低能力が暴露された桜花賞だったのでは無いかと思いまっせ。 

オークス●3月中に中距離未勝利戦を勝った馬でもチャンスあり

 さて、ここからオークスを考えていきたいと思いますが能力の低さが暴露された?とは言え、これが今年の牝馬のレベルなんやから、残り約1ヶ月の間にこの馬達を上回る能力を持った牝馬が現れるとも思えませんわ。ですからやっぱり桜花賞を参考に考えて行かなあきません。ズバリ勝ち馬チアズグレイスはオークスで馬群に消え去ると思います。桜花賞3着馬シルクプリマドンナも同じです。この2頭よりはサイコーキララの方が上位に入線するんちゃうかなって思いますな。しかしサイコーキララが勝つなんて到底思えませんので桜花賞出走組に限れば逆転候補ナンバーワンはやっぱりマヤノメイビーですね。ただし2400メートルが歓迎とも思え難いですが、能力だけで獲ってしまう場面もあるんじゃないかと思います。

 逆にこの距離が歓迎と感じるのがサニーサイドアップですわ。 この馬は早くから桜花賞よりもオークス向きと感じていました。そうはいっても破壊力という点で、例年の牝馬と比べるとなんか物足りんなぁって感じは残ります。

 その他ではエアトゥーレでしょうか・・。今回のエアトゥーレの出遅れは狙い済ましたような出遅れでしたのでスタートの不安は一切感じておりませんわ。その他ではスプリングガーベラ、オリーブクラウンに少々注意しておきたいくらいでしょうか。

 後は別路線組ですね。桜花賞に出走できなかった馬に注目したいです。忘れな草賞などは良い例かと・・・。極端な話、3月中に2000メートル辺りの未勝利を勝った馬でも逆転のチャンスありと見ますわ。運良く抽選で出走できればアッと驚く場面もありそうなオクースじゃ無いですかね? 結局牝馬3冠は桜花賞とオークス、秋華賞、距離別に全く違う馬が獲りそうな気もします。

ダービー●皐月賞の上位陣がそのまま好結果を残すのでは

 皐月賞の結果次第ですがダービーは皐月賞の上位陣とそれ程大きな変動は無いと思いますわ。私の予想では皐月賞はダイタクリーヴァが勝っているんじゃないかと思います。なんと言ってもこの馬は鞍上の指示が無くても自分からスルスル動いて行けるところが気に入ってます。知らん間に好位に取り付いているんですね。この脚質は皐月賞では一番の大きな武器になった事だと思いますよ(^^)。ダービーでは2〜3着じゃないでしょうか。

 ラガーレグルスは皐月賞では鞍上の乗り替わりが無さそうなので4〜5着までちゃいますか?それ以下の着順も十分考えられると思いますわ。ただ、そんな馬じゃないと思てますんで鞍上の乗り代わりを前提にダービーでは勝馬候補にまで取り上げておきたいと思います。

 ダービー候補として一番近いのがエアシャカールやないかと思います。ただし皐月賞を凡走することを条件とします。なぜ皐月賞を凡走することを条件とするかは弥生賞はこの馬にとって凄くきついレースやったんやないかと思うんですわ。休み明けで直線だけの競馬でしたし、最後はふらつく場面もありましたわ。で、皐月賞はダービーで好走するために慣らし程度で参加、ブッツケ本番でダービーで1着! こう言う青写真を勝手に描きました(^^)。

 先月号に書いたパープルエビスは皐月賞で激走して欲しかったのにスプリングSで走ってしまいましたね(^^)。楽しみはもうちょっと後に取っておいて欲しかったんですが・・・・・・・。皐月賞でもそれなりに見せ場は作れると思ってます。ただ、ダービーとなるとどうでしょうか・・・・?2、3番手からあの競馬が出来れば好勝負出来そうですが。

 カネツフルーブも連下までなら面白そうな気はします。

 いずれにせよ、皐月賞の結果待ちの現状では弥生賞組とスプリングS組との一騎打ちではないかと思いますね。

 それと前月号で名前を挙げた馬がトライアルでも抽選でも出てきた場合には、少し注意したいと思うくらいです。

 

私の設定期待値は300%

 馬券生活でも重要な部分を占める回収率の事について少し書きたいと思います。今まで私の記事を読んでくださってる方にはすでに伝わっていると思いますが、私が1レース当たりで設定する回収率期待値(以下期待値と呼ぶ)は300%です。簡単に説明すると、何点かあるうち、どの組み合わせで決まっても投資資金に対して300%の払い戻しを受け取れるように資金配分する方法ですわ。その下限を300%に設定しています。

 次に説明するレースで皆さんも回収率について考えてみてください。

回収率設定での狙い方一例

 4月8日阪神9R・4歳500万以下ダート1800メートル・12頭立て。2番テノリオが確定オッズ2.5倍の1番人気。8番コスモアースが確定オッズ3.3倍の2番人気でした。以下は出馬に示したとおりの人気構成ですわ。本来、テノリオの実力やったら単勝オッズは1倍台でしょうね? 2倍以上付いていたのは多分距離に対する不安があったからではないかと思てます。ただ、その事は2番人気のコスモアースにも言える訳で、逆にこの馬がどうして3倍台の人気なのか納得行かない部分が多かったレースです。それよりももっとこの距離で強い馬と対戦してきて、それなりの成績を残している馬が出走しているのにですわ。

 まぁ今回は回収率の話なんでその事は置いといて、同じ買い目でも資金配分によっては全く違った回収率を設定できますよね。どの位の期待値で納得するかと言うのも重要やと思いますねん。そら誰でも、儲かれば儲かるほど嬉しいのは当たり前ですけど、ある程度自分なりに線引きのような物を作っておく事も必要じゃないかと思てますねん。

 回収率設定にはオッズマネージャーと言う大変素晴らしいソフトを使ってます。と言っても私はオッズマネージャーの回し者でも何でもありませんので・・・(^^)。

 まず、図@は4頭BOXのどの組み合わせで決着しても550%〜635%程度の期待値を得る事の出来る利益均等資金配分です。4頭BOXでこの位の期待値を設定できるレースはまぁ少ないですね。そら、訳のワカラン馬ばっかりBOXしてたら話は別ですけども・・・(^^)。

 図Aは1番人気テノリオを含む馬券を厚めに、抜け目馬券は100%程度の回収率があるように設定した、X点集中買いの資金配分です。この場合は3点集中配分ですね。

 テノリオから3点に絞る事でさっきより120〜130%期待値が上がってます。しかし、抜け目に設定した方は500%以上期待値が減る計算ですわ。

 果たして500%減らしての本線120〜30%の期待値アップを選択するかと言えばちょっと難しい問題になってくるような気がしませんですか?

 図Bは私の出馬表上でのA馬、マルタカサイレンスから3点集中配分で期待値を設定した物です。ココまで人気が無い馬から本線で設定できれば4頭BOXの場合より3倍以上の期待値が設定できますね(^^)。ただ、その分あまりにリスクが大きいとも思いますんでエエのか悪いのか良くわかりませんわ(^^)。

大儲けより確実に稼ぐ、これがポイント

 さて、上記3つの方法ですが買い目は全く同じでした。でも第一本線で狙う馬によって資金配分を変化させる事で期待値は全く違う物に化かす事が出来ますわ。

 この場合、私は躊躇する事無く@の資金配分を選択しました。結果が出た今、考えてみれば冒険心が無いと言うかケツの穴が小さいと言うか面白みの無い安全策を選択しているように見えますわな(^^)。せやけどね、予想する時って必ずしも自信よりも不安の方が大きいですよね? 私は基本的に競馬なんて外れるもんやと思てますから余計です・・・。この場合もオッズにも反映してるのと同じようにテノリオの距離延長に少し不安を感じてましたもんね(~~;)。

 でも@の方法を選択した最大の原因は期待値なんですよ。先にも述べましたが元々の自分の期待値最低ラインは300%なんです。せやから550%〜635%て事は倍ほどの期待値が設定できた事になりますわなぁ?。せやさかいにこれ以上無理して欲を描く必要なんて無いんですわ。それよりも倍の期待値が設定できた事を素直に喜びたいと思うんですわ。確かに大儲けもしたいですけど、その前に確実に稼ぐ事!これが馬券生活をしていく上で忘れたらアカン事やと思てます。

 最後にオチを一つ(^^;)払い戻しを見て貰ろたら判りますけど、馬連を買う前に5番の単複を買うてますんや。単勝はアカンかったけど、複勝はキッチリ的中してますねん。しかも¥650付きましたんや。と、言う事は単純計算ですが初めから複勝1点勝負でも期待値は650%あった訳ですわ・・・なんで馬連買ってんねんやろ・・(××;)。おまけに単勝買ってるんやったらB選んでも良かったんちゃうの・・・・・。

 まぁ、この辺がまだまだケツの青い所ですわな(^^;)。ポリポリ。

 

  
 

 

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