MAY.1998 BAJA


1.始めに

 昨年夏、灯下に転がるミヤマクワガタ、ノコギリクワガタを見てついつい飼育を
再開してしまいました。今では成虫幼虫合わせて10種100頭を超える大所帯に
なり、順調に増え続け、秋にはどうなるのか恐ろしい状況です。昔の記憶を頼りに
マット飼育を開始したのですが、HP検索をしてみるとクワガタ飼育のノウハウは
信じられない程進化、入手可能なクワガタは数知れず。特にノウハウは菌糸瓶飼育、
発酵マットという面白い方法があるではありませんか。夢中になってHPを覗き、
私なりにどういう事なのか一生懸命考えて(あるガムのCMの様に。)みました。
実験データを伴わない推論ですから事実とは異るかもしれませんし、新しい手法を
提供するわけでもありませんが、発酵マットの仕組みを理解する手助けになればと
思い、ドキュメントをまとめてみました。

(注:文中の菌の定義、代謝、合成に関しては全体像を解説する事、広く一般の方
を対象としたため、かなり簡易にあいまいに扱っています。その道の専門家の方に
は”う〜ん。”となる所もあるでしょうが、目を瞑ってくださいませ。)


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