8.特定の菌のコントロールは可能か?

 酸素の有無、培地、PH、湿度(水分)、温度である程度繁殖、活動する菌種は
コントロール可能です。アルコール発酵する微生物は酸性を好むとか乳酸発酵する
微生物は中性を好むとか。もっともっとクワガタのマットの状態として目指す方向
がはっきりしてくれば、環境のコントロールをすることで菌の繁殖、活動をコント
ロールし、場合によってはマットの状況に合わせた種菌や添加剤の添加を行い、
優れたマットを作る事ができるようになるかもしれません。でも、本気でコントロ
ールしようと思うと滅菌、純粋培養した菌、PHコントロール、施設とか必要です。

 実際の所は培地となるマットのクラッシュ状態、スタータ添加量、温度管理、
撹拌周期、種菌添加、水分調整に関してデータをまとめて対処するしかなさそうで
す。これらのデータは個人で集めるには結構大変ですが、協力してデータ採取を
行えば比較的早期に実現可能でしょう。そのためにはガイドラインを作成して観察
記録をとる必要がありますが、結構面倒そうですが、協力してくれる人がいれば、
是非やってみたいものです。


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