出発
JL417便は午後12時15分出発.国際便のチェックインを標準の2時間前と考えて10時頃の成田到着を見込んで自宅を出ることにしました.TCAT(東京シティエアーターミナル)が使えると早いのですが,JRからのアクセスが悪いために新宿から成田エクスプレスを使うことにします.いつも成田エクスプレスには何かつまらないトラブルと鉢合わせになるのですが,今回はトラブルも無く無事に成田空港に到着しました.さっそく日本航空のカウンターでチェックインを済ませてボーディングパスをもらうと,ターミナル内の東京三菱銀行でオーストリアシリングの両替を済ませます.20,000円だして,1,700シリングが手元に帰ってきました.円とオーストリアシリングの換算レートは1シリングが11.56円でした.
ターミナルで時間をつぶしている間に,オペラ鑑賞用にカメラ屋さんでオペラグラスを買いました.3,000円のちょっと高いですが,見た目のおしゃれなものを買いました.せっかく本場のオペラを見るのだからとちょっと安いプラスチック製でないものを買いました.その後にロビーにある外務省の海外安全情報タッチビジョンという端末をいじってオーストリアの情報を出してみました.結果はオーストリアの治安はいいけれども日本人をねらった犯罪も増えているので注意が必要とのことでした.内容はプリンタで出力をして持って帰れます.
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搭乗時間になったところでゲートに向かうとそこはいわゆるゲートではなくてバス乗り場.ここからバスに乗って十分弱のドライブで駐機場にやってきました.周りには日本航空の貨物便や,ノースウェストの貨物便,フェデックス飛行機など様々な機体が並んでいました.どうやら貨物便用の駐機場のようでした.近くで見ると貨物便はみんな古い機体のようでバスで側に近づくとはっきり分かります.そんな中に1機だけ奇麗な新しいそうな機体があり,それが私たちの乗るチューリッヒ経由ローマ行きの機体でした.
離陸は定刻.JL417便は本州を横切るように日本海に出てロシアに向かいます.離陸後約2時間でアムール川上空に達し,日本では想像もできないような広大な自然の中の巨大な川を目の当たりにしました.川というよりも地面から水が湧き出しているかのようなものすごい光景です.ここを過ぎるとあとはひたすら山地.飛行機の上から見てもまったく手付かずの自然が残っています.まさにシベリアこそが最後のフロンティアなのかもしれません.
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12時間半のフライトというのは実に退屈で,音楽を聴いたり映画を見たりと時間をつぶすのですが,全然時間が進みません.どうもこのフライトのアテンダントは愛想が悪いそうでそっけない応対しかしてもらえませんでした.ドリンクもセルフサービスで頼んでも持ってきてもらえないし,不満続出のフライトでした.そんな中,飛び立って5時間後くらいのこと,いきなり「お客様の中にお医者様か看護婦の方はいらっしゃいませんでしょうか?」のアナウンスがありました.2回目のアナウンスの後に私の少し後ろに座っていた若い女性がアテンダントと共にビジネスクラスのほうに行きましたが,20分くらいして何事も無かったように戻ってきました.その後特にアナウンスも無かったのでたいしたことはなかったのだと思います.
目覚めた後に,機内で軽食を食べてしばらくするとスイス上空やってきていました.飛行機の中から見えるのは雪の積もったスイスの美しい街です.寒いところにやってきたんだなと実感しました.こんな光景を眼下に見ながら約40分でスイス・チューリッヒ国際空港に着陸しました.
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チューリッヒで降機の人から先に手荷物を持って飛行機を降ります.ゲートを出るとまずトランスファーカウンターに行って乗り継ぎ便のボーディングパスをもらい,指定されたゲートへと向かいます.乗り継ぎは非常にスムーズで前の飛行機を降りてから次のゲートに着くまでに10分とかかりませんでした.乗る飛行機はOS014便(SR014とのコードシェア便)です.実際の機体はオーストリア航空ではなくスイス航空のエアバス320です.搭乗ゲートには人はまばらで日本人は私くらいでした.初めて乗るエアバスは意外に静かで,シートもゆったりとしていてとても快適です.わずか一時間ほどのフライトなのに夕食が出てきたことには驚きました.ハムとチーズを中心にした軽食でしたがおいしかったです.途中ザルツブルク,インスブルック上空を通過しましたが真っ暗で何も見えません.ウィーンまでの一時間はあっという間に過ぎました.
ウィーン国際空港に到着するとまず後の面倒がないように降りてすぐのオーストリア航空のカウンターで航空券のリコンファームを済ませました.そしてインフォメーションカウンターでウィーンカードとリムジンバスの乗車券を買い,市内の地図をもらいました.バスに乗るところで一悶着が.買ったばかりのウィーンカードと乗車券を提示しているのに乗車拒否にあってしまいます.運転手がドイツ語しか話さないので訳が分からず,一度バスを降りて空港職員を引っ張ってきて事情をたずねてもらいました.乗車拒否の理由は提示したウィーンカードに名前と日付を記入していなかったことでした.英語が分からなくてもこのくらいは身振りででも説明してほしいなぁ.
いざ出発してしまえばウィーン市内までは約30分のドライブ.夜で景色もほとんど見えませんでしたが,雪の中の静かなドライブでした.ヒルトンホテルの1階にあるシティエアターミナルでタクシーに乗り換え無事にホテルに到着できました.リムジンバスの料金は空港からシティエアターミナルまでで70シリング(ウィーンカードの割引で60シリング),タクシーが約80シリングでした.実際の距離はたいしたことないのですが,一方通行が多いのでタクシーは時間がかかるようです.
ホテルは昔の宮殿を利用した宮殿ホテル(分類はペンション).星4つにしては簡素なものです.フロントで鍵をもらって部屋に入るのにまず悩んだのが,部屋に通じる通路の扉の開け方.鍵をさしてどちらにまわしても扉が開かない.結局10分以上格闘した結果,2回回して鍵を回したまま扉を押すという操作をしないと開かないことがわかりました.これでめでたく廊下に入れるわけで,この後に実際に部屋の扉を同じような操作をして開けなければなりませんでした.部屋は思ったよりも質素で,元宮殿といっても豪華さはなく,単に古い建物を利用しているだけのようです(がっかり).



